バンコク・ナナプラザ近くにある格安ホテル、パークウェイ イン (Parkway Inn)に泊まってみた。
最寄りのソイは、スクンビット・ソイ4、つまりソイナナとなる。まさにナナプラザを中心に遊ぶにはもってこいの立地。
部屋は古くて臭いが、なんとか許容範囲。
時代遅れのブラウン管テレビなのに日本の民放やNHKがリアルタイムで放送されているのはびっくり。
おもしろいホテルです。
(2023年6月営業再開確認できず)
目次
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パークウェイ イン (Parkway Inn)
外観
1階に背広仕立て屋。Fashion Avenueと書いてある。
入り口が少々わかりづらいが。この仕立て屋のドアを開ける。
ホテルの看板が出ているのでよく見ればわかる。
レセプションは2階。エレベーターは1階利用不可につき、階段で。
レセプション
チェックインは簡単。パスポートを見せて、書類にちょこっと記入するだけ。Agodaで予約していったが、バウチャー提示などは不要だった。
デポジットなし。
担当者に案内されて、部屋まで。
客室フロアへはエレベーター利用可能。
廊下
廊下の窓からスクンビット通りを見下ろす
スタンダードルーム部屋内部
予約したのはスタンダードルーム。7階の部屋へ通された。
率直な第一印象…匂う。
何の匂いなのか、確実に臭い。下水管の匂いや長年のタバコの臭いがまざっているような感じ。
でも、すぐに慣れた。鼻がひん曲がるほどのものではないし、古いホテルではありがち。気にしない。
部屋は全体的に古びている。でも不潔でもなく、きちんと清掃されていて、それほど不快ではない。
部屋には窓がついていない。換気扇は、部屋と浴室の両方についている。
部屋によっては窓付きもあり。が、スクンビット沿いの部屋となり、夜でも騒音は聞こててきそう。
窓なしの部屋は、昼も夜もとても静かった。
が、窓がないわりに照明の数が足りておらず、常に薄暗いのが難点。
その分、静かに過ごせるとは言えるのだが。
ベッド
枕側は鏡張りになっている。
サイドテーブルには各種照明を調節できるスイッチ類がついているが、実際には使えない。一昔前のラブホテルのようなスイッチ類だ。
そのかわりに読書灯が用意されている。
冷蔵庫内とその上の台にはミニバー多数。テレビの上にも有料のお菓子類。
でも、無料の飲料水はないようだ。
クローゼット内にセーフティボックスあり。わりと大きめでノートパソコンも収容できる。
作業机
コンセントあり。PC作業には適している。
ドライヤーも置いてある。
それ以外のコンセントは、ベッド脇とテレビ裏。
ベッド脇のコンセントは片側は電気が通っていなかった。
合計で4口ほどコンセントが使えたから良しとする。
灰皿が置いてあり、室内喫煙可能だった。
日本語テレビ
テレビは旧式のブラウン管。
番組表
少しは日本のテレビが映るようだ。
が、実際につけてみると、番組表以上の日本語放送が映った。
NHKは本放送とBS、民放は4局、さらに映画系の2局ほど。
もちろんリアルタイムでの放映だ。
NHKと民放ならほぼすべて見られる。
一部映りの悪いチャンネルもあったが、日本の民放がリアルタイムが見られるのは大したもの。びっくりしたなあ。
ついついどうでもいいワイドショーやニュースなんかを見てしまった。たばこ税の増税はやめてほしい。
浴室内
わりと広め。しっかりした作りのように見えるが、各所にぼろが来ている。とはいえ、それほど汚くはない。特に洗面台は改修されているのか広くて使いやすい。
シャワーブースはガラス扉付き。洗面台とトレイがずぶ濡れになることはない。
シャワーはボイラー式。水圧と湯温は問題ない。熱々のシャワーが浴びられた。
ただ、シャワーへの切り替えスイッチが厄介。使い方がわからずに素っ裸のまま格闘すること数分、スイッチもまわしながら上を持ち上げる方法を発見して、無事にシャワーへ切り替えることができた。初めて見たよ、このタイプ。
洗面台でもお湯が出る。こちらは、切り替えスイッチもなく蛇口をひねるだけ。簡単。
アメニティは、固形石鹸、ボディソープ、シャンプー、シャワーキャップ。
歯ブラシや櫛はない。必要最低限といったところ。歯ブラシと櫛くらい、自分で用意しましょう。ドライヤーは常備してあるんで便利。
Wi-Fi無料
パスワードはテーブルの上に掲示してある。
ブラウザを立ち上げて、ログインするタイプ。
繋がりと速度は特に問題なし。
ごくごく普通に動画サイトの閲覧ができた。
ジョイナーフィー無料
JF無料。
IDカード預けの有無は不明。
なお、館内にスイミングプールやジムはない。
ロビー横に、簡単にバーカウンターあり。どうやら朝食も提供している模様。
あと、2階にはタイマッサージ屋もある。
地図と周辺施設
地図
スクンビットの偶数側ソイ。
ソイ4(ソイナナ)が一番近いソイ。
ナナプラザまで、人混みさえなければ、2分ほど。実際は人の往来や屋台に邪魔されて、すいすいとは進まないが。
テーメーカフェまでは歩いて10分弱。
ソイカウボーイはやや遠いので、BTSでナナ駅からアソーク駅まで移動したほうがいいかも。さくさく歩いたら20分ほど。
コンビニは周囲にいくつかある。
ソイナナへ行けば、ローカル屋台が多数出没している。
ソイナナ内のBUS STOPは有名店。
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マクドナルドやバーガーキングといったファストフード系も充実。
ローカル食堂はちょっと少なめだが、食事に困ることはないはず。
安くて清潔な場所で食べるなら、少し歩いてターミナル21のフードコートか、ロビンソン下のTOPSフードコートがいい。
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BTSナナ駅までは徒歩2,3分。これまた近い。
両替するなら、スクンビット通りを渡って、VASUへどうぞ。
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ま、とにかく便利な立地です。
宿泊料金と予約先
11月上旬で1泊あたり3500円ほどだった。約1050バーツ。
ウォークイン価格は、以下の通り。
スタンダードデラックスルーム:1400バーツ
ミニスイート:1700バーツ
タイミングによりけりかもしれないが、ホテル予約サイトを通したほうがほぼ確実に安いはずだ。
1泊1000バーツほどなら泊まる価値はあるかなと。1400バーツは高いですね。
まとめ
部屋は古臭い。
いや、実際に匂いも臭かった。
が、別に睡眠や滞在を妨げるほどの匂いではなかった。でも、匂いに敏感な人はやめておきましょう。
ナナプラザから歩いて数分の立地条件に加えて、日本語のテレビ放送が映るのは魅力的。
夜は静かに眠れたし、意外といいかも。
リゾート感とか豪華さとかは絶無です。昭和のラブホテルに毛の生えた程度のものと考えれば納得できるはず。
昼間は外に出るか、デスクでPC作業する、もしくはずっと日本のテレビを見る。夜はナナプラザあたりで遊ぶ。
そんな滞在スタイルで数日過ごすのなら許容範囲でしょう。
ずっとこの部屋には住みたくないですが、ど短期ならオッケーです。
ナナプラザ&日本語テレビ好きな人はどうぞ。
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