3月28日金曜日の午後に発生したミャンマー大地震はタイへも大きな被害をもたらした。
日曜日時点で、タイでなくなった人は18人が確認された。
チャトゥチャック地区でのビル倒壊によって亡くなったのは10人で、行方不明者が78人。
コンドミニアム建設現場から倒壊したクレーン事故により亡くなった人がいたり、シーロムでは地震によるエレベーターのケーブルが切れて負傷した人もいる。
バンコク都によれば、建物が被害を受けたとの通報は9500件以上。
かなりの数の建物が地震によってダメージを受けた。
バンコクの交通機関や道路の復旧について、情報をアップデートしておく。
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空港
スワンナプーム空港やドンムアン空港は地震当日14時30分に安全確認を実施したうえで通常運転を再開させた。
一部フライト遅延が起きたり、鉄道の運行停止や道路渋滞や高速道入口封鎖などにより、空港と市内の往来が大変にことになった。
土曜日には完全に通常運用に戻っている。
鉄道
地震発生当日は、バンコクにある鉄道や地下鉄やモノレールはすべて運行を停止した。
空港と市内を結ぶエアポートレイルリンクもレッドラインも運行を取りやめていた。
タイ国鉄は、クルンテープ・アピワット中央駅から出発する列車の運転を金曜日20時30分より再開。
エアポートレイルリンクとレッドラインは土曜日早朝より運転再開した。
スカイトレイン(BTS)と地下鉄(MRT)は路線により運行再開状況が異なっている。
BTSのグリーンラインとゴールドラインは、金曜日23時20分に運転再開。
MRTのブルーラインとパープルラインは、土曜日に運転再開した。
MRTのイエローラインは、日曜日にようやく運転再開。
最後に残ったのがMRTピンクラインで、安全点検にため再開が遅れている。
最新の発表では、3月31日月曜日の午前6時より運転を再開するとのこと。
ただし、全ルートではなくて、PK01からPK29の間のみの運転となる。
ミンブリーマーケット駅からミンブリー駅の間は、無料のシャトルバスを運行するとのこと。
バンコク市内の電車は、MRTピンクラインのごく一部の区間をのぞいて、すべて運行再開となる。
バス
バスは、地震発生後に、バスターミナルなどの建物の安全確認を実施したうえで、すべて運行を続けていた。
有料道路ディンデーンランプ再開に
地震に伴うクレーン倒壊事故により、エクスプレスウェイ(有料道路)のディンデーン入口付近にクレーンが直撃し、ディンデーンランプが使用できなくなった。
日曜日になっても閉鎖された状態が続いていた。
最新情報では、3月31日(月)の午前5時に再開させるとのこと。
この有料道路は、ドンムアン空港とスワンナプーム空港を結ぶルートでもあった。両空港を結ぶシャトルバスや、ドンムアン空港とパタヤを結ぶバスなどはルート変更を余儀なくされていた。
ディンデーンランプの再開により、バンコクと有料道路はすべて元通りの運行となる。
まとめ
バンコクの公共交通機関はほぼすべて元通りに運行となった。
有料道路も元通りになる。
ドンムアン空港やスワンナプーム空港の周辺の渋滞やタクシー不足も解消されるだろう。
交通という点ではバンコクは復旧している。
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