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タイ入国情報

年末年始のタイ旅行:タイ入国から日本帰国までの流れ(2023年12月最新版)

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2023年最後のタイ渡航案内。
日本の水際対策が撤廃されたのが2023年4月29日のこと。5月8日は5類への引き下げもあり規制は完全撤廃された。
タイでは2022年10月1日に完全撤廃済みだ。
タイ完全開国以来、何度も日本とタイを往復してきた。タイ隣国から陸路でタイに入国したことも多い。
日本とタイの往復はパンデミック前の状態にとっくに元通りになった。航空券とパスポートだけで簡単に行き来ができる。本当に楽になった。
あれほど閑散としていた空港や街中には観光客が増えた。
そして今年の年末年始は2019年以来の混雑が予想されている。
日本出国、タイ入国、タイ出国、日本帰国までの流れを詳しく解説。
(当記事は2023年10月更新記事の最新改訂版となる)

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事前準備

・パスポート
・航空券

必要なものは、以上2点のみ。
タイ入国時も日本帰国時のどちらも、ワクチン接種証明書(もしくは陰性証明書)の提示は不要となっている。

Visit Japan Webについては、日本人は完全任意となっており、無理に登録する必要はない。詳細は後半で。

パスポート

日本人は、タイ入国にあたり観光目的であればビザは不要だ。
パスポート一つで入国できる。

日本発タイ行き航空券

2023年10月29日より冬期ダイヤが開始となっている。
以下、各航空会社のタイ行きフライト

レガシーキャリア
(すべてバンコク・スワンナプーム空港行き)

JAL:成田1日1便、羽田1日2便、関空1日1便
ANA:成田1日1便、羽田1日2便
タイ航空:成田1日2便、羽田1日2便、名古屋1日1便、関空1日2便、福岡1日1便、札幌発1日1便

LCC
(注意書き以外はバンコク・スワンナプーム空港行き)

ZIPAIR:成田1日1便

PEACH:関空1日1日便

タイ・エアアジアX:成田1日2便、関空1日1便(曜日によっては2便)、札幌1日1便

タイ・エアアジア:福岡1日1便(バンコクの使用空港はドンムアン空港)

タイ・ベトジェット:
福岡発バンコク行き(スワンナプーム空港)1日1便
関空発チェンマイ行き(チェンマイ空港)週4便
関空発バンコク行き(台北経由スワンナプーム空港)1日1便

タイ・ライオンエア:成田発バンコク行き(台北経由ドンムアン空港)1日1便

タイ行きフライトはかなり充実してきた。
LCCの復活が進んでいる。
2023年9月からは、タイ・ライオンエアとタイ・ベトジェットが台北経由という形ではあるが、バンコク行きフライトを運航開始している。
パンデミック前まで運航していたスクートのバンコク路線はまだ再開していない。ノックスクートは会社自体を廃業してしまった。

航空券の価格は、今年10月中旬頃から急激に上がってきた。12月のハイシーズンはかなり高めだ。
燃油サーチャージは、今年中頃から値上げに転じた。
来年2月以降は燃油サーチャージが下がり、航空券代も少し下がっているようだ。

日本出発チェックイン

航空券とパスポートさえあればタイ渡航は可能だ。
2022年9月末までは、タイ渡航の際にはワクチン接種証明書あるいは陰性所の提示が求められたが廃止済み。
空港のチェックインカウンターでは、パスポートを提示するだけでいい。

一部航空会社では、セルフチェックインが可能で、わざわざ有人のカウンターに並ぶ必要はない。

セルフチェックインには、航空券予約番号ないしQRコードが必要なので、購入時に送られてきたEメールやアプリでQRコードを表示できるようにしておこう。航空券予約番号だけでもいい。

預け荷物がある場合は、WEBチェックインやセルフチェックインをしても、カウンターで荷物を受託する必要がある。
エアアジアでもタイ航空でもバゲージドロップ専用のカウンターがあるため、一般レーンに並ぶ必要はない。かなりの時間節約となるはずだ。

なお、有人チェックインカウンターでは、タイを出国する航空券の提示を求められることがある。航空会社次第だ。
多くの短期旅行者は日本発タイ行きの往復航空券を購入済みであろうから問題ない。
別々のLCCで片道ずつ購入している場合は、復路のEチケットを提示しないといけないケースもあるため、プリントアウトしておくとスマホで見せられるようにしておこう。

Peachでセルフチェックインする際には帰国航空券の提示は不要。
どうしても片道航空券で渡航したい人は、セルフチェックイン可能な航空券を利用しよう。

タイ入国審査では、タイ出国航空券の提示を求められることは、日本人旅行者はまずない。絶対ないとは言えないが。
もし提示を求められた場合は、その場で近隣諸国への安い国際線航空券を購入すればいい。

日本出発空港の混雑

年末年始の空港は混雑する。
チェックインはWEBチェックインやセルフチェックインを利用することで、ある程度は混雑を回避できる。

問題は保安検査場だ。
ファストレーンが使えるならともかく、一般レーンは長蛇の列ができる。
特に関空には要注意だ。

30分以上並ぶことが状態化している。へたすると1時間か2時間待ちになることもあるようだ。
他の空港では関空ほどひどくはなさそうだが、時間には余裕を持っておくこと。
出発の3時間前には空港についておきたい。

タイ入国

2022年のうちにタイの入国規制は解除され、パンデミック前に戻っている。

入国審査場(パスポートコントロール)では、パスポートと搭乗してきたフライトの搭乗券(ボーディングパス)を提示するのみ。

空路入国では、出入国カードの提示は不要となっている。
陸路入国では、引き続き出入国カードの記入と提出が必要。出国カードをパスポートにホッチキス止めされるけれど、空路出国する場合は出国カードの提出は必要ない。

パスポートコントロールでは、顔写真撮影と指紋登録がある。指紋は右手の親指以外の4つの指のみのことが多い。まれに親指や左手も登録するよう言われることがあるようだ。

後述するが、2023年12月1日より、スワンナプーム空港のパスポートコントロールでは自動化ゲートが導入された。ただし、入国審査はこれまでどおり有人ブースでのチェックを受ける必要あり。自動化ゲートは出国時のみだ。

滞在可能日数

日本人は観光目的ならビザ不要でタイ入国が認められる。いわゆるビザ免除措置適用国だ。
これは空路入国でも陸路入国でも同じだ。
ビザなし入国での滞在可能日数は30日。2023年3月末までは特例措置として45日間だったが、4月1日からは通常の30日日間に戻った。

念のため、パスポートコントロールで押されたスタンプの滞在日数を確認するようにしよう。

タイ入国後、滞在期間終了が近くなると、イミグレーションで滞在延長手続きすることで、さらに30日延ばすことができる。費用は1,900バーツ。
滞在延長手続きをすることで最大60日間の連続滞在が可能だ。

日本やタイ近隣国でタイ観光ビザを取得した場合は、滞在日数は60日。イミグレーションで手続きすることで、30日の延長が可能。
合計90日間滞在可能。

実際のタイ入国の様子

実際のタイ入国の様子はこちらから。

空路入国
2023年5月下旬と7月末に10月末にスワンナプーム空港で入国した。

関連記事:関空第2ターミナルからバンコクへ、Peach MM091便搭乗記

関連記事:再びPeachで関空からバンコクへ、スワンナプーム深夜到着でバンコク・パタヤに間に合うのか

関連記事:ハノイ発バンコク行きベトナム航空VN611便搭乗記

なお、2023年9月28日からスワンナプーム空港の新しいサテライトターミナルがオープンしている。
日本発のフライトでは、タイ・エアアジアXの成田・関空・札幌が対象となっている。
サテライトターミナルに到着後、シャトルでメインターミナルへ移動して、入国手続きをすることになる。

2023年9月25日から中国人へのビザ免除措置が開始された。中国人は日本人同様にノービザでタイ入国できるようになった。ついで、インドと台湾からもビザ免除措置が実施された。
これまでは到着ビザ手続きをしていた人たちが、そのまま一般入国レーンに入ってくる。
この影響もあり、入国審査場は混雑することが多い。時間帯次第だ。早朝と夕方は混雑しがちだ。

出国審査場に自動化ゲートを導入したことにより浮いた人員を入国審査場に回して、年末の入国ラッシュに対応するとのことだ。
それでも年末のピーク時には入国審査には時間がかかるものとみられる。
タイミング次第なのでなんともいえないが、最低でも20分から30分はかかりそう。到着便が重なると1時間待ちもあるかもしれない。

どうしても確実に早く入国審査を済ませたい人はファストトラックレーンの利用を検討すること。

ビジネスクラスとファーストクラスのフライト搭乗者はファストトラックレーンが使える。

有料でのファストトラックサービスの利用も可能だ。エコノミークラスやLCCでもファストトラックが使えるため、大幅な時間節約となる。
入国だけでなく出国時にもファストトラックは利用できる。

KKday⇒スワンナプーム空港 (BKK) 入国 / 出国ファストトラックサービス予約 VIP専用レーンで優先手続き

陸路入国

個人的には今年ラオスから陸路入国を3回行っている。

2023年4月末
関連記事:タイ陸路入国最新情報、ビエンチャンから国際バスでウドンタニーへ

2023年6月下旬
関連記事:サワンナケートからムクダハンへの国際バスでタイ陸路入国

2023年9月
関連記事:ラオス・ビエンチャンからウドンタニーへ 自力移動でタイ陸路入国方法【2023年最新版】

空路と陸路の違いは、出入国カードを記入するかどうかだけだ。空路は不要、陸路は必要。
(マレーシアとの国境であるサダオ検問所での入国では出入国カードの提出が不要とのこと)
滞在日数はノービザ入国で30日なのは空路も陸路も同じ。
ノンカイ国境検問所は時間帯によってはすごく混雑するが、おおむね15分もあれば通過できるはずだ。

両替レート

基本的に円安の状態が続いている。

12月22日時点のレートは、1ドル=142円

円からバーツのレート
1バーツ=4.12円
1万円=2425バーツ

日本国内でのバーツ両替のレートはひどい。
スワンナプーム空港到着後すぐの空港内の両替所のレートも悪い。
スワンナプーム空港地下のエアポートレイルリンク乗り場近くにある両替所がおすすめだ。

ここはバンコク市内とあまり差のないレートとなっている。

スワンナプーム空港からの移動

スワンナプーム空港からバンコク市内への移動方法は、タクシー、エアポートレイルリンク、バス、配車アプリなどがある。

詳細はこちらを参考に。

関連記事:スワンナプーム空港からの移動方法完全解説(2023年最新版)

スワンナプーム空港からパタヤへは、タクシーかバスのどちらか。

バスはエアポートバスとベルトラベルの2種類がある。

関連記事:スワンナプーム空港からパタヤへのエアポートバスの現状、値上げとパタヤ降車場所

バスが安くて便利だが、人気のため、へたすると2時間待ちもありうるような状況だ。
事前予約が可能だが、飛行機が遅延したり、入国審査や預け荷物受け取りに時間がかかると、予約したバスの出発時間に間に合わなくなるリスクもある。

空港タクシーは高めだ。スワンナプームからパタヤまで1,500バーツ程度と言われるはず。
スワンナプームからパタヤへタクシー移動を考えているならば、事前に送迎車を手配するほうが確実だろう。

関連記事:スワンナプーム・ドンムアン空港からパタヤへは、KKdayのチャータータクシーが安くて便利。日本語予約、クレジットカード決済。

タイ出国

もともとタイ出国には厳しい条件は何もない。
オーバーステイがあれば1日あたり罰金500バーツ必要だが、普通の短期旅行者には関係ない。

日本の水際対策があった頃は、日本行きフライトのチェックイン時には、ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書の提示が必須だったが、2023年4月29日に撤廃済み。
パンデミック前と同じようにチェックインすればいい。

有人カウンターだと基本的にはパスポートを提示するだけでチェックインできる。Eチケットは必要ないことがほとんどだが、念のためにスマホのデータとして保存しておくこと。

スワンナプーム空港では、タイ航空やエアアジアのセルフチェックインが可能だ。

セルフチェックインには、KIOSK端末を利用する。

預け荷物がある場合は、バゲージドロップ専用カウンターで荷物だけ預ければいい。

これで大幅な時間節約となる。

関連記事:スワンナプーム空港のセルフチェックインとセルフバッグドロップ

また、エアアジアは事前のアプリでモバイルチェックインしておくと、スマホにEボーディングパスが表示できるようになる。紙の搭乗券なしで直接搭乗口へ向かうことができる。
ただ紙の搭乗券があったほうが手っ取り早いため、事前チェックイン済みでもKIOSKで搭乗券だけ発行したほうがいいかもしれない。

エアアジアのチェックイン方法詳細
トリップドットコムで予約したエアアジアのチェックインとEボーディングパス

ZIPAIRは、バンコク発成田行きのフライトでモバイルチェックインに対応するようになった。

関連記事:ZIPAIR バンコク・スワンナプーム空港発でもモバイルチェックイン開始

預け荷物がなければ、モバイルチェックインしておき、そのまま搭乗口へ向かうことができる。

Peachはスワンナプーム空港ではセルフチェックインができない。
必ず有人のチェックインカウンターに並ぶこと。

スワンナプーム空港では長蛇の列となっていることが多いため、出発3時間前には到着しておくのが無難だ。
セルフチェックイン可能な航空会社だと2時間前でも充分だとは思う。

ただ、保安検査場と出国審査場が混み合っていることが多いため、時間には余裕をもってどうぞ。

2023年12月15日からは、出国審査場での自動化ゲートが導入された。eパスポート保持の外国人は利用可能。日本人は自動化ゲートを使える。
従来の有人ゲートよりは早く通過できるはずだ。

タイ・エアアジアXなどの日本行きフライトなどはサテライトターミナル利用のため、搭乗口までの移動に時間がかかる。プラス20分の余裕をみておくよう推奨されている。

実際の出国の様子はこちらから。
スワンナプーム以外に、ドンムアン空港とチェンマイ空港からも出国している。

スワンナプーム空港からのタイ出国(PEACH関空行き)
Peach航空でバンコクから関空へ日本帰国、水際対策撤廃でさくさくと

ドンムアン空港からのタイ出国(エアアジアビエンチャン行き)
ドンムアン空港国際線の混雑ぶりとエアアジアのKIOSKセルフチェックイン

チェンマイ空港からのタイ出国(ベトジェットの関空行き)
実際に乗ってみた、チェンマイ発関空行きタイベトジェットエア搭乗レポート

スワンナプーム空港からのタイ出国(セブパシフィックのクラーク行き)
バンコク発クラーク(アンヘレス)行き セブパシフィック5J944便搭乗レポート

スワンナプーム空港からのタイ出国(エアアジアの関空行き)
昼便で日本帰国 バンコク発関空行きタイ・エアアジアX XJ610便搭乗レポート

日本帰国とVisit Japan Web

日本の水際対策は完全に撤廃されている。
以前のように日本空港到着時にMySOSやらVisit Japan Webを見せてくださいと連呼されることはなくなった。
パンデミック前と同じように、飛行機を降りてからそのまま入国審査場と税関へ向かうだけだ。

途中で検疫ブースはあるが、これはパンデミック前からあったもので、サーモグラフィーで体温を測定している程度のもの。
もし発熱があったり、明らかに症状が出ている場合は、検疫官に検査を受けるよう指示されることはある。ほとんどの人はそのまま通過するだけだ。

入国審査は、日本人は自動化ゲートを利用できるため、ほとんど待ち時間が無しで通過できる。

Visit Japan Webそのものは現在も継続している。
ただ、検疫がなくなったため、ファストトラック機能そのものが消滅している。
外国人入国事前手続きと税関事前申告機能が残っている。
日本人帰国者に関係するのは、税関事前申告のみ。
Visit Japan Webで事前に税関申告をしておくと、税関自動ゲートが利用できるようになる。

むろん、従来の黄色い申告用紙を記入したうえで、有人の税関カウンターを利用することもできる。
なお、日本行きフライト機内で申告用紙が配布されるかどうかは、航空会社による。Peachは配布されたが、エアアジアとベトジェットでは配布されなかった。
申告用紙は、税関ブースにたくさん置かれている。

自動ゲートと有人カウンターのどちらが混雑しているかはタイミング次第。
おおむね有人カウンターのほうが空いていることが多いようだが、こればっかりは当日の状況による。

Visit Japan Webで税関事前申告しておけば、空いているほうを選択できるようになる。

日本人帰国者がVisit Japan Webを登録しておくメリットは、税関で空いているほうを選べるようになるという一点のみだ。
Visit Japan Webは無理に登録しておく必要はない。やりたい人だけがやっておけばいい。
Visit Japan Webが面倒に感じる人は完全スルーでかまわない。

実際に2023年5月中旬に帰国した際の様子。

関連記事:水際措置撤廃後の日本帰国:Visit Japan Webと検疫と税関の現状について

2023年9月末の関空帰国の様子。

関連記事:昼便で日本帰国 バンコク発関空行きタイ・エアアジアX XJ610便搭乗レポート

関空では、Visit Japan Webによる税関電子申告の登録KIOSKの数が増えており、従来の有人レーンよりも税関電子申告レーンのほうが早いだろう。

今年これまでの関空帰国では、降機から到着出口まではせいぜい10分程度しかかからなかった。
さすがに年末年始ともなれば、さらに混み合うため、時間は余計にかかりそうだ。
それでも出国時の保安検査場の混雑ぶりに比べればはるかに短いはずだ。

まとめ

日本とタイの往来は完全に自由となっている。何の制限もない。
航空券とパスポートだけで簡単に行き来が可能だ。
タイ空路入国では出入国カードの記入が不要となったため、昔より楽になったくらい。
日本帰国は昔のまま。Visit Japan Webの税関事前申告を活用すれば税関を早く抜けられる可能性がある。

とにかく年末年始は空港が大混雑する。日本出発時の空港、タイ到着時のスワンナプーム空港、そしてタイ出国時のスワンナプーム空港では、時間に余裕を持って行動すること。3時間前行動が無難だ。
出発するフライトに乗り遅れるのことだけは避けよう。
では良い年末年始のタイ旅行を。

-タイ入国情報

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