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タイ入国情報

タイ入国から日本帰国までの流れ(2023年10月最新版)

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2023年10月の最新版タイ渡航案内。
日本の水際対策が撤廃されたのが2023年4月29日のこと。5月8日は5類への引き下げもあり規制は完全撤廃された。
タイでは2022年10月1日に完全撤廃済みだ。
タイ完全開国以来、何度も日本とタイを往復してきた。タイ隣国から陸路でタイに入国したことも多い。
一時期は本当に大変だった。特に日本帰国では空港検査と14日間自宅隔離も体験した。
最近では9月に日本帰国とタイ入国したばかり。
簡単にいえば、日本とタイの往復はパンデミック前の状態に戻っている。
航空券とパスポートだけで簡単に行き来ができる。本当に楽になった。
それでおしまいでもいいけれど、もう少し詳しくみておこう。
(当記事は2023年10月の最新改訂版となる)

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事前準備

・パスポート
・航空券

必要なものは、以上2点のみ。
タイ入国時も日本帰国時のどちらも、ワクチン接種証明書(もしくは陰性証明書)の提示は不要となった。

Visit Japan Webについては、日本人は完全任意となっており、無理に登録する必要はない。詳細は後半で。

パスポート

日本人は、タイ入国にあたり観光目的であればビザは不要だ。
パスポート一つで入国できる。

長らく海外に出ておらず、パスポートの有効期限が切れている人もいるだろう。早めに更新を。
また、基本的にはパスポート有効残存期間が6ヶ月以上あったほうが望ましいとされる。
でも、6ヶ月以内でもタイ入国だけでいえば問題ないはずだ。帰国日までの有効期限があればいい。
ただし、航空会社によってパスポート有効期限が短いことを理由に搭乗を拒否する可能性がある。
有効期限が6ヶ月を切っているならば、パスポートは更新しておいたほうが無難。

タイ行き航空券

2023年10月29日より冬期ダイヤが開始となる。
以下、各航空会社のタイ行きフライト

レガシーキャリア
(すべてバンコク・スワンナプーム空港行き)

JAL:成田1日1便、羽田1日2便、関空1日1便
ANA:成田1日1便、羽田1日2便
タイ航空:成田1日2便、羽田1日2便、名古屋1日1便、関空1日2便、福岡1日1便、札幌発1日1便

LCC
(注意書き以外はバンコク・スワンナプーム空港行き)

ZIPAIR:成田1日1便

PEACH:関空1日1日便

タイ・エアアジアX:成田1日2便、関空1日1便(曜日によっては2便)、札幌1日1便(10月29日より)

タイ・エアアジア:福岡1日1便(バンコクの使用空港はドンムアン空港)

タイ・ベトジェット:
福岡発バンコク行き(スワンナプーム空港)1日1便
関空発チェンマイ行き(チェンマイ空港)週4便
関空発バンコク行き(台北経由スワンナプーム空港)1日1便

タイ・ライオンエア:成田発バンコク行き(台北経由ドンムアン空港)1日1便

タイ行きフライトはかなり充実してきた。
LCCの復活が進んでいる。
2023年9月からは、タイ・ライオンエアとタイ・ベトジェットが台北経由という形ではあるが、バンコク行きフライトを運航開始している。
パンデミック前まで運航していたスクートのバンコク路線はまだ再開していない。ノックスクートは会社自体を廃業してしまった。

航空券の価格は、10月上旬までは比較的落ち着いていたが、10月中旬以降はハイシーズンということもあり、価格は上昇。
値下げが続いていた燃油サーチャージだが、ANAとJALは連続して値上げに転じた。タイ航空の値上げは据え置き。
11月から2月のハイシーズンは航空券が高いままで推移しそうだ。
LCCにしろFSCにしろ、プロモーション価格が出ているならば、さっさと購入しておくのがベターだろう。

日本出発チェックイン

航空券とパスポートさえあればタイ渡航は可能だ。
2022年9月末までは、タイ渡航の際にはワクチン接種証明書あるいは陰性所の提示が求められたが廃止済み。
空港のチェックインカウンターでは、パスポートを提示するだけでいい。

一部航空会社では、セルフチェックインが可能で、わざわざ有人のカウンターに並ぶ必要はない。
セルフチェックインには、航空券予約番号ないしQRコードが必要なので、購入時に送られてきたEメールやアプリでQRコードを表示できるようにしておこう。航空券予約番号だけでもいい。

なお、有人チェックインカウンターでは、タイを出国する航空券の提示を求められることがある。航空会社次第だ。
多くの短期旅行者は日本発タイ行きの往復航空券を購入済みであろうから問題ない。
別々のLCCで片道ずつ購入している場合は、復路のEチケットを提示しないといけないケースもあるため、プリントアウトしておくとスマホで見せられるようにしておこう。

Peachでセルフチェックインする際には帰国航空券の提示は不要。(成田発のZIPAIRもセルフチェックイン可)
どうしても片道航空券で渡航したい人は、セルフチェックイン可能な航空券を利用しよう。

タイ入国審査では、タイ出国航空券の提示を求められることは、日本人旅行者はまずない。絶対ないとは言えないが。
もし提示を求められた場合は、その場で、近隣諸国への安い国際線航空券を購入すればいい。

タイ入国

タイの入国規制は解除され、パンデミック前に戻っている。

入国審査場(パスポートコントロール)では、パスポートと搭乗してきたフライトの搭乗券(ボーディングパス)を提示するのみ。

空路入国では、出入国カードの提示は不要となっている。
陸路入国では、引き続き出入国カードの記入と提出が必要。出国カードをパスポートにホッチキス止めされるけれど、空路出国する場合は出国カードの提出は必要ない。

パスポートコントロールでは、顔写真撮影と指紋登録がある。指紋は右手の親指以外の4つの指のみのことが多い。まれに親指や左手も登録するよう言われることがあるようだ。

滞在可能日数

日本人は観光目的ならビザ不要でタイ入国が認められる。いわゆるビザ免除措置適用国だ。
これは空路入国でも陸路入国でも同じだ。
ビザなし入国での滞在可能日数は30日。2023年3月末までは特例措置として45日間だったが、4月1日からは通常の30日日間に戻った。

念のため、パスポートコントロールで押されたスタンプの滞在日数を確認するようにしよう。

タイ入国後、滞在期間終了が近くなると、イミグレーションで滞在延長手続きすることで、さらに30日延ばすことができる。費用は1,900バーツ。
滞在延長手続きをすることで最大60日間の連続滞在が可能だ。

日本やタイ近隣国でタイ観光ビザを取得した場合は、滞在日数は60日。イミグレーションで手続きすることで、30日の延長が可能。
合計90日間滞在可能。

実際のタイ入国の様子

実際のタイ入国の様子はこちらから。

空路入国
2023年5月下旬と7月末にスワンナプーム空港で入国した。

関連記事:関空第2ターミナルからバンコクへ、Peach MM091便搭乗記

関連記事:再びPeachで関空からバンコクへ、スワンナプーム深夜到着でバンコク・パタヤに間に合うのか

なお、2023年9月28日からスワンナプーム空港の新しいサテライトターミナルがオープンしている。
日本発のフライトでは、タイ・エアアジアXの成田・関空・札幌が対象となっている。
サテライトターミナルに到着後、シャトルバスでメインターミナルへ移動して、入国手続きをすることになる。

2023年9月25日から中国人へのビザ免除措置が開始された。中国人は日本人同様にノービザでタイ入国できるようになった。
この影響もあり、入国審査場は混雑することが多い。時間帯次第だ。早朝と夕方は混雑しがちだ。

陸路入国
この半年で、ラオスから陸路入国を3回行っている。

2023年4月末
関連記事:タイ陸路入国最新情報、ビエンチャンから国際バスでウドンタニーへ

2023年6月下旬
関連記事:サワンナケートからムクダハンへの国際バスでタイ陸路入国

2023年9月
関連記事:ラオス・ビエンチャンからウドンタニーへ 自力移動でタイ陸路入国方法【2023年最新版】

空路と陸路の違いは、出入国カードを記入するかどうかだけだ。空路は不要、陸路は必要。
滞在日数はノービザ入国で30日なのは空路も陸路も同じ。

ノンカイ国境検問所は時間帯によってはすごく混雑するが、おおむね15分もあれば通過できるはずだ。

両替レート

円安が進んでいる。
10月15日時点のレートは、1ドル=149円
ほぼ150円だ。

円からバーツのレート
1バーツ=4.11円
1万円=2433バーツ

実はバーツもドルに対して安くなっている。9月から10月にかけて一気にバーツ安となった。
その影響もあって、円からバーツへのレートはむしろ良くなったほど。
一時期は、1万円が2300バーツ台にまで下がったが、現在は2400バーツ台だ。
それでも厳しいレートであるけれど。

日本国内でのバーツ両替のレートはひどい。
スワンナプーム空港到着後すぐの空港内の両替所のレートも悪い。
スワンナプーム空港地下のエアポートレイルリンク乗り場近くにある両替所がおすすめだ。

ここはバンコク市内とあまり差のないレートとなっている。

マスク着用

日本もタイもマスク着用義務はない。
日本の空港、タイの空港、日本からタイへのフライト機内、タイから日本へのフライト機内、いずれもマスク着用は任意だ。
日本の電車やバス、タイの電車やバスも任意。

タイも日本もマスク着用解除されたあとも着用率は高いままだった。
最近では大幅に下がってきた。
機内でのマスク着用率は1割か2割程度のように思う。
バンコクのBTSや地下鉄内でのマスク着用率は日本より高いまま。これも着用義務はなく、個人の判断によるもの。
パタヤではほとんど誰もマスクを着用していない。

タイ国内での規制は何も残っていない。
パンデミック前の状態に戻っている。

タイ出国

もともとタイ出国には厳しい条件は何もない。
オーバーステイがあれば1日あたり罰金500バーツ必要だが、普通の短期旅行者には関係ない。

日本の水際対策があった頃は、日本行きフライトのチェックイン時には、ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書の提示が必須だったが、2023年4月29日に撤廃済み。
パンデミック前と同じようにチェックインすればいい。

有人カウンターだと基本的にはパスポートを提示するだけでチェックインできる。Eチケットは必要ないことがほとんどだが、念のためにスマホのデータとして保存しておくこと。

スワンナプーム空港では、タイ航空やエアアジアのセルフチェックインが可能だ。ANAとJALも可能という話だが、これは未確認。

セルフチェックインには、KIOSK端末を利用する。

預け荷物がある場合は、バゲージドロップ専用カウンターで荷物だけ預ければいい。

また、エアアジアは事前のアプリでモバイルチェックインしておくと、
スマホにEボーディングパスが表示できるようになる。紙の搭乗券なしで直接搭乗口へ向かうことができる。
ただ紙の搭乗券があったほうが手っ取り早いため、事前チェックイン済みでもKIOSKで搭乗券だけ発行したほうがいいかもしれない。

エアアジアのチェックイン方法詳細
トリップドットコムで予約したエアアジアのチェックインとEボーディングパス

PeachやZIPAIRやベトジェットはセルフチェックインができない。
必ず有人のチェックインカウンターに並ぶこと。

スワンナプーム空港では長蛇の列となっていることが多いため、出発3時間前には到着しておくのが無難だ。
セルフチェックイン可能な航空会社だと2時間前でも充分だとは思う。
ただ保安検査場と出国審査場が混み合っていることが多いため、時間には余裕をもってどうぞ。
中国人ビザ免除とハイシーズンによる観光客増加が予想される。
また、タイ・エアアジアXはサテライトターミナル利用のため、搭乗口までの移動に時間がかかる。

実際の出国の様子はこちらから。

スワンナプーム空港からのタイ出国(PEACH関空行き)
Peach航空でバンコクから関空へ日本帰国、水際対策撤廃でさくさくと

ドンムアン空港からのタイ出国(エアアジアビエンチャン行き)
ドンムアン空港国際線の混雑ぶりとエアアジアのKIOSKセルフチェックイン

チェンマイ空港からのタイ出国(ベトジェットの関空行き)
実際に乗ってみた、チェンマイ発関空行きタイベトジェットエア搭乗レポート

スワンナプーム空港からのタイ出国(セブパシフィックのクラーク行き)
バンコク発クラーク(アンヘレス)行き セブパシフィック5J944便搭乗レポート

スワンナプーム空港からのタイ出国(エアアジアの関空行き)
昼便で日本帰国 バンコク発関空行きタイ・エアアジアX XJ610便搭乗レポート

日本帰国とVisit Japan Web

日本の水際対策は完全に撤廃されている。
以前のように日本空港到着時にMySOSやらVisit Japan Webを見せてくださいと連呼されることはなくなった。
パンデミック前と同じように、飛行機を降りてからそのまま入国審査場と税関へ向かうだけだ。

途中で検疫ブースはあるが、これはパンデミック前からあったもので、サーモグラフィーで体温を測定している程度のもの。
もし発熱があったり、明らかに症状が出ている場合は、検疫官に検査を受けるよう指示されることはある。ほとんどの人はそのまま通過するだけだ。

入国審査は、日本人は自動化ゲートを利用できるため、ほとんど待ち時間が無しで通過できる。

Visit Japan Webそのものは現在も継続している。
ただ、検疫がなくなったため、ファストトラック機能そのものが消滅している。
外国人入国事前手続きと税関事前申告機能が残っている。
日本人帰国者に関係するのは、税関事前申告のみ。
Visit Japan Webで事前に税関申告をしておくと、税関自動ゲートが利用できるようになる。

むろん、従来の黄色い申告用紙を記入したうえで、有人の税関カウンターを利用することもできる。
なお、日本行きフライト機内で申告用紙が配布されるかどうかは、航空会社による。Peachは配布されたが、エアアジアとベトジェットでは配布されなかった。
申告用紙は、税関ブースにたくさん置かれている。

自動ゲートと有人カウンターのどちらが混雑しているかはタイミング次第。
おおむね有人カウンターのほうが空いていることが多いようだが、こればっかりは当日の状況による。

Visit Japan Webで税関事前申告しておけば、空いているほうを選択できるようになる。

日本人帰国者がVisit Japan Webを登録しておくメリットは、税関で空いているほうを選べるようになるという一点のみだ。
Visit Japan Webは無理に登録しておく必要はない。やりたい人だけがやっておけばいい。
Visit Japan Webが面倒に感じる人は完全スルーでかまわない。

実際に2023年5月中旬に帰国した際の様子。

関連記事:水際措置撤廃後の日本帰国:Visit Japan Webと検疫と税関の現状について

2023年9月末の関空帰国の様子。

関連記事:昼便で日本帰国 バンコク発関空行きタイ・エアアジアX XJ610便搭乗レポート

関空では、Visit Japan Webによる税関電子申告の登録KIOSKの数が増えており、従来の有人レーンよりも税関電子申告レーンのほうが早いだろう。

空港や到着のタイミングによりけりだろうけど、預け荷物がない場合は降機から10分か15分で外に出られるはず。
ここ2回の関空帰国では、降機から到着出口まで9分だった。
本当に楽になった。

まとめ

日本とタイの往来は完全に自由となっている。何の制限もない。
航空券とパスポートだけで簡単に行き来が可能だ。
タイ空路入国では出入国カードの記入が不要となったため、昔より楽になったくらい。
日本帰国は昔のまま。Visit Japan Webの税関事前申告を活用すれば税関を早く抜けられる可能性がある。
タイ旅行は完全フリーとなっている。何も考えず、航空券とパスポートと財布だけを持って旅に出ればいい。

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