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日本帰国情報

Peach航空でバンコクから関空へ日本帰国、水際対策撤廃でさくさくと

投稿日:

2022年12月に新規就航したPeach航空の大阪(関空)-バンコク(スワンナプーム空港)路線。
なかなか利用する機会がなかったが、今回の日本帰国にあたり、初めて利用してみる。スワンナプームから関空へのフライトだ。
日本帰国日は、もともとの水際対策撤廃予定日であった5月8日以降に合わせていた。結局は水際対策撤廃が4月29日へと前倒しされたので、あまり意味はなくなったが、ゴールデンウィーク明けの日本帰国には変わりない。
ピーチ航空MM092便搭乗レポートと日本の水際対策撤廃後のタイから日本への帰国の様子を。

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Peachのバンコク発関空行きMM092便

Peachは以前に関空-香港路線で利用したことがある。
シートピッチはちょっと狭くて乗り心地はあまり良くない印象だった。
Peachの関空-バンコク路線は今回が初めての利用だ。
PeachのMM092便となる。
バンコク・スワンナプーム空港発が午前1時15分発予定。
つまり、前日のうちにスワンナプーム空港に来て、チェックインする必要がある。

事前情報では、Peachのスワンナプーム空港チェックインカウンターオープンは出発3時間前とのこと。通常は120分前だが、スワンナプーム空港は180分前から開始。たぶんスワンナプーム空港が混雑しているせいで前倒ししているのだろう。

スワンナプームに到着したのが、22時30分。

Peachのチェックインカウンターの最寄り出入り口は8番となる。

8番から中に入ると、なにやら長蛇の列ができている。一般通路にまであふれるほどだ。

これは、Peachの向かい側にカウンターがあるティーウェイ航空のもの。
また、Peachの隣のジンエアーも列もできている。

Peachのカウンターは、ROW Q。

ティーウェイやジンエアーほどではないけれど、Peachもかなりの列ができていた。
ざっと150人くらいは並んでいそう。
カウンター前の整列エリアには入り切らないほどの長い列だ。

なんでも実際にチェックインカウンターがオープンしたのが、22時だったそうだ。つまり出発の3時間15分前。
おそらくは3時間前には長蛇の列ができていたはず。

Peachでは、スワンナプーム空港に設置されたKIOSKによるセルフチェックインが不可。

列のすぐ隣に設置されているのに使えないもどかしさ。

また、事前のWEBチェックインもやっていない。
プライオリティレーンのような優先搭乗サービスもない。
すべての乗客が同列に並ぶ。
まあある意味公平でいい。コスト削減策の一つだろう。余計な手間はかけない。

カウンターは5,6個オープンしていて、列の進みはまずまず早い。
タイ人乗客が多い。タイ人の多くはグループ旅行者のため、一気にカウンターへ集まって手続きするため、列の進みがさらに早くなる。
日本人は2割から3割程度だろう。
タイ人の日本旅行熱は本物だ。しかも若い層が目立つ。
日本人の若い旅行者は少ない。

本来の列の入り口に到達するのに、30分かかった。

入り口の看板が汚れすぎだが、コストを抑えるため余計なカネはかけない。

チェックイン

23時15分、ようやく順番がまわってきた。
ここまで45分並んだ。
当初は1時間半待ちを覚悟したが、45分でここまで来られれば上出来だと思う。さくさくさばいている。
日本の水際対策撤廃前は、ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書の確認が必須だったため、チェックインにはもっと時間がかかっていたはずだ。
チェックインの列に1時間半や2時間並んだという話を耳にしたこともある。
今はかなり早くなった。

チェックインはすごく簡単。
パスポートを提示するだけ。
航空券はPeachのホームページで直接購入している。予約バウチャーは見せなくも大丈夫だ。パスポート一つでいける。
日本の水際対策撤廃済みのため、もちろんワクチン接種証明書か陰性証明書の提示も不要だ。Visit Japan Webも完全スルー。
外国人は日本出国航空券やらビザやらのチェックがあるだろうけど、帰国日本人は本当に簡単だ。

機内持ち込み荷物

機内持ち込み手荷物は、身の回りのもの+手荷物の2個の合計最大7kgまで。

毎度おなじみキャビンゼロを持ち込むが、重量計測すらされず。
日本の空港では厳しいはずだが、スワンナプーム空港のPeachのカウンターは緩いと思う。
手荷物へのタグ付けもなし。

機内持ち込みならキャビンゼロ最強。

関連記事:LCC向け最強バッグのキャビンゼロ44L、7年使い倒してもまだまだいける

座席指定

Peachでは事前の座席指定は有料となる。
もし事前座席指定していない場合は、自動的に席を割り当てられることになる。
エアアジアなどではWEBチェックイン時に座席が判明するため、どうしても嫌な場合はWEBチェックインと同時に有料で座席変更が可能だ。
PeachではWEBチェックインもないため当日チェックインまでどの席になるのかわからない。
できれば窓際がいいなあ。
だめもとで、チェックインカウンターにてウインドウシートをお願いしてみた。
するとあっさりオッケー。
無事に窓際の席を確保できた。むろん無料である。
これ、日本の空港のチェックインカウンターでは断られる可能性が高い。席を指定するなら追加料金が必要ですと。
まあスワンナプーム空港のチェックインカウンターでも必ずしも座席指定を無料でやってもらえるとはかぎらない。あくまで便宜的なサービスだと思う。
3列シートの真ん中になっても文句は言わないこと。LCCってそんなものだから。

というわけで、45分並んで、2分でチェックイン手続きは完了。

うしろの列はかなり短くなっていた。
時間がかかることを想定して、3時間前には空港到着している人が大半なのかもしれない。
2時間半前は中途半端に遅かったといえる。

どのタイミングでチェックインの列に並び始めるのがいいのか難しいところだけど、出発3時間30分前(つまり午後9時45分)くらいがベストかもしれない。そうすればほぼ先頭に並べるだろうから、午後10時にチェックインが始まるならば、待ち時間は15分程度で済むはずだ。
もしくは、列が短くなるのを見込んで、2時間前(11時15分)から1時間半前(11時45分)の間でもいいかもしれない。
チェックインの締め切り時間は50分前だ。ぎりぎりを攻めたい人は1時間前狙いでもいいかもしれない。出国審査と保安検査が混み合っていたら、搭乗に間に合わない可能性が高いので決しておすすめはしないが。
まあやっぱり余裕をみて3時間前到着が無難だと思う。

出国と制限エリア

スワンナプーム空港を守る巨大ヤックは、いつの間にかマスクを外した。

スワンナプーム空港内でもマスク着用は完全に個人の自由だ。
ただ、タイ人のマスク着用率は相変わらず高いままだ。7割から8割はマスク着用しているように思う。
世界の中でマスクをしているのは日本だけという指摘や非難は的外れで、実際はマスク着用率の高い国はまだある。

国際線出発のイミグレーション待ち時間が表示されるようになっている。

6分と8分。
あまり変わらないので近いほうへ行けばいいかと。
保安検査場も似たような待ち時間だ。

無事に制限エリアに到着。

Peachの搭乗ゲートはC9。
搭乗開始は0時15分となっている。出発1時間前だが、これはさすがに早すぎるような気がする。

C9は広いスワンナプーム空港の最果てにある。
はっきりいって遠い。
延々と歩いて行きましょう。

案内地図

プライオリティパスなどでラウンジが利用なら、3階のコンコースD1近くかC1近くにあるラウンジが便利だろう。

4階コンコースCエリアに入ると、売店やショップは何もなくなる。免税品は先に購入しておくべし。自販機は設置してある。

ゲートC9は果ての果てだ。

0時25分にゲート到着。

予想どおり、まだ搭乗は開始となっていない。
まあ、ゲートが遠いから、余裕を持たせて早めにゲートに来るように促しているのだと思う。

ゲート前で搭乗券の確認あり。
機内持ち込み荷物の重量チェックは無し。

すでに機材は到着済みだ。

搭乗

午前0時50分過ぎにようやく搭乗開始のアナウンスが流れる。
まずは後部座席の乗客から。

ボーディングブリッジで機内へ。

シート配列は3席×3席。

機材はA321LR。
この機材を導入したことにより、関空からバンコクへの中距離路線を飛ばせるようになった。

シートの背もたれは薄いクッションだが、思ったよりは座り心地は悪くない。

びっくりしたのが足元の広さ。
シートピッチの数値はわからないが、普通に広くて、足がちゃんと伸ばせるほどだ。
これはすごい。
タイ航空やANAと変わらない。いやなんならタイ航空より余裕があるかも。
横幅はちょっと狭めなので、隣に人がいると少し窮屈だ。
でも、足が伸ばせるし、シートの座り心地もいいんで、想像以上に快適だ。
昔Peachの関空発香港行きフライトに乗った際はもっと窮屈でしんどかった覚えがあるが、関空-スワンナプーム路線の機材は明らかに別次元。これなら5-6時間のフライトで耐えられそうだ。

前の座席に肘掛け土台部分にUSB差込口あり。
3席に対して4つの差込口があるので、まあ取り合いの喧嘩にはならないかなと。

なお、実際に通電して使えるようになるのは、離陸して安定飛行に入ってからだ。搭乗直後には使えない。

機内はほぼ満席だ。搭乗率は90%を越えているのは間違いない。

1時29分にプッシュバック開始。
これまたびっくりしたが、Peachでは離陸時に機内の照明を暗くしない。ずっと照明はつけっぱなしだ。
窓の開け閉めについても注意はない。

1時45分、離陸。
ざっくり30分のディレイだ。

機内が明るいため、窓が反射しまくって外の様子がうまく撮影できない。画像は無しで。
眼下に広がるバンコクの夜景はいつ見ても綺麗ですな。

機内サービス

安定飛行に入ってから、まず入国関連書類が配られる。
外国人は入国カードと税関申告書、日本人には税関申告書だ。
Visit Japan Webで登録済みであれば不要。
日本人で税関申告書を受け取っている人は少なかった。
Visit Japan Webで事前申告済みだが、念のため、紙の申告書をもらっておく。

その後、機内サービス開始。
有料の機内食の提供あり。

機内デジタルサービスあり。

一種のWi-Fi接続サービスだが、外部へのネット接続はできない。あくまで機内サービスのみ。
機内食のオーダー、交通チケット購入、グッズ販売、フライトマップ表示が可能。

おにぎりと緑茶のセットが300円。機内食にしては良心的な価格設定。小腹が空いた時によさそう。

あと、動画コンテンツもあり。ピーチオリジナルコンテツのほか、朝日放送と提携しているのか、探偵ナイトスクープや相席食堂なんかが見られる。

フライトマップはこんな感じ。

確実にフライトが進んでいる気分になれる。

機内サービスが一通り終わったところで、消灯。
Prime Videoでダウンロードしておいた映画を1本鑑賞する。
見終わった頃には眠くなった。
気づけば熟睡。
座り心地がいいんで、LCCにしてはしっかり眠れる。

到着

これまた気づけば、窓の外は明るくなっていた。

翼のPeachのマークがよく見える。
時刻は8時37分。
スマホの表示は日本時間に変わっていた。

関空が近づく。

日本時間の8時58分、関空に着陸。
フライト所要時間は、5時間13分だった。

いい天気だ。

Peachでは、関空第2ターミナルを利用する。
少し前までは検疫の都合上、国際線到着のみ第1ターミナルを利用していたが、現在は国際線到着も第2ターミナルだ。

9時9分、降機。

沖止めにつき、タラップを下りる。

歩いてターミナルビルへ入っていく。
立ち止まらずさっさと歩くよう指示される。まあ危ないしね。

ターミナルビル入り口の安全な場所からいくつか撮影。

正面に見えるのがバンコクから乗ってきたPeachの機体だ。

隣には、Peachの別便も到着してきたばかりで乗客が歩いている。

その向こうにはチェジュ航空の機体もある。

水際対策撤廃後の日本入国

簡素な作りなターミナルビル内を歩いて入国へ。
どうやら隣の到着便は韓国からのフライトだったようで、韓国人が多い。
通路を歩くのは、タイ人と韓国人が大半だ。日本人は少数派。

ひたすら歩く。
LCC専用ターミナルなので、シャトルはもちろんムービングウォークも何もない。
でも、それほど距離があるわけではない。
水際対策があった頃に広い第1ターミナルを延々歩かされたことを思えば楽なもの。

水際対策は完全撤廃済みだ。

検疫はサーモスタットでの検温があるだけ。歩いて通過。
次に、入国審査。
外国人レーンは混雑しているが、日本人は自動化ゲートを利用するので待ち時間ゼロ。
次に階段を下りて、バゲージクレームへ。

預け荷物はないため、そのまま税関へ。
電子申告用の端末は列ができていた。
有人の税関レーンはがらがら。機内でもらった申告書は記入済みだったので有人レーンへ。
待ち時間ゼロで通過。

入国審査も税関も待ち時間ゼロだった。

9時20分、あっさりと日本入国完了。到着ロビーへ。
降機からここまでの所要時間は、わずか11分。
早い。
素晴らしい。
日本完全開国バンザイ。

第2ターミナル到着ロビー

第2ターミナルから国際線出発した経験はあるが、国際線到着は初めて。
意外といいかも。小さなターミナルだけあって移動が楽だ。

到着ロビーはがらがら。
韓国人とタイ人は入国手続に時間がかかっているのだろう。
日本人はさくっと出られる。

まずは喫煙所で一服。
それからビルの外へ。

第1ターミナル行きのシャトルバス乗り場は目の前だ。
リムジンバス乗り場は国内線ターミナル前にあるため、ちょっと歩く。

リムジンバスの時刻表。

ターミナル2からも各方面へのバスに乗車可能だ。
わざわざ第1ターミナルまで移動する必要はない。
電車利用の人はシャトルバスで第1ターミナルまで移動すること。

まとめ

初めてのPeach航空バンコク発関空行きフライトだったが、想像以上に快適だった。
LCCでの深夜便はきついことが多い。しかも満席ならばなおさらだ。でも、これといって苦に感じなかった。あっという間だ。
足が伸ばせるのと、シートがフィットしたのが大きい。機体の揺れも特に感じなかった。
今回の運賃は23,000円ほどだった。大幅プロモーションする前に購入したため、そこまで安くはならなかったが、満足度でいえば文句なし。
また利用してもいいと素直に感じた。
難があるとしたら、スワンナプーム空港でのチェックインカウンターの長蛇誰の列だ。せめてWEBチェックインは実装してほしい。
そして日本の水際対策撤廃により、日本入国は本当に楽になった。降機から到着ロビーまでたったの11分。
パンデミック前の状態に戻った。ここまで長い道のりだったが、もう心配はいらない。普通にタイ旅行して、普通に帰国することができる。

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