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空港やバス関連

ドンムアン空港からバンコク・パタヤへの移動方法解説(2024年4月最新版)

投稿日:

バンコクには2つの国際空港がある。1つはスワンナプーム空港で、これが国の玄関口だ。
もうひとつがドンムアン空港。かつてのメイン空港だったが、スワンナプーム空港開業後は、主にLCC路線が就航している。
パンデミック前はタイ・エアアジアXの日本路線がドンムアン空港を利用していたが、パンデミック明けはスワンナプーム空港に移転した。
2024年4月時点で、日本からの直行便は、福岡発と沖縄発のタイ・エアアジア便のみ。タイ・ライオンエアは成田発台北経由ドンムアン行きの経由便を運航している。
日本人にはドンムアン空港は利用頻度が少なくなっている。
バンコク市内までの距離でいえば、スワンナプーム空港よりも便利な場所にある。
パンデミック明けにドンムアン空港は何度も利用している。
バンコク・ドンムアン空港からの移動方法について、公式情報と現地取材をもとに情報をまとめた。
(2024年4月時点のドンムアン空港からの正式情報を元に更新)

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ドンムアン空港への/からの移動方法

タイ国政府観光庁(TAT)が発表している情報。2023年のアップデートだが、英語のためわかりやすい。
How to Get To & From Don Mueang International Airport(DMK)

シンプルに直訳しておく。

公共バス
ビルディング1ゲート6
A1バス ドンムアン空港ーBTSモーチットーモーチットバスターミナル 30バーツ
A2バス ドンムアン空港ーBTSモーチットー戦勝記念塔 30バーツ
A3バス ドンムアン空港ープラトゥーナムールンピニー公園 50バーツ
A4バス ドンムアン空港ーカオサン通りー王宮広場 50バーツ

乗り合いバン
ドンムアン空港入り口4番ゲート
バン555 ドンムアン空港ースワンナプーム空港 60バーツ

SRTレッドライン
ビルディング2 2階スカイウォーク タリンチャンードンムアン空港ーランシット

エアポートシャトルバス
ドンムアンースワンナプーム
スワンナプーム空港でのフライトに乗り換える乗客は無料、航空券の提示が必要

以上が公式情報だ。
2024年4月時点でも大きな変更はないが、一部乗り場の変更やGrab専用カウンターの設置などがされた。
ドンムアン空港到着後に各地へ移動する方法について、タイ空港公社(ATO)ドンムアン空港からの発表もまじえて、個別に詳しく解説しておく。

バンコク市内行きエアポートバス

公共のエアポートバスが4路線出ている。
乗り場は、ドンムアン空港第1ターミナル(国際線)の到着フロアである1階6番ゲートを出たところ。
以前は第2ターミナル(国内線)前からも乗車可能だったが、現在は国際線ターミナルのみ。

ゲート6番出口付近に案内所があり。

外に出ると乗り場。

全4路線

A1バス ドンムアン空港ーBTSモーチットーモーチットバスターミナル 30バーツ
始発6時、最終24時

A2バス ドンムアン空港ーBTSモーチットー戦勝記念塔 30バーツ
始発6時15分、最終23時

A3バス ドンムアン空港ープラトゥーナムールンピニー公園 50バーツ
始発6時30分、最終23時

A4バス ドンムアン空港ーカオサン通りー王宮広場 50バーツ
始発6時40分、最終23時

2024年4月のドンムアン空港からの情報ではいずれの路線も30分に1本の割合と書いてある。
が、おそらくこれはおおよそのもので、あまり当てにならない。
昼間は本数が多い。特にA1バスは頻繁に出ているはずだ。

夜間は本数が減る。


(注意:このタイムテーブルは2023年2月に取材したもの。現在は変更になっている可能性あり。)

BTSモーチット駅とMRT(地下鉄)チャトゥチャック駅は隣接している。
BTSないしMRTに乗り換えて、さらにバンコク市内へ向かうならばA1バスあるいはA2バスに乗ればいい。
ナナ、アソーク、プロンポン、エカマイなどスクンビット通りへ行くならば、BTSが便利。
シーロムやホイクワンならばMRTだ。

モーチットバスターミナルへはA1バスを利用する。

大半のA1バスは終点がモーチットバスターミナルだが、たまにBTSモーチット駅止まりのこともある。乗車時に確認しておこう。

カオサン通りへ行くならA4バス。

バスの運賃は乗車後に車掌が回収に来る。現金のみ。

注意:2024年4月
公共バス乗り場が新しくオープンしているはずだ。

以前工事をしていた様子。

2024年4月にドンムアン空港から発表になったバス乗り場の様子。

場所は国際線第1ターミナル1階の端っこあたりだ。
現地未確認のため断言はできないけれど、移転しているはず。ここが始発で6番ゲート前にも立ち寄るという形かもしれない。

スワンナプーム空港行き

ドンムアン空港からスワンナプーム空港へ行くには3つの方法がある。
無料シャトルバス、乗り合いバン、公共バスだ。

スワンナプーム空港行き無料シャトルバス

乗り場は第1ターミナル6番ゲートを出たところ。エアポートバスと同じ場所だ。

5時から24時の運行。
運賃は無料。ただし、当日にスワンナプーム空港を出発するフライトの航空券の提示が必要となる。
提示なき場合は乗車不可。

2024年4月:
エアポートバス乗り場同様に、新しい乗り場へ移動しているかもしれない。
以前の工事中のときからシャトルバス乗り場の表示はあった。

スワンナプーム空港行きロットゥー

ドンムアン空港敷地内からスワンナプーム行きの乗り合いバン(ロットゥー)が出ている。
乗車場所は、ドンムアン空港4番入り口付近。ちょっとわかりづらい。

ロットゥー番号は555とのこと。
運賃60バーツ。
平日5時から18時10分、土日6時から17時30分。

2024年4月:
上掲のエアポートバスと同様に新しいバス乗り場にスワンナプーム行きのロットゥー乗り場がある。
運賃は変わらず60バーツ。

2019年のことになるが、実際に利用したことがある。

関連記事:ドンムアンからロットゥーでスワンナプームへ、さらにエアポートバスでパタヤへ移動する方法

スワンナプーム空港のターミナルビル1階の端っこに降ろされた。
ターミナルビル反対側の端まで行けば、パタヤ行きバス乗り場だ。

スワンナプーム空港行き公共バス

ドンムアン空港からスワンナプームへ行く方法はまだある。

ドンムアン空港第1ターミナルの到着フロアを出て、敷地外へ進む。
すると大通りに出ることができる。
すると、バンコク市内方面へのバス乗り場がある。

554ないし555バスがスワンナプーム空港行きのローカルバスだ。
運賃34バーツ。(最新の運賃は不明、値上がりしている可能性あり)

スワンナプーム空港のバスターミナルに到着するため、メインターミナルへは無料シャトルバスで移動する必要あり。

過去には何度か利用したことがある。

関連記事:【ドンムアン空港からパタヤへ】554番バスでスワンナプーム空港、バス乗り継ぎ。2019年最新情報。

ベストなのは無料シャトルバスが利用できることだが、もし無理な場合は、ローカルバスを使うと安上がりだ。

国鉄レッドライン

2021年に開業したのがタイ国鉄(SRT)による都市鉄道のレッドラインだ。
高架鉄道となっており、ドンムアン空港からバンコク市内へ移動できる。

レッドラインのドンムアン駅へは、ドンムアン空港第2ターミナル(国内線)の奥にあるスカイウォークを渡って行く。
第1ターミナルからはかなりの距離がある。国際線到着口からは徒歩10分はかかりそう。

ドンムアン空港駅レッドライン時刻表

注意:この時刻表は以前のもの。2023年8月より、始発時間が早くなり、運転本数も増えた。
また、2023年10月より、レッドラインの運賃は最大20バーツ運賃制が導入されている。

レッドラインに乗って、ドンムアンからクルンテープ・アピワット駅へ行く。クルンテープ・アピワット駅は別名バンスー中央駅だ。
バンスーでMRTバンスー駅に乗り換えることができる。ここから、シーロム、スクンビットなどへ地下鉄一本で行ける。

ドンムアン空港国際線到着の場合は、エアポートバス乗り場が非常に近いため、バス利用が便利だと思う。
でも慣れていない人は、安心安全のレッドラインでもいい。

国鉄在来線

バンコク市内へ行く電車はレッドライン以外にもある。
従来のタイ国鉄ローカル線だ。

ドンムアン空港から国鉄ドンムアン駅は陸橋を渡った先。

レッドラインの出る高架線路ではなく、地上に線路が走る。

国鉄ドンムアン駅から在来線でバンコク・ファランポーン駅へ向かう。

停車駅は、バンスー・ジャンクション、サムセン、ファランポーン。
所要時間50分。
3等車で運賃5バーツ。
ただし、時間帯によっては急行列車となることもあり、その際は運賃が上がる。

時刻表⇒https://www.railway.co.th/Station/StationList?StartStation=1017&DestStation=1001&TrainNo=314

バンスー・ジャンクション駅は、クルンテープ・アピワット駅のすぐ隣にある。
バンスーとファランポーンでMRTに乗り継ぎ可能だ。

ファランポーン駅からはパタヤ行きの列車が出ている。1日1本のみ。

関連記事:バンコク(ドンムアン空港・ファランポーン駅)からパタヤへ列車で行く方法

タクシー

ドンムアン空港からの移動方法には、むろんタクシーもある。
エアポートタクシーは、第1ターミナル到着フロアーの1階6番ゲート付近。国際線で到着すれば、すぐにわかる。
待合所があって、番号札を取り、順番待ちする。
基本はメーター制。運賃の他に、空港使用料50バーツがかかる。

ドライバーによっては、メーター使用を嫌がり、定額要求してくるかも。
この場合は、空港使用料込みの総額で交渉すること。

AOTからの情報では、CABB TAXIというものを利用可能となっている。
第1ターミナル1階7番ゲート付近に乗り場があるようだ。24時間利用可能。
詳細はわからないが、エアポートタクシーよりも豪華なキャブ仕様のタクシーと思われる。料金は高そう。

国内線第2ターミナルの7番ゲート付近にもタクシー乗り場あり。

空港敷地を出ると一般タクシーをつかまえることができる。
スワンナプーム空港とは違い、すぐに敷地外へ出られる。
一般道で流しや客待ちのタクシーに乗るほうが、エアポートタクシーより安くなるはずだ。

空港から鉄道駅へ向かう陸橋を途中で降りると、客待ちタクシーが並んでいることが多い。

Grab

配車アプリのGrabで車を呼ぶ事ができる。

2024年3月には、ドンムアン空港第2ターミナル1階12番ゲート付近にGrab専用のサービスカウンターが設置された。わからないことがあれば相談に乗ってくれる。
国際線第1ターミナルでのGrabピックアップポイントは、ゲート3と4のあたり。
国内線第2ターミナルのピックアップはゲート11から14あたりだ。

Grabは事前に運賃がわかるため、使い勝手がいい。
バンコク市内への移動はGrabが楽だ。

バンコク目的地別ルート

ドンムアン空港からバンコク各地へ移動する際のルート選択について、主要目的地別にまとめる。

スクンビット通り(ナナ、アソーク、プロンポン、エカマイなど)へ
・A1バスかA2バスでBTSモーチット駅まで行き、BTSないしMRTに乗り換える。
・レッドラインでクルンテープ・アピワットへ行き、MRTバンスー駅で乗り換えてスクンビット駅へ。

シーロム(タニヤ・パッポン)へ
・A1バスかA2バスでBTSモーチット駅まで行き、BTSないしMRTに乗り換える。BTSならサラデーン駅、MRTならシーロム駅へ行く。
・レッドラインでクルンテープ・アピワットへ行き、MRTバンスー駅で乗り換えてシーロム駅へ。

カオサン通りへ
・A4バス一択。
極限まで節約したいなら、国鉄在来線の5バーツ列車でファランポーン駅まで行き、あとは1時間くらい歩けば、カオサン通りへ行ける。

バスターミナルへ
・モーチットバスへは、A1バスでいい。時間のない人はタクシーで。
・エカマイバスターミナルへは、A1バスでBTSモーチット駅まで行き、BTSに乗り換える。

ドンムアン空港からパタヤへの行き方

ドンムアン空港からパタヤへの行き方についても少し触れておく。

ドンムアン空港からパタヤへ直接向かうバスやロットゥーはない。
パンデミック明けにベルトラベルによるドンムアン空港発パタヤ行きバスサービスが運行再開された。が、客がおらず、あっという間に撤退してしまった。
ランシットからパタヤへ向かうロットゥーはあるが、ドンムアン空港には立ち寄らない。
よって、ドンムアン空港からパタヤへ直接行くにはタクシーを使うしかない。
エアポートタクシーは交渉制となり、おそらく2000バーツくらいは請求されそうだ。空港敷地外の一般タクシーでも最低1500バーツほどだろう。

公共交通機関を使ってパタヤへ行くには、乗り換えが必要。

・A1バスでモーチットバスターミナルへ行き、パタヤ行きバスに乗り換える

・スワンナプーム空港行きのロットゥーないしローカルバスに乗り、スワンナプーム空港でパタヤ行きエアポートバスに乗り換える

・レッドラインや国鉄在来線でランシットへ行き、ランシットからパタヤ行きロットゥーに乗り換える

・国鉄在来線でファランポーン駅へ行き、パタヤ行き列車に乗り換える

最安値は国鉄利用だが、パタヤ行き列車は1日1本のみ。難易度が高め。
無難な方法は、A1バスでモーチットバスターミナルまで行って、パタヤ行きバスに乗り換えること。自分であればそうする。
スワンナプーム空港経由も悪くない方法だが、ドンムアン空港からスワンナプーム空港への移動がちょっと厄介かも。あとスワンナプーム空港からパタヤへのバスは大人気のため長い待ち時間が発生する。

まとめ

ドンムアン空港は、スワンナプームに比べると、規模が小さくて利用しやすい。
バンコク市内へも近く、移動方法にはレッドラインが加わり、ますます便利になった。
タイ国内線や東南アジアへの国際線に搭乗する際にはけっこう使い勝手のいい空港だ。
ただ、パタヤへの移動は面倒なままだ。

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