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フライト情報

中国東方航空関空発武漢経由バンコク行き搭乗記(後編 武漢からバンコクへのトランジット編)

投稿日:

関空から武漢経由でバンコクまでフライトが片道18,000円という安さにつられて購入した中国東方航空のチケット。
中国ノービザ入国再開もあって、ちょっと試してみたくなった。

前編:中国東方航空 関空発武漢経由バンコク行き搭乗記(前編 武漢で中国ノービザ入国編)

まずは関空から武漢に到着し、無事にノービザで中国入国を果たした。
武漢での乗り継ぎ時間は7時間もある。
後編は、武漢での乗り継ぎフライト編を。

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武漢・天河国際空港で乗り継ぎ

中国入国を果たして、天河国際空港の外に出てみた。

外はもう暗い。
当初の計画では、武漢市内にある有名な生鮮市場にでも行こうかと考えていた。
例のウイルスの発生源というか最初にクラスターが確認された市場といえばいいのか。

天河国際空港からは、地下鉄や鉄道やエアポートバスで行けるみたい。
たしかに、空港には地下鉄と鉄道などの案内があった。

ターミナル2階から乗り場へ行けるようだ。

地下鉄の路線図と料金表も掲示してある。わかりやすい。

でもまあ件の市場はすでに閉鎖済みで、現地に行ったところで、フェンスが見えるだけらしい。
この暗い中をわざわざ閉鎖された市場だけを見に行くのは面倒くさい。
武漢の地に降り立っただけで満足しよう。
とにかく寒い。もういやだ。

というわけで、空港内で待機することに。

出発フロアのボードでチェックイン開始時間を確認。
この時間帯の国際線は数が少ないようだ。

搭乗予定のMU2563便は23時55分発。
チェックイン開始は20時55分。

現在時刻は18時過ぎ。
チェックイン開始までもあと3時間近くもある。

とりあえず、ターミナルビル内をうろうろしてみる。

広いターミナルビルだ。

広いわりに数は多くないが、飲食店やコンビニなどがある。

飲食店では、武漢名物らしきスパゲッティの看板。

コンビニならLAWSON。

烏龍茶なら、三得利。

弁当なら、意大利面。

ここでもイタリアントマトスパゲッティだよ。機内食もトマトスパゲッティだった。

KFCはがらがら。
チキンサンドのセットで1000円くらいだったような。

麦当蒡はマクドナルド。

以上、探検終了。

お手軽なカフェを探したが、見つからず。

チェックインエリアで充電スポットの併設のベンチがあった。
スマホを充電しながら、ひたすら時間を潰す。

事前にプライムビデオで映画をダウンロードしておいたので暇つぶしは問題なし。
「シビルウォー アメリカ最後の日」を視聴する。
事前に想像していた内容とは全然違ったけれど、おもしろかった。

途中、腹が減ってきたので、日本から持ち込んだおにぎりやパンをかじる。
こんなこともあろうかと事前準備は怠らない。

ちなみに、日本で契約している楽天モバイルは、中国でも普通にそのまま使えた。
中国本土では、グーグルなどのサービスが制限されるようだが、楽天モバイルは問題なし。
タイのSIMカードをさしているスマホは、楽天モバイルからテザリングで接続できた。こちらも普通に使えた。

楽天モバイル最強。これで月額980円(税別)とはおそるべし。

チェックイン

なんだかんだとチェックイン時間が近づく。
最後の一服のため、ターミナルビルを出る。

ビル内は完全禁煙のようで、出国してしまうともうタバコは吸えなくなる。

ニコチン補給を終えて、またビルに戻る。

安全出行 幸福随行
さようなら、武漢天河国際空港。

チェックインカウンターはE。
開始時刻前だが5,6組がすでに並んでいた。

武漢=バンコク線専用のカウンターだ。
21時過ぎにようやくチェックイン開始。

すぐに順番になった。

提出書類はパスポートのみ。Eチケットなどは不要。
タイを出国する航空券の提示も求められず。

預け荷物に関して、あれこれ質問される。グランドスタッフはいちおう英語が通じる。けっこうフレンドリー。

このような質問票に答えないといけない。漢字のみ。
スタッフが否を指して、ここはNOという意味だと教えてくれる。いや、日本人だから漢字読めるよと答えおく。日本語で「ヒ」と発音するんだよと教えておいた。
預け荷物のルールは厳しい。ライター類は不可、モバイルバッテリーは容量制限あり、酒類はアルコール度数が70度以上のものは不可、24度から70度までは5升まで。強い焼酎には注意かも。

瓶の日本酒をカバンに入れているというと、フラジャイルのステッカーを貼ってくれた。日本語で「サケ」というとわかってくれた。
笑顔が優しい女性スタッフさんで、けっこう好感が持てた。
預け荷物の重量は6kgちょっとだった。機内持ち込み手荷物の制限は8kgなので、手持ちのカバンと合わせても大丈夫だろうけど、液体物は手荷物では持ち込めない。なので預け荷物にする必要があった。

預け荷物がタグやステッカーでベタベタになった。

この場で荷物を預けることができず、別の場所で検査する必要があった。
タイ人やファランの乗客が5,6人集められて、みんなで移動。外国人旅行者だけの措置なのか。言葉の問題かね。
すぐ近くにある荷物検査場でX線にかけられて、オッケーをもらう。
これで預け荷物は終了。

チェックイン作業は全部で10分もかからなかった。

出国へ向かってくれと言われる。

出国審査と保安検査場

まずは出国審査だ。
外国人用ブースは3つくらいオープン。それぞれ3,4人並んでいる。
列の進みはけっこう遅い。あれこれ質問されている人が多い。
すぐ前にはファランの女性がいて、どうやら中国に留学しているらしく、応答は中国語でこなしていた。

順番になり、パスポートと搭乗券を提出。
英語で質問される。
中国に入国した日時を聞かれた。
3,4時間前に入国したばかりだと答える。トランジットで空港で待っているだけだと。
それでおしまい。
あとは顔写真の撮影があったくらい。
係官はなにやらずっとパソコンをいじっていたが、それ以上の質問はなかった。
全部で3,4分かかった気がする。

次に保安検査。
ここはかなり厳しい。
昔何度か北京空港乗り継ぎを利用したことがあるので、中国の保安検査場が厳しいのはわかっている。

荷物検査と念入りな身体検査がある。
ライターは100%不可なので事前に捨てておいた。

ノートパソコンとスマホとデジカメとモバイルバッテリーはあらかじめわかりやすいようにトレイに出しておく。
係員に英語はほとんど通じない。
荷物の中身になにか問題があるらしく、中国語で話しかけられたが、まったくわからないので首をひねると、係員は大きくため息をもらした。露骨すぎるな。
DSiとUSBアダプターをカバンから取り出して、再度X線に通していた。それも別にしないとだめなのか。厳しい。

ボディチェックでは、ポケットに入れていたマッチを取り上げられた。
やはり、マッチもだめなのね。
これでもうタバコは吸えない。
でも制限エリア内にも喫煙スペースはないので、あまり関係ない。
バンコク到着後にスワンナプーム空港を出てすぐにライターがないことくらい。

22時1分、無事に保安検査場を通過。
出国審査と保安検査で30分くらい時間がかかった。

制限エリア

制限エリア内に入ると、免税店あり。

関空で時間がなくて買えなかったタバコを物色する。

メビウスが1カートンで145元。3136円くらいだ。
日本の免税店だと3900円。中国で買ったほうが安い。こっちが正解。

パッケージの注意書きは漢字のみ。日本とあまり変わらない。

免税店のレジでは英語がほとんど通じない。
クレジットカードで支払ったのだが、レシートを渡してくれないので、英語で催促する。返事は中国語だ。
最初に店舗発行のレシートだけを渡される。いやいや、クレジットカードの控えもくれよ。でも全然英語が通じずわかってくれない。
他の客が英語から中国語に通訳してくれた。謝謝。

天河国際空港は無駄にでかい。

こんなに通路を広くする意味があるのか。関空の狭さとの対比がえぐい。

制限エリアにはショップやカフェがちらほらある程度だ。

セブンイレブンがあった。看板に中国語表記なし。
ここでコスタコーヒーを購入。たしか9.5元。200円ちょっと。

支払いにはAlipayが使えた。
Alipayには日本のクレジットカードの登録ができる。そのクレジットカードを通じての決済となる。
中国では元の現金は必要なさそう。
中国経由便利用や中国入国予定の人は、Alipayをダウンロードしておきましょう。
Unioin Payでもよさそう。

搭乗

搭乗口近くには、ベンチが並ぶ。
充電スポットもあり。
もうすることはないし、ここでじっと待つ。

近くの席からはタイ語が聞こえてくる。
武漢を訪れているタイ人ってけっこう多いのか。
安心するなあ。
会話が理解できるというのはいいものだ。
結局、武漢では、イミグレーションとチェックインカウンター以外では、ほとんど英語が通じなかった。
まあイミグレーションとチェックインカウンターだけでも充分なんだけどね。
日本人は、中国語の漢字はなんとなく理解できるし。
これ、欧米人なんかは大変だろうなあ。

23時15分ころ、搭乗開始。

スポットに中国東方航空の機体が待機している。

搭乗ゲートから機体まではエスカレーターで降りていく。

23時22分、機内へ。

機材は、B737-800。
単通路で、シート配列は3-3。
関空発武漢行きの機材とまったく同じ。

シート自体は悪くないと思う。シートピッチもそこそこ広いし、座り心地もいい。

窓際席を取っていたが、例によって先客がいた。またもや中国人客に座られていた。毎回お約束ですな。
搭乗券を見せて、移動するように促す。
すぐにどいてくれるけれど、まったく悪気はないのだろうね。謝ることは決してしない。

隣の席は中国人おばさまたちのグループだ。
飛行機が動き出す前から、みかん食べたり、なにかの種を食べたりと、ずっと忙しい。
フライト中もずっと話に興じていた。

シートモニターはなく、頭上にある共用モニターのみ。

搭乗率は8割から9割くらい。けっこう埋まっている。

離陸

23時44分、タキシング開始。

23時52分、離陸。

眼下には夜の武漢の街明かりが流れていく。

結局、武漢の街には足を踏み入れなかった。

パンデミック発祥の地といっていいのか、ともかく武漢にさらば。
2020年からいろいろあった4年間にもさらば。
たぶんもう来ることはなさそうだ。

安定飛行に入ると、機内の照明が灯される。全開の明かりではない。やや薄暗いまま。
深夜のため、すでに寝ている人が多いためだろう。

機内サービスが開始されたが、配られたのはドリンクのみ。

オレンジジュースをいただく。

てっきり、簡単な軽食くらいは提供されるものと思っていたが、最後まで何も出なかった。
フルサービスキャリアの4時間のフライトでオレンジジュース1杯だけとは。
いくら真夜中のフライトとはいえ、袋入りのスナックセットくらいは渡されると予想していたのだが。
これにはちょっと驚いた。
出発前におにぎりとパンを食べておいたが、ちょっと腹が減ってきた。
おかしくらいはほしかった。
しょうがないので寝る。
隣の中国人おばさまグループはまだしゃべっている。
寝てくれ。

到着

ベルト着用サインが点灯し、着陸準備に入る旨の放送が流れる。
機内では中国語放送ばかりだが、保安に関するところは英語でも流される。

眼下にはバンコクの街並みだ。

タイ時間で午前2時40分、無事にスワンナプーム空港に着陸。

フライト時間は、3時間48分だった。

中国とタイの時差は1時間、日本とタイの時差は2時間ある。
日本時間ではすでに午前4時40分。
関空を午後1時50分に出発して、スワンナプーム空港に到着したのが日本時間午前4時40分。
長い道のりであった。

2時55分、降機開始。

タイ入国

時刻は深夜3時。
さすがにこの時間帯のスワンナプーム空港はがらがらだ。
イミグレーションもがらがら。
ブースは一部だけオープン。それでも待ち時間なんてないようなもの。
さくっと入国できた。

バゲージクレームへ。

この時間帯でも、SIMカード売り場も両替所も営業している。

さすがはスワンナプーム空港だ。

免税店はすべて撤去されており、かわりにソファーが設置されるようになった。

荷物はまだレーンに到着しておらず。

3時18分、ようやく荷物をゲット。

税関を素通りして、到着ロビーに出た。

2階から1階に降りて、外にあるマジックコンビニへ。

缶コーヒーとライターを購入して、喫煙所へゴー。

タイの缶コーヒーとタバコで心を落ち着かせる。
いつものタイ入国儀式を滞りなく完遂。

これにて、関空発武漢経由バンコク行きは完了だ。

深夜3時半。
一般的な観光客は、バンコクなりパタヤなりへ移動するなら、空港で朝まで待ったほうがいいかも。
バンコクへ行くならエアポートレイルリンクの始発が午前6時頃。
パタヤ行きエアポートバスの始発は午前7時だ。2,3時間時間潰せばいい。

1階にあるフードコートは24時間営業している。

パタヤに部屋があるため、これから事前手配していた車で向かう。
パタヤの自室に着いたのは午前5時。
腹減った。

武漢経由便のまとめと感想

武漢乗り継ぎの中国東方航空はまったく問題なし。
やってみれば簡単そのものだ。中国入国も心配要素はほとんどない。楽勝そのものといえる。
はじめての人でも問題なく利用できると思う。

問題があるとしたら、どちらかの便が欠航してしまうことくらい。
関空から武漢への便がキャンセルとなったら、武漢からバンコクへのフライトも当然乗れない。
また、武漢に着いたはいいが、武漢からバンコクへのフライトが急遽キャンセルされたら、次の日まで現地で待機しないといけない。
同じ中国東方航空でも、上海経由バンコク行きならば、便数も多くて代替フライトが利用できそうだが、武漢経由は難しい。
まあ欠航はどこの航空会社でもたまには発生するもの。こればっかりはしょうがない。

中国乗継便では最初の出発地のフライト遅延により、乗継便に間に合わないケースが怖い。
今回は乗り継ぎ時間が7時間もあった。よって、3時間や4時間遅延しても問題なかった。
結果的には、どちらのフライトも定時運行されたので、がっつり7時間待ちとなった。
さすがに7時間待ちは長かった。

日本の自宅を出てパタヤの自分の部屋に着くまでの総所要時間は約20時間。
やっぱり疲れる。
長期滞在者なので1日2日の浪費はどうでもいいけれど、短期旅行者には時間の無駄使いと体力の浪費によるダメージは大きい。
このあたりも考えたほうがいい。

とにかく安くタイへ行きたいという人なら中国経由便はありだと思う。今回はLCCよりも1万円安かったので利用した。預け荷物が無料なのがいい。
でも無駄に長い武漢乗り継ぎは別にいいかなと。
北京ないし上海で乗り継ぎ3~4時間くらいのフライトがベストだろう。スルーチェックインとスルーバゲージ利用可能なフライトにすべし。それならばわざわざ中国に入国する必要はない。
まあ、LCCが安ければ、素直にLCCを使うのがいいとも思う。
エアアジア、PEACH、ZIPAIR、AIRJAPAN、ベトジェット、いろいろあるじゃないの、バンコク行きは。

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