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フライト情報

関空からドンムアン空港へ タイ・エアアジアX XJ611便搭乗記

投稿日:

エアアジアで関空からバンコクへ行く。
正しくは、エアアジアグループのタイ・エアアジアXだ。
タイ・エアアジアXは、2024年10月1日にスワンナプーム空港からドンムアン空港へと拠点を移した。これまた正しくは、元々の拠点であるドンムアン空港へ戻した形となる。
日本からのフライトでドンムアン空港に到着するのはひさしぶりとなる。パンデミック直前の2020年3月以来だ。あの時は、たしかノックスクートのフライトだったように思う。ドンムアン空港到着時に別の建物で降ろされて、発熱検査を実施するなど、パンデミック前夜のものものしい雰囲気だった。そのノックスクートもパンデミックの影響によりすでに廃業してしまった。
現在、関空からバンコクへのタイ・エアアジアXは1日2便が出ている。午前便と夜便だ。今回は夜便を使う。ドンムアン空港到着予定は23時15分。
さて、ひさしぶりの日本からのドンムアン空港到着、しかもほぼ深夜の到着。
楽しみとちょっぴりの不安が入り混じったフライトとなった。

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タイ・エアアジアX XJ611便

タイ・エアアジアX XJ611
関空19時15分発、ドンムアン空港23時15分着

関空には出発2時間半前の16時45分到着を目指した。
が、梅田の新阪急ホテル前から出ている関空リムジンバスが大混雑しており、バスの待ち時間が40分もかかった。中国と韓国からの旅行者で溢れかえっていた。

関連記事:関空リムジンバスが大混雑、運転手不足で増便対応できず

17時8分、関空第1ターミナルに到着。
出発のほぼ2時間前だ。

バスの大混雑ぶりを見ると、関空内も中国韓国の旅行者でさぞいっぱいだと思いきや、そこまで多くはなかった。
保安検査場が長蛇の列になっているのが怖かったが、ぱっと見たところ空いている。

関空のエアアジアチェックイン

まずはエアアジアのチェックインから。
前日のうちにWEBチェックインは実施している。
座席指定していなかったが、窓際の席がアサインされていた。ラッキー。
預け荷物もないため、E搭乗券を使って、そのまま出発口へ向かいたいところだが、エアアジアのE搭乗券は関空では利用できない。

関連記事:エアアジアのE搭乗券、成田OKで関空NG

有人チェックカウンターで手続きするほかない。

さぞ混んでいるかと思いきや、すっかすかだ。
一般レーン、WEBチェックイン済みレーン、プレミアムフレックスレーンに分かれているが、いずれも空いている。待ち時間ゼロで手続きができた。

チェックイン時に確認されるのは、パスポート情報と、日本帰国用チケットの有無だ。
エアアジアはわりと厳し目に日本帰国(もしくはタイから第三国へ出発する)フライトの有無を質問される。
帰国日が決まっておらず、チケットも未購入の場合は、揉めるケースあり。
まあ向こうでビザを取得する予定とか、陸路でマレーシアへ移動するとか言えば、大丈夫だと思うが。
最悪でもタイ入国拒否されても自己責任ですといった念書を記入するように言われるだけで済むはずだ。
もちろん、ビザ所持者は帰国日未定で問題ない。

機内持ち込み手荷物の重量はしっかり計測された。
ペットボトルが入った小さなカバンも一緒に乗せるよう言われる。
制限重量の7kgを少しオーバーしていた。
ペットボトルを空にすればクリアできる重量なので、特に何も言われなかった。

わずか1分ほどで手続きは終了。
関空のエアアジアチェックカウンターにおける過去最短記録かも。

エアロプラザで食事

ちょっと時間に余裕が出てきた。
晩飯を食べておこう。
エアロプラザに移動する。

以前はなか卯くらいしかレストランがなかったが、ゼッテリアとオリーブの丘と中華料理屋もオープン。

でも食べるのはやっぱりなか卯。
ターミナルビル内にはすき家ができたけれど、メニューは空港仕様で価格も高め。
エアロプラザのなか卯は市中の一般店と変わらないのがいい。

とろたま炙り鶏丼600円。
おいしい。けど、この手の店も高くなってきたなあと、あらためて日本の物価上昇を感じた。

新しくなった関空国際線保安検査場

エアロプラザからターミナルビルへ戻る。

関空第1ターミナルの国際線出発保安検査場は、ひどい混雑となっていることで悪名高かった。
でも、ちょっと前に新しい保安検査場がオープンしたと聞いて、最新の状況が気になっていた。

確かに新しくなっている。
以前は、第1から第3まで保安検査場があって、第2は工事のためずっと閉鎖されていた。
工事はほぼ終了しており、第2があった部分を中心にして、左右に拡大した形となった。第1と第3が中央部分に連結されて、保安検査場は単一のスペースとなっている。
まあ、入口は大きく左右に別れているが、一箇所に集約されたといっていい。
左右の保安検査場入口の間には、ファストレーン入口が設置されている。

保安検査場入口には自動改札のような機械があって、搭乗券のバーコードをかざすとゲートが開く。
改札がいくつも並んでいる。

改札での待ち時間はゼロ。
すぐに荷物の検査場に入ることができる。
改札によって、検査台への誘導路が異なっているが、空いている台へ案内されるのもどこの改札を通っても大差はなさそう。

保安検査場内は少し人が溜まっているけれど、待ち時間が発生するほどではない。
ポケットの中身を取り出したり、カバンを置いたりしていると、すぐに順番になった。
新しいX線装置のようで、流れは早い。
これまたあっという間に保安検査場を通過。
これはいいね。
パンデミック明けの時期の保安検査場がえらいことになっていたが、新しくなった保安検査場は快適そのものだ。
関空、がんばっている。
これで、エアアジアのE搭乗券が使えるようになれば言う事なしなのだが。

出国審査は自動化ゲートが使える。ここも当然のように待ち時間ゼロ。

チェックカウンター、保安検査場、出国審査とすべての行程で待ち時間はゼロだった。
すばらしい。

関空制限エリア内

18時ちょうどに制限エリアに入った。

両替所のタイバーツのレートは、1バーツ=4.93円。
ここで焦って両替しては駄目。
深夜のドンムアン空港到着でも両替所は営業している。

リニューアルされた制限エリア内のショッピングゾーンを抜けて行く。

免税店は外国人旅行者に人気だ。
高値の飲食店も外国人旅行者で埋まっている。

生大トロ丼&ビールセットが、驚きの4,500円だ。
生ウニ丼&ビールセットに至っては6,500円。
和牛焼肉弁当のテイクアウトでも3,300円もする。クリビツテンギョウ。
エアロプラザで600円の丼を食べておいて正解だった。

バンコク行きのタイ・エアアジアの搭乗ゲートは16番。
出発時刻は19時15分で、18時40分には搭乗口へ来てくれと言われていた。

あと30分は余裕がある。
シャトルを使わずに歩いて向かう。

途中にANAラウンジあり。
この時間帯はプライオリティパスでの利用が可能だ。

さらに進むと、クレジットカードラウンジが2つある。
16番ゲートに近いほうの六甲アネックスに入っておく。
タイ航空の午前便を利用した際は、満席で入れないほど混雑していた。
が、この時間帯はガラガラ。先客は一人しかいなかった。こんなに空いているものなのか。

駐機場を眺めつつ、コーヒーで一息入れる。
あまり時間はないけれど、ラウンジでのこのひと時が好き。

ラウンジ前にはKIX DUTY FREEがある。
ここでタバコを1カートン買っておこう。

KIX-ITMカード提示で割引が受けられる。
割引率が、5%から3%に減っていた。
世知辛い世の中ですわ、とレジ担当者も苦笑いだ。給料は上がらないのに物価だけが上がっていくと。おっしゃるとおりで。

パンデミック前には関空内にANA免税店があって、マイレージプラス付きのJCBゴールドカードがあれば、10%割引とマイレージ加算ボーナスまであったというのに。
今やANA免税店がなくなり、KIXカードの割引率は3%になってしまった。
本当に世知辛い。

ぎりぎりで搭乗

世を恨んでも搭乗時間は迫る。
気づけば18時30分過ぎだ。
最後の一服をしたり、トイレに寄ったり、自販機で水を買っていると、タイ・エアアジアXの搭乗最終案内の放送が流れているではないか。ファイナルコールってやつ。

16番搭乗口に着いたのが16時40分ちょうど。
ゲート前には誰も並んでいない。
一瞬、ゲートがもう閉まったのかと焦る。

機材を外から眺めたかったけれど、そんな余裕はなく、いそいで搭乗口へ。
残り数人だったようだが、問題なく通過。

ボーディングブリッジには誰もない。機内入口にも誰もいない。

搭乗口から機内までの待ち時間ゼロで通過。
焦ったけど待ち時間ゼロはありがたい。

機内に入ると、これまた無人。

機体中央部分はがらがらだ。
ほとんど誰も乗っていない。

前方のクワイエットゾーンにはちらほら客がいる。
後方の一般席は、そこそこの客入りだった。

機材は安定のエアバスA330-300。
3-3-3のシート配列だ。
3人掛けで真ん中が空いている列がほとんど。
後方に限定すると搭乗率は6割から7割ほど。
全体では5割以下だろう。
バンコク到着が夜中になる時間帯のフライトはやっぱり好まれないようだ。特に日本人旅行者にしんどい時間だ。
タイに帰国するバンコク在住者であれば大きな問題ではないんだろうけど。
乗客の大半はタイ人のようだった。

このあとも数人の乗客がぽつぽつと入ってきた。
出発が早まるかと思いきや、なかなかそうもいかない。

出発

19時15分、プッシュバック開始。
結局は予定通りだ。

外は雨だ。

離陸の順番待ちで時間がかかる。

19時34分、無事に離陸。

安定飛行に入ったあと、照明が明るくなり、機内サービス開始。
カップラーメンの匂いが漂ってくる。

21時半(日本時間)には、消灯。
おやすみモードに入る。

機内では、ひたすらスマホでゲームしたり動画みたい音楽を聞いたりしで過ごす。
シートモニターがなくとも、スマホ一台あれば、フライト中の時間つぶしにはまったく困らない時代になった。

23時頃(タイ時間)、眼下には街の灯りが広がっている。
バンコクだ。
着陸モードに入る。

うーん、でも、空港周辺の景色がいつもと違うなあと感じる。
スワンナプーム空港のまわりってこんなに整然とした家の明かりが並んでいたっけ?
あ、違う、ドンムアン空港だと着陸寸前に思い直した。
日本からバンコクへのフライトはスワンナプーム空港に着くものだと体に染み付いてしまっていた。
エアアジアはドンムアン空港だ。

23時12分、無事にドンムアン空港にランディング。

スワンナプームに比べると、滑走路まわりやターミナルビル周辺のライトが少なく感じる。ちょっと薄暗い。
昔ながらの空港って雰囲気だ。
ドンムアン空港に帰ってきた。

まあ、国際線でドンムアン空港空港に到着するのは、2022年にマニラからのフライトで使ったことがあるので、それほど久しぶりでもない。国内線は何度も使っているし。
でも日本からの直行便では実に4年半ぶりだ。
タイ・エアアジアXのドンムアン空港発着便にはこれから何度もお世話になりそう。

23時17分、駐機場に入る。ボーディングブリッジに接続する。

ベルト着用サインが消えても、なかなかドアが開かない。

23時25分、ようやく降機開始となった。

深夜のドンムアン空港タイ入国

さて、深夜のタイ入国へ。

案内表示に従って進むだけ。

スワンナプーム空港よりも小規模とはいえ、それなりの大きさの国際空港だ。
イミグレーションまではそれなりに歩く必要あり。
コンコースをひたすら進む。

23時29分、イミグレーションの手前に着く。

両替所が営業している。
レートは、1万円=2109バーツ
税関通過後の一般エリアにある両替所と同じレート設定だった。

イミグレーションの待ち時間の表示は4分となっている。

実際には各レーンに4,5人並ぶような状況だだった。
かなり空いているといえる。
パンデミック前には、中国からの団体客が集中する時間帯で2時間や3時間待ちという事態も起きていたが、今は大したことがなさそう。

23時30分に並びはじめて、タイ入国スタンプを押してもらったのが22時37分。
ほぼほぼ待ち時間無しといえるレベルだ。

ひとつ下のフロアがバゲージクレームと税関になっている。

スワンナプーム空港に比べれば、バゲージクレームのレーンはかなり少ない。

建物の端っこにトイレがある。

両替所もあり。レートはどこも同じ。

1万円=2109バーツだ。

なお、このあとパタヤのTTカレンシーで確認したレートは、2230バーツ。
空港内のレートとしては、極悪というほどではない。スワンナプーム空港内だったら、おそらく2000を切っているだろう。
タイバーツの手持ちが心許ないならば、最低限の金額だけでもドンムアン空港内で両替しておいてもいいだろう。

預け荷物がないなら、そのまま税関へ。
申告無しはグリーンのゲートへ進む。

大きな荷物を持っている人が呼ばれてX線検査していた。
大半の人はそのままスルーして通過。

23時43分、税関を抜けて、到着ロビーへ出る。

降機からここまでの所要時間は18分。
トイレに寄っていなければ、もっと早かった。

到着ロビーには、SIMカード売り場やATMが並ぶ。

AISのSIMカードは、299バーツより販売。旅行者向けのパッケージSIMカードだ。
この時間帯でも普通に営業している。

この区画はいちおうフェンスで囲われていて、外部から入ってくることはできない決まり。半分制限エリア内みたいなもの。
昔はなかったが、現在はローソンが営業中。

品揃えは日本ですな。
機内食を取っておらず、ちょっと腹が減った。

日本式のサンドイッチを購入しておく。あとタイの缶コーヒーもセットで。

ドンムアン空港からの移動方法

ドンムアン空港からの移動方法はすでに詳細な記事がある。

関連記事:ドンムアン空港到着後のバンコク・パタヤへの移動方法

また、ドンムアン空港深夜到着時の移動について解説すると長くなるため、ここでは割愛。別の詳細な記事を書くことにする。
ざっくりいうと、バンコク市内へは公共交通機関で行けなくもない。エアポートバスかレッドラインだ。最終ギリギリなので余裕はまったくない。しかも、エアポートバスにしてもレッドラインにしてもスクンビットやシーロムまでは行けない。結局はタクシーを使うことになる。

今回はパタヤへ直接向かう。
もともとドンムアン空港からパタヤへの移動は非常に面倒だ。バスを乗り継ぐ必要がある。
しかし、この時間帯では、パタヤへ行くための公共交通機関は終わっているため、手段はタクシーかGrabか事前手配車しかない。

事前に車を頼んでおいた。
待ち合わせは5番出口付近。
すぐに担当者と合流できた。
車が来るまで5分かかるとのこと。

ちょうどいい。
外でタバコが吸いたい。

ドンムアン空港喫煙所

23時49分、ターミナルビルを出る。

ドンムアン空港の喫煙所はターミナルビル内にはなく、第1ターミナルビルを出て、国内線第2ターミナルのほうへ歩いて行かなくてはいけない。
ビル沿いに進んでいく。

するとこのような通路になっている。

昔は右手に見える小屋みたいなスペースが喫煙所だったが、今は禁煙に。

喫煙所は、さらに奥に進んで道路を渡った先のプレハブ小屋となっている。
第2ターミナルビルの向かい側だ。ちょっと遠い。

まあ、実際には旅行者も空港スタッフも面倒くさがって、小屋みたいなスペースの近くで自由勝手に喫煙しているけれど。

ポイ捨てだけはやめましょう。

タイに戻ってきたと実感させられるのは、ブラックといいつつ砂糖がしっかり入っている甘めの缶コーヒーを飲む瞬間だ。
このブラック缶コーヒーとタバコを味わうのが最高である。
スワンナプーム空港でもドンムアン空港でも必ず行う儀式みたいなものだ。

ドンムアン空港からパタヤへ

滞りなく儀式を済ませて、パタヤ行きのドライバーと合流する。
ちょうど車が第1ターミナル5番出口前にまわってきたタイミングだった。

深夜0時ジャストにドンムアン空港を出発。
途中、ひたすら高速道路を突っ走る。
渋滞はゼロ。夜中はすいすい進む。130キロ前後でのクルージングは快適。

1時30分にパタヤ市内へ。

抱きしめてくれ、パタヤ。
ドンムアン空港からここまでの所要時間は90分。
深夜の移動は早い。

ホテルにチェックインして、外に出ても、バーの営業時間内に間に合う。

ちなみに、ドンムアン空港からバンコク市内へは車で30分もあれば移動できる。
12時半にホテルチェックインできれば、まだまだ夜の時間は残っている。
深夜到着便でも遊ぼうと思えば遊べる。

まとめ

ひさしぶりの日本からドンムアン空港への直行便利用。しかも深夜到着。
でも結果的はまったく問題なし。
各所での待ち時間がほぼゼロだったのもうれしい。

待ち時間一覧
関空リムジンバス:40分待ち
エアアジアのチェックカウンター:ゼロ
関空保安検査場:ゼロ
関空出国審査場:ゼロ
搭乗ゲート:ゼロ
ドンムアン空港入国審査場:通過に7分
ドンムアン空港税関:ゼロ
パタヤ行き送迎車:ゼロ

というわけで、関空リムジンバスの圧勝というか惨敗。
関空内は実にスムーズに流れた。
ドンムアン空港到着後もスムーズだ。
今回のタイ・エアアジアX便利用で肝になるのは、関空までの道のりということになる。電車利用しましょう。
それから、ドンムアン空港到着後は深夜のため、公共交通機関の利用はかなり厳しい。うまくいけばバンコク市内行きのバスかレッドラインに間に合うかどうかというぎりぎりのライン。タクシーないし配車アプリを使うといい。パタヤへ行くには、事前に送迎車を頼んでおくのベター。

タイ・エアアジアXの関空発は1日2便ある。午前便は朝早起きしないといけなくてしんどい。夕方便は昼間で寝ていられるのがメリット。
ドンムアン空港いいとこ、一度はおいで。

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