サードロードのおいしいイサーン料理専門店をご紹介。
店名は、ティーラーブセーブ。
看板
タイ人の聞いたところ、ティーは人の名前とのこと(ティーには、中国風といった意味もあるけど)。ラーブはイサーン料理の一つ、セーブはイサーン語でおいしいという意味。
つまり、おいしいラーブのティーさんの店といった意味合いか。
でも、実際はラーブよりも、トムセーブとソムタムがうまかった。
詳しく紹介していきます。
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ティーラーブセーブ
まあ、ほどほどにローカルですな。
店内の様子
うん、やっぱりローカルです。レストランというより、食堂ですな。
客はタイ人ばかり。でも、たまにタイレディに連れられたファランの姿も見かける。食べるものあるのか、ファランよ。
メニューはあるがタイ語のみ。
注文はメモ用紙に自分で書くスタイルだが口頭でも大丈夫。タイ語で料理名覚えておけば、何とかなるでしょう。
まずは初回訪問時のオーダーから。
ソムタムプーパラー
ご存知タイ・イサーン料理の代表格、ソムタムプーパラーである。
ソムタムに、イサーン独特のパラーというエキスを加えて、さらに沢蟹(プー)も入れる。これでソムタムプーパラーの出来上がり。
念のため確認したが、この蟹は「マイスック(火を通していない)」とのこと。あちゃー。なるべくなら、生の蟹入りソムタムは遠慮しておきたい。過去、何度も下痢になった恐怖が蘇る。
でも、おいしそうなんで、軽くつまんでおく。蟹を避けて、パパイヤをつまみ食い。結局、食べるんかい。
だって、うまいんだもの、このソムタム。
もちろん本場イサーン仕様の激辛だけどね。
心配された食あたりは、実に軽微な下痢で済んだ。次回は蟹抜きにしてもらおう。
下痢止めは予め用意しておくように。
ナムトックムー
焼いた豚をイサーン風の酸っぱ辛いサラダで和えたもの。それがナムトックムーだ。
これ、わたしの大好物。
やっぱり激辛仕様だけど、うまい。
カオニャオがすすむこと。
ソムタムプーパラーとナムトックムーとカオニャオ2人前とチャンビール大瓶1本でお会計215バーツ。
うーん、安い。
日本のタイ料理レストランだと、ソムタム一皿が食べられるかどうかといった価格ですな。
ちょっと期間を置いて、再度訪問した。
トムセーブヌア
牛肉のイサーンホルモンスープといったところか。
トムはトムヤムクンのトムで、スープのこと。セーブはイサーン語でおいしい。つまり、イサーンのおいしいスープ。そのまんまやんけ。
でも、これが本当にうまい。立ち上る湯気が食欲をそそる。まさに熱々。
絶妙の酸味と、ぴりぴりした辛味と、コクのあるスープがたまらない。ハーブも入っているが、匂いの主張は控えめ。ちょうどええ。
牛肉は、ホルモンと赤身と脂身入り。タイの牛肉だけど柔らかく煮込まれていて、これまたおいしい。
スープをすくう時は、なるべく唐辛子を避けるようにしましょう。油断ならぬ辛さでむせ返ります。
ソムタムプーパラー
はい、今回もソムタムプーパラーです。そして、またもや、蟹抜きで注文するのを忘れてしまった。イサーン出身者に注文をまかせるとこうなってしまいます。
でも、おいしい。前回よりも味はいいかも。しかも辛さもアップ。さては、辛くしてくれと注文しやがったな。明らかに今回のほうが毒々しい外見をしているぞ。
やっぱり食あたりが怖いんで、蟹をよけつつ、軽くつまむ程度にしておいた。でもおいしいから、ついつい食べてしまう。
次こそは、「マイサイプー」と告げて、心置きなくソムタムパラーを食べたい。
で、幸いなことに、翌日の下痢は大丈夫でしたな。まあ、若干ひりひりしたけど、これは激辛のせいでしょう。
ラーブムー
これまたイサーン名物の酸味と辛味のあるサラダがラーブ。豚入りなんでラーブムー。
店名から察するに、ここはラーブが売りのはず。
が、酸味が強すぎて、今ひとつ。ちょっとバランスが悪い。決してまずくはないけれど、ナムトックムーのほうがだいぶ上だった。
タイミング次第なのかねえ。同行したイサーン人の評価も芳しくなかった。
ガイトートグルア
正確な名前は忘れたが、おそらくガイトートグルア。塩のグルアかな。
軟骨付きの鶏唐揚げだ。たしかに塩味がきいている。
そのまま食べてもいいけれど、イサーンスタイルでは、ソムタムと一緒に食べるのがいいらしい。うん、うまいね。
料理4品に、カオニャオ、白ご飯、コーラ2本をプラスして、合計335バーツ。
料理は一皿50バーツほどと考えておけばいいみたい。
唐揚げが一番高いはずで、たぶん80バーツ。
店名とは裏腹にラーブは今ひとつだったが、他は当たり。
トムセーブヌアが特にいいね。
基本的に辛い系料理は、どれも激辛です。
特にソムタムとナムトックムーは辛かったなあ。
イサーン出身者でも辛い辛いと汗かいてました。でも、うまいうまいと褒めてました。
チムチュムもやってます。
地図
場所は、サードロードのソイ14入り口付近。
営業時間は、夕方5時から深夜4時まで。
昼間の様子(右手の赤い看板がイサーン料理屋、左手がステーキ屋)
一軒挟んだ隣に、一押しステーキ店の「ガオライサイサーム」あり。
関連記事:ローカルだけど本格派!サードロードの新しいステーキ屋はポークチョップ69バーツ、ステーキ定食55バーツ
近くには、イサーン料理有名店の「チェバーン(ジェイバーン、ジェバーン)」もある。以前よく通っていて、たしかにおいしかったが、ちょっとお値段高め。ローカルタイ人に聞くと、コックが変わったそうで、味が落ちたとか。まあ、その真偽のほどはわからないけれど、料金的にはティーラーブセーブのほうが安いのは確か。味も問題なし。
ソイブッカオからは何とか徒歩圏内。
正直、日本人一人で訪れるのはなかなか厳しいものがあるけれど、イサーン出身者と一緒に訪れると喜んでもらえるでしょう。
安くてうまいんでおすすめです。
次は、ソムタムパラーとコームーヤーンとチムチュムにしようかな。
(追記)
その後、再訪。ソムタムパラーとコームーヤーンを食べてみた。
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