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タイ入国情報 ASQ情報

パタヤの代替隔離施設ALSQホテルが増加、計3軒に

投稿日:2020年11月2日 更新日:

パタヤのALSQ(地方代替隔離施設)ホテルが3軒に増えた。
スワンナプーム直行便しかない状況で、パタヤのホテルが使えるのかは微妙なところだが、外国人向けの隔離施設が増えることは、とりあえず歓迎すべきことだ。
ASQとALSQの違いも含めて、紹介していく。

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ASQホテルとALSQホテル

現在、タイへの入国するすべての者は14日間の隔離検疫を受けることが必須となっている。
政府が定める隔離検疫のことを、State Quarantineと呼ぶ。
タイ人も外国人も同様だ。

タイ人の場合は、政府が用意するState Quarantine(SQ)施設を無料で利用することができる。ただし、どの施設になるかの選択は不可。
SQ施設はパタヤにもいくつかあって、実際に帰国してきたタイ人が利用している。ただし、外国人は利用不可。

外国人は、Alternative State Quarantine(ASQ)施設を利用する。代替隔離施設だ。隔離施設としての基準をクリアして保健当局から認められるホテルとなる。これは有料となり、費用は利用者が自分で払う。基本的に外国人が利用するが、どこの隔離施設にあてがわれるかわからないこと避けるタイ人も自費で利用可能。

ASQホテルは、11月1日時点で、104軒。

ASQホテルは、バンコクないしバンコク首都圏にある。

その一方、地方にも隔離施設があり、それをAlternative Local State Quarantine(ALSQ)、もしくはAlternative Local Quarantine(ALQ)と呼ぶ。地方代替隔離施設といった意味合いだ。
ALSQと呼んだりALQと呼んだりと呼称が統一されていないが同じもの。
ALSQも保健省の定める基準を満たしており、隔離施設として利用できることになっている。

11月1日時点で、ALSQとして認可されているのは、以下のとおり。

ブリラム:1軒
チョンブリ3軒
プーケット:15軒
プラチンブリ:1軒
サムイ島:10軒

チョンブリの3軒は、すべてパタヤエリアにあるため、実質的にパタヤのALSQとなる。

最新かつ正確な情報は、タイ保健省のサイトで確認のこと

http://www.hsscovid.com/

パタヤのALSQホテル

最初にALSQとして認可されたのが、ナックルアにあるベストベラホテル。
その後は空白期間が長く続いたが、10月末に2軒のホテルがALSQとして加わった。
1軒は以前から言われたいたように、アヴァニリゾート。元々はマリオット系列だった高級ホテルだ。

関連記事:タイ地方都市にあるALQホテル増加へ。プーケット、サムイ、そしてパタヤでも。

もう1軒は、ノースパタヤにあるJレジデンス。

これで合計3軒となった。

以下、順番に紹介していこう。

隔離検疫での宿泊利用は、すべてALSQパッケージプランでの申し込みとなる。期間は15泊16日となっている。(隔離期間は14日間とされるが、到着初日が0日で、翌日からカウントを開始するため15泊16日となる)
料金には、部屋代、食事代、食事代、病院費用などすべて含まれるのが基本。
空港からの送迎代も基本的に込みとなるが、ホテルによっては追加料金が発生する場合あり。
また、部屋によっては、2人以上での利用もできる。
実際に申し込む際には、事前に確認しておくこと。

BEST BELLA PATTAYA(ベストベラパタヤ)


(画像提供:Agoda)

ナックルアにあるホテルだ。
海が比較的近く、シービュールームを選べば、隔離中に外出できずとも気分転換にはなりそう。
現在のところ、パタヤのALSQホテルでは最安値で提供。

デラックスルーム:39,000バーツ
デラックスプールビュー:42,000バーツ
デラックスシービュー:45,000バーツ
ファミリースイート:90,000バーツ
メトロスイート:130,000バーツ

提携病院:バンラムン病院

地図

Agodaで詳細を見る⇒BEST BELLA PATTAYA(ベストベラパタヤ)

AVANI Pattaya Resort(アヴァニパタヤリゾート)

以前も紹介したが、パタヤ中心部にある高級ホテル。
すぐ隣がロイヤルガーデンというショッピングモール。ウォーキングストリートも徒歩圏内で立地条件はすばらしい。ただし、隔離中は外出不可。隔離が終われば、ウォーキングストリート直行可能。
高級ホテルだけに、価格帯もずば抜けている。

ガーデンビュー:65,000バーツ
ガーデンプラス:68,000バーツ
テラスジュニアスイート:127,000バーツ
プレジデンシャルスイート:399,000バーツ

提携病院:バンコク病院パタヤ

バンコク病院は、パタヤ屈指の高級病院。日本人通訳がいるのはパタヤではここだけのはず。

関連記事:パタヤのバンコク病院に入院すると費用はいくら?まるで高級ホテルのよう。

地図

アゴダで詳細を見る⇒AVANI Pattaya Resort(アヴァニパタヤリゾート)

Hotel J Residence(ホテルJレジデンス)


(画像提供:Agoda)

3番目のホテルは、今回初めて知った。
ノースパタヤロード沿いにある。パタヤ市役所が近い。
わりと評判のいいホテルのようだ。

デラックスシティビュー:44,000バーツ
デラックスプールビュー:47,000バーツ
デラックスレジデンスシティ&プールビュー:50,000バーツ
デラックスプールアクセスビュー:55,000バーツ
ジュニアスイート:60,000バーツ
ファミリースイート:95,000バーツ

提携病院:バンコク病院パタヤ

地図

Agodaで詳細を見る⇒Hotel J Residence(ホテルJレジデンス)

ALSQは外国人の代替隔離施設として使えるのか?

さて、ここまでALSQホテルを紹介してきたが、実のところ、外国人入国者が地方のホテルを隔離施設として使うのはほぼ不可能となっている。

タイ入国のためには、それぞれの出発国のタイ大使館でCOE(入国許可証)を取得する必要がある。
COEの申請にはASQホテルの予約が必要。
が、各国タイ大使館が定めるASQホテルの一覧表には、ALSQが含まれていないのが現状。
地方にあるALSQは、ASQとして認めていないとするタイ大使館が多いようだ。
(国によっては認めているタイ大使館もあるかもしれない)

これは以前から問題になっていた。原則的にASQとALSQは同等の隔離施設であるはずで、タイの観光大臣もALSQは外国人でも隔離施設として利用できると語っていたが、現実的に利用不可の状態が続いている。

つい先日の報道では、TAT(タイ政府観光庁)の長官が、すべての外国人入国者はバンコクのASQ施設を使わなくてはいけないと、声明を発表した。

Bangkok Post

なにか問題があった場合、バンコクにあるASQ施設なら対処しやすいからというのが理由。
外国からのフライトは、バンコクの空港にかぎり、地方都市への直行便はまだ認められない。
もしも、検疫を受ける外国人を地方都市に移動させると、それだけの多くの人に感染リスクを与えることになり、地方住民に悪感情が生じかねない。
ただし、外国人受け入れが次の段階に進み、旅行者を受け入れるALSQ施設が適切な数となり、また地域住民の感情が改善すれば、外国人のALSQ利用は認められることになる。

やはり現状では、地方にあるALSQの利用は不可とのこと。
また、プーケットやサムイ島への直行便も不可。スワンナプームへの直行便のみとなる。
せっかくプーケットとサムイ島はALSQを増やしたのに、ほとんど意味がない。

パタヤの最寄り空港はウタパオ国際空港。

ウタパオからパタヤ市内までは車で1時間弱。
が、パタヤはスワンナプーム空港からでも車で1時間半ほどの距離だ。距離は遠いが高速道路直行で時間的にはそれほどかからない。
パタヤが属するチョンブリ県はバンコク首都圏ではないが、決して遠く離れた地方都市とも言えない距離。
離島であるプーケットやサムイとは少々状況が異なる。

パタヤに家やコンドミニアムを持っている外国人も多い。
どうせ隔離を受けるなら、家族や友達の多いパタヤのALSQホテルを選択したいと考える人は少なくない。差し入れにも期待できるし。

だが今のところはALSQとして利用するのは無理っぽい。
いずれ、ALSQホテルが増えてくれば、確実に利用できることになるとは思われる。

どうせ隔離されるのだからバンコクでもパタヤでも一緒ともいえる。
でも、隔離から解放された直後すぐにパタヤの空気を吸えるのは最高ではないか。
というわけで、パタヤのホテルがALSQとして使えるようになることを希望する。

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