タイへの入国では、日本人はビザ免除措置が受けられるのでビザなしで渡航ができる。
もちろんパスポートは必要だ。
タイ入国に際しては、パスポートの有効残存期間が6ヶ月あることが望ましいとされている。国際的水準とのこと。
パスポートで大事なことがもう1つある。それは、パスポートの査証欄に空白ページが必要ということ。
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パスポートの査証空白ページがなくてタイ入国拒否
中国出身の日本在住女性が、タイに入国するためにスワンナプーム空港に降り立ったところ、査証欄の空白ページがないため、入国拒否されたとのSNS投稿が話題になった。
3月9日の午後9時30分に、入国審査で止められ、ビザ欄の空白ページが足らないと言われたとのこと。
パスポートに空白ページはあったが、それはビザ欄ではなかったようで、係官は空白ページは必ずビザ欄でないといけないと指摘した。
午後11時30分、係官がパスポートを取りあげて、どこかへ持ち去った。女性は、入国審査場の通路のベンチで5時まで待つことになった。
この間に、同じ問題を抱えたアメリカ人やヨーロッパ人と多く出会ったという。また、タイ国内で誘拐されて特殊詐欺に加担させられて、なんとか脱走したのにちに、中国へ送還されるのを待っているという中国人の話も聞いたとのこと。
午前5時にようやくタイ航空のスタッフが来て、午前8時の東京行きの便が予約できると告げた。
そうして10日の午後3時30分にようやく東京に戻ることができたという。
つまりは、パスポートの査証欄の空白ページがないためにタイ入国拒否されて、そのまま居住地である日本へ強制送還された形だ。
ちょっと怖い話ではあるものの、当たり前の話でもある。
パスポートの査証ページがなくなってきたら、パスポートを新しくするのは頻繁に海外旅行する人にとっては、ごくごく普通のこと。
パスポートの残りページが少なくなったら更新を
日本のパスポートをよく見てみよう。
ページはたくさんあるけれど、実は3種類に分かれている。
最初の1ページは、「渡航先」と書かれたもの。ほぼ空白だが、このページは使えない。
ページ番号4と5は、「追記」となっている。この2ページは丸々空白だが、査証欄ではなく、出入国スタンプを押すことは原則できない。まあ、外国の入国係官によっては、追記ページにスタンプを押すこともあるけれど。
スタンプが押せるのは、6ページ以降の「査証 VISAS」と書かれたページだけだ。

今回のケースでは、「査証」の空白ページがなかったということらしい。
外国のパスポートにも「追記」のようなページが設けられているようで、一見、空白ページがあるようでも、実は査証ページが残っていないことが起きる。
では、入国時に査証欄の空白ページは何ページ必要なのか?
これは国によって異なるようだ。
国によっては空白ページが3ページ以上必要なこともある。
タイのルールについては、はっきりしないが、最低1枚の空白ページは必要と考えられる。
基本的には、3ページの査証ページがあれば大丈夫だ。
個人的には空白ページがラスト2ページになるまで粘ったことがあるけれど、タイ入国には問題なかった。
でもさすがに空白1ページは怖い。
以前は査証ページが足りなくなったら、増補といって査証ページを追加することができた。でも、数年前に増補は廃止されている。
現在は、査証ページ不足が心配な場合は、基本的には新しいパスポートに作り変える必要がある。
各都道府県のパスポートセンターによって細かい違いはあるかもしれないが、たとえば大阪府では、空白ページが残り7ページを切ると新しいパスポートへの切り替えが認められる。
発行手数料はかかるし、時間もかかるし、パスポート番号も変わるため、できれば作り変えたくはないところ。
でも、査証ページ不足で、タイ入国拒否されるよりははるかにましだ。
パスポートの残りページが少なくなったら、早めに作る変えるようにしましょう。
とはいえ、最近は出入国自動化ゲートが増えてきていて、パスポートにスタンプを押される機会が減ってきた。日本人は日本出入国とも自動化ゲートでスタンプは押さなくもいいし、タイ出国時も同様だ。タイリピーターはタイ入国スタンプばかりが増えていくことになる。
日本出入国時は自動化ゲート利用でもスタンプを押してもらうことができるし、タイ出国時は自動化ゲートではなく有人ブースで手続きすれば、スタンプを押されるけれど。
日本のパスポート手数料が大幅値下げ
なお、2026年7月1日からは、日本のパスポートのシステムや料金が変更となる。
5年パスポートは18歳以上では廃止となり、10年パスポートのみとなる。
10年パスポートの手数料は現行の16,300円(窓口申請)から9,300円と大きく減額される。電子申請ならば、8,900円だ。
ただ、7月1日からは、出国税(国際旅客税)が現行の1,000円から3,000円に引き上げされる見込みだ。
もしこのさきにパスポートを作り変えるつもりであれば、7月1日以降に手続きしたほうがお得になる。
ただし、発行までには時間がかかるため、肝心の旅行出発日に間に合うよう時間には余裕をもって申請を。
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