バンコクには2つの国際空港がある。1つはスワンナプーム空港で、これが国の玄関口だ。
もうひとつがドンムアン空港。かつてのメイン空港だったが、スワンナプーム空港開業後は、主にLCC路線が就航している。
パンデミック前はタイ・エアアジアXの日本路線がドンムアン空港を利用していたが、パンデミック明けはスワンナプーム空港に移転した。そして、2024年10月にはまたドンムアン空港に戻ってきた。
2024年10月時点で、日本からの直行便は、福岡発と沖縄発のタイ・エアアジア便と、成田と関空と名古屋と札幌発のタイ・エアアジアX便がドンムアン空港に到着する。
また、タイ・ライオンエアは成田発台北経由ドンムアン行きの経由便を運航している。
タイ・エアアジアXのドンムアン空港再移転により、日本人旅行者のドンムアン空港利用頻度が高くなった。
バンコク市内までの距離でいえば、スワンナプーム空港よりも便利な場所にある。
パンデミック明けにドンムアン空港は何度も利用している。
バンコク・ドンムアン空港到着と移動方法について、公式情報と現地取材をもとに情報をまとめた。
(2025年1月時点の最新版に更新。特にエアポートA2バスの運行ルート変更について)
(2025年3月8日よりドンムアン空港からパタヤ行きバスが運行開始となる。パタヤ行き情報を大幅更新した)
(2025年3月14日追記:ドンムアン空港A1からA4エアポートバスの乗り場降り場がサービスホールに集約された)
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目次
ドンムアン空港到着
ドンムアン空港国際線は第1ターミナルを利用する。
国際線到着後の出口はスワンナプーム空港に比べると、かなりこぢんまりとしている。迷うことはない。
到着ロビーには、両替所やSIMカード売り場などが並ぶ。両替レートはやはりよろしくない。
空港を出て、タイ国鉄ドンムアン駅の旧プラットフォーム内とレッドライン改札口近くにハッピーリッチというレートのいい両替屋があるが、少し歩く必要あり。
バンコク市内やパタヤに移動してからまとめて両替するといい。
ATMはカシコン銀行やバンコク銀行など有名どころが設置してある。タイバーツを入手するにはATMでキャッシングするといいかも。
SIMカード売り場はAISの正規販売店があるが、やはりスワンナプーム空港と同じく空港価格だ。
到着ロビー内にコンビニあり。ローソンとセブンイレブン。日本と変わらず。
到着後すぐにちょっとした買い物ができる。
ドンムアン空港ターミナルビル内に喫煙所はない。
到着口はビル1階となっており、一度ターミナルビルを外に出て、国内線の第2ターミナルのほうへ歩いて行き、道路を渡ったところに喫煙所がある。
国際線到着口からは歩いて2,3分くらい。
そこらへんで吸っている人もいるが、きちんと喫煙所へ向かいましょう。
ドンムアン空港はスワンナプーム空港に比べると圧倒的に小さいため、空港内の移動はかなり楽だと思う。
ドンムアン空港への/からの移動方法
タイ空港公社(AOT)ならびにドンムアン空港が発表している情報。2025年1月のアップデートだが、タイ語のみ。
以前は英語版があったが、最新英語版が見当たらず。
2024年後半には、エアポートバスのルート変更などが実施されている。
ここでは、タイ語での公式情報と現地取材情報をもとにドンムアン空港からバンコク中心部への移動方法についてまとめておく。
バンコク市内行きエアポートバス
公共のエアポートバスが4路線出ている。
A1バス ドンムアン空港ーモーチットバスターミナル 30バーツ
A2バス ドンムアン空港ー戦勝記念塔(アヌサワリー) 30バーツ
A3バス ドンムアン空港ールンピニー公園 50バーツ
A4バス ドンムアン空港ー王宮広場(サナムルアン) 50バーツ
2025年3月にエアポートバスの乗降場所が一箇所にまとめられた。
以前は二箇所あった。
サービスホールと第1ターミナル(国際線)到着フロア6番ゲートを出たところだ。
パンデミック前は第2ターミナル(国内線)前からも乗車可能だったが、国内線乗り場は廃止となり、現在は国際線ターミナルのみとなった。
さらにターミナルビルの拡張工事が実施されて、サービスホールが増設されて、バスターミナルとなっている。
そしてさらに2025年3月には、国際線到着フロア6番ゲート前のバス乗り場が撤廃されて、サービスホールに集約された。
サービスホール乗り場
バスの始発はサービスホールだ。
国際線到着口を出て、左に進むと従来のバス乗り場(Gate 6)がある。逆に右に進むと、新しいエリア(サービスホール)がオープンした。
駐車場とバス乗り場になっている。
バンコク市内行きのA1からA4バスもここから乗車可能で出発地点。
この次に従来の6番ゲートのバス乗り場に立ち寄るという形だ。
従来のバス乗り場は時間帯によっては非常に混雑しており、バスに座れない事態も起こる。
新しいバス乗り場は出発地なので必ず座れるはずだ。
到着口からは少し歩く必要があるが、確実に座りたい人は新しい乗り場へ行ってみるといい。
関連記事:ドンムアン空港国際線ターミナルビル拡張と新しいエアポートバス乗り場
また、以下に登場するスワンナプーム空港行きのロットゥーもここから出発する。
6番ゲート乗り場(廃止)
(重大な追記)
2025年3月時点でこの乗り場は廃止されており、サービスホールへ行くよう指示される。
以下、以前の様子を残しておく。バスのルートや運行方法などは変わっていない。
従来のバス乗り場が6番出口前で、出口付近に案内所。
外に出ると乗り場。
全4路線は昔のままだが、2024年にA2バスのルートに変更があった。
ドンムアン空港発表の情報と現地情報では内容が異なる。
以下は現地での情報。
A1バス ドンムアン空港ーセントラルラップラオーBTSモーチット駅、MRTチャトゥチャック公園駅ーJJモールーモーチットバスターミナル
30バーツ
始発5時45分、最終24時
15-20分間隔
A2バス ドンムアン空港ー退役者総合病院ーディデーンーサンティパップ公園ー戦勝記念塔
30バーツ
始発6時15分、最終23時
20-30分間隔
A3バス ドンムアン空港ーディデーンーエアポートレイルリンクのラチャプラロップ駅ープラトゥーナムーセントラルワールドーBTSラチャダムリ駅ーBTSサラデーン駅、MRTシーロム駅ールンピニー公園
50バーツ
始発6時30分、最終23時
30分間隔
A4バス ドンムアン空港ー民主記念塔ーカオサン通りー王宮広場 50バーツ
始発6時分、最終23時
20-30分間隔
以前は、A2バスでもBTSモーチット駅(あるいはMRTチャトゥチャックパーク駅)を経由していたが、2024年後半には高速道路を長く走るようになり、BTSモーチット駅には停車しなくなった。
あとのルートは特に変更なし。
運行間隔はアテにならない。
A1が一番本数が多いのは確かだ、カオサン行きのA4はなかなかやって来ない印象だ。
また夜間は本数が減る。
BTSモーチット駅とMRT(地下鉄)チャトゥチャック駅は隣接している。
BTSないしMRTに乗り換えて、さらにバンコク市内へ向かうならばA1バスに乗ればいい。
ナナ、アソーク、プロンポン、エカマイなどスクンビット通りへ行くならば、BTSが便利。シーロムやホイクワンならばMRTだ。
モーチットバスターミナルへはA1バスを利用する。
A1バスは終点がモーチットバスターミナルだが、以前にはBTSモーチット駅止まりのバスもあった。バスターミナルまで行く人は乗車時に確認しておこう。
カオサン通りへ行くならA4バス。
バスの運賃は乗車後に車掌が回収に来る。現金のみ。
(2025年3月追記:降車場所変更)
2025年3月より、エアポートの降車場所が変更になった。これまでは、バンコク市内からドンムアン空港に到着したバスは国際線3階出発フロア前に停車していたが、サービスホールでの停車に変更された。
乗車場所もサービスホールに移っており、エアポートバスはサービスホールに集約された。
ドンムアン空港にフライトで到着して、その後エアポートバスに乗りたい人は、到着ロビーへ出て右手(北側)へ進むこと。
スワンナプーム空港行き
ドンムアン空港からスワンナプーム空港へ行くには3つの方法がある。
無料シャトルバス、乗り合いバン、公共バスだ。
スワンナプーム空港行き無料シャトルバス
乗り場は第1ターミナル6番ゲートを出たところ。エアポートバスと同じ場所だ。
5時から24時の運行。
運賃は無料。ただし、当日にスワンナプーム空港を出発するフライトの航空券の提示が必要となる。
提示なき場合は乗車不可。
乗り場近くにカウンターがあるので乗車前に手続きする。
スワンナプーム空港行きロットゥー
ドンムアン空港敷地内からスワンナプーム行きの乗り合いバン(ロットゥー)が出ている。
乗車場所は、先に取り上げたドンムアン空港1階に新しくできたサービスホールのバス乗り場の片隅だ。
ロットゥー番号は555とのこと。
運賃60バーツ。
運行時間
月-金:午前5時から午前9時、午後4時から午後6時10分
土日:午前6時から午前7時10分、午後5時半
ラッシュアワー(午前5時から午前8時)は10分間隔で運行
2019年のことになるが、実際に利用したことがある。
関連記事:ドンムアンからロットゥーでスワンナプームへ、さらにエアポートバスでパタヤへ移動する方法
スワンナプーム空港のターミナルビル1階の端っこに降ろされた。
ターミナルビル反対側の端まで行けば、パタヤ行きバス乗り場だ。
スワンナプーム空港行き公共バス
ドンムアン空港からスワンナプームへ行く方法はまだある。
ドンムアン空港第1ターミナルの到着フロアを出て、敷地外へ進む。
以前はファミリーマートで今はTOPSに変わったコンビニの角をくるっとまわると大通りに出ることができる。
すると、バンコク市内方面へのバス乗り場がある。
554ないし555バスがスワンナプーム空港行きのローカルバスだ。
運賃34バーツ。(最新の運賃は未確認、値上がりしている可能性あり)
運行時間は午前5時から午後10時とのことだが、以前は真夜中でも運行していた。
スワンナプーム空港のバスターミナルに到着するため、メインターミナルへは無料シャトルバスで移動する必要あり。
過去には何度か利用したことがある。
関連記事:【ドンムアン空港からパタヤへ】554番バスでスワンナプーム空港、バス乗り継ぎ。2019年最新情報。
このルートは少々ハードル高め。タイ初心者にはおすすめしない。
ベストなのは無料シャトルバスが利用できることだが、もし無理な場合は、ローカルバスを使うと安上がりだ。
(2025年3月追記)
公共バスを運行するBMTAによれば、スワンナプーム空港とドンムアン空港を結ぶ路線である555バスの運行を2025年2月1日に取りやめたとのこと。理由は利用者が少ないため。
554番は運行継続しているはず。もともと555番バスは本数が少なかったので、554番があれば充分かと思う。
国鉄レッドライン
2021年に開業したのがタイ国鉄(SRT)による都市鉄道のレッドラインだ。
高架鉄道となっており、ドンムアン空港からバンコク中心部のクルンテープ・アピワット駅へ移動できる。
レッドラインのドンムアン駅へは、ドンムアン空港第2ターミナル(国内線)の奥にあるスカイウォークを渡って行く。
第1ターミナルからはかなりの距離がある。国際線到着口からは徒歩10分以上かかりそう。
ドンムアン空港からクルンテープ・アピワット駅までの運賃は37バーツ。
ただし、2023年10月より、レッドラインの運賃は最大20バーツ運賃制が導入されている。(時期限定措置のため、いずれは元の運賃に戻る可能性あり)
所要時間は17分。
ドンムアン空港発表情報と異なり、始発と終電の時刻が変更となっている。
ドンムアン初クルンテープ・アピワット駅行きの始発が午前5時7分、終電が0時7分。
1時間あたり4本から6本で運行。基本は15分に1本だ。
時刻表⇒https://www.srtet.co.th/en/fare-timetable?s=10
レッドラインに乗って、ドンムアンからクルンテープ・アピワット駅へ行く。クルンテープ・アピワット駅は別名バンスー中央駅だ。
バンスーでMRTバンスー駅に乗り換えることができる。ここから、シーロム、スクンビットなどへ地下鉄一本で行ける。
BTSに乗り換えるには、バンスーの隣駅であるチャトゥチャック駅でBTSモーチット駅に行くか、スクンビット駅まで行けばいい。
ドンムアン空港国際線到着の場合は、エアポートバス乗り場が非常に近いため、バス利用が便利だと思う。
でも慣れていない人はレッドラインでもいい。
駅までの移動距離や乗り換えにかなり時間がかかるけれど、すべて列車移動で済むのは安心感がある。
国鉄在来線
バンコク市内へ行く電車はレッドライン以外にもある。
従来のタイ国鉄ローカル線だ。
以前はローカル線は地上の駅を併用して使っていたが、現在は高架化されたドンムアン駅を利用するようになった。
ドンムアン駅から在来線でバンコク・ファランポーン駅へ向かう。
停車駅は、バンスー・ジャンクション、サムセン、ファランポーン。
所要時間50分。
3等車で運賃5バーツ。
ただし、時間帯によっては急行列車となることもあり、その際は運賃が上がる。
時刻表⇒https://www.railway.co.th/Station/StationList?StartStation=1017&DestStation=1001&TrainNo=314
バンスー・ジャンクション駅は、クルンテープ・アピワット駅のすぐ隣にある。クルンテープ・アピワット駅からMRTバンスー駅につながっている。
また、終点のファランポーン駅でもMRTに乗り継ぎ可能だ。BTSとは接続していない。
ファランポーン駅からはパタヤ行きの列車が出ている。1日1本のみ。
関連記事:バンコク(ドンムアン空港・ファランポーン駅)からパタヤへ列車で行く方法
ドンムアン空港からパタヤへはタイ国鉄を乗り継ぐのが最安値の方法となる。
タクシー
ドンムアン空港からの移動方法には、むろんタクシーもある。
エアポートタクシーは、第1ターミナル到着フロアーの1階6番ゲート付近。国際線で到着すれば、すぐにわかる。
待合所があって、番号札を取り、順番待ちする。
基本はメーター制。運賃の他に、空港使用料50バーツがかかる。
ドライバーによっては、メーター使用を嫌がり、定額要求してくるかも。
この場合は、空港使用料込みの総額で交渉すること。
AOTからの情報では、CABB TAXIというものを利用可能となっている。
第1ターミナル1階7番ゲート付近に乗り場があるようだ。24時間利用可能。
詳細はわからないが、エアポートタクシーよりも豪華なキャブ仕様のタクシーと思われる。料金は高そう。
国内線第2ターミナルの7番ゲート付近にもタクシー乗り場あり。
空港敷地を出ると一般タクシーをつかまえることができる。
スワンナプーム空港とは違い、すぐに敷地外へ出られる。
一般道で流しや客待ちのタクシーに乗るほうが、エアポートタクシーより安くなるはずだ。
空港から鉄道駅へ向かう陸橋を途中で降りると、客待ちタクシーが並んでいることが多い。
ここはメーター利用率が高いとされる。
Grab
配車アプリのGrabで車を呼ぶ事ができる。
2024年3月には、ドンムアン空港第2ターミナル1階12番ゲート付近にGrab専用のサービスカウンターが設置された。わからないことがあれば相談に乗ってくれる。
国際線第1ターミナルでのGrabピックアップポイントは、ゲート3と4のあたり。
国内線第2ターミナルのピックアップはゲート11から14あたりだ。
Grabは事前に運賃がわかるため、使い勝手がいい。バンコク市内への移動はGrabが楽だ。
ただし、ドンムアン空港内まで呼び込むと料金が高くなりがち。
ターミナルビルを出て一般道でGrabを呼んだほうがいいかもしれない。
バンコク目的地別ルート
ドンムアン空港からバンコク各地へ移動する際のルート選択について、主要目的地別にまとめる。
スクンビット通り(ナナ、アソーク、プロンポン、エカマイなど)へ
・A1バスでBTSモーチット駅orMRTチャトゥチャックパーク駅まで行き、BTSないしMRTに乗り換える。ナナとプロンポンはBTS利用のこと。
・レッドラインでクルンテープ・アピワットへ行き、MRTバンスー駅で乗り換えてスクンビット駅へ。
シーロム(タニヤ・パッポン)へ
・A3バスでシーロムまで1本。ただし日中は渋滞のおそれあり。
・A1バスでBTSモーチット駅まで行き、BTSないしMRTに乗り換える。BTSならサラデーン駅、MRTならシーロム駅へ行く。
・レッドラインでクルンテープ・アピワットへ行き、MRTバンスー駅で乗り換えてシーロム駅へ。
カオサン通りへ
・A4バスでカオサンまで一本。
極限まで節約したいなら、国鉄在来線の5バーツ列車でファランポーン駅まで行き、あとは1時間くらい歩けば、カオサン通りへ行ける。
また、ドンムアン空港を出て一般道でローカルバスに乗る方法もある。定番の59番赤バスは、ランシット発王宮広場(サナムルアン)行きだ。カオサン通り近くで下車する。運賃は9バーツくらい。
バスターミナルへ
・モーチットバスへは、A1バスでいい。時間のない人はタクシーで。
・エカマイバスターミナルへは、A1バスでBTSモーチット駅まで行き、BTSに乗り換える。
深夜到着の場合は?
なお、日本からのタイ・エアアジアXは、便によっては夜遅くにドンムアン空港に到着する。
深夜0時をまわると、エアポートバスは運行しない。A1バスの最終が24時だ。
レッドラインも運行していない。
タイ国鉄の在来線も深夜は走っておらず、早朝まで待つ必要あり。
よって、深夜0時以降は、空港タクシーか配車アプリを使うしかない。
ドンムアン空港敷地を出たところの大通りには終夜バスが走っているが、利用難易度は高め。
やはり大人しくタクシーかGrabを使うのがいい。
ドンムアン空港からパタヤへの行き方
ドンムアン空港からパタヤへの行き方についても少し触れておく。
2025年3月8日からドンムアン空港=パタヤのバス路線が新規開設された。運行はトランスポート社(ボーコーソー)。
よって、ドンムアンからパタヤへバスで直行できる。
・パタヤ行き直行バス
トランスポート社運行。
ドンムアン空港発 6:30 10:30 13:30 17:30
パタヤ発 07:00 10:00 14:30 17:00
運賃155バーツ
運行距離162km
所要時間:2時間30分
ドンムアン空港の出発地点は、国際線第1ターミナルに隣接するサービスホール。
バンコク市内行きエアポートバスの始発乗り場と同じエリアだ。
サービスホールにトランスポート社のチケット販売ブースを設置している。また、国際線第1ターミナル内と国内線第2ターミナルの1階にも販売ブースを設置。
国際線でドンムアン空港に到着したら、到着口を出て右手へ進むとサービスホールがある。まず右へ進もう。
ドンムアン空港を出発したバスはひたすら高速道路を走り、パタヤまでノンストップ。
高速7号線を降りたあとにスクンビット通り沿いに順番に停まっていく。
1.ノースパタヤ交差点近く
2.セントラルパタヤ交差点
3.サウスパタヤ交差点
4.テパシット交差点(上り側)
1のノースパタヤ交差点近くは、スワンナプーム空港から出ているルンルアン社のエアポートバスの降車場所と同じ。
降車したところでソンテウやバイクタクシーが待機している。
乗り合いルートソンテウに乗るならば、ノースパタヤ通りに入ったところでソンテウが待機していることがある。本数は少ない。
2のセントラルパタヤ交差点は、スワンナプーム空港発ルンルアン社エアポートバスは停車しない。トランスポート社のバスは停車する。
乗り合いルートソンテウに乗るならば、パタヤカン(セントラルパタヤ)通りに入ったところでソンテウが待機していることがある。本数は少ない。
3のサウスパタヤ交差点は、ルンルアン社のエアポートバスの降車場所と同じ。
ノースパタヤほどではないが、ソンテウやバイクタクシーが待機している。
乗り合いルートソンテウに乗るならば、サウスパタヤ通りに入ったところでソンテウが待機していることがある。本数は少ない。
ウォーキングストリートへ行くにはサウスパタヤ下車が便利だ。
4のテパシット交差点は、スクンビット通りでUターンしてから、停車する。
ジョムティエン方面へは行くには便利。テパシット通りに入って、テパシットナイトマーケット前には乗り合いソンテウが待機していることがある。タップラヤー通りまで移動して、ジョムティエン行きの乗り合いソンテウに乗り換えればいい。ソンテウ代は合計20バーツ。
ドンムアン空港へ向かうバスのパタヤ乗車場所は、スクンビット通り沿いのノースパタヤとセントラルパタヤの間にあるトランスポート社のオフィス前。
降車地点での乗車はできない。トランスポート社オフィスのみだ。
地図
・モーチットバスターミナル経由でバス
これが従来の王道的なパタヤへの移動ルート。
トランスポート社によるパタヤ直行バスが運行開始となったため、選択肢としては2番目となった。ただ、パタヤ直行バスは本数が少ないため、待ち時間が長くなる可能性がある。その場合は、モーチット経由を選択するといい。
まず、A1エアポートバスでモーチットバスターミナルまで移動する。30バーツ。
次にモーチットバスターミナルでパタヤ行きバスのチケットを購入する。140バーツ。
モーチットバスターミナルは広いため、乗り場には注意。
パタヤの到着地はノースパタヤバスターミナル。
ここからパタヤ中心部までは少し距離ある。バスターミナル内の乗り合いソンテウならホテルまで送ってもらえる。乗客を順番に送っていくため時間がかかる。50バーツ。
バスターミナル内にいるバイクタクシーは高値をふっかけてくる。最低でも100バーツ。へたすると120とか150バーツと言われる。非推奨。
バスターミナルを出たところで、GrabかBoltで配車するのがおすすめ。車だと80バーツほど、バイクだと40バーツほど。
スワンナプーム空港経由バス移動
スワンナプーム空港発パタヤ行きバスに乗り換えるルートだ。
かなり面倒くさいし、時間も読めない。モーチットバスターミナル乗り換えルートのほうがいい。
また、ドンムアン空港発パタヤ行き直行バスができたので、もはやスワンナプーム経由にする意味はほとんどない。
いちおう説明しておく。
ドンムアン空港からスワンナプーム空港への行き方は上掲内容を参照。
無料シャトルバスはスワンナプーム空港出発フライト搭乗券が必要なため、無料シャトルバスは利用できない。
よって、ドンムアン空港サービスホールから出ているロットゥーか空港を出たところのバス停からローカルバスを利用する。
スワンナプーム空港到着後にパタヤ行きバスに乗り換える。1時間に1本の割合で運行されていて、増便もある。
それでも、人気のため、満席で乗れないことが多い。2時間待ちも覚悟しておくこと。
運賃143バーツ。
パタヤの降車場所と到着後移動方法についてはこちらを参考に。
関連記事:スワンナプーム空港からパタヤへのエアポートバスの現状、値上げとパタヤ降車場所
ロットゥー
ドンムアン空港からパタヤ行きのロットゥーは運行されていない。
パタヤとランシットを結ぶロットゥーがあるが、パタヤ発の場合はドンムアン下車ができるものの、ランシット発はドンムアンで乗車できない。
よって、このロットゥーに乗るには、一度ランシットまで行く必要がある。ランシットまでは、レッドラインや国鉄在来線やローカルバスで行ける。ランシットのロットゥーターミナルでパタヤ行きバスに乗れば、パタヤに直行できる。降車場所は、パタヤカンとスクンビット交差点近く。
ロットゥーの運賃は180バーツ。
さらにマニアックな方法としては、ドンムアン空港の敷地を出て、外の大通り沿いに立つ。そこで通りかかるパタヤ方面行きのロットゥーを止めて、運転手と交渉して、パタヤまで乗せていってもらう方法だ。タイ語ができないとかなり厳しい。非推奨。
タイ国鉄乗り継ぎ
最安値ルートはタイ国鉄を乗り継ぐ方法だ。
まず、ドンムアン駅からファランポーン駅へ行く。タイ国鉄在来線の3等車ならば運賃5バーツ。
ファランポーン駅からパタヤへは平日1日1本で普通列車が運行されている。
ファランポーン発午前6時55分の283号。パタヤ到着が10時35分。運賃は31バーツ。
最安値で36バーツ。
また、土日限定で特別列車が運行されている。ファランポーン発午前6時45分の997号。パタヤ着が9時13分。運賃170バーツ。
ハードルは高く、時間もかかる。
パタヤ駅到着後には乗り合いソンテウが待機しており、パタヤ中心部まで一人50バーツ。中心部であれば指定したホテルまで送ってもらえる。
駅から中心部まで歩いて行ける距離ではない。
タクシー
パタヤ行き直行バスが開始される2025年3月8日までは、ドンムアン空港からパタヤへ直行する方法はタクシーのみ。
エアポートタクシーは交渉制となり、おそらく2000バーツくらいは請求されそうだ。
空港敷地外の一般タクシーでも最低1500バーツほどだろう。前述のとおり、アマリホテルへ向かう陸橋を途中で降りて、大きな道路沿いで客待ちしているタクシーと交渉するのがいい。
GrabやBoltといった配車アプリでも安くはない。タクシーと交渉するのと料金は変わらないだろう。
事前に送迎車を手配しておくのが楽でいい。ドンムアン空港からパタヤへの送迎はおおむね1500バーツ。当日は到着ロビーでドライバーと待ち合わせして乗り込むだけで、パタヤのホテルまで送ってもらえる。
パタヤ行きまとめ
2025年3月8日以降なら、トランスポート社のパタヤ直行バスが最適。ただ、1日4本しかないのがネック。ドンムアン空港到着のタイミングによっては、かなり待つ必要が出てくる。最終バスが午後5時半。
次善の策は、モーチットバスターミナル経由のバス移動となる。モーチット発パタヤ行きバスの最終は午後6時。
3番目は、スワンナプーム空港経由バス移動。スワンナプーム空港発パタヤ行きバスの最終は午後10時。
ランシット経由ロットゥーは難易度高めのため、よほど慣れている人向け。
夕方6時頃にドンムアン空港到着の場合は、バスでの移動は付加。
エカマイ発パタヤ行きバスの最終が午後10時なので、ドンムアンからA1バスでBTSモーチット駅へ移動して、BTSに乗り換えてエカマイ駅まで移動すれば、なんとか間に合うかなという程度。
それ以上遅い時間帯だと、タクシーを使うしかない。事前の送迎車手配がおすすめだ。
ドンムアン空港からパタヤへの移動はけっこう面倒くさいものだ。初心者には難易度高め。
が、1日4本だけとはいえ、直行バスが運行開始となる。基本はこの直行バス狙いでいくこと。あとは時間帯次第。
まとめ
ドンムアン空港は、スワンナプームに比べると、規模が小さくて利用しやすい。
バンコク中心部へも近く、移動方法にはレッドラインが加わり、より便利になった。
タイ国内線や東南アジアへの国際線に搭乗する際にはけっこう使い勝手のいい空港だ。
パタヤへの移動については、従来は直行手段が限られていて実に面倒だったが、ようやく直行バスが運行開始となった。利便性が大幅アップする。
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