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空港やバス関連

バンコク(ドンムアン空港・ファランポーン駅)からパタヤへ列車で行く方法

投稿日:


バンコク・ドンムアン空港からパタヤまで列車で移動してみた。

やってみると実に簡単なのだが、まあ時間のかかることかかること。
ただし、料金は激安である。

ドンムアン空港からパタヤへの道のりを順に追っていくが、バンコク市内やスワンナプーム空港からも鉄道に接続しており、バンコクからパタヤまで鉄道で移動してみたいと考えている人も参考にしてみてほしい。

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ドンムアン空港からバンコク・ファランポーン駅までの鉄道移動

タイ・エアアジアXのXJ611便でドンムアン空港に到着したのが午前4時20分。
イミグレーションを通過したのが午前4時45分くらい。

まずは、ドンムアン駅へ向かう。
空港からは大きな道路を渡ってすぐのところに駅がある。

いくつかルートはあるが、わかりやすいのはここから。

ドンムアン空港鉄道方面出口

税関を抜けて、左に行ったあたり。
鉄道時刻表も貼ってある。

ここは階段のみだが、近くにはエレベーターもある。
とりあえず階段で2階へ。

ドンムアン空港陸橋

TRAIN STATIONと看板が出ているので、その出口から陸橋へ。
陸橋を降りると、駅になっている。
ドンムアン空港からは、ものの2,3分もあれば行ける。
陸橋を最後まで渡り切ると、駅の向こう側に出てしまうので、途中で降りてしまおう。

ドンムアン空港を背にして、左がバンコク方面。
ドンムアン空港に近いホームの端っこにチケット売り場がある。

ドンムアン空港駅切符窓口

早朝だというのに、チケットオフィスはきちんと開いていた。
バンコクまで1枚と告げると、20バーツのチケットを提示される。

ファランポーン駅行き切符

発行されたチケットにも、きちんと20バーツと表示されている。クラスは3等。
普通列車なら5バーツだが、急行列車は距離に応じて値段がアップする模様。
よって20バーツ。

ちなみに、タイ国鉄の時刻表や運賃はネットで簡単に調べられる。

タイ国鉄時刻表運賃表

http://www.railway.co.th/checktime/checktime.asp?lenguage=Eng

ここに出発駅と到着駅を入れれば、時刻表が表示される
スクリーンショット_040816_102458_AM

ドンムアンからバンコク(ファランポーン駅)までの時刻表はこのようになる。

スクリーンショット_040816_102616_AM

以下、延々と続くが省略。
北部、中部、東北部からの列車が通るので本数は多い。
待っていればそのうち来る。

わたしが乗車したのは、チケットによれば、8番目の午前4時51分発のExpress

実際に列車が到着したのが午前5時10分くらい。
まあ、それほど遅れてはいない。

これが列車の実物
ファランポーン駅行き列車 (1)

車掌にチケットを見せると、一番後ろの車両に座れと指示された。
チケット売り場の反対側となる。
すぐに列車が動き出したので、仕方なく列車内を歩いて移動。
途中、寝台車やエアコン付き車両を抜けて、最後部へ。この移動が大変だった。汗だくになった。

ファランポーン駅行き列車 (2)

3等車はエアコン無しで蒸し暑い。
席に座ると、外から風が入ってきて、ようやく涼しくなってくる。

ファランポーン駅行き列車 (3)

約1時間ののろのろ運転でバンコク・ファランポーン駅に到着。
午前6時過ぎだった。

ファランポーン駅からパタヤへ

ファランポーン駅 (6)

久しぶりに降り立ったファランポーンは、ちょっぴり小奇麗になっていた。
わたしが初めてこの駅を利用したのは約20年前。その頃の待合室は、ろくなベンチもなく、田舎から出てきたような人たちが雑魚寝をしていたものだ。
怪しい客引きも多かった。首からネームカードを下げて、いかにも政府観光局の人間だと思わせて、旅行者をカモにしようと待ち構えていた。
そんな怪しい奴が駅構内に平気で商売してたのがファランポーン駅だったが、今では静かなものだ。
チケット販売窓口もすっきりしている。

パタヤ行きチケットを購入

14番窓口がパタヤ方面行き専用チケット売り場となっている。

ファランポーン駅 (4)

が、その窓口自体が閉まっており購入不可だった。

でも心配無用。
大きなチケットカウンターですべての列車の切符が購入できる。

ファランポーン駅 (5)

All Train Ticketsと書かれている。

切符の買い方は簡単。
行き先と人数を告げるだけ。
「パタヤ ワンパーソン」
タイ語なら、「トゥンパタヤー コンディアオ」とでもどうぞ。

パタヤ行きは一日1本だけなので、時間の指定は不要。3等席のみで、座席指定もない。
料金31バーツ。

パタヤ行き切符

 

プラットフォームは6番だった。

ファランポーン駅 (2)

パタヤ行きと称しているが、正確には、Ban Plu Ta Luang行きとなる。
パタヤで途中下車する形だ。

3等席の車内はこんな感じ
パタヤ行き列車 (1)

エアコン無し。天井で小さな扇風機が頼りなさげにぐるぐる回っているだけ。
窓は全開にしておかないと、蒸し暑さでノックアウトされるだろう。

空いている席に勝手に座ればいい。
なお、進行方向に向かって左側の席のほうが広々としているが、直射日光が当たることがあり、あまりおすすめできない。右側のほうがいいだろう。

なお、ファランポーン駅からの停車駅は以下で調べられる。

http://www.railway.co.th/Ticket/list_station_stop.asp?IdTrain=283&Leg=en

スクリーンショット_040816_104302_AM

始発のバンコク・ファランポーン駅を午前6時55分に出発。
たまたまかもしれないが、わたしが乗車した際は、ほぼ定刻通りに出発した。昔は始発駅だというのに平気で30分から1時間遅れていたものだが。

ファランポーン駅出発後、バンコク市内をいくつか停車する。

パヤタイやマッカサンなどにも停車するので、スワンナプームからエアポートレイルリンクを使って鉄道に乗り換えることも可能。
実際に乗ってみると、たしかにエアポートレイルリンクと鉄道駅がほぼ直結していた。
乗り換えは簡単そうだ。

意外と人が乗ってくる。
ほぼすべてのシートが埋まっていた。詰めればまだまだ座れるので、満員ではないが、思ったよりも乗客が多い。

チャチュンサオ駅

チャチュンサオで乗客の半分ほどが下車。
席に余裕が出てきた。
行儀は悪いが、反対側のシートに足をのばしてリラックス。

列車車窓風景

のどかな田園地帯を列車はひた走る。

パタヤ駅 (5)

おっと、弁当売りがやって来た。
ガパオガイらしき弁当を購入。25バーツ。

パタヤ駅 (6)

半熟のカイダーオ(目玉焼き)が少々怖いが、気にせずに食べる。
列車の旅には、駅弁がよく似合う。

まったりとした空気が流れるローカル列車である。

しかし、陽が高くなるにつれて、車内に直射日光が差し込むようになってきた。
暑い。
しかも、砂埃まで車内に侵入してくる。
髪の毛がバリバリになってしまった。

まあ、これがローカル列車の旅というもの。
31バーツの運賃なのに文句を言うのは野暮ってものだ。

午前11時、残った乗客たちが荷物をまとめ始めた。

パタヤ到着だ。

パタヤ駅 (1)

ファランポーン駅を出発してから約4時間。
予定より30分遅れの運行となった。

パタヤ駅からパタヤ市内へ

パタヤ駅は、パタヤ中心部から少し離れた場所に位置している。
スクンビット通りのさらに東側だ。

地図

パタヤ駅プラットフォーム
パタヤ駅 (2)

駅は小さい。
改札も何もないので、すぐに外へ出られる。

パタヤ駅 (3)

駅前にソンテウとバイクタクシーが客待ちしている。
バイタクの数は少ないようで、すぐに売り切れ。
ソンテウは乗り合いになっており、座れないことはなさそう。
あと、ロットゥらしきバンも止まっていた。

パタヤ駅 (4)

今回はソンテウを選択。
ドライバーが「コンラ ハーシップバー」と呼び込みしている。
一人あたり50バーツという意味だ。
ソイブッカオと告げると、ホテルまで行くなら200バーツと吹っかけられた。
すぐに150バーツに下がったが、それでも高すぎる。
「一人50バーツでしょ?」とタイ語で問い詰めると、それはビーチロードまでの料金だと言う。
まあ、それでもいいか。あとは自力で移動しよう。

ほぼ満員状態で出発。
スクンビットからノースパタヤ通りへと入る。
そのまま直進して、ドルフィンロータリーを経由してビーチロードへ。
途中で数組の乗客が下車していった。
残り5人くらい。
ドライバーが全員に行き先を確認。どうやらブッカオとパタヤタイ方面ばかりのようだ。
「ブッカオのホテルまで行ってあげるよんカップ」とドライバーが破顔。
最初は200バーツとぼったくろうとしていたが、なんだ、いいやつじゃん、こいつ。

ソンテウはブッカオに入っていく。
ああ、帰ってきた、わが愛しのソイブッカオ。

今回宿泊予定のホテルの向かい側でブザーを押して下車。
ほとんど歩くことなく、パタヤ駅からホテルまで来ることができた。支払いはもちろん50バーツぽっきり。

これにて、ドンムアン空港からパタヤのホテルまでの遠い道のりはゴールを果たす。

いやあ、長かったなあ。

料金まとめ

今回のわたしの実例

ドンムアン空港~バンコク・ファランポーン駅:20バーツ
ファランポーン駅~パタヤ駅:31バーツ

今回のわたしの例では、20バーツ+31バーツ=51バーツで、ドンムアン空港からパタヤまで来ることができた。
さらにパタヤ駅からブッカオのホテルまでは乗り合いソンテウで50バーツ。

総合計:101バーツ

ドンムアン空港からバンコクファランポーン駅までが、普通列車の5バーツで移動できるなら、わずか36バーツでパタヤへ来れることになる。ソンテウ代も入れても、86バーツ。
まさに激安プライス。
ドンムアン空港からパタヤまでタクシー移動だと概ね1500バーツから2000バーツほど。
約20分の1の運賃です。

でも、まあ、安さだけを求めて列車を選択するというより、ローカル列車での旅行風情を味わうつもりでどうぞ。
とにかく急いで移動したいと考えている人には、まったく不向きな方法です。

正直な感想

最後に率直な感想を。

疲れた。
深夜便でほとんど寝ておらず、ほぼ完徹状態でローカル電車に合計5時間揺られるのは、けっこう体にこたえた。

あと、車内がとにかく暑かった。

列車が走っている間は、風が入ってきてそれなりに気持ちいいが、一度停車すると灼熱地獄と化す。
特に進行方向左側の座席は直射日光がもろに入ってきて、暑い。
あと、区間によっては砂埃がすごかった。これが厄介。
窓を閉めると暑いし、開けっぱなしだと砂まみれになる。
パタヤ到着までの最後の1時間くらいは、少々うんざりしてしまった。

酷暑の時期は正直おすすめできない。
4月は暑すぎる。

ハイシーズンの比較的涼しい時期ならいいかも。

次回のドンムアン空港からの鉄道移動は、正直なところ微妙。
やっぱりバスを乗り継ぐ方法にしようかと思う。

モーチット経由でバス移動するなら⇒ドンムアン空港からバスを乗り継いでパタヤへ行く方法。バンコク市内への行き方も。
スワンナプーム経由でバス移動するなら⇒パタヤからドンムアン空港へバスで行く方法。スワンナプーム空港乗り継ぎで最安値130バーツ。

でもなかなかいい経験になった。
久々にタイの鉄道に乗れたし、こういったローカル列車旅行というのは、やはり旅情をかきたてられる。
飛行機や高速バスでは味わえない風情があるよね。

いや、ほんと、風情を味わいたい人向けです、これは。

 

↓これぞ下川裕治の真骨頂という無理やりローカル列車旅

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