12月3日夕方、唐突にチョンブリ県より命令が発出。パタヤやシラチャーなど県内ブルーゾーンのおいて、レストラン店内アルコール提供が許可された。
12月1日の県命令では県内全域において店内飲酒が禁止されており、もはや再開は不可かと思われていた。
それが、何の前触れもなく、いきなりの再開だ。
タイ得意の大どんでん返しであった。
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ウォーキングストリートの抗議集会
12月3日の昼、ウォーキングストリートでは地元のレストランや観光業者たちが集結し、大規模な抗議集会を開いた。
画像元:https://web.facebook.com/pattayaupdatenews/posts/1770557583135569
バンコクやプーケットなど他のブルーゾーンでは店内飲酒が再開されているのに、なぜパタヤでは許可されないのか。
われわれはもう限界だ。
再開を認めないチョンブリ県に対して、理由の説明を求める。
これ以上は我慢できない。
ウォーキングストリート抗議集会の数時間後、チョンブリ県がパタヤの店内飲酒解禁を発表した。
時間軸上では、抗議集会にチョンブリ県が折れたという形だが、実際に影響があったかは不明。
ともかく、パタヤの店内飲酒は再開許可ができた。
とはいえ、条件は厳しい。
SHA+認証が必要で、COVID Free Settingに準拠していることとなっている。
パタヤ店内飲酒再開日の夜
12月3日、念願のパタヤ店内飲酒が再開された。
では、実際にはどうなったのか。
夕方に再開許可命令が出たばかりだ。
どれだけ命令が浸透していのか、どれだけの店が営業できるのか。
ビーチロード
昼間は交通量が増えてきたパタヤだが、イベントも何もない夜は車が極端に少なくなる。
夜10時ころのビーチロードはがらがら。
ただ、ビーチ沿いの駐車車両はそこそこ多く、ビーチ上でまったりすごしているグループも多い。
ビーチロード沿いで再開していて目立つ店は、HOPS(ホップス)。
少し前から営業再開自体はしていたが、ビアハウスなのにアルコール提供は禁止だった。
が、昨晩からは解禁。
Hopsは、SHA+認証を受けており、普通にアルコール提供していたはずだ。
ウォーキングストリート
次にウォーキングストリートへ。
はい、真っ暗ですな。
何一つレストランは営業していない。
ファミリーマート1軒のみがかろうじて開いているだけ。
ゴーストタウンのままだ。
ひどい。あまりにもひどい。
まあ、夕方に再開可能命令が出ても、ウォーキングストリートの大型店がすぐに準備して再開できるわけもない。
といっても再開できるのは、レストランにかぎられるわけで、数あるバーは基本的に全滅のまま。
一部バーや音楽パブなんかは、レストラン営業許可を取って再開するかもしれないが。
娯楽施設が再開しないかぎり、ウォーキングストリートの復興はありえない。
LKメトロ
こちらも暗闇。
街灯がないぶん、ウォーキングストリートよりさらに暗い。本当に真っ暗。
キルケニーやi-roverは以前からずっとレストランとして営業しているが、アルコール提供できているかは不明。
一部バービアはレストランとして営業再開していきそうな雰囲気はある。
ソイブッカオ
ソイブッカオ界隈では一部店舗でアルコール提供を再開していた。
ソイチャイヤプーン入口にあるTryangleは、前日までは営業自体していなかった覚えがあるが、解禁当日に営業再開し、アルコール提供も再開。
店頭のモニターでは、この表示。
フードとともにアルコール提供が可能としている。
あくまで料理のお供としてのアルコール提供という意味だ。
また、保健省のCovid Free Setting 認証マークを掲示していた。
合法的に営業していますアピールだ。
チョンブリ県命令では、認証マークを視認できる場所に掲出することを義務付けている。
他の店ではこのような掲示。
参照:https://www.facebook.com/STVPattaya/posts/4848374258516803
TATが定めたSHA Plusに加えて、保健省によるCovid Free Settingに準拠していることが店内アルコール提供の条件だ。
THAI STOP COVID 2 PLUS認証が必須かどうかは不明。
SHA Plusは必須。
バンコクのようにSHA認証だけので営業は不可となっている。
ソイブッカオ沿いでは某ハンバーガー屋など店頭に座って瓶ビールを飲んでいる客がいたが、本当にSHA+認証を取っているかは不明。
ツリータウン
パンデミック下のパタヤ中心部で、唯一盛り上がっているのがツリータウンだ。
店内飲酒が禁止だろうが、おかまいなしに人が集まっている。連夜の大盛りあがりだ。
瓶ビール片手にふらふら歩くファラン、歩道に座って宴会するグループ、出会いを求めるタイ人女性ならびにレディボーイとファランたち、屋台型店舗では紙コップが大活躍、一部バービアは外から見えないようにして内部で酒盛り、そしてノーマスクな人たちで密密密の大混雑。
おそらくほとんどの店は、SHA+認証など受けておらず、合法的店内アルコール提供は不可のはずだ。
店内飲酒禁止だ? SHA+認証で営業許可だ? 宴会禁止だ? 公共の場での飲酒禁止? そんなの知ったこっちゃねえの無法状態となっている。
今のパタヤでのぎょっとする光景はツリータウンのみ。
ツリータウンを外れると、ソイブッカオでも暗い。
人が集まっているのはツリータウンのみ。
まとめ
店内飲酒解禁初日、しかも発令から数時間では、認証を受けた店でも再開準備が整わず、営業再開できなかった店が多いはず。
本番は2日目以降となる
と同時に、初日はよくわからないまま店内飲酒ありで営業していた店も、摘発の対象となる可能性がある。
バンコクやプーケットのようにバービアがレストランに表向きだけでも業態変更して営業再開できるようになるのか。
状況が落ち着くにはしばらくかかりそうだ。
まずは、店内飲酒再開を素直に喜ぼう。
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