沈没日記57
本日、パタヤラストデイ。
パタヤをあとにして、日本へ帰るだけ。
午前7時半に何とか起床して、最後の荷造り。
電気スタンドやら電子ケトルやら配線タップやらベランドの洗濯ロープやら洗面所の道具やら、意外と荷物が多い。
あ、この前購入したインスタント味噌汁がまだ何袋か残っている。これも置いていこう。次回まで腐るなよ。
最後は、大きなシマシマバッグに一切合切を詰め込み、宿の倉庫で預かってもらう。
こうすれば身軽な格好で日本とパタヤを行ったり来たりできる。
なじみの宿やアパートを作るのが、日本パタヤ往復生活での知慧。
まあ、設備の整ったサービスアパートメントやホテルに長期滞在するなら、せいぜい着替えだけを持って来ればいいんだけど。
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パタヤからドンムアン空港への道
さて、帰国便はタイエアアジアX。
空港はドンムアン利用となる。
パタヤからドンムアン空港へ行くには、いくつか方法があるが、今回は一番無難な方法を選択。
つまり、スワンナプーム空港経由でドンムアンへ行く方法だ。
(ここからは過去のブログ記事でも何度か取り上げた内容となるので、既知の人は読み飛ばしてね。パタヤとドンムアンの行き来について、あまり詳しくない人は参考にしてください。)
9時半頃にチェックアウト。
昨晩から一緒に過ごしている元ゴーゴー嬢が、自分のバイクでジョムティエンのスワンナプーム空港行きバス乗り場まで送ってくれた。
ブッカオからは10分ほどの道のり。
ソンテウを乗り継ぐなら20分は見ておいたほうがいい。
前売りチケットを購入済みなので、10時のバスに無事乗車できた。ちなみに10時のバスはすでに売り切れ。
少し前にこのバスを利用した友人も売り切れだったそうな。
午前中の混みあう時間帯のバスに乗る予定の人は、前売りで確保しておくことを激しく推奨。
バス代は120バーツだ。
関連記事:パタヤ発スワンナプーム空港行きエアポートバスは、前売り購入がベター。3日前から買えるよ。
バスは1時間45分ほどでスワンナプーム空港4階出発フロアーに到着。
ついで、ドンムアン空港行きの無料シャトルバス乗り場へ。
これはスワンナプーム2階の3番出口付近にある。少し歩く必要があるし、2階へ降りるエスカレーターはかなり端っこにあるので要注意。
受付カウンターで、エアアジアのEチケットを提示して、乗車許可を得る。
チケットと手の甲にスタンプを押された。
うーん、毎回チェックが厳しくなってきるなあ。2,3年前までは、何のチェックもなくて完全フリーパスだったのだが。
バスは概ね30分に1本の割合で出ている。
12時のバスに間に合ったが、すでに満席。
でも立ったままでよければ、乗車は可能だ。若い中国系と韓国系旅行者が増えたなあ。
13時前にはドンムアン空港到着。
1時間立ちっぱなしは辛かったが、無料なので文句は言えない。
下車場所は、第1ターミナルと第2ターミナルのあいだくらい。3階の出発フロアーとなる。
ジョムティエンのバス停からドンムアン空港まで所要時間3時間。
かかった料金は120バーツのみ。
(パタヤ市内でソンテウを利用するなら、あと10バーツか20バーツほどかかるが。)
パタヤからドンムアン空港へ行くには、やっぱり、この方法が一番おすすめ。
スワンナプーム空港行きバスの前売りチケットさえ確保できれば、時間の計算ができる。料金の安さとともに、この点も大きい。
かりに午後3時のフライトで、2時間前チェックインを目標とすると、午前10時のスワンナプーム行きバスに乗ればちょうどいいことになる。
つまり5時間前にパタヤを出発するのが目安だ。
10時:パタヤからスワンナプーム行きバスに乗る
11時45分:スワンナプーム空港到着
12時:ドンムアン空港行きシャトルバスに乗る
13時:ドンムアン空港到着後、チェックイン
15時:搭乗
チェックイン締め切りが1時間前なので、少し余裕を持たせておくのがベター。
少しトラブルがあっても充分間に合うだろう。
より詳しくは、こちらも参照に。
⇒パタヤからドンムアン空港へバスで行く方法。スワンナプーム空港乗り継ぎで最安値130バーツ。
その他の方法についても、軽くおさらい。
ノースパタヤのバスターミナルからモーチットへ移動して、そこからローカルバスでドンムアン空港へ向かう方法もある。
これは前回の帰国時に調査してみた。
関連記事:モーチットバスターミナルからドンムアン空港へ行く方法。料金14バーツ。
パタヤ発モーチット行きバスは前売り購入不可で、ヘタすると30分から1時間待たねばならない。
さらに暑いモーチット・バスターミナル内を延々歩く必要もある。時間の計算がちょっとむずかしいところ。
まあ、ノースパタヤ方面に滞在しているなら利用してもいいかな。
また、ノースパタヤのバスターミナルからエカマイ行きバスを利用する手もあるが、エカマイからモーチット・バスターミナルまではBTSとA1バスを乗り継ぐ必要があり、まったくの無駄。
バンコク市内で用事がある人は、この方法がおすすめだが、直接ドンムアン空港へ向かう場合は意味なし。
あとは、パタヤからバンコク行きロットゥに乗り、アヌサワリーあたりからローカルバスでドンムアンへ行くことも可能。荷物が多いと無理だし、時間の計算もちょっとしづらい。
パタヤカンから出ているランシット行きロットゥなら、乗り換えることなくドンムアン空港近くで下車することもできる。これは180バーツ。
タクシーをのぞけば一番楽な方法かもしれないが、ロットゥの本数がはっきりせず、これまた時間の計算がしづらい。
というわけで、いろいろ検討した結果、パタヤからドンムアン空港へ行くには、スワンナプーム空港経由がベストだと判断している。
料金120バーツで、時間の計算もできる。
悪いことは言わないから、この方法を使いましょう。
もちろん、バスの乗換えやら何やら面倒なのはごめんだという人は素直にタクシー利用でどうぞ。おそらく1500バーツほど。ドアトゥドアで快適楽ちんです。所要時間は2時間ちょっとくらい。
ええい、ついでだ、ドンムアン空港からパタヤへ直接向かう方法もおさらいしておこう
ドンムアン空港からパタヤへ向かうには、上記の方法の逆をたどればいい。
が、ドンムアン空港からスワンナプーム空港への無料シャトルバスは、スワンナプーム発のEチケットがないと乗車不可。
まあ、あくまでEチケットらしきものを見せればいいだけなので、過去のEチケットのPDFファイルをごにょごにょして、ごにょごにょすればチェックは簡単にスルーできるはずだが、文書偽造なのでゼッタイにやめましょう。
ローカルバスでドンムアンからスワンナプームへ移動して、そこからパタヤへ行く方法はこちらを参考にどうぞ。ローカルバス35バーツとパタヤ行きバス120バーツで合計155バーツ。
⇒ドンムアン空港からローカルバスでスワンナプーム空港やモーチットへ行く方法。バスを乗り換えてパタヤへ。
一番わかりやすいのは、ドンムアン発A1エアポートバスで終点のモーチット・バスターミナルへ行って、そこでパタヤ行きバスに乗り換える方法。30バーツと108バーツで計138バーツ。
⇒ドンムアン空港からバスを乗り継いでパタヤへ行く方法。バンコク市内への行き方も。
もちろん、A1バスではなくてローカルバスでもモーチットバスターミナルへは行ける。たぶん14バーツとかそれくらい。エアコン無しバスだともっと安い。赤バスの中には無料のバスもある。
A1バスに乗りBTSのモーチット駅で下車し、BTSに乗り換えてエカマイまで移動、エカマイ・バスターミナルでパタヤ行きバスに乗る方法もあるけど、モーチットバスターミナルでパタヤ行きバスに乗ればいいだけなので、エカマイまでわざわざBTSに乗る意味はまったくない。素直にモーチットバスターミナルへどうぞ。
他にもアヌサワリーまでローカルバスかA2バスで移動して、そこからパタヤ行きロットゥに乗る方法もあり。
一番安いかもしれないが、荷物が多い人は無理だし、ローカルな乗り物に慣れていないときついものがある。
あまりタイ旅行に慣れていない人は、A1エアポートバスでモーチットバスターミナルまで行って、パタヤ行きバスに乗り換える方法がベター。
以上、復習編でした。
ドンムアンから日本へ
何度となく利用してきたドンムアン空港。
最近すっかりスワンナプーム空港は通過するだけになってしまった。
まあ、LCCの安さと片道ずつ購入できる利点はやっぱり捨てがたい。
新装オープンした第2ターミナルのフードコートで食事を済ませてから、チェックインカウンターへ。
日本行きのタイエアアジアXは4番カウンターとなっている。
入り口にはX線検査台があって、大きな荷物を持った中国人の行列ができている。
これは預け荷物をチェックするものなので、機内持ち込み荷物だけの場合は、スルーしても大丈夫だ。
すっと横から抜けて行きましょう。
あらかじめウェブチェックインを済ませて、ボーディングパスを印刷しておけば、チェックインカウンターへ寄ることも不要。そのまま出国ゲートへ行ける。
チェックインカウンター自体はそれほど混んでおらず、わたしはいつもボーディングパスだけ発行してもらっている。
イミグレーションは大混雑だった。
やはり中国人旅行者が多い。まったく前に進まないほどの大渋滞。
オフィサーの方が整理にあたっていて、日本のパスポートを見せると、隣のASEAN専用レーンに並んでもいいよと言われた。
(日本人が毎回アセアンレーンに並んでいいかは不明。今回は激混みのため、ファランもアセアンレーンにまわされていた。)
本来は忠実に外国人レーンに並ぶべきだが、なるべくASEANレーン横の外国人レーンに並ぶほうがいいかも。混んでくると、そっちへまわしてくれることがあるんで。
ASEANレーンのおかげで、15分ほどでイミグレーションを通過できた。あれがなければ30分かそれ以上かかっただろう。
イミグレーションを抜けたあとの荷物検査では、何やら意味不明の言葉で指図された。
英語でもタイ語でもなかったんで、たぶん中国語だろう。
いやあ、どこもかしこも中国人だらけだなあ。
免税店や土産物屋も中国人だらけ。
とある土産物屋でポカリスエットを購入。35バーツ。
隣では、やたらと質問を繰り返す中国人にタイ人従業員もブチ切れ気味。
大声で怒鳴っている。
はたで見ているこっちがヒヤヒヤするよ。
なお、タイで販売されているタバコは値上げとなっている。
銘柄によりけりだが、20バーツ前後の値上げ。メビウスが95バーツから120バーツへの値上げだったかな。日本並になってきた。
それに伴ってか、免税品のタバコも値上げ。
メビウス1カートンが、700バーツ
Winston1カートンが、650バーツ
ちなみに、手前の大きな免税店は混み合っているので、奥に進んで右折したところにある小さな免税店がおすすめだ。ここはいつもすいている。
種類は豊富ではないけれど、メビウスは置いてある。
また、Winstonブルーは、この小さな免税店にして置いていなかった。
中国人の大集団だけのせいではないけれど、意外と時間がかかってしまった。
搭乗ゲートに入ると、すでに搭乗開始時間。
2時間前にチェックインしたのだが、結局ぎりぎりの時間に。
あわただしい。
座席指定していなかったが、席はなぜかクワイエットゾーンだった。
通常シートが満席だったのかな。
クワイエットゾーンは機体前方にあり、出口が近い。
しかも、隣には誰も座っていない
これはラッキー。
XJ610便関空行きは、15時40分に離陸。
関空に着陸したのが22時12分だった。
時差が2時間あるので、正味のフライト時間が4時間半。
早くなったもんだ。
食事がなくても平気だし、何ならトイレに立つ必要もないくらいの短さ。
22時30分頃にはイミグレーションへ到着。
これなら、野宿の心配はほとんどない。
以前はちょっと遅れたら、野宿決定だったもんなあ。
(XJ610便は、4月からさらに出発時間が早まるようだ。)
イミグレーションを通過して、関空の外へ。
数カ月ぶりに日本の空気を吸う。
これにてパタヤ沈没生活終了。
突然の幕引きとなり、いろいろとやり残したことや心残りがある。
実に中途半端な状態だ。
おそらく、すぐにパタヤへ戻ることになりそうだ。
まだまだパタヤ沈没生活はやめられそうにない。
こんな楽しいもの、他にはないからねえ。
軽いあとがき
長らくのパタヤ沈没日記ご愛読ありがとうございました。
今回の沈没日記シリーズは全部で57回。
情報系やグルメレポートを充実させたり、日記自体を途中でかなり端折ったりしたので、日数のわりには少ないナンバリングとなった。
何の変哲もない日常編ばかり書いても退屈なだけなんで、このようなスタイルとなった。
それでも、なかなか更新が追いつかず、ネタはいくつも残ったままになっている。
このあとも、しばらくは情報やグルメネタが続くんで、次回の沈没日記開始まで読み続けてくださいませ。
恒例の決算報告もそのうちアップします。
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