5月1日のタイはほぼ全面的に開国となった。検査も隔離も不要で入国できる。
昨日、ラオスがいきなり5月9日に全面開国すると発表した。タイと同じく、検査も隔離も不要で入国できるようになる。
日本大使館発表の公式情報と、タイ・ラオス陸路国境情報を。
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ラオス開国:日本大使館発表
5月7日のラオス政府の発表で、5月9日にラオスは完全開国することが決定した。
すべての国境を、ラオス人や外国人に向けて開放する。
ワクチン接種済みであれば検査も不要とする。
関連記事:ラオスが5月9日完全開国、検査も隔離もビザも不要で観光入国可能に
この決定について、在ラオス日本国大使館でも情報を更新した。
あくまで日本側の情報ではあるが、大使館による日本語での公式情報は貴重だ。
流行期間における入出国措置及び国内措置の緩和
2022/5/7
【ポイント】
〇5月7日、首相府は、流行期間における入出国措置及び国内措置の緩和に関する通知を以下のとおり発出いたしました。
〇5月9日以降、日本国旅券所持者は、従来どおり観光・ビジネス目的で15日以内の短期滞在をする場合は査証免除となります。【本文】
首相府官房通知
第627号通知
宛先:関係省庁・機関の長、首都ビエンチャン市長及び各県知事
件名:新型コロナウイルス感染症の流行期間における入出国措置及び国内措置の緩和首相府官房は政府合意及び指示を以下のとおり通知するので実施ありたい。
1.入出国措置を以下のとおり緩和することに合意する。
1.1 ラオス国民、永住者、外国人、及び無国籍者に対し、すべての国際国境を開放する。
1.2 ラオスが片務的又は双務的な査証免除協定を有する国の国民は、入国査証の取得は不要とする(注;日本国旅券所持者は、従来どおり観光・ビジネス目的で15日以内の短期滞在をする場合は査証免除となる。)。
1.3 ラオスとの間で査証免除協定を有さない国の国民については、諸外国のラオス大使館又は領事館において査証を申請する、又はE-VISAを申請する、又は到着時の査証申請窓口のある国境においてアライバルビザを申請することができる。
1.4 12歳以上のラオス国民、永住者、外国人、又は無国籍で、規定回数のワクチン接種証明書を有していない者は出発前48時間以内の抗原検査(ATK)の証明書を提出すること。ラオス到着時の空港又は陸路・水路の国際国境におけるコロナ検査は行わない。規定回数のワクチン接種証明書を有している者は、出発前・到着後いずれもコロナ検査なしで入国することができる。
1.5 ラオスに入国する外国人が新型コロナ感染症に感染した場合は、自費負担で治療を行うこと。感染者は公立・私立の病院での治療、又は保健省勧告に基づき自宅療養を行うことができる。2.コロナ感染拡大前と同様に、ラオス入出国時における各種車両の使用を許可する。公共事業運輸省は、ラオスが締結した二国間・多国間の国際合意と合致する形で、個人車両、公共交通車両、及び観光用車両の使用に関する勧告を発出すること。
3.関係省庁・機関、各レベルの地方行政機関、及び各種事業体は、観光客受け入れのためのあらゆる準備を整え、観光地、ホテル、レストラン、及び交通機関等の観光サービスを、より水準を満たした質の高いものとすること。観光サービスは、経済再生及び人々の生計向上に向けた全社会部門の共同の責務として取り組むこと。
4.娯楽施設及びカラオケ店の営業を許可する。但し、所定のコロナ感染予防措置を厳守すること。
5.対策特別委員会は、保健部門と連携しつつ、引き続き新型コロナ感染症の変異株の感染拡大に対する監視・警戒を行い、効率的かつ効果的に予防、抑制、検査・分析、治療を行うこと。目標どおりにワクチン接種を実施すること。
6.上記1~5の措置は2022年5月9日から開始する。以上を通知するとともに、通知に従って実行することを求める。
首相府付大臣兼首相府長官
アルンサイ・スンナラート
⇒https://www.la.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00954.html
内容は、前日のラオス紙の報道内容と同じものだ。
・5月9日からのラオスは開国
・すべての国境開放
・ワクチン接種証明書があれば出発前も到着後も検査不要
・ワクチン未接種の場合は陰性証明書提示
・日本のパスポート保持者は従来どおり15日以内のノービザ滞在可能
・娯楽施設とカラオケ店は営業許可
日本大使館お墨付きで、日本人はラオスへ観光目的でノービザでの検査なし入国が可能となる。
タイ-ラオス陸路国境オープン
タイは5月1日より、タイ17県の常設国境検問所をオープンしている。
また、ラオスは5月9日より、陸路国境をすべてオープン予定だ。
とはいっても、実際には現場での調整が必要。
まず前提として、5月8日まではタイ側の国境が一方的にオープンしている状態だ。
5月1日のタイ入国規制緩和によって、オープンした陸路国境検問所を通過してタイに入国できるようになっている。
外国人ならタイランドパスに登録して、検査なしで陸路入国できる。
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サダオ、ノンカイ、アランヤプラテートなどの国境がオープンとなっている。
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ただ実際の運用は不透明な部分があり、完全にすべてがオープンとなっているとは限らない。
また、隣国側の国境がオープンとなっているかも別問題。
隣国からタイへの入国が可能でも、必ずしもタイから隣国へ同じように入国できるわけではない。
ラオスでは5月8日までは国境を閉じているわけで、タイからラオスへ少なくとも外国人観光客の入国は不可だ。
ノンカイ-ビエンチャン友好橋オープン
ノンカイ-ビエンチャン国境では、本日5月8日よりタイ側の国境がフルオープンとなったもようだ。
ノンカイ県知事は、5月8日、ノンカイ・ビエンチャンの友好橋でラオスからのすべての車両通行を許可すると発表した。
5月1日に国境はオープンしたが大型トラックの通行のみ許可していた。本日からはすべての車両が通行できるとしている。
明日5月9日からはラオスが外国人観光客に向けて全面開国する。
他にもタイとラオスを結ぶ国境検問所はいくつもある。
ナコンパノムでは、第3友好橋とフェリー埠頭のみオープンする。
チェンライのチェンコン国境については、ラオス・フエサイ当局との協議が必要とのことで、まだオープンできないようだ。
ムクダハンとウボンラチャタニの国境検問所については不明。
バンコクポストの記事内容からははっきり断言できないが、本日よりノンカイのタイ側国境は受け入れフルオープンになっていて、明日からはビエンチャンのラオス側もフルオープンとなる。
いよいよ友好橋を渡ってタイとラオスの自由往来が実現する。
ウドンタニー・ノンカイ・コンケーンから出ているビエンチャン行きの国際バスが復活するかはわからないが、自力での国境越えは可能だと思われる。
タイへ入るにも、ラオスに入るには、検査も隔離も不要だ。
ただし、タイへの入国にはタイランドパス登録をして、承認済みQRコードが必須となる。
ラオスへの詳細な入国手順についてはまだ発表されておらず、よくわからない。
ただパンデミック前に戻すといっているので、日本人ならビザ免除措置を使い、ワクチン接種証明書とパスポートを提示するだけで入国できるものとみられる。
タイランドパスのような事前登録制度の話は出ていないが、どうなるのか不明。
そもそも陸路での出入国では現場運用が不透明なもの。事前の情報収集ならびに臨機応変な対応が必要となる。
開始当初は混乱するかもしれないが、ノンカイ-ビエンチャンの友好橋での往来はすぐに落ち着くだろう。
どうしても橋を渡らないといけない理由がある人以外は、状況が落ち着くまでちょっと待ったほうがいいと思う。
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