タイランドパス申請再開、12月16日以降のタイ入国要件

タイでは12月16日より入国条件の見直しを実施することになった。
一部の入国要件が変更なる。
隔離免除入国（Test & Go）は大きな変更点はない。日本からは引き続き隔離無しでタイに入国できる。
また、12月16日以降到着予定分のタイランドパス申請も再開された。

12月16日からのタイ入国要件

タイ入国には大きく３つの方法がある。
・隔離免除（Test & Go）
・サンドボックス
・強制隔離有り

以下、TATの情報も参考にして、それぞれ変更点を中心に記載。
⇒https://www.tatnews.org/2021/12/thailand-eases-entry-rules-from-16-december-2021/

隔離免除（Test & Go）

12月16日より、到着時検査方式をPCRからAKTへ変更する計画だったが、オミクロン株への懸念のため、計画は延期となった。
よって、隔離免除での入国手順に変更はない。

これまでどおり、タイランドパスを通して、入国許可を得る必要がある。
AQ/SHA++ホテルの1泊分、PCR検査代、空港送迎がセットになったパッケージプランを事前予約する。
ワクチン接種証明書と5万ドル以上の医療保険加入書も必須だ（タイ在住者で社会保険加入者は免除）。
また、出発前72時間以内の陰性証明書も必要。
（入国後2回目の検査はATKで続行するのか、それとも2回目の検査自体を廃止するのかは不明。）

6歳未満：事前の陰性証明は不要で到着時に唾液検査する
6歳から11歳：出発前72時間以内の陰性証明書が必要
12歳から17歳：親と同行の場合はワクチン接種は不要だが陰性証明書は必要。親と同行しない場合は、最低1回のワクチン接種が必要。

海路と陸路も入国可に

12月16日からは海路での入国が認められる。
12月24日からは、ノンカイのチェックポイントより陸路での入国が認められる。
要件は、空路入国の隔離免除と同じ。

サンドボックス

プーケットなどサンドボックスエリアへの入国措置は、大きな変更点が２つ。
隔離免除と同じく、空路と陸路での入国が認められるようになる。ノンカイは12月24日より。
また、これまではサンドボックスエリア内の必須滞在日数が7日となっていたが、これを5日に短縮する。
エリア内に5日間滞在すれば、エリア外へ出て、タイ国内を自由に旅行できるようになる。
これに合わせて、サンドボックスの事前ホテル予約は5泊でいいことになる。

アフリカ諸国のサンドボックス停止

もともとサンドボックス制度は、全世界の国からのワクチン接種済み旅行者が対象であったが、オミクロン株対策のため、アフリカ諸国からのサンドボックス利用が停止となっている。強制隔離を受けるならば入国可。
アフリカ南部8ヶ国からの外国人のタイ入国禁止のままだ。

強制隔離付き入国

従来のAQ（代替隔離施設）ホテルで強制隔離を受けての入国だ。
ワクチン接種済みならば隔離期間は7日から5日に短縮される。
完全なワクチン接種を終えていないならば、隔離期間は10日のまま。

タイランドパス申請再開

12月16日からの入国要件変更が予定されていたため、12月16日以降到着予定分のタイランドパスの申請が一時的に停止していが、12月1日より正式に再開されている。

日本からの旅行者のほとんどは、隔離免除（Test & Go）を利用すると思われる。
日本から空路でスワンナプームへ行く場合、隔離免除入国の手続きについては、12月16日以降も変更点はない。
これまでどおりの申請方法となる。
12月16日より海路、12月24日より陸路でも隔離免除入国が可能となるが、圧倒的大多数の日本人旅行者には無関係だろう。タイランドパス申請方法自体は空路と変わらないと思われるが、パッケージ対応のホテルがあるかは不明。

まとめ

12月16日からのタイ入国要件については、まだ官報に掲載されていないようで、TAT（タイ国政府観光庁）でも暫定的内容としている。
ただ、新しい入国措置開始まであと2週間あるため、感染状況によっては、さらに変更される可能性あり。
首相はPCR検査継続することで、大きな規制強化やロックダウンは必要ないと声明を出している。
現時点では、タイへの入国制限は厳しくなっていない。陸路入国を認めたり、サンドボックスの滞在日数を減らしたりと、むしろ緩和傾向になる。
日本からの隔離免除入国はなおも可能だ。
このままなんとか厳しくならずに進んでほしい。