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プーケットサンドボックス旅行者の陽性が6人に。サンドボックスの悪夢。

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7月1日に開始されたプーケットサンドボックス。
ワクチン接種済み旅行者は隔離無しでタイに入国することができる。
7月10日までの利用者累計は、3,917人となった。
が、トラブルも発生している。
サンドボックス利用にはワクチン接種証明書と陰性証明書が必須だが、それでもプーケット入国後の検査で陽性結果となるケースが出てきた。
7月11日の発表では累計6人の感染が確認された。

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プーケットサンドボックスでの陽性者は6人に

最初のケースは、7月6日にUAEから到着した外国人旅行者だった。

関連記事:プーケットサンドボックスで初の陽性確認者

プーケット空港到着時に検査を実施し、ホテルで検査結果を待った。
そこで陽性が確認され、病院に移送されて、隔離治療されることになった。

次のケースが発表になったのが、7月10日のこと。

サンドボックス利用してプーケットに入国した旅行者2人が、6-7日目の2回目の検査で陽性となった。
サンドボックスで14日以上滞在予定の場合は、到着時と6-7日目と12-13日目の計3回の検査が求められる。
その2回目の検査で陽性者が出たのは初めてのケースだ。
陽性結果となった2人はミャンマー国籍の8歳と9歳で、2家族7人での旅行だった。
両親と同行している子供の場合は、ワクチン接種は必要ないが、陰性証明書は必要なっている。
2人は病院へ移送され、高リスク接触者と認定された家族はALQ施設で14日間隔離を受けることになった。
また、濃厚接触があったホテルスタッフなどはLQ(地方隔離施設)で隔離を受ける。
なお、ミャンマーからの旅行者グループが利用したフライトなどの詳細は発表になっていない。

最新の感染例は昨日7月11日の発表。

プーケット保健局によるプーケット感染状況に掲載されている。
県内新規感染者は5人。うち、国内感染が2人、サンドボックスが3人となっている。

この3人の詳細についてはまだ発表されていない。
これで、サンドボックス旅行者から感染が確認されたのは累計で6人となった。

濃厚接触者は自費で隔離施設送りに

プーケットサンドボックスでは、旅行者が検査で陽性となった場合のプロトコルが定められている。

・陽性者は病院へ移送
・HRC(高リスク接触)者はALQに移動して部屋で隔離。この際の費用は利用者負担
・濃厚接触のあったホテルスタッフなどはLQで隔離

これはサンドボックスでCOE(入国許可証)を申請する際に記載されていることだという。

このプロトコルに従い、濃厚接触者とみなされた旅行者は、自分が予約して料金も支払い済みのSHA+ホテルから離れて、ALQホテルにて14日間隔離する必要がある。

7月6日のUAEからの旅行者に陽性反抗が出た最初のケースでは、同じフライトに搭乗していた他の旅行者13人がALQへ移って隔離となった。検査では陰性だったがルール上、隔離が必要。外出はできない。
しかもALQ隔離費用は自費。それを14日間。
これではやってられないと、ALQ隔離の12人は本国への帰国を希望し、当局に認められた。

TAT(タイ国政府観光庁)の総裁がこの件でコメントを発表。
滞在途中で帰国する旅行者がまたタイを訪れることを望む場合は、特権を与えるつもりだという。
また、キャンセルとなったSHA+ホテル代は、事前に支払った検査費用も含めてホテル側から全額返金されるべきであるとしている。
(サンドボックスでは滞在中の検査代も事前予約と支払いが求められる。)

悪夢のプーケットサンドボックス

このUAEからのフライトには、ドイツから参加した一人旅のドイツ人女性も搭乗していた。
ドイツの住まいや家財道具やバイクを手放し、かばん一つで新たな人生の旅に出たのだった。
旅行準備に6ヶ月費やし、ようやく実現した旅だ。
フランクフルトからエミレーツ航空のフライトでまずドバイへ。次にドバイからプーケット行きのフライトに乗り換えた。
プーケット行きフライトでは、UAEからの家族グループに取り囲まれて座ることになった。
このグループの中の一人が到着時の検査で陽性となった。
ドイツ人は陰性だったが、濃厚接触者ということで、ALQへ移るように命令された。
てっきりプーケット当局が手配してくれるものかと思いきや、すべて自力で手配。
SHA+ホテルのスタッフが協力してくれて、なんとかALQホテルを見つけた。
2週間のALQホテル代は52,000バーツ。すべて自費。
荷物をまとめて、SHA+ホテルからALQホテルへの移動した。
もし52,000バーツを持っていない人はどうなるのか。刑務所送りとなるのかと。

プーケットのビーチやレストランで14日間を自由に過ごすつもりだったのが、いきなりの隔離施設送りである。
しかも自費で52,000バーツ。
自らは陰性であるにもかかわらず、たまたま同じフライトの近くの席に感染者が座っていたというだけで14日間の隔離生活だ。
完全に巻き込まれ事故、とばっちりもいいところ。
まさに悪夢。

ドイツ人女性は、プーケットサンドボックス利用者に対して注意喚起している。
もしも3週間以上滞在する予定があるならば、サンドボックスはASQやALQで隔離検疫を受けるよりも優れた手段だ。
でも滞在予定期間が短い場合、もし問題が発生した際には費用は3倍以上に増加することになる。ビーチではなく、ホテルの部屋で休暇を過ごす羽目になると。

また、こんな疑問も呈している。
・なぜ当局の助けがまったくなかったのか?
・なぜ14日間隔離が必要なのか? 完全にワクチン接種を受けており、2回目の検査で陰性になったあとで、誰かに感染させることはあるのか?

参照:https://www.thephuketnews.com/phuket-sandbox-good-idea-gone-wrong-80641.php

サンドボックスのリスク

以上がプーケットサンドボックスの悪夢。
ドイツ人女性が指摘しているが、このような悪夢に遭遇する機会は稀である。

これは、7月9日のプーケットサンドボックス日報。

旅行者762人(感染なし)
2回目の検査189人(感染なし)
累計旅行者(7月1日-9日)3,287人:感染なし3,286人、感染あり1人
2回目の検査累計920人(感染なし)

この時点ではUAEからの感染者が1人だけ。
3,287人中で1人の感染者だ。確率は、0.03%
この0.03%と濃厚接触したとみなされたのでドイツ人女性は隔離となってしまった。
運が悪いとしかいいようがない。

7月10日に2人、7月11日に3人のサンドボックス新規感染者が出ており、現在の確率は上昇しているだろうけど、それでも0.2%程度。
やはり稀なケースだ。

同じフライトの搭乗していだけで濃厚接触者扱いとなるのか、それとも同じフライであっても席が離れていれば大丈夫なのかは、はっきりしない。
もし同じフライトというだけで濃厚接触者扱いされるのならば、搭乗者が多い便ではおのずとリスクも増えることになりそうだが。

低いリスクとはいえ、もしも遭遇した場合は大変な事態となるのは間違い無い。
金銭的負担も大きいが、時間の浪費と精神的負担がきつい。

もともと隔離を覚悟のうえでタイに長期滞在する予定ならば、ASQのかわりにサンドボックスを利用するのはいい。
ASQに比べれば、プーケットのSHA+ホテルは安い。
ほとんどの場合は、濃厚接触者扱いとなることなく、隔離されずにビーチで過ごすことができるだろう。
でも、運が悪いといきなり14日間の隔離となる。
短期滞在の初日に濃厚接触者扱いされると、一度もビーチへ行くことなくもなく帰国するはめになる。
このリスクをどう判断するのか。

まとめ

さすがに今回のような措置には批判が集まっている。
いや、やりすぎだろと。
なんのためのワクチン接種とサンドボックスだと。

プーケットサンドボックスは始まったばかりだ。
この規則が緩和されることもありえる。

ただ、タイは現在過去最悪の感染に見舞われている。
プーケットは一日多くても10人程度だが、これから感染者が増えていく可能性はおおいにある。
一週間の感染者が90人を越えると、プーケットサンドボックスは見直されることになっている。いきなり全面中止とするか、旅行者への制限を順次増やしくていくかはわからない。
プーケットサンドボックス利用者はもう少し様子を見たほうがいいかもしれない。

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