7月1日に開始されたプーケットサンドボックスモデル。
ワクチン接種済みの外国人旅行者はタイに隔離無しで入国できる。
日報が毎日発表されており、7月23日時点で累計の旅行者が1万人を超えた。
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プーケットサンドボックス利用者
プーケットサンドボックス日報(7月23日)
旅行者679人(検査結果待ち3人)
2回目検査365人(感染者なし)
3回目検査239人(感染者なし)
累計(7月1日-7月23日)
旅行者10,309人(陽性21人、結果待ち3人)
2回目検査累計6,702人(陽性6人)
3回目検査累計3,630人(陽性1人)
県内新規感染者18人(国内18、海外から0)
SHA+ホテル予約(7月-9月) 263,813泊
フライト6便
プーケットワクチン接種率:1回目88%、2回目69%
開始から23日で累計で1万人を超えた。
すべてが外国人観光客というわけでない。帰国タイ人も含まれている。
7月1日からは帰国タイ人向けの無料SQは廃止されており、タイ人であってもホテル代は有料で事前予約する必要がある。
バンコクのASQでの14日間強制隔離を避けて、プーケットサンドボックスを利用するタイ人も多い。
国籍別の内訳は不明。
欧米と中東からが多いようだ。
感染が確認されたのは21人。(検査結果待ちの3人をのぞく)
10,309人中21人なので、単純な感染者率は、0.2%となる。
完全なワクチン接種を終えており、また出発前72時間以内に陰性証明書を取得していることがサンドボックス利用条件となっている。
それでも感染者は発見される。
ただ、0.2%という割合はかなり低いといえるだろう。
注意すべきは、プーケット行きのフライトで感染者の近くの席に座っていた場合だ。
同じ列ないし前後それぞれ2列の席に座っていたら、濃厚接触者扱いとなり、たとえ自分自身の検査結果が陰性であっても、ALQ隔離ホテルで14日間を過ごさないといけない。
感染はしていないので病人扱いにならず、事前に加入した10万ドル相当の医療保険は使えない。ALQホテル代は自腹となる(事前予約したホテル代と検査代は返金される)。
これが一番のリスク。
ただ、乗客同士が離れて座るように調整してほしいと当局から航空会社に要請が出ている。
感染者割合からいっても、よほどの不運でなければ、回避できそうだ。
グループや家族旅行だと同行者に一人でも感染者がいたらフライトに座席に関係なく濃厚接触者扱いとなってしまうだろうが。
あと気になるのがプーケット県内での新規感染者の数だ。
昨日発表では18人、本日発表では21日。
プーケットサンドボックス実施ルールでは、週あたりの感染者が90人を超えると、サンドボックスの見直しまたは中止を検討することになっている。
いきなり中止はなさそうだが、サンドボックス滞在中の制限が厳しくなることは考えられる。
今のところ見直しの動きは出ていない。
プーケット入県規制強化
7月25日より、他県からプーケットへ入境する際の要件が厳しくなった。
陸海空すべてのチェックポイントにおいて同様の規制措置が取られる。
プーケット以外の全県からの旅行者に適用される。
1.
14日より前にワクチン接種を終えていること
シノバックとシノファームは2回
シノバックとアストラゼネカの混合2回
アストラゼネカ、モデルナ、ファイザー、ジョンソンエンドジョンソンは1回
もしくは、90日以内に回復したという証明書
2.
到着前72時間以内のRT-PCR検査法もしくは抗原検査法により陰性証明書
プーケット入県チェックポイントで、1と2の両方の提示義務がある。
提示できなければ、入県は拒否され、追い返される。
例外規定
・救急車、患者の緊急搬送、ライフガード、レスキュー
・医薬品などの搬送
・ワクチン接種2回目の予約を有している者(予約証明書が必要)
・プーケット国際空港で搭乗する必要がある者(出発当日の航空券を有している必要あり)
7月25日から8月2日まで適用される。
これまでとの違いは、陰性証明書の有効期限が短縮されたこと。
「7日以内に発行」から、「72時間以内に発行」に変更された。
なお、スワンナプームとドンムアン空港発の国内線フライトは全面的に禁止されている。例外として、サンドボックス関連のフライトのみが運航継続。
また、ノックエアがウタパオ空港を拠点して国内線を再開させた。
関連記事:タイ国内線:ノックエアがウタパオ空港に拠点開設
県をまたぐ長距離バス路線も運休となっている。
プーケットからスワンナプーム空港へは、サンドボックスエクスプレスという特別バスが運行となるようだ。1日3便。
40人乗りバスだが、感染予防対策措置により定員は20人に制限される。
運賃は1人1500バーツとのこと。
7月23日にプーケットサンドボックスエクステンション計画が原則承認された。
プーケットに7日間滞在したあとに、サムイ島やクラビやパンガーに移動できるというものだ。
関連記事:サンドボックス拡張計画承認。8月1日クラビとパンガーも開放へ。
指定エリアで合計14日間滞在すれば、他県への移動が認められる。
これによりサンドボックス利用してタイ旅行する人の需要が喚起できるとしている。
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