ソイブッカオ常設市場前のソイ(ソイ19)をサードロード方面へ進み、ちょうどサードロードとの交差点角地に一軒のバービア&クイティアオ屋がある。
昼間はクイティアオ屋、夜はバービアとなる一風変わった店。というか、営業時間はかぶっているんで、クイティアオを食べながらビールも飲めるけど。
バービアはともかく、まずはクイティアオ。
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Heng Heng noodle & barのクイティアオ
看板によれば、店名はHeng Heng noodle & bar。
サードロード側がクイティアオ屋、奥が小さなバービアとなっている。
クイティアオ屋はまだ新しくて、テーブルも清潔。席数はたっぷり。
店頭に船の模型が置いてある。ということは、クイティアオルアだな。つまりは、ナムトックスープがメインとなるはず。
スープの種類はいくつかあるようだ。ナムサイ、ナムトックはわかる。それ以外にもタイ語でいろいろ説明を受けたが、よくわからんかった。
船の模型の横に置かれた鍋の中には、じっくり煮込まれた豚肉が入っている。この豚肉がメインの具材だということはわかった。
とりあえず、その豚肉を指定して、スープはナムトックにしてもらう。麺はバミーが置いていなかったので、センレックで。
すると、何やら香辛料をこねたような物体を見せられて、「辛くしても大丈夫か?」と聞かれた。これまたよくわからないが、気安く大丈夫と答えておく。
無料の水あり。タイのお寺でよく見かけるお椀で飲む。
クイティアオ完成。
これは強烈な色をしているなあ。どす黒い。しかも何やらいろんな香辛料やハーブらしきものが乗せられている。
まずは何も手を加えず、そのままスープを一口。
見たまんまだが、やはり濃厚な口当たり。複雑に味が絡まっている。この濃厚さがたまらない。
おっと、辛味が追いかけてきた。いや、それも猛烈な速さで迫ってくる。閃光一閃、舌と喉を直撃。
鋭く、かつ、ずっしりとした辛さだ。重い。重い辛さである。
いや、でもうまいぞ、これは。
ナムトックスープのクイティアオはこれまでいくつも食べてきたが、こんなのは初めて。
テーブルの上には定番のクイティアオ用調味料はかける必要なし。充分に旨味と辛味が出ている。
具材の豚肉がまたうまい。
骨付きだが、肉はとろとろになるまで煮込まれている。
特濃スープととろとろ豚肉とセンレックの華麗かつ重厚なトリプルアクセル。
麺はやや少なめ。辛さにひーひー言いながらも、すぐに完食した。
残ったスープをちびちび飲む。うまい。辛いから水を飲む。舌が和んだところで、またスープ。そしてまた水。この無間地獄に陥るが、幸福な時間でもある。
1杯50バーツ。クイティアオ相場価格の40バーツに比べると少し高いが、満足度も高い。
これはアタリのクイティアオです。
とりあえず、豚の煮物を指差して、スープはナムトックを指定、さらに辛くしてもらえば、同じものが食べられるはずです。麺はお好きにどうぞ。
後日再訪問。
次は、クリアスープのナムサイとバミーの組み合わせにしてみた。煮込み豚肉はもちろん入れてもらう。
ふむ。これは、いたって普通だなあ。
かなりの薄口スープ。全然物足りない。調味料をがんがん入れて、味を整える必要があった。
豚肉は相変わらずうまいけれど、それ以外は特筆すべき味ではない。
これも50バーツ。
この店では、断然ナムトックがおすすめ。いや、ナムトックを食べるべきです。
辛くしてもらうのがベター。
正直なところ、この手のナムトックスープは好き嫌いが分かれるところでしょう。
ダメな人は匂いの時点ですでにダメかも。
でも好きな人にはたまらない一品です。
地図と営業時間
地図
営業時間は、看板によれば午前11時から。
店主のおばさんいわく、最近は午前9時にオープンしているとのこと。閉店は午後9時くらい。まあ、このあたりは、ザッツ・タイ時間のため、あまりアテにしないように。
バービアは深夜まで営業している模様。
売れ行きがいいと、とろとろ豚煮が品切れになるかも。クイティアオを食べるなら、昼間から夕方の時間帯が良さそうです。
辛口特濃クイティアオが食べたみたい人はサードロードへどうぞ。
ソイブッカオから歩いて5分くらい。サードロード沿いとはいえ、余裕の徒歩圏内です。
このあたりはパタヤB級グルメ名店のオンパレード。
⇒ローカルだけど本格派!サードロードのステーキ屋ガオライサイサーム。おすすめはポークチョップ。
⇒これはうまい。シーフード満載の海鮮トムヤムスープが絶品のクイティアオ屋、マハーサムット。
⇒サードロードの安くてうまいイサーンレストラン、ティーラーブセーブ。おすすめはトムセーブ。
⇒カオトムグイ1杯5バーツ。ヤムカイヨーマーもおいしい雑炊食堂。
⇒タイ料理のモーファイ(火鍋)は、大盛りの激辛トムヤムラーメンだった
昼間から深夜までグルメ三昧可能。
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