エアアジアが新しいサービスを開始した。
その名も、レッドカーペット。
タイやマレーシアの空港でVIP対応してもらえるというものだ。
エアアジアのタイ発日本行きのフライトも対象で、専用チェックインや手荷物優先タグや空港ラウンジの利用が可能となる。
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エアアジアのRED CARPET(レッドカーペット)
エアアジアのレッドカーペットが利用可能なのは、タイとマレーシアの空港だ。
タイ
バンコク・スワンナプーム空港
バンコク・ドンムアン空港
プーケット空港
チェンマイ空港
チェンライ空港
ウドンタニー空港
ハートヤイ空港
マレーシア
クチン空港
コタキナバル空港
ペナン空港
ここではタイの空港でのレッドカーペットについて取り上げる。
サービスは2023年7月27日にドンムアン空港とスワンナプーム空港とチェンマイとプーケット空港で開始されたばかり。
レッドカーペット特典は4つ
・優先チェックイン
・プレミアムラウンジの利用
・優先搭乗
・受託手荷物の優先受け取り
エアアジアのホームページで日本語の説明あり。
⇒https://www.airasia.com/aa/inflight-comforts/ja/jp/red-carpet.html
スワンナプーム空港でのエアアジアのレッドカーペットは、タイ・エアアジア(FD)とタイ・エアアジアX(XJ)ともにカウンターF18となっている。
専用カウンターになっているようだ。
成田ならびに関空行きのエアアジアは、タイ・エアアジアXによる運航だ。
スワンナプーム空港から成田や関空へ行く際には、レッドカーペットが利用できる。
エアアジアのバンコク発福岡行きは、スワンナプーム空港ではなく、ドンムアン空港を利用する。タイ・エアアジア(FD)による運航だ。
ドンムアン空港のレッドカーペットは、FDの場合はカウンター2Jを使う。
レッドカーペットの優先チェックインカウンター利用ができる。
通常であればチェックインには長い列ができているものだが、レッドカーペットであれば優先的にチェックインが可能というわけ。
受託手荷物には優先受け取りというのは、チェックイン時に荷物を預ける際にプライオリティタグが取り付けられて、目的地の空港到着時に最初に荷物を受け取りできるというもの。
タイ航空やANAといったフルサービスキャリアでは、上級ステータス保持者やビジネスクラスの乗客にはそういったサービスがあるが、LCCでは有料となる。
レッドカーペットでは、到着時に一番最初に受け取りができるとなっている。本当ならすごい。
プライオリティタグがつけられていても、バゲージクレームのテーブルに一番最初に出てくるとは限らないものだからだ。
優先搭乗は、搭乗口で真っ先に機内に入ることができる。
搭乗口で長い列に並ぶ必要なし。
コーラルラウンジ
プレミアムラウンジは、コーラルラウンジを利用する。
国内線でも国際線でも利用可能だ。
国際線のコーラルラウンジは豪華な内装と食事が特徴的。
実際の利用レポート。
スワンナプーム空港
ドンムアン空港
チェンマイ空港
⇒プライオリティパス利用可、チェンマイ国際空港コーラルラウンジを使ってみた
2時間半まで滞在可能とのこと。
エアアジアの案内によれば、レッドカーペット利用者向けの特別ラウンジゾーンを設けているとのこと。
どうやら専用のテーブルと椅子が用意されているようだ。
以上が、エアアジアのレッドカーペットの内容。
エアアジアではオンラインチェックインが可能となっており、スマホでEボーディングパスの発行ができる。もし受託手荷物がない場合は、わざわざチェックインカウンターに並ぶことなく、そのまま出国審査場へ向かうことが可能だ。
レッドカーペットでの優先チェックインは意味がない。
ただ、預け荷物がある人には、優先チェックインは意味があるだろう。受託手荷物の優先受け取りもできるので、日本到着時のバゲージクレームで待つ時間も短くなりそうだ。
優先搭乗はそこまで大きなメリットではないと思う。
ラウンジは、一度使うと病みつきになるとは思う。
特にコーラルラウンジは雰囲気がいいし、料理もけっこううまい。無料のマッサージサービスもある。
ラウンジでは食べ放題飲み放題で、搭乗時間までゆっくり過ごすには最適だ。
腹いっぱいのいい気分になったところで最優先搭乗して、さっさと寝てしまうのが一番快適かも。
予約方法と料金は?
予約方法は3つ。
・エアアジアのアプリのMy Bookingから申し込み
・エアアジアのウェブサイトのMy Bookingから申し込み
・空港にあるエアアジアカウンターにて購入(出発4時間前から1時間前まで)
航空券予約後に、アプリやウェブサイトで追加購入するのがいい。
さて、そんなレッドカーペットのお値段やいかに。
利用空港や国内線国際線によって料金が異なる。
スワンナプーム空港国際線
フライト前4時間までに予約すると、1,200バーツ。約4,800円。
フライト前1時間までの予約では、1,400バーツ。約5,600円。
ドンムアン空港国際線
フライト前4時間までに予約すると、1,000バーツ。約4,000円。
フライト前1時間までの予約では、1,200バーツ。約4,800円。
事前予約のほうが安い。
それでもけっこうなお値段で。
スワンナプーム国際線では1,200バーツかあ。
まあ、コーラルラウンジの一般利用料金は、たしか1,200から1,500バーツくらいだったはずで、ラウンジ利用料金だけで元は取れるとは思うけれど。
が、現在、レッドカーペット特別プロモーションを実施中だ。
ドンムアン空港、スワンナプーム空港、チェンマイ空港、プーケット空港でレッドカーペットが利用可能。
プロモーション価格
国内線599バーツ
国際線699バーツ
期間:2023年7月13日から2023年9月30日まで
国際線で699バーツ、約2,800円。
この価格なら使ってみてもいいかも。
特にこんな人にはおすすめ。
預け荷物があって、有人カウンターでのチェックインの列に並びたくない、搭乗口でも並びたくたい、ラウンジは使ってみたい、という人。
2,800円で買えるサービスとしては悪くないと思う。
逆に、預け荷物無しで、自分でオンラインチェックインできて、プライオリティパスを持っていてコーラルラウンジが利用できる、もしくはラウンジなんて興味ない、それに優先搭乗も不要、という人は、レッドカーペットに価値はない。
まとめ
エアアジアのレッドカーペットは、おもしろい試みではある。
でもLCCにそんなもの求めてもなあとも思う。
LCCなんて節約して利用するのがナンボのものじゃないかと。
ちなみに、マレーシアの空港でのレッドカーペットでは、出国審査場と保安検査場の優先利用も可能とのことだ。タイの空港にあるファストレーンは、レッドカーペットでは使えないようだ。
もしタイのレッドカーペットでもファストレーンが使えるようになれば、利用価値は大いにありそう。出国審査や保安検査での長蛇の列に並ぶ必要がなくなるんで。
そうなれば、チェックインも出国審査も搭乗も荷物受け取りも待ち時間が大幅短縮可能。さくっと出国、さくっと帰国。そんな爆走レッドカーペットが誕生すれば、満点大笑いだ。
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