12月10日(土)はタイの憲法記念日だ。月曜日が振替休日となっており、カレンダー上は3連休となる。金曜日から休みをとり、4連休としている人が多いようで、タイ国内では4連休と言われている。
連休のたびに問題となるのが渋滞、そして空港の大混雑だ。
スワンナプーム空港での待ち時間解消方法についていくつか触れておく。
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国際線利用時は3時間前に空港到着を
AOT(タイ空港公社)から注意喚起が出ている。
スワンナプーム空港やドンムアン空港では、国内線利用時には出発予定の2時間前、国際線利用時には3時間前に空港に来るべしとのことだ。
空港でのチェックインや保安検査場での混雑を想定したものだ。
あとは空港へ向かう道路の渋滞も考える必要がある。
バンコク市内の渋滞につかまってしまい、空港への到着が遅れる可能性は十分ある。
国際線なら3時間前に到着できるよう、時間に余裕を持って出かけないといけない。
チェックインをスムーズに行う方法
スワンナプーム空港国際線出発フロアは、パンデミック前の状態に戻っている。むしろ以前より混雑しているほどだ。
日本行き路線は人気で、チェックインカウンターは長蛇の列。
これはタイ・エアアジアXのチェックインカウンターの行列の様子だ。中に入り切らず、外にまで列がのびている。
エアアジアのフライトは、事前にWEBチェックインすることで、チェックインの列に並ぶ必要はなくなる。
関連記事:大混雑のスワンナプーム空港、エアアジアはWEBチェックインしておけば待ち時間ゼロで搭乗可能
預け荷物がある場合は、通常のチェックインカウンターとは別のバッゲージドロップブースへ行けばいい。
預け荷物がない場合は、Eボーディングパスのみで直接搭乗ゲートへ向かうことができる。
先月末にWEBチェックインせずにエアアジアの関空行きフライトを利用した人の話では、チェックインカウンターに2時間並んだとのことだ。
それくらい時間がかかる。
でも、WEBチェックインしておけば待ち時間ゼロである。
エアアジアは国内線でも同様にWEBチェックインして、スマホアプリでEボーディングパスを表示させれば、チェックインカウンターに並ぶ必要はない。
またドンムアン空港などではエアアジアのセルフチェックイン用KIOSKが設置してあり、WEBチェックインせずとも現場でのセルフチェックインが可能だ。
エアアジアに関しては、国内線も国際線もとにかくWEBチェックインしておくこと。
原則フライト出発の5時間前までという縛りがあるため、前日に余裕をもってWEBチェックインしておけばいい。
(旅行代理店を通じてチケットを購入した場合はWEBチェックインできないケースあり)
スワンナプーム空港でのタイ国際航空のチェックインは、空港内の設置された共用のKIOSKを利用して、セルフチェックインが可能となっている。
日本行きフライトでは日本国籍者のみが利用可能だ。
関連記事:長蛇の列にさらば、スワンナプーム空港でのタイ航空チェックインはKIOSKで待ち時間ゼロに
預け荷物がある場合は、バッゲージドロップ専用のブースへ行けばいい。ほとんど誰も並んでいない。
エアアジアとタイ航空の日本行きフライトは、WEBチェックインならびにセルフチェックインによって、チェックインカウンターに並ぶ必要はなくなる。必ず活用すべし。
空港に3時間前に行く必要もなくなる。逆に時間が余ってしょうがないかもしれない。通常どおり2時間前で十分だろう。
もしWEBチェックインができないようであれば、やはり3時間前に空港に到着しておくのがベター。
下手すると2時間並ぶ羽目になる。そうなれば出発ぎりぎりとなりそうだ。
チェックインが終われば、保安検査場と出国審査場が待っている。
出国審査は少々並んでいても大して時間がかからないが、保安検査は列ができていると時間がかかるおそれあり。
場合によっては保安検査と出国審査で30分かかることも考えられる。1時間待ちはなさそうだが。
チェックインに2時間、出国までに30分、合わせると2時間半。こうなれば、すでに搭乗開始時刻となっている。
スワンナプーム空港は広い。エアアジアの搭乗ゲートはコンコースGの端っこにあり、移動に10分くらいかかる。
ぎりぎり間に合う計算だ。
免税店も買い物したり、ゆっくり食事をする時間はない。
3時間前に空港到着すべしという注意喚起はオーバーでもなんでもない。
ただ、事前にちゃんと準備をしておけば、混雑はある程度回避可能だ。
また利用フライトや時間帯によっては、特に混雑しておらず、スムーズに搭乗できたりもする。
それでも、最悪のケースを想定して行動すべきという指針に変わりはない。
到着時の混雑は?
10月1日のタイ完全開国後、スワンナプーム空港の利用者は急増している。
そこにタイに大型連休が重なると、さらに空港は混雑する。
出発時でなく、到着時の混雑もかなり問題となっている。
入国審査場の長蛇の列が幾度となくSNSで拡散され、ニュースで取り上げられるほどだった。
11月に実際にスワンナプーム空港から入国した人は長蛇の列に巻き込まれて、40分待ちとなったそうだ。
最大1時間待ちが発生しているとのこと。
到着便が集中してしまうと、このような事態となってしまう。
時間帯によってはがらがらだ。
深夜の時間帯はほぼ無人状態である。
タイミング次第なので、こればっかりはなんともいえない。
また、バゲージクレームでの荷物の受け取りに時間がかかっている。
預け荷物がレーンに届くまで30分から1時間近くかかるケースもある。
急激な旅行者増加に空港の人員やシステムが追いついていないのかもしれない。
早くイミグレーションを通過できても、結局、バゲージクレームで待つ羽目になる。
フライトの到着から空港の外に出るまでに、1時間以上かかってしまうことも珍しくなさそうだ。
イミグレーションが混雑しておらず、預け荷物がない場合は、降機から15分で外に出ることも可能。
これまたタイミング次第なんで、なんともいえない。
スワンナプーム空港からエアポートバスでパタヤへ向かう予定がある人は要注意。
パタヤ行きバスはネット上事前予約が可能だが、入国と荷物受け取りに時間がかかると、予約していたバスの時間に間に合わない可能性が出てくる。
また、パタヤ行きバスは人気のため、待ち時間が長くなっている。
関連記事:APEC開催中のバンコク・スワンナプーム空港の現状、地下両替所とパタヤ行きバス
午後3時や4時といった一番込み合う時間帯には20分刻みで臨時バスが増便されることがあるが、それでも待ち時間は長い。
注意のほどを。
あと、空港の公共タクシーにも長い列ができている。
空港からバンコクへタクシーで向かうならば、Grabを活用するのがいいだろう。
空港からパタヤへは、事前に手配しておくのがベター。
関連記事:スワンナプーム・ドンムアン空港からパタヤへは、KKdayのチャータータクシーが安くて便利。日本語予約、クレジットカード決済
関連記事:スワンナプーム空港-パタヤ間の移動はMr.Tタクシーで、全込み1200バーツ
フライトが遅延したり、混雑により入国が遅れても、ちゃんと到着ロビーで待っていてくれる。
長いタクシー待ちの列に並ぶ必要はないし、料金も安い。
まとめ
たしかにスワンナプーム空港は混雑している。それはもうひどいものだ。
でも、事前にちゃんと手を打っておけば、出発時も到着時も長蛇の列を回避することはある程度できる。
何も用意せずにのほほんと空港に行くと、大変に事態に巻き込まれかねない。
何度も言うようにタイミング次第だ。
出発も到着もさくさく進むこともあるし、チェックイン2時間待ちのこともある。
事前準備が大切だ。
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