タイの日本食チェーン、SKY LUCK(スカイラック)。
すかいらーくではない。すかいらっくである。
元々は日本のすかいらーくグループとタイ地元企業が合同でSKY LARK(すかいらーく)として営業していたようだが、日本側がタイより撤退。
その後、名称をSKY LUCKと改めて、タイ企業のみで営業を続けている。
いまだにすかいらーくだと言っている人がいるが、現在はスカイラックが正しいようだ。
ま、そんな些末的なことは置いておいて、スカイラックは手頃な日本食チェーン店として、主にフードコート内でがんばっている。
カツ丼やら焼きそばやら餃子やら、あとはステーキが多く、はては韓国ステーキがあったりと、純然たる日本食かと言われたらけっこう微妙なところだが、ローカル向けのローカルプライスでやっており、外野の日本人がどうのこうの言うのは野暮ってものだろう。
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スカイラックの日本式カレー
パタヤにもスカイラックは数店舗ある。
パタヤカンのビッグCエクストラ内のフードコートにも支店あり。
以前は現金払いだったが、現在はプリペイドカードでの支払いとなっている。
ひさしぶりに訪れてみると、メニューが増えていた。
ずばり、日本のカレーと書いてある。KARE'YA(カレー屋)だ。
英語では、JAPANESE CURYYと説明書き。
カツカレーが65バーツ。
他にもトリカツ、ハンバーグ、唐揚げ、魚フライなど。
トッピングとして、目玉焼きが10バーツ。ルー追加は15バーツ。
現在はプロモーション中のようで、無料でキムチがついてくる。
カツカレー
メニューには日本語でカツカレーと書いてある。
カレーメニューは店員さんもまだ慣れていないのか、口頭では伝えにくい。
別途、パウチされたメニューを店員さんが出してくれるので、指差しでオーダーするのがベター。
カレールーは炊飯ジャーのような保温器に入っていて、すくって皿に入れるだけ。
カツは注文のたびに揚げてくれる。
すぐに完成。
見た目は、いたって普通のカツカレーである。できれば、カツはご飯の上に乗せてほしかったがまあいい。
無料のキムチも付いてくる。
期待はまったくしていなかったが、カレールーは間違いなく日本の味で、うれしい驚き。
粘度強めでどろどろ感あり。
タイのローカル向け日本カレーは無駄に甘いことが多いが、ここは辛さもある。日本のレトルトカレーで言うところの小辛くらいだけど、辛さは感じられる。
おまけのキムチは甘い。そのキムチよりはカレーのほうが辛い。いいね。
ルーにはじゃがいもや人参などの具合は見当たらない。ルーのみ。
カツの肉は薄めで、衣のまぶしかたも荒いけれど、れっきとしたトンカツ。
ルーの量が少ないのが残念。
ご飯が余ってしまう。
ご飯自体は日本米のようだが、そのまま食べたいほどの味ではない。
ルーがないと厳しい。
15バーツでルーを増量できるようなので、余裕があるなら、ルー追加がベター。
れっきとした日本式カツカレーが65バーツである。
これ以上何も言うまい。
カツカレーを食べたいという欲求を満たすには充分でしょう。
白身魚フライ&唐揚げカレー
お次は、Fried Fish & Karaage Kareを。
白身魚フライと唐揚げの豪華2種盛りカレーである。85バーツ。
魚は身が薄いうえに、脂っぽい、ちょっと残念だが、しょうがない。
唐揚げは3個。いかにも冷凍食品っぽい唐揚げだが、これはこれでオッケー。日本のカレーチェーン店の唐揚げもこんなものである。
カレーにはこのタイプの唐揚げがよく合う。
正統派の唐揚げカレーといえる。
おまけの甘ったるいキムチはどうでもよくなってきた。
やはりルーは少なめ。
ご飯が余るが、トッピングの具が多いので普通におかずとご飯で食べられる。
なお、期間限定ながら、サーモンフェスティバルを開催中。
サーモンとトンカツと唐揚げとカレーとご飯とサラダのセットが90バーツ。
鮭とカレーが合うかは甚だ疑問だが、お得なセットには違いない。
まとめ
パタヤのスカイラックは、ビッグCエクストラ以外にも、ノースパタヤのテスコロータス、テパシットのテスコロータス、サウスパタヤのビッグC、ターミナル21パタヤなどにある。
すべての店舗で日本カレーを扱っているかは不明。
ホームページを見てみると、ハヤシライスを扱っている店もあるようだ。
ちなみに、ビッグCエクストラ店ではルーの到着が遅れることもあって、正午過ぎに訪問するとまだルーが来てないから提供できないと言われたことがある。
個人的には、スカイラックの日本カレーは大アリ。
カツカレーが65バーツで食べられる。
日系レストランと比べると、半値以下だ。へたすると3分1以下。
実にありがたい。
パタヤでふいにカレーが食べたくなったら、真っ先にスカイラックのカレーを思い出すだろう。
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