さて、盆休み。
年末年始と並んで、まとめて休暇が取れる大チャンス。
この盆休みでパタヤを訪れている人が多いことでしょう。
何度もパタヤを訪れている熱心なリピーターなら、自分なりの滞在スタイルが確立しているはず。
食事にしろ、昼間の時間つぶしにしろ、夜遊びにしろ、自分好みがあるだろう。
あえて説明は不要。
ここでは、まったくのパタヤ初心者からまだパタヤ数回程度の初級者に向けて、モデルコースを提案してみたい。
まずは食事編から。
目次
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パタヤ食い倒れグルメマップ
パタヤで何を食べればいいのか。
そんなもの、好きにすればいい。
タイ料理、イサーン料理、洋食、インド料理、日本食。国際的一大リゾート地であるパタヤには何でも揃っている。
いや、ほんと、食べ物なんて自分が好きなものを食べるのが一番。
が、せっかくのパタヤだ。
なるべく安くてうまいものを食べ歩いてみてほしい。
まず最初に、このパタヤグルメマップで位置関係を叩き込むべし。
パタヤB級グルメ地図としては間違いなく最強であると、我ながら豪語してみる。
高級店や名のしれた日本食レストランなんかはまったく載っていないが、安くておいしい店がてんこ盛りである。
この中からお好みで選んで食べ歩きするだけで一週間程度の滞在は終わってしまうだろう。
朝から晩までローカル飯食い倒れコース
ローカル飯で朝から晩まで食べ歩こうというコースだ。
ホテルの場所によって行動範囲は変わってくるが、ここではビーチロードからソイブッカオ近辺の間に滞在しているものと仮定する。
またレンタルバイクではなく、なるべくソンテウと徒歩での移動を想定。
朝飯:パートンコーとジョーク
朝食付きプランのホテルなら、ホテルで食べることになる。
ただ基本的に同じ内容が続くので必然的に飽きる。
ちょっとバリエーションを増やすために、外へ出よう。
タイの朝食といえば、パートンコーとジョークである。
パートンコーは、揚げパンのようなもの。一度は食べるべし。
パタヤで簡単に買えるのは、2箇所。どちらもソイブッカオ沿い。
⇒タイの朝食といえば、パートンコー(揚げパン)。練乳シロップをつけて食べると病みつきの味だ。ソイブッカオでどうぞ。
⇒ソイブッカオの新しいパートンコー屋台
ソイレンキー交差点近くのパートンコー屋の隣には、ジョーク屋台も出ている。
ジョークとは、おかゆのことだ。
パートンコーとジョークを両方購入して、一度に味わうのもいい。
腹一杯になれる。
朝のジョーク屋台は、ブッカオ常設市場付近にも出没している。
また、ソイニュープラザ内のジョーク屋は、とにかくデカ盛り。
⇒タイの朝食にはお粥を。ジョークとガオラオ屋台@ソイニュープラザ。
パートンコーは20バーツ分も買えば、山盛り状態。
残ったら部屋にお持ち帰りして、おやつにしよう。
ジョークとパートンコーでお腹いっぱい。
軽くソイブッカオでも散歩しましょう。
パートンコーは午前9時や10時に売り切れることあり。
パタヤで早起きした時はぜひどうぞ。
昼飯:カオマンガイとガパオライス
続いて、昼飯。
タイの昼食は、ご飯ものか麺類が多い。まあ、日本で言うなら、丼ものとそば類ですな。同じアジア。内容が違うだけで発想は同じ。
昼飯は、ご飯ものにしておく。
タイ料理のご飯もののツートップは、カオマンガイとガパオライス。
昼間から食べられるカオマンガイは意外と少ない。
むろん、セントラルフェスティバル(通称センタン)の地下フードコートに行けば、なんでも食べられるが、それではちょっと味気ない。
ソイブッカオ界隈でおすすめのカオマンガイは、ソイレンキー入ってすぐのところにある屋台だ。
量は多くないが普通においしいカオマンガイ。
さらに、フライドチキンを激辛サラダ仕立てにしたヤムガイセーブもおすすめ。
⇒カオヤムガイセーブは、唐揚げ辛口サラダ載せご飯。ソイレンキー入り口屋台食堂でどうぞ。
ソイニュープラザにあるカオマンガイ屋もおいしい。
あとは、ブッカオ名無し食堂だろうか。
そこまでおいしくないが無難な味。
ブッカオ名無し食堂なら、ガパオライスを食べたほうがいいと思う。
調理人によって味が変わってしまうが、とにかく量は多い。
⇒ソイブッカオ名無し食堂のおすすめメニュー紹介
⇒【定点観測】ブッカオ名無し食堂のガパオムーサップ
ちなみに、ガパオライスをオーダーする際は、「ガパオムー」と告げるだけでよい。正確には、カオパットガパオムーサップ(豚ひき肉のガパオ炒めご飯)とすべきだろうけど、そんな言い方をすると、かなりの確率で通じない。というか、焼き飯(カオパット)となんかの豚肉料理が出てくる可能性高し。へたすると単なる焼き飯だけが出てくるかも。
これまで数百回ガパオムーとだけ告げているが、間違いなくちゃんとガパオライスが出てくる。
正確性にこだわるより、通じることを最優先すべし。
なお、目玉焼きを付けたい場合は、「カイダーオ」と言えばいい。もしくは、フライドエッグで充分。変な言い回しはしなくていい。
そのガパオライス、大定番だけあって、どこでも食べられる。
ローカル食堂、屋台、レストランなどなど。
屋台はそこらへんにいるんで、「ガパオムー」とだけ告げればオーダーできる。
ポリ容器に入れてくれて完成。ホテルの部屋に持ち帰るか、近くのバービアに持ち込んで食べてもいい。
屋台は敷居が高いと感じてる人、ローカル食堂もちょっと厳しいという人は、日本語メニュー付き食堂のヌアンが便利。
⇒ソイエキサイト脇道の食堂「ヌアン」は日本語メニューあり。味良し、使い勝手良し。
少し前に2軒となりへ移転。さらに、最近ではクイティアオを始めた。
これまた最近調理人が変更となり、味も少し変化。
やや日本人受けしそうな無難な味付けになったかと思う。
でもメニューはそのまま日本語。
おそらくお盆休み時期は日本人客が増えるだろうけど、気軽に利用できる食堂なのは確か。
もちろんガパオもある。
これはガパオプラームック。イカのガパオだ。
豚肉以外のガパオもオッケー。
ソイブッカオ界隈には、意外とローカル食堂が少ない。
食べ歩きに便利なのは、ソイニュープラザ。
ジョークで取り上げたが、他にも屋台は多い。
⇒激辛タイ南部カレーにしびれろ@ソイニュープラザのぶっかけ飯屋
さらに進むと、普通に利用できるタイ料理食堂あり。
⇒ソイニュープラザのごく普通のタイ飯食堂。うまいのはスパゲッティパットキーマオ。
パタヤカン(セントラルパタヤロード)へ出れば、選択肢が増えてくる。
おいしいのは60バーツのカオマンガイ屋。でもちょっと高い。
⇒セカンドロードとパタヤカン交差点近くのカオマンガイ屋。鶏肉もスープも味は良し、でも値段に難あり。
さらにもう1軒。
⇒パタヤカンの新しいカオマンガイ屋。バミーナムもおいしい。
カオマンガイではないが、サードロード近くにあるCOOL HOUSEは鴨肉がうまい。
⇒TASTE by Cool House2号店 鴨肉からカレーまで何でもおいしいレストラン
ここのガパオペット(鴨肉のガパオ)はとにかくおいしい。おすすめだ。
さらに、パタヤカンをひたすら進むと、パタヤ一おいしいと評判のカオマンガイ屋あり。
⇒パタヤで一番おいしいと評判のカオマンガイ屋は、むしろスープが絶品だった@フードランド前
⇒二日酔いの昼下がりには、熱々スープと白ご飯を
でも、カオマンガイよりも、スープのほうがおすすめ。
できれば両方食べてしまおう。
昼飯はこんなところで。
基本的にカオマンガイは40バーツの店が多い。
ガパオライスなら40か50バーツ。
安上がりだ。
夕方以降にオープンする、おいしいカオマンガイ屋はいくつかある。
⇒復活した旧ビーチクラブ前カオマンガイ屋は、イートイン可能。味はそのまんま。
⇒パタヤタイ、RUNGLAND VILLAGEのカオマンガイ屋
⇒ブッカオとサウスパタヤ交差点にあるカオマンガイ屋台。鶏肉はやっぱりおいしい。
カオマンガイ好きは日が暮れてから行きましょう
夕食:カオトムプラジャンバン
夕食はそれなりに豪勢に行きたいところ。
できれば、同行者を募ってタイ料理食堂やレストランへ行けば、単品をいくつもオーダーしてシェアできる。これなら同時にいろんな味を堪能できる。
タイ料理中心の安くておいしいレストランの筆頭は、カオトムプラジャンバン。
過去何度も当ブログ記事に登場している。
⇒カオトムプラジャンバンのヌアヤーンがうまい。ヤムプーマーやクンパオもいける。
⇒おすすめレストラン、カオトムプラジャンバンふたたび。追加料理多数。
⇒カオトムプラジャンバンは、いつも安定したおいしさ。カエルも食べてみたよ。
⇒やっぱりいいよね。カオトムプラジャンバンでタイ料理とイサーン料理に舌鼓。
⇒毎度恒例 カオトムプラジャンバンで宴会
何を頼んでも外れはないが、ここのコームーヤーンは必ず食べておこう。
手前側の明るいエリアなら一人で訪れても大丈夫だろう。
一品あたり60から80バーツとお手頃価格。
できればグループでの訪問がいいけれど、一人でも行ってみるべし。
料理のバリエーション豊富なので、連日通ってもいいくらいだ。
ソイブッカオ界隈で一人で食事するなら、昼飯でも取り上げた名無し食堂が便利。
単品料理を2つほど頼んで、別途白ごはんを追加。
200バーツ以下で満足できるはず。たぶん、食べきれないと思うけど。
サードロードまで足を延ばせば、選択肢は増える。が、同時にローカルさも増す。
5バーツの白粥が食べられる食堂はおすすめ。
⇒カオトムグイ1杯5バーツ。ヤムカイヨーマーもおいしい雑炊食堂。
が、あまりにもローカル過ぎて初心者の人はきついかも。
無難なレストランなら、パックブンロイファーがいい。
⇒パタヤの有名レストラン、パックブンロイファー(飛天空心菜)。カオトムと空心菜炒めが名物。
ここも白粥を置いている。
サードロードを渡った先にあるイサーン料理食堂もいい。
⇒サードロードの安くてうまいイサーンレストラン、ティーラーブセーブ。おすすめはトムセーブ。
ちょっと値上げしたようだが、ここはおいしい。
が、あまりにもローカルなため、日本人が一人で訪れるのはなかなか厳しいかと。
初心者的には、やはりカオトムプラジャンバンが一押し。いや、ベテランでもカオトムプラジャンバンがいい。
それくらいおすすめできるレストランだ。
夜食:クイティアオ
さて、夕食後は、さんざん飲み歩いたことでしょう。
最後の締めはラーメンである。発想は日本と同じ。
タイのラーメンはクイティアオ。とりわけ中華麺を使うならばバミーナムとなる。
バミーナムなら日本のラーメンに近い。締めにぴったりだ。
ビーチロードには、これといってクイティアオ屋は出ていない。
セカンドロード沿いもしかり。
やはり、基本はローカル向けとなるため、観光客エリアではちょっと厳しい。
ただし、ウォーキングストリート付近には働く人向けの屋台がいつか出ている。
⇒復活した旧ビーチクラブ前カオマンガイ屋は、イートイン可能。味はそのまんま。
カオマンガイがメインだが、ここのクイティアオは鶏肉たっぷりでおいしい。
ちょっと裏道に入ったところにあるCHY4は無難なバミーが食べられる。
ウォーキングストリート界隈で安い食事どころを探しているなら、この記事を参考にどうぞ。
⇒ウォーキングストリートで安く食事が取れる屋台やレストランは?ぶっかけ食堂からマリーンシーフードまで
ソイブッカオからサードロード方面へ行くとクイティアオ屋多数。
名無し食堂横にあるクイティアオ専門店のバミートムヤムはうまい。
⇒【追記】ブッカオ名無し食堂横のクィティアオがうまい。激辛トムヤムスープがおすすめ。
カシコン銀行横のクイティアオ屋台は、ナムトックがおすすめ。
ソイ13入り口にあるクイティアオ屋は、ナムトックもトムヤムもおいしい。
⇒ソイブッカオのおいしいクイティアオ屋台。ナムトックもトムヤムもうまい。
トムヤム系なら、ちょっと趣は異なるが、サードロードのマハーサムットが一押しだ。
ここの海鮮たっぷりラーメンはパタヤ最高峰のB級グルメ。一度は食べておくべし。
⇒これはうまい。シーフード満載の海鮮トムヤムスープが絶品のクイティアオ屋、マハーサムット。
ナムトックもトムヤムも癖がある。
より食べやすいのが、普通のラーメンであるバミーナム。
ソイブッカオ近辺なら、ソイニュープラザのCHY4がいい。
チェーン店につき無難な味だけど、それだけにハズレがない。
⇒ソイニュープラザのバミー屋はワンタンが名物。ソイブッカオ近辺では一押し。
汁ありもいいが、汁なしのバミーヘンもおすすめ。
ここで取り上げたバミーヘンの店は、汁ありのバミーナムも普通においしい。
まとめ
いろいろ紹介してきたが、最後に独断でコースを決めておく。
朝:ソイブッカオとソイレンキー交差点近くのパートンコーとジョーク
昼:ソイレンキーのカオマンガイ(できれば大盛りで)
夜:カオトムプラジャンバン
深夜:マハーサムットの海鮮クイティアオ
一人でカオトムプラジャンバンが厳しいなら、名無し食堂かヌアンへ。
これでばっちり。
今回は基本一人での食べ歩きコース。
しかもなるべく利用しやすいところを選んでいる。
ソンテウと徒歩で移動可能な範囲内だ。サードロードと聞くと遠く感じるかもしれないが、多くはソイブッカオから徒歩5分程度。それほど遠くない。
屋台やどローカル食堂が平気ならば、選択肢は無数に広がる。
こういったものは場数を踏んで、慣れていくのが一番。
最初はわかりやすいところからスタートして、徐々に幅を広げていきましょう。
つづき⇒パタヤでファラン飯食い倒れコース
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