タイ航空で関空からバンコクへ友人と同じフライトで行く。
友人はビジネスクラス、こちらはエコノミークラスだ。
前編⇒タイ航空で行くバンコク ビジネスクラス対エコノミークラス(関空出発編)
ラウンジでの滞在を終えて、いよいよバンコクへ向けて出発する。
スワンナプーム空港での入国までの様子をレポート。
(情報は2024年1月下旬のものとなります)
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タイ航空TG623 搭乗 シートと機内食
TG623便の出発予定時刻は午前11時。
搭乗開始時刻は午前10時25分。
ファーストクラス、ビジネスクラス、ゴールドメンバーは優先搭乗となる。
エコノミークラスの列に並んでいると、ぎりぎりまでラウンジで過ごしていた友人が脇を通り抜けてさくっと搭乗していった。
並ぶ時間ゼロで優先搭乗だ。
ええのう、ビジネスクラスは。
10時34分、エコノミークラスも搭乗に。
ビジネスクラスおよびエコノミークラスは同じ入り口だった。ファーストクラスだけ別。
機内に入ると、まずビジネスクラスがあって、後方に進むとエコノミークラスだ。
エコノミークラスは、3×3×3のシート配列。
窓側の座席を確保できていた。
タイ航空に乗るのは久しぶりだ。
2021年11月以来だと思う。この時は、Test & Goというスキームでタイに入国できたが、関空からバンコクへのフライトはタイ航空のみ運航されていたはず。
その後は、ベトジェットを乗り継いだり、エアアジアが運航再開したりと、安くタイへ行けるようになり、タイ航空を使う機会がなかった。
久しぶりのタイ航空だが、エコノミークラスでも座り心地は良好。
機材はボーイングの777-300ER。
シートピッチは広めだし、全然悪くない。
LCCに慣れている身からすると、タイ航空のエコノミークラスでも贅沢なくらいだ。
大きめのシートモニターもついているし、充電もできる。
エコノミークラスの搭乗率は6割から7割程度。
隣の席は空いていて、快適だ。
これ以上何を望もうか。
一方、友人のビジネスクラス。
のちほど撮影したビジネスクラスの座席。
昔の機材だとタイ航空のビジネスクラスはしょぼかったかれど、今は豪華。
むろんフルフラットになる。
アメニティも充実。
ジムトンプソンのポーチに入っている。
アイマスク、耳栓、靴下、歯磨き粉、靴べら、ヤードムなどなど。
座席に座ると、まずはウェルカムドリンクの提供があったそうだ。シャンパンかソフトドリンク。
友人は席に落ち着くなり、機内サービスの映画に夢中になり、離陸したのも気づかなったほどだという。
機内映画はエコノミークラスもビジネスクラスも同じもの。
日本語吹き替えのものは少ししかなかった。
『イコライザー3』は日本語吹き替えありで、すごくおもしろかった。
機内Wi-Fiも付いているが、こちらはすべて有料とのこと。
離陸と機内食
バンコクまでの所要時間は、6時間8分。
到着予定時刻は14時54分となっている。
10時54分にはタキシングを開始。
安全ビデオが流れる。
11時2分に離陸。ほぼ定刻通りだ。
安定飛行に入ると、さっそく機内食サービスの開始。
エコノミークラスでは、チキンと魚の2択。チキンはタイ料理だそうで、チキンにする。
メインの他に、パンと鴨っぽいロースとスイーツがつく。
ロースはうまい。
でも、メインのチキンはいまいち。鶏肉とたけのこの煮物みたいな感じ。ちょっと酸味のある野菜炒めも添えてある。鶏肉は食べたが、あとはちょっと残してしまった。
ドリンクは緑茶にしておく。
リクエストすれば、ビールないしワインの提供は可能だった。でも積極的には勧めて来ず。
一方、ビジネスクラス。
メインは、和食と洋食とタイ料理から選択できたそうだ。
和食はうな丼。洋食はポークステーキ。
機内でうな丼なんて贅沢だよなあ。
友人は映画に熱中しながら食事をしており、写真を撮るのを忘れていたとのこと。よって画像はなし。
うな丼、見たかった。
ビジネスクラスはいつでもアルコール提供。好きなだけ酒が飲める。
快適な座席、おいしい食事とアルコール。
ああ、やっぱりビジネスクラスがうらやましい。
エコノミークラスのちょっと狭い座席で、映画とスマホゲームと読書でひたすら時間つぶし。
まあ、エコノミークラスだとLCCと大差はないかなあ。座席モニターがあるかどうかの違い。
暇つぶしの道具さえあれば、数時間なら余裕で耐えられる。
飛行機はインドシナ半島上空へ到達。
バンコクまであと57分だ。
到着前には、おやつと水が配られた。
どら焼きあんこ&抹茶クリーム。おいしゅうございました。
最後にトレイに寄っておこう。
タイ航空だけあって、トイレは清潔で綺麗。ちょっといい匂いがする。
LCCのトイレよりは少しだけ広いかなという程度だ。
ビジネスクラスのトイレは見ていないが、たぶん同じだと思う。歯ブラシなどのアメニティが置いてあるかもしれないが。
バンコク到着
15時6分、スワンナプーム空港に着陸。
当初の予定時刻よりは約10分遅れだった。たぶん滑走路が混雑していたせいだと思う。
スワンナプーム空港のメインターミナルに駐機する。
場合によってはサテライトターミナル利用となることもあるそうだ。
メインターミナルには、ベトジェットとエルアル航空とタイ航空の機体が並んでいる。なかなかの組み合わせ。
ちなみにエルアル航空のバンコク=テルアビブ路線は、一時運休していたが、現在は運航再開となっている。出稼ぎタイ人たいがまたタイへ戻っているそうだ。
D7ゲートに接舷。
コンコースDだとイミグレーションに近いベストポジションだ。
まず、ファーストクラスとビジネスクラスから降機。最後にエコノミークラスが続く。
15時16分、ボーディングブリッジを渡り、メインターミナルのコンコースへ。
友人は降りたところで待っていてくれた。
スワンナプーム空港の優先レーン
コンコースを歩いてイミグレーションへ向かう。
ほんのちょっと歩くだけでイミグレーションの入り口だ。
ビジネスクラス・ファーストクラスの搭乗者は、優先レーンを利用して入国手続きすることができる。
スワンナプーム空港のタイ入国優先レーンは、厳密には2種類ある。
ビジネスクラス搭乗者が利用できるのが、Immigration Priority Laneだ。
もうひとつが、Fast Track Laneで、外交官やタイランドプリビレッジ会員やAPEC CARD保持者やLTRビザ保持者などが利用できる。妊婦や70歳以上の高齢者も対象となる。
Immigration Priority LaneとFast Track Laneは、別々の入り口となっている。以前は同じものだったが、現在は別々の扱いだ。
Immigration Priority Laneは、一般のイミグレーションレーンのすぐ隣だ。
入り口にいる係員にビジネスクラスのボーディングパスを提示すると、プライオリティレーンに通してもらえる。
友人はそっちのレーンへ進む。
でも、その先で間違えて、タイ人専用の自動化ゲートのほうに進んでしまい、時間をロスしたそうだ。
プライオリティレーンはがらがらで待ち時間はほぼゼロで通過できたとのこと。
一般レーンのほうは、この時間帯は全然混んでおらず。
2つあるイミグレーションのうち、3番のほうの待ち時間はたったの4分。
これはもうタイミング次第としかいいようがない。
到着便が重なる時間帯では、30分以上待つことも多い。へたすると60分かかることもあるそうだ。
もし混雑していても、ビジネスクラスならば、プライオリティレーンでさくっと通過できる。
やはりビジネスクラスはいつでも強い。
友人とは、バゲージクレームで合流する。
バゲージクレームは一番端っこの5番だった。遠いわ。
荷物がなかなか出てこない。
早くイミグレーションを通過しても、結局はバゲージクレームで待つことになる。
15時45分頃、最初の荷物が出てきた。
プライオリティタグの貼られた、友人の荷物は早い。やはりビジネスクラス優先である。
次に普通の荷物。
でも時間差は2,3分で、さほど変わらず。
その後、AISのカウンターで無料のSIMカードを受け取り、税関を抜ける。
到着ロビーに出たのが15時59分。
次に、TATのインフォメーションセンターで無料のラビットをもらうのに並んだ。
最終的にターミナルビルの外に出られたのは、16時15分。
事前に手配していた車に乗り込んで、友人と一緒にパタヤへ向かうことになった。
SIMカードとラビットカード受け取りがなければ、もっと早かった。
まあ、このあたりは、エコノミークラスもビジネスクラスも関係ないけれど。
ビジネスクラス対エコノミークラスまとめ
ビジネスクラスのメリット
・関空でのビジネスクラス専用チェックインカウンター
・保安検査場ファストレーン
・ANAラウンジ利用
・優先搭乗
・快適なシートと豪華な機内食
・スワンナプーム到着後の優先降機
・タイ入国イミグレーションプライオリティレーン
・バゲージクレームの優先受け取り
すべてにおいてビジネスクラスは優先される。
そして快適。
利便性も快適性も金で買える。それがビジネスクラス。
まあ、普段LCCばかり乗っている人間からすると、タイ航空のエコノミークラスも十分すぎるほど快適だ。
でもビジネスクラスへの憧れは拭いきれないよねえ。
今回は、わたしも友人もマイレージ特典航空券で購入した。
ビジネスクラスはエコノミークラスの2倍のマイレージが必要だった。
普通に購入すると、関空-バンコク往復のエコノミークラスは約9万円で、ビジネスクラスは27万円。価格差3倍。
ビジネスクラスにそこまで価値があるかどうかはその人次第だ。
友人は大満足しておりました。
でもマイレージが残り少なくなってきたし、タイ航空のチケット代も高いしで、次回はエアアジアを検討しているそうだ。
バランスって大事。
LCCとフルサービスキャリアのエコノミークラスとビジネスクラスをうまく使い分けられる男になりたい。
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