タイからヨーロッパへはレガシーキャリアだけでなく、LCCでも直行することが可能だ。
2023年11月より、ノルウェーのLCCであるNorse Atlantic Airwaysがオスロ-バンコク線を就航させる。
バンコクから北欧まで一直線だ。往復で9万円台となっている。
ヨーロッパ路線の航空券が高騰している中、日本からバンコク経由で北欧を目指すルートはありかもしれない。
広告
Norse Atlantic Airwaysのバンコク-オスロ線
Norse Atlantic Airwaysはノルウェーの格安航空会社だ。
主にヨーロッパとアメリカを結ぶ路線を運航している。
路線図を見ると、欧米ばかりの中に、ぽつんと東南アジアのバンコクが表示されている。
これが新規就航するバンコク-オスロ線だ。もちろん直行便。
バンコク発09:15 オスロ着17:50
フライト所要時間14時間15分
オスロ発12:45 バンコク着07:15(翌日)
フライト所要時間12時間30分
2023年11月1日より運航開始となり、11月は週2便、12月からは週3便となる予定。
トリップドットコムで11月の往復運賃を見てみる。
往復総額96,250円。
バンコクから北欧までの往復で10万円以下はまずまず安いかと。
バンコク発オスロ行きの経由便では、ターキッシュエアラインズが約13万円、エミレーツ航空が約14万円。
ちなみに、東京発オスロ行きでは、LOTポーランド航空が約16万円、KLMオランダ航空が19万円もする。
日本からバンコクまではエアアジアなどのLCCで移動し、バンコクからNorse Atlantic Airwaysに乗ってオスロへ行けば、往復総合計13万円くらいでおさまりそう。
が、LCCには注意も必要。
Norse Atlantic Airwaysは機内持ち込み手荷物も有料
Norse Atlantic Airwaysは何かと制限が多いとされるヨーロッパのLCCである。
Norse Atlantic Airwaysのホームページで航空券価格をチェックしてみる。
バンコク発オスロ行きが、最低運賃332USドルとなっている。ざっくり5万円だ。
332ドルのエコノミーライトというグレードを見てみると、荷物は身の回り品のみ持ち込み可能となっている。身の回り品は化粧品とかスマホとかを入れるだけの小さなカバンのことだ。
受託手荷物どころか、機内持ち込み手荷物も不可だという。
さすがはヨーロッパのLCCである。
日本やアジアのLCCでは、機内持ち込み手荷物7kgまでは無料というのがデフォルトだが、ヨーロッパLCCは機内持ち込み手荷物すら有料。
エコノミークラッシクだと、機内持ち込み手荷物10kgと受託手荷物23kgまで可能だが、運賃は422ドルに上がる。
機内持ち込み手荷物だけを追加するならば45ドルとなっている。
機内に荷物持ち込むために6,900円。これぞLCCの鑑。
当然、座席指定も有料だ。
窓際および通路側席と真ん中席では価格が異なる。窓際なら45ドルだ。
機内食も有料。
離陸後のメイン料理は30ドル、着陸前の軽食は20ドル。それぞれ別途必要。
食事なしで12時間以上乗るのはしんどそう。でも機内食で30ドルはなあ。
もろもろの追加オプションをまったく何もなしにすれば、片道332ドルでオスロへ直行できる。
荷物も食事も座席指定も無しでよければ。
すべてのオプションを付けるならば、フルサービスキャリアの乗り継ぎ便を利用したほうがよさそうに思える。
バンコクからオスロへ直行便で飛べるのは魅力的ではあるが。
とにかく1円でも安くヨーロッパへ行きたい人向けかな。
SASのバンコク発コペンハーゲン行きが安い
と、トリップドットコムでいろいろ調べていると、バンコクからコペンハーゲン行きの激安チケットを見つけた。
SASスカンジナビア航空による、タイからデンマークへの直行便だ。
片道で32,620円
バンコク発23:50 コペンハーゲン着06:40
これは安い。
しかも、受託手荷物も込みの価格だ。
スカンジナビア航空はスターアライアンス所属のフルサービスキャリアである。当然、機内食も出るはず。
安い日程は限られているけれど、11月ならばまだ安いチケットが残っている。
スターアライアンス系列の航空会社でバンコクからコペンハーゲンまで片道
32,620円は激安。
日本から行くなら、別途バンコクまでの航空券が必要だが、それでもトータルではかなり安くなりそう。日程がうまく噛み合えば日本から北欧へ片道5万円以下で行けるだろう。
広告