当方、パタヤへ通い始めて8年くらい。
ここ数年は一年の3分の1から半分くらいをパタヤで過ごしている。
これまでパタヤで食べたカオマンガイは100皿をゆうに越えるだろう。
取り立てて大好きなわけでもないが、カオマンガイはついつい食べてしまう。
もちろん、フードランド前のカオマンガイ屋の評判は何度となく耳にしてきた
パタヤで一番おいしいカオマンガイ屋ではないかと囁かれること夥しき。
隣のカオトムプラジャンバンには何度も訪れた。
でも、いまだにフードランド前カオマンガイを食べたことがない。
何となく有名過ぎて敬遠していた部分と、単にタイミングが合わなかった部分がある。
これではいかんと、ある昼下がり、愛車のレンタルバイクにまたがったのだった。
パタヤカンをひらすら東へ進むと、フードランド前のカオマンガイ屋はすぐに見つかった。
おお、これがあのカオマンガイ屋か。何度も店の前を通っているはずだが、しっかりと店構えを見るのすら初めてだ。
席についてオーダーしたのはもちろんカオマンガイ。普通盛り。
ついにその時がやってきた。
あの伝説のカオマンガイを食べる時だ。
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フードランド前のカオマンガイ
見た目はすっきりしている。
鶏肉は胸肉のみを利用しているのか、実につやつやしていて、食べやすそう。
タレは濃厚で辛そうだ。
いざ実食。
率直な感想…
ふつー
いや、普通においしい。
うん、あっさりめの鶏肉で、ごはんの油加減と炊き加減も上出来。
ソースは、最初は辛口かと思いきや、決して辛すぎずしつこすぎずと、実によくできている。
おいしい。
これに文句を言うカオマンガイ好きは、まずいないだろうというレベル。
が、パタヤ最高かと問われると、にわかには首肯しかねる。
個人的な嗜好なのだが、肉はもうちょっと脂身が多いほうが好きだ。
鶏肉は、ブッカオとパタヤタイ交差点のカオマンガイ屋のほうがおいしいと思う。
⇒ブッカオとサウスパタヤ交差点にあるカオマンガイ屋台の鶏肉が肉厚かつジューシーでおいしかった。
全体的な味としては、パタヤカンとセカンドロード交差点近くのカオマンガイ屋と甲乙つけがたい。
⇒セカンドロードとパタヤカン交差点近くのカオマンガイ屋。鶏肉もスープも味は良し、でも値段に難あり。
まあ、期待値が大きすぎたんだろうね。
普通においしいんですけどね。
スープが絶品
実は、入店と同時にわたしの目に飛び込んできたのは、カオマンガイよりもスープだった。
ちょうど蒸し器のふたが開いていて、各種スープを見ることができた。
いい匂いがしているんだ、これが。
種類がいくつかある。
これがチキンで、これがポークと説明してもらう。チキンでもさらに種類がわかれているもよう。
わたしは、大きな冬瓜が入っているチキンスープにした。
ちなみに、普段は蓋が閉じてあるんで、店の人に頼んで開けてもらおう。
このチキンスープが絶品だった。
まずスープ自体、だしがよく出ていておいしい。中華風味の味付けかな。
それに、ほろほろになるまで煮込まれた鶏肉がうまい。うますぎる。
骨付き肉だけど、れんげで軽くつつくだけで、骨と肉がいとも簡単に分離する。
冬瓜も柔らかくて味がしみ込んでいる。うまい。
あと、しいたけも入っている。これもいいアクセントになる。
スープ、鶏肉、冬瓜、しいたけ。
最高だよ、このスープ。
日本人なら大好きのはずだ。
タイで飲んだスープの中で、ここのスープがナンバーワンだ。
カオマンガイも普通においしいけど、スープはぶっちぎりでおいしい。
ちなみに、カオマンガイに付きものの鶏ガラスープは、付いてきませんでした。
別途スープを注文すると、無料のスープは必要ないとの判断でしょうね。まあ、本当に必要ないんですが。
カオマンガイ(タマダー)40B
スープ50B
ペットボトルの水10B
合計100B
なかなか贅沢な昼食となったが、お腹いっぱいで大満足。夜10時までお腹が空きませんでしたね。
最後にはスープの鶏肉の骨だけが残りました。(キュウリ嫌いなので、テンクワーは始めから無かったことにしている。)
次回は、スープと白ご飯にしてみようかしらん。
ちなみに、壁のメニューがこちら。
タイ語のみですな。
厨房を見るかぎり、カオカームー(豚足ご飯)やカオペット(あひる肉ごはん)も置いている。
場所と行き方
パタヤカンのフードランド前です。
ほぼ真正面にフードランド(その横にはハーバーパタヤがある。)
すぐ横が以前紹介したカオトムプラジャンバン・レストラン
地図
往復ともソンテウでも移動可能。
乗り合いソンテウに乗れば、片道10バーツ。セカンドロードとパタヤカン交差点付近で客待ちしているソンテウなら、スクンビット手前が終点なので、ほぼ間違いなくフードランド前まで一本で行ける。流しのソンテウだとブッカオで右折してしまう可能性あり。そのときは別のソンテウに乗り換えよう。
ブッカオとパタヤカンの交差点から歩くとすると、15分くらいかな。
歩けない距離ではないです。
帰りは、少しスクンビット方面に歩けば、乗り合いソンテウの乗り場がある。スクンビット通りの工事のためソンテウの数が減っている。その場で待つよりも乗り場まで移動したほうが早いかも。また、ビッグCエクストラ前にも客待ちの乗り合いソンテウが待っていることが多い。そっちまで歩いても良し。
営業時間は朝7時からと言っていたような気がする。
夕方には閉店するようだ。
ちなみに、午後1時半の時点でカオマンガイ用の鶏肉はかなり少なくなっていた。
食べに行くならお昼前後には必ず行きましょう。
スープはまだまだ残っていました。
店内の様子
店主と思しきおばさんの愛想がすばらしい。いつもニコニコ。でも料理の腕は確か。
数人いる若い女性店員も、接客態度が良好。
いい店だなあ、ここ。
どこの食堂やレストランにも言えることだけど、味にはどうしてもムラが出てしまうもの。日によって味にばらつきが出てしまう。
カオマンガイとて同様。鶏肉の蒸し加減、ご飯の炊き加減や油加減によって、味は大きく変わってしまう。
でも、この店はとても丁寧な作り方をしている。たぶん、いつ訪れても安定しておいしい味でいただけるような気がする。
カオマンガイも確かにおいしいですが、スープがとにかくおすすめです。
是非とも、カオマンガイと一緒にスープも食べましょう。
以上、パタヤナンバーワンといわれるカオマンガイ屋のレポートでした。
ちょっとだけ早起きした時はまた食べに行こうかな。
(2019年10月追記)最新レポート
その後、何度か通っている。
日本人=スープという図式ができあがっているのか、日本人客が店に近づくと、自動的にスープの蓋を開けてくれるようになった。
日本人のスープ好き、どんだけだよ。
いや、でもここのスープは絶品なのだ。オーダーして当然。
今回は、ダック(鴨ないしあひる)入りのスープを選択。
鴨肉もうまい。
スープ50バーツ、白ごはん10バーツ、水10バーツで合計70バーツ。
満足度高し。
現在のメニューはこちら。
カオマンガイは50バーツに値上げしている。2種盛りは60バーツ。
以前はタイ語のみだったが、英語併記の写真入りメニューも張り出してある。
鶏肉と鴨肉の2種盛りご飯もできるようだ。
なお、午後1時頃の入店で、すでにカオマンガイは売り切れとなっていた。
スープには余裕あり。
さらに、隣のタムサン屋(注文通りの料理屋)と合体した店の作りとなっている。
どちらの料理もオーダー可能。
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