7月1日に開始されたプーケットサンドボックス、7月15日に開始されたサムイプラス。
14日間強制隔離を免除してタイに入国できるというものだ。
総称してサンドボックスプログラムと呼ばれる。
そのサンドボックス計画のエクステンションモデルが原則承認された。
次は、クラビとパンガーが加わる。
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サンドボックス拡張
以下、TAT(タイ国政府観光庁)が正式発表したプレスリリースを元に挙げていく。
TATによる拡張された「プーケット+スラタニー/クラビ/パンガーサンドボックス」モデルが原則承認された。
7月22日に、CESA(経済状況管理センター)の会議にて、TATの提案が承認されたことをTATは報告する。
この計画では、7+7をベースとしてプーケットサンドボックスで訪れた観光客が旅行先をエクステンション(拡張)できるようにする。
8月1日からは、プーケットにまず7日間滞在したあと、他の指定されたパイロット観光地へ訪問できるようになる。
提案された観光地は、スラタニー(サムイ島、パンガン島、タオ島)、クラビ(ピピ島、ンガイ島、ライレイビーチ)、パンガー(カオラック、ヤオ島)。
現在のプーケットサンドボックスの旅行条件では、他県への移動前に最低14日間はプーケット内で滞在する必要がある。14日を過ぎれば、プーケット以外の県へ移動できる。14日以内の滞在ならば、プーケットからそのままタイを出国しなければいけない。
エクステンション計画では、この14日間滞在制限を緩和し、プーケット滞在7泊後に、サムイやパンガーなどへ移動できるようになる。
この計画は、CCSAの承認が必要となる。
そのため、観光スポーツ省とTATでは、プーケットと他の観光地を結ぶルートの完全な詳細などを定めて、提案する。
将来的には、他の観光地(パタヤやチェンマイやバンコク)を開放する準備を進めて、CESAとCCSAの承認を求める。
TATのプレスリリースの概要はざっくり以上の内容。
アンダマンサンドボックス
この計画は、新たに開放されるエリアがアンダマン湾沿いにあることから、別名「アンダマンサンドボックス」とも呼ばれる。
(タイ政府広報より)
プーケット滞在7日間を終えれば、サムイやクラビなど一部エリアにかぎり移動できるようになる。
タイ国内を自由に移動できるようになるわけではない。そのためにはエリア内で14日間は滞在する必要がある。これは変わらない。
ただ、これまでのプーケット滞在14日間ルールが一部緩和になる。
プーケット内で14日間縛られるより、サムイやクラビなど他のリゾート地に移動できるようになれば、観光客の誘致に役立つだろうという考え方だ。
現在でもプーケット14日間滞在後にサムイ島やクラビやパンガーに移動しているサンドボックス利用者が多いとのことだ。
ただし、先に発表された提案内容では、クラビやパンガーの開放はシールドルートモデルになるという。
サムイプラスと同じく、特定の指定されたルートと施設のみ訪問可能。
プーケットのような完全に自由な移動ができるわけではない。
それでも行動範囲が広がるというのは大きなメリット。まさにエクステンションだ。
クラビのライレイビーチやカオラックは、島ではなく陸地だ。タイ本土にいよいよサンドボックスが拡張していくことになる
この計画がうまくいけば、9月1日に予定されている「パタヤムーブオン」計画でのパタヤ開放につながっていくことになる。
アンダマンサンドボックス計画は、原則承認された段階。このあと、CCSAで正式に承認され、官報に掲載されて最終決定となる。
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