タイ国政府観光庁(TAT)は、7月1日のプーケット開放のカウントダウンを高らかにスタートさせた。
本当に実現するのかはまだなんとも言えないが、本気でタイ開国を目指しているという気持ちは伝わってくる。
そんなTATが、プーケットに続いて、主要観光地の段階的開放計画を政府に提案する。
パタヤは10月開放となる。
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タイ段階的開放計画
TATは、タイを観光客に対して徐々に開放するための新しい計画を金曜日にCESA(経済状況管理センター)提案する予定だという。
各観光都市を段階を踏んで開放しようというものだ。
大前提として外国人観光客は完全なワクチン接種を終えていることが条件となる。
TATによる計画は以下のとおり。
パンガー:8月にカオラックエリアを開放
クラビ:7月にピピ島、ライレイ島、ンガイ島を開放。ただ、到着初日はホテル隔離、2日目と3日目はホテル近辺のみ活動可、4日目ないし5日目に検査を陰性ならば特定ルートでの移動が可能となる。
同じ措置は、8月以降、ランタ島、アオナン、タブケークにも適用される。
10月以降にクラビは完全に開放される。
スラタニー:7月以降、サムイ島、パンガン島、タオ島を開放。到着時にまず検査を受け、初日は隔離が必要。2日目と3日目はホテル近辺のみ活動可。4日目からは特定のエリアで移動できる。2回目の検査をして8日目以降はサムイ島、パタヤ島、タオ島を自由に旅行できる。
チェンマイ:8月以降、外国人観光客は7日間の自己隔離を条件として、チェンマイ市、メーリム、メーテーン、ドイタオ地区を旅行できる。その後は特定エリアのみ旅行が許される。10月以降は県全体で自由な移動が許される。
チョンブリ:10月以降、パタヤ、バンラムン、サタヒップ地区に限定して開放
同様に10月以降、バンコク、ペッチャブリー(チャアム)、プラチュワップキーリーカン(ホアヒン)、ブリラムを外国人観光客に開放予定。
以上のようにTATは提案するという。
参照:https://www.nationthailand.com/thai-destination/40001589
感想
パタヤの開国プランは、パタヤ市側が提案しているPattaya Move On計画と同じものだろう。
関連記事:Pattaya Move On 計画でパタヤ10月1日開放を目指す
Pattaya Move On計画では、ワクチン接種済み外国人観光客は隔離無しで入国できるが、滞在できるエリアはバンラムンとサタヒップのみとなっている。
ごく一般的なパタヤ旅行者はバンラムン地区内に滞在するわけで、エリア自体は問題なさそうだ。
むろん、これは計画の提案段階に過ぎない。
CESAが承認するかもわからない。
CESAの議長はプラユット首相がつとめており、もし承認されれば、実質的に政府の決定といってもよさそうだ。
プーケット開放計画であるサンドボックスもCESAの承認を経てから実行の動きとなった経緯がある。
はたしてCESAが承認するのか要注目。
承認されれば、パタヤ10月1日開国の現実味が増すことになる。
あまり期待しすぎないほうがいいけれど、希望も捨てないほうがいい。
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