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タイ陸路国境 ラオス情報

タイ陸路入国最新情報、ビエンチャンから国際バスでウドンタニーへ

投稿日:

ラオスからタイに陸路入国した。
ビエンチャンからウドンタニーへの国際バスを利用。
2022年6月上旬にラオスとタイを陸路往来した際には、国際バスはまだ運行再開していなかった。
再開したのは2022年6月中旬のことだった。
そんなわけで、5年ぶりくらいに国際バスを使ってみる。
2023年4月末時点、タイ陸路入国の現状とタイ・ラオス国際バスの様子をレポート。

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タイ・ラオス国際バス

今回は、ラオス側のビエンチャンからタイ側のウドンタニーまで国際バスを使う。

バスはタラートサオバスターミナルから出発する。
従来のバスターミナルの裏手に、新しいターミナルビルを作っている。

VIENTIANE BUS STATIONという名称の看板だ。

地図

ビエンチャンの国際バスチケット販売場所は以前と同じ場所だ。
バス乗り場の表側というか、道路沿いにある。
チケット売り場と乗り場は違うので少し注意。

ビエンチャン発ウドンタニー、ノンカイ、バンコク行きのチケットを売っている。

ちなみにバスチケット売り場は、昼12時から1時までランチブレイクだ。知らずに12時半に訪れたため、時間つぶしする必要があった

ビエンチャン-ウドンタニー時刻表
ビエンチャン発 8:00、10:00、12:00、14:00、15:00、18:00
ウドンタニー発 8:00、10:00、12:00、14:00、15:00、18:00

ビエンチャン-ノンカイ行き時刻表
ビエンチャン発 07:30、10:00、15:30、18:00
ノンカイ発 07:30、10:00、15:30、18:00

ビエンチャンからノンカイ:55バーツ、31,000キープ
ビエンチャンからウドンタニー:80バーツ、44,000キープ

オーバータイム(おそらく18時発)と週末のバスは5バーツ追加あり。

バンコク行きは、おそらく1日1本。18時発のみ。価格は消されており不明。

支払いはラオスキープでもタイバーツでも可能。
ラオスキープキープ払いは、以前の2倍となっている。ウドンタニー行きは22,000キープだったものが44,000キープとなった。バーツ払いでは以前と変わらず80バーツのまま。

購入時にはパスポートの提示が必要。
また、前日前売りは不可。当日は好きなチケットが購入可能だ。
今回は13時に訪れて、14時のウドンタニー行きバスが購入できた。

出発まであと1時間もある。

タラートサオバスターミナル周辺の屋台や商店は、ほぼ営業再開ずみだ。昨年6月はすかすかだったのが嘘のよう。

バスターミナル前にある屋台でカオジー(ラオス好きサンドイッチ)を購入しておく。1万キープ(20バーツ)。

バス乗り場

裏手にある新しいバス乗り場。

まだ完成までは遠そうな雰囲気だ。気長に完成を待とう。

乗り場が並ぶ。

ブッダパーク行きの14番バスは、タイ・ラオス友好橋国境に立ち寄る。

始発が朝6時で、最終が17時30分。
30分に1本の割合で運行されている。

国際バスを使わずに自力で国境を越える場合はこのバスを使う。
運賃は12,000キープ。

国際バスは、青いボディが特徴だが、タイ側の運行とラオス側の運行で車体は異なる。
まあ、だいたいわかる。

特に待合所はなく、ベンチが置いてあるだけ。

カオジーかじりながら出発を待つ。

13時48分、乗車スタート。

座席指定でチケットに番号が書いてある。
車掌が案内してくれる。

この時の乗車率は6割ほど。
後ろのほうはがらがらで、隣の席のファラン客は後ろへ移っていった。

14時ジャストの定刻通りに出発。

ラオス出国

出発後すぐにラオスの出国カードが配布される。
ラオス入国時にすでに渡されているはずなので、なくした人だけもらっておこう。

約30分でラオスのイミグレーションエリアへ。

14時34分、バスを下車。
ここでは、大きな荷物はバスに置いたままでも大丈夫。手ぶらで行く。

ラオス出国手続きへ。

手間側には両替所やなにかの窓口があるがスルーしていい。
以前あった出国手数料みたいなのはなくなっていた。

パスポートコントロールの各ブースには数人並んでいるだけ。
あっという間に順番になる。
パスポートと出国カードを提出するだけ。
出国カードはほとんどチェックされていなかった。

ものの3分でイミグレーションを通過。

その先には税関があるが、ここもスルー。
何もチェックされない。

ラオス陸路国境を越える際に20バーツを請求されたという話を最近いくつも耳にしたが、このときはそのような場面はなかった。
ただ、夕方以降や週末ではなにかの手数料がかかる可能性あり。このあたりよくわからない。
もし20バーツを請求されたら、素直に払うしかなさそうだ。

税関を抜けた先は、ラオスでもタイでもない不思議な緩衝地帯。
国際バスでなく自力移動の場合は、ここでタイ国境行きのバスのチケットを買う。

15,000キープもしくは30バーツだ。

左手に見える京都市バスが国境行きの30バーツバス、右手奥に見えるのがウドンタニー行き国際バスだ。
また国際バスに乗車する。

全員が揃ったところで再出発となる。
14時42分、出発。
わずか8分で全員が揃った。早い。

タイ入国手続き

メコン川の上に架けられたタイ・ラオス第一友好バスを渡る。

いよいよタイに入る。
いつの間にか、右側通行から左側通行にチェンジするのも興味深い。

14時46分、タイのイミグレーション前に到着。
バスを下車する際には、すべての荷物を持っていく必要あり。

手前左側の通路を通る。

パンデミック中はヘルスコントロールというブースとなっており、ワクチン接種証明書などのチェックがあった。
現在は自動の検温があるだけで、スルーできる。何のチェックもない。

その先がイミグレーションだ。

なんとまあ、人であふれかえっている。
パスポートコントロールのある建物内に入ることすらできない長蛇の列だ。
なにかの団体ツアー客がざっと150人くらい固まっている。
3つオープンしている外国人向けパスポートコントロールの窓口のうち、2つがその団体ツアーのために使われており、実質的に窓口が一つのみだ。

ちなみに、タイ空路入国では不要となった出入国カードは、陸路入国では依然として必要だ。

国際バス内では配布されなかったので、自分でパスポートコントロールのある建物内に入っていき、右手にあるカウンターで必要枚数をもらう。
バーコードと書いてある先が出入国カードがもらえるカウンターだ。

出入国カードを貰ったら、列に並びながら記入。
記入台はあるけれど、時間がもったいない。並びながらでも書ける。

遅々として進まぬ列。
建物内に入るまでに30分はかかった。外は暑かった。
中も暑い。
結局1時間以上かかって、ようやく順番になった。

パスポートと出入国カードを提出する。
顔写真撮影と指紋登録あり。
質問もなくスタンプを押してもらう。
ああ長かった。

別室送りでバスに置いてけぼりくらう

と、ここでトラブル。
ビザ持ちなのに、ノービザ入国の滞在日数スタンプを押されていた。
しまった。先にビザのことを伝えておけばよかった。
慌ててビザありますよと指摘すると、別の係官を呼ばれて、連れていかれる。
どうやら修正は別室でやるらしい。

隣の建物内の奥に、ちょっと偉いさんっぽい人が一人で切り盛りする個室があった。
先客はタイ人っぽい家族連れで、子供の手続きをしていた。
ちょっと時間がかかる。
さらに、もうひとりインド人ぽい男性も一人待っている。

すると、国際バスの車掌が呼びに来た。
他の乗客は全員揃ってるから、もうバスは出発するという。
いやもうすぐ終わるから待ってほしいと伝えるも、かなり遅れているから出発するというではないか。
バスチケットを見せれば、次のバスに乗れるともいう。
15時のビエンチャンを出発したバスがすでに国境まで到着済みだから、心配するなと。
たしかにイミグレーションで1時間列に並んだわけで、1時間後出発のバスに追いつかれるのも当然の話だ。
まあしょうがないか。
大人しく次のバスを待とう。あまり他の乗客には迷惑かけられないし。

この国際バスには、過去10回以上は乗っていると思うけれど、バスに置いてけぼりをくらうのは初めてだ。
これもいい経験。

ちなみにインド人はどうやらタイ入国回数が多すぎるという利用で別室送りにされたらしい。
あれこれ問い詰められている会話がすべて丸聞こえ。
ノンカイ陸路入国はゆるい印象だったけど、厳しいときは厳しいみたい。
最後はちゃんと入国が認められていた。

ようやく自分の番になり、スタンプの修正をしてもらった。
担当者は女性で、あれこれと世間話。
なかなかいい人。

もう一度、パスポートコントロールへ。
列はかなり短くなっていた。
むろんもう一度並ぶ必要はなく、さっきの係官に一声かけてから、横を素通りしていく。

次に税関。
荷物はすべてX線に通すよう言われる。
このためにバスからすべての荷物を持って下りる必要がある。
あと、今回のように置いてけぼりにする可能性もあるから荷物は持っていかないとダメだね。

16時10分、ようやくタイ入国を果たす。

長かったなあ。
到着から出るまで1時間28分もかかった。
別室での修正手続きがなかったとしても1時間10分はかかったはずだ。

ノンカイ陸路国境でのタイ入国は何度となく体験してきたが、今回が最も時間がかかった。
謎の100人単位の団体客がいなければ、おそらく20分程度で済んだはずなのだが。

ウドンタニーへ

さっきの車掌が言ったように、すでに次の国際バスが待機していた。

とりあえずバス前にいた運転手にチケットを見せて、これに乗ると伝えておく。

まだ出発までは時間がありそうなのでトイレと一服。
まあ、逆にゆっくりできたので良しとする。

ちなみに、自力で国境を越えてきた場合は、この先にウドンタニー行きのロットゥー乗り場がある。またノンカイ市内へ行くにはトゥクトゥクを利用する。

16時28分、全員揃ったようで、バスは出発。

15時ビエンチャン発のバスはがらがらで、乗車率30%くらい。
まあ、この国際バスの特徴としてタイ到着時にバスを離脱する人も多いんで、もともとの乗車率は不明だが。

あとはノンストップでウドンタニー市内を目指す。

セントラルプラザウドンタニーまでやって来る。

バスターミナルはもうすぐだ。

17時28分、ウドンタニーバスターミナルに到着。

国境からここまでジャスト1時間の道のりだった。
ビエンチャン出発からは、合計3時間28分かかった。
過去最長記録を更新した。

でもやっぱり国際バスは楽でいい。

自力移動と国際バスの費用を比較しておく。

自力移動
ビエンチャンから友好橋までのバス運賃12,000キープ(24バーツ)
友好橋を渡るバス運賃15,000キープあるいは30バーツ
ノンカイ国境からウドンタニーまでのロットゥー55バーツ
合計109バーツ

国際バスだと80バーツ

金額的にも体力的にも国際バスのほうがいい。

ウドンタニーからビエンチャンへの国際バス

いちおう、ウドンタニーから国際バスに乗る方法も簡単に触れておく。

ウドンタニーバスターミナル内に国際バスチケット販売窓口がある。

時刻表

1日6本。
運賃は80バーツ。ビエンチャン出発のバスと同じ価格と同じタイムテーブルとなっている。
7時半と18時出発、ならびに週末と祝日のバスは追加料金5バーツ。

購入時にはパスポートが必須。またラオス入国ビザも必要となっているが、日本人はビザ免除でラオス入国可能なので、ビザの提示は不要だ。

あとは、逆ルートをたどるだけ。

ウドンタニーバスターミナル⇒ノンカイ国境でタイ出国⇒友好橋渡る⇒ラオス入国⇒タラートサオバスターミナル

所要時間は、うまくいけば2時間程度ですむ。
簡単です。

まとめ

約5年ぶりのタイ・ラオス国際バスの利用となった。
バスの本数はまだ少ない。運賃はバーツ払いだと変更はない。
運用自体は何も変わっていない。流れは簡単だ。
タイ入国のイミグレーションが混雑しているのが厄介で、そのうえ、スタンプ修正というトラブルがあったため、バスに置いてけぼりをくらったが、それでも問題なく次のバスに乗れた。
初めての利用する人でも、国際バスは本当に簡単で楽でいいと思う。
何度も国境越えしている人間でも国際バスを使うほどだ。
便利な国際バスを活用しましょう。

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