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タイ入国情報

タイ政府発表:7月1日からのタイ入国規則

投稿日:

7月1日からの新しいタイ入国規則は、6月23日の夜半に官報入りしたことにより、正式決定となった。
すでに発表になっていた内容と同じとなるが、タイ外務省や観光庁が正式情報を出しているので、あらためて確認しておく。

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タイ外務省による発表

タイ外務省による7月1日からのタイ入国規則

・タイランドパスは不要
・到着時にワクチン接種証明書あるいは出発前72時間以内のRT-PCR検査/専門家によるATK検査結果を提示してください
・医療保険加入は不要

実にシンプルでわかりやすい。
7月1日からは外国人もタイランドに事前登録は不要となるし、最低1万ドルを補償する医療保険加入義務もなくなる。
パスポートとワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)だけを持っていけばタイに入国できる。
ワクチン接種証明書がない場合は、陰性証明書が必要だ。

タイ国政府観光庁による7月1日からのタイ入国要件

TAT(タイ国政府観光庁)では、官報掲載内容をもとに詳しく説明している。
6月24日付けの情報更新だ。

2022年7月1日からのタイ入国要件

2022年7月1日から新しいタイ入国規則は施行され、この日以降に到着するすべての国からのワクチン接種済みおよびワクチン未接種の旅行者に対しての入国要件は以下の通りとなる。

到着前の要件

ワクチン接種済み旅行者が必要な書類
・パスポート
・ワクチン接種証明書
18歳以上では旅行の14日前までには承認されたワクチンの完全な接種を受ける必要がある
5~17歳の単独での旅行者は旅行の14日前までには承認されたワクチンを最低1回の接種を受ける必要がある。両親と同行する場合はこの要件は免除される。

ワクチン未接種/完全なワクチン接種を終えていない旅行者が必要な書類
・パスポート

到着時要件

タイ到着時に、すべての旅行者は体温チェックを含めスクリーニングチェックを受け、出入国管理/ヘルスコントロール係官に必要書類を提示しチェックを受ける必要がある。

ワクチン接種済み旅行者は入国が許可され、タイ国内をどこでも自由に移動できる。

出発前72時間以内の受けたRT-PCR検査/専門家によるATK検査結果が陰性であることが証明されたワクチン未接種旅行者も同様に入国が許可され、タイ国をどこでも自由に移動できる。
出発前72時間以内の検査結果が陰性であるワクチン未接種旅行者は、到着時にヘルスコントロール係官による公衆衛生の指示とガイドラインに従う必要がある。この際発生する費用はすべて旅行者が負担する。

滞在中

タイ旅行中は、健康と安全の基準に厳格に従うことを推奨。症状がある旅行者は検査を受ける必要がある。検査結果が陽性の場合は適切な治療をうけなくてはいけない。

2022年7月1日以前にタイ入国予定の旅行者の要件

・パスポート
・タイランドパス登録(タイ人は免除)
・1万ドル以上の医療保険加入(タイ人と社会保険加入の外国人は免除)
・ワクチン接種証明書(ワクチン未接種者は陰性証明書)

以上⇒https://www.tatnews.org/2022/06/thailands-entry-requirements/

ワクチンパスポートと陰性証明書確認について

少し補足しておく。

タイへ渡航するには、ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書のどちらかは必ず必要となる。
現在ほとんどの旅行者はワクチン接種証明書で入国している。
陰性証明書提示はごくわずかだ。

7月1日以降にタイランドパスと医療保険加入は不要となるが、ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書は必須だ。

CCSAの発表では、タイへ出発するフライトのチェックイン時に航空会社が書類をチェックすることとしている。つまり、チェックイン時にワクチン接種証明書あるいは陰性証明書の提示ができなければフライトに搭乗できない。
おそらくCAAT(タイ民間航空局)より各航空会社にそのような通達が出されるはずだ。チェックイン時に書類をチェックせよと。

TATの説明では、陰性証明書の扱いが不明瞭だ。実際には出発前に陰性証明書と取得しておかないとフライトに搭乗できないはずだ。
タイ到着時にどのように書類チェックを実施するかははっきりしない。ランダムでチェックするという話も出ている。
もしタイ到着時の書類チェックで陰性証明書に不備などが見つかれば、ATK検査や医師の診断などを受けるよう検疫官から指示されることになり、この際の費用は旅行者負担。検査陽性で治療が必要と判断されれば、隔離治療となりこの際の費用も旅行者負担となる。医療保険に加入しておかないと、軽く数万バーツ以上が吹っ飛ぶことになるだろう。短期滞在予定だと帰国もできずにさらに多額の出費となる。
ワクチン未接種は日本出発前にかならず陰性証明書を取得しておくこと。

ワクチン接種済みであればワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)を用意しておくだけでいい。
紙媒体でも電子媒体でもいいことになっている。アプリのワクチンパスポートでも大丈夫だ。
紙媒体のほうが手っ取り早いが、空港チェックイン時にスムーズに提示できればそれでいい。
また、おそらくないと思われるが、タイ到着時にもワクチン接種証明書を提示するケースがあるかもしれない。その際にもスムーズに提示できるようにしておくこと。

タイ滞在中のワクチン接種証明書を提示する場面はほとんどないので、特に持ち歩く必要はない。

タイから日本への帰国の際は、ワクチン接種証明書は不要。ワクチン接種の有無にかかわらず、日本の空港検疫での検査と自宅待機は一切不要となっている。
タイ入国には2回のワクチン接種が必要だが、日本帰国のためのブースター接種は不要だ。

日本帰国のための陰性証明書と医療保険について

日本帰国のための陰性証明書は依然として必要。7月1日以降も継続するだろう。
日本へのフライト出発前72時間以内にタイ国内でPCR検査(抗原定量検査も可)を受けて、陰性証明書を取得しないと日本行きのフライトに搭乗することはできない。

関連記事:バンコクとパタヤ 日本帰国用陰性証明書取得PCR検査場まとめ

またPCR検査で陽性となり、感染確認されれば、隔離治療を受けることになる。その際の費用はすべて旅行者負担となる。
タイ入国要件から医療保険加入義務は撤廃されるが、海外旅行保険の加入は必要だろう。クレジットカードの利用付帯条件を確認しておくこと。クレカの保険がない場合は、独自に加入を。
CCSAでも医療保険加入は強く推奨している。

まとめ

官報掲載により、7月1日からのタイランドパス廃止と医療保険加入義務撤廃は正式決定となった。
もう難しいことは考えなくていい。
必要なものはパスポートとワクチンパスポートのみ。
ワクチンパスポートという一手間はまだかかるものの、事前登録は一切不要で、医療保険加入義務もなく、実質的には以前のような自由渡航が可能となる。
タイは完全開国する。
なにも考えず航空券を購入し、パスポートとワクチンパスポートを手に空港へ。それだけでタイへ渡航できる。

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