カツカレーが好きだ。
パタヤに長期滞在していても、そこまで日本食を求めることはないけれど、カレーに対する欲求は抑えられない。
日本から持ち込んだルーを使って自炊はする。たしかにうまい。でも手間はかかる。それにとんかつを自分で作るのはもっと手間がかかる。パタヤで日本式のとんかつのみを買うのは難しい。
カツカレーは店でオーダーするのがいい。
そこでパタヤにある日本のチェーン店でカツカレーを食べ比べしてみた。
かつや
まずは、とんかつといえばかつやだ。
2020年の2月頃にターミナル21パタヤ内にオープンした。元々は吉野家があった場所だ。
せっかくオープンしたが、直後にパンデミックが起きて、ショッピングモールは閉鎖を余儀なくされ、店内飲食も禁じられた。
ショッピングモール再開後は無事に営業再開。
何度か利用してみた。
とんかつの味は文句なしだった。価格相応ともいえるが、日本レベルのとんかつ定食が食べられる。
今回はカツカレーをデリバリーでオーダーした。
Loin Katsu Curry Rice 179バーツ。
FOOD PANDAの50バーツ割引バウチャーを使って実際の支払額は、129バーツ。
かつやからのデリバリーは初利用。
ロゴマーク入りの袋。
カレー、とんかつ、ご飯はそれぞれ別容器に入っている。
かつはちょっと薄めだが、文句ないレベル。
日本で食べるとんかつそのもの。
一部だけとんかつを乗せてカツカレーライスにする。
カレーはどろどろした濃い口タイプで、やや独特の風味あり。辛さは並。
日本の家庭や食堂で食べるような王道カレーではなくて、カレーにはこだわりのある喫茶店で出すような濃厚カレーだ。
香辛料や隠し味たっぷりといった感じする。
量は多い。
このカレーは好みが分かれる。
最初の数口はかなり違和感があり、あまり美味いとは思えなかった。でも、食べていくと徐々に慣れ始めて、そのうち癖になりかけてきた。
これはこれでいける。
これも確かに日本のカツカレーである。
すき家
続いてはすき家。
パタヤ初の牛丼チェーン店としてセントラルマリーナに進出している。
後続の吉野家はあっさりと撤退したが、すき家は健在。
個人的にはパタヤの日本食チェーン店でももっとも利用回数が多い。気がついたら牛丼を出前していたりする。
今回はカツカレーを出前でいただく。
Curry with Pork Katsuというメニュー名でスモールが159バーツ。
FOOD PANDAの50バーツ割引バウチャーを利用して109バーツになった。
丼には日本語でミニと表記されている。
タイのすき家では、スモールが日本でいうミニで、M(ミディアム)サイズが日本の並盛に相当するようだ。
カレールーは別容器。ご飯の上にすでにカツがのっていた。
すき家のカレーは以前にも食べたことがあり、無難においしい日本式カレーだとはわかっていた。
関連記事:パタヤ初進出のすき家で牛丼とカレーを食べてみた。追加でラーメンと餃子もね。
カツカレーは初めて。
が、スモールサイズは一番肝心なカレーの量がとにかく少ない。
ご飯も少なめだが、このルーの少なさは致命的。
とんかつは少し小ぶりだが厚みがあって、味はそこそこのもの。
かつやのとんかつにはかなわないが、これも立派に日本レベル。
カレーは以前食べた時と変わらず、日本の味だ。
どこをどう切り取っても日本のカツカレーだ。
いかんせんルーが少ない。
最後はカツだけが残ってしまった。
最低でもレギュラーサイズでオーダーするべきだ。
レギュラーサイズだと179バーツ。
かつやと同じ価格で、おそらく量も同じくらいになるだろう。
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丸亀製麺
最後に丸亀製麺でカツカレーを出前してみる。
丸亀製麺は、ターミナル21パタヤにある。かつやの隣だ。
関連記事:丸亀製麺ターミナル21パタヤ店で釜揚げうどん
関連記事:パタヤでカレーうどんを出前
丸亀製麺でカツカレーを食べるのは初めて。
Tonkatsu Curry Rice 169バーツ
サイズ選択は無し。
これまたFOOD PANDAの50バーツ引きバウチャーで119バーツとなった。
カレーは別容器で、ご飯のうえにカツ。
かつやとすき家にはなかった福神漬けがついてきたのが何気にうれしい。
カレーの味は、癖の少ない、ザ・日本式カレー。じゃがいもとにんじんがごろごろしている。肉も入っている。日本の食堂で食べるカレーといった感じだ。
王道の庶民的カレー。
甘口ではなく、きちんと辛さもある。
今回食べた中では、もっとも日本のカレーらしいカレーといえる。
カツは他の2店と比べると、肉と衣が薄めで、いたって平凡なとんかつだが、これまた日本の味。量はたっぷりあり。
ご飯の量もきちんとあって、全体的にボリューミーなカツカレーだ。
カレーが心持ち少ない程度か。
量的にも味的にも納得のレベル。福神漬け、うれしい。
まとめ
価格をまとめる。
かつや:179バーツ
すき家:179バーツ(ミディアムサイズ)
丸亀製麺:169バーツ
これはすべてフードデリバリーサービスを利用した際の料金となり、店頭価格とは異なる可能性あり。
おそらく実店舗だと、それぞれ10バーツ程度は安い設定となっているはずだ。
すき家はスモールでオーダーしたためミディアムについては断言はできないが、量的にはどこも似たようなものとなる。
とんかつは、やはり専門店のかつやが一番。これは文句無し。次点がすき家で、最後に丸亀製麺。
カレーは、すき家と丸亀製麺が無難においしい日本のカレーで、ほぼ同列。具たっぷりがいいなら丸亀製麺となる。
かつやのカレーは少々癖があるので、好き嫌いが分かれそう。
ただ、カツカレーとしての完成度はかつやが一番だと思う。
次点は微妙なところで、すき家と丸亀製麺が拮抗している。
すき家のカレールーの量が多ければ、すき家か。とんかつも量が多くて、それなりにおいしいんで。
でも、丸亀製麺の具沢山カレーと福神漬けも捨てがたい。
というわけで、パタヤの日本食チェーン3店舗のカツカレーベスト1はかつやに決定。
まあ、CoCo壱番屋がパタヤに来れば、即ナンバーワン奪取するのは確実だけど。
他にもチェーン店ではない日本人経営日本食レストランにもカツカレーは置いてあるが、今回は除外した。
それにしても、ここ数年でパタヤのは普通に日本のカツカレーが食べられる店が増えてきた。しかもFOOD PANDAなら割引バウチャーを併用して安値でデリバリーしてくれる。実にありがたいことだ。
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