広告

当サイトは広告を利用しています。リンク先を通じて当サイトに収益がもたらされることがあります。

タイ入国情報

6月30日までと7月1日からのタイ入国方法の違い

投稿日:


7月1日からタイ入国規則が大きく緩和される。
外国人でもタイランドパスの事前登録が不要となり、保険加入も不要となる。パスポートとワクチン接種証明書さえ用意すれば、自由にタイに入国できる。タイ開国だ。
6月30日までのタイ入国では現行制度が継続される。タイランドパスも必要だ。
そこで、6月30日までと7月1日からのタイ入国方法の違いについて説明しておこう。

広告



6月30日までのタイ入国方法

6月1日からタイ人はタイランドパスの事前登録が不要となっている。
外国人はタイランドパス登録が必要。タイランドパスのQRコードがないと、タイ入国は不可。空路入国の場合はそもそもタイ行きのフライトに搭乗できない。
6月30日までにタイ入国を希望するなら、タイランドパス登録は必須だ。

タイランドパス申請自体はすごく簡素化されており、特に難しいことはない。

書類をアップロードするのだが、必須書類は3つ。
・パスポート
・ワクチン接種接種証明書
・最低1万ドルをカバーする医療保険加入書

タイ入国に認められるワクチン接種の種類と回数

日本のワクチンパスポートはタイで通用する。
最後のワクチン接種から14日以上経過していることも条件となる。

もしも条件を満たしたワクチン接種証明書がない場合やワクチン未接種の場合は、陰性証明書をアップロードする。
陰性証明書は、出発前72時間以内に受けたPCR検査もしくは専門家による抗原検査である必要がある。

関連記事:タイ入国に必須 タイランドパス(THAILAND PASS)申請方法[6月1日最新版]

タイランドパス申請からQRコード発行までは最大1-2時間で、実際には30分ほどで発行されることが多い。

関連記事:タイランドパス登録後QRコード発行まで31分、タイ陸路入国で申請

QRコードが発行されれば、スマホで表示できるようにするか、紙に印刷しておく。

空港チェックイン

空港でタイ行きのフライトにチェックインする際には、タイランドパスのQRコードを提示する。
必ずしも紙媒体である必要がないが、紙のほうが手っ取り早い。
また、ワクチン接種証明書(もしくは陰性証明書)と医療保険加入書も見せろと言われることがある。紙媒体もしくは電子媒体で見せられるよう準備しておくこと。

タイ到着時

機内では出入国カード(TM6)が渡されるはずなので記入しておく。

外国人のスワンナプーム空港到着時の入国手順

タイの空港に到着したら、通常通りにコンコースを進む。
タイランドパスのカウンターがあるので、QRコードを提示してチェックを受ける。
また、サーモスキャンによる検温スクリーニングも実施する。(実際には通りかかるだけなので特に何もする必要ない)
発熱などの症状があれば、医師の診察を受けるよう指示される。
スクリーニングを通過したあとは、パスポートコントロールで入国審査を受ける。パスポート、タイランドパスQRコード、出入国カード、搭乗券半券を提示。
バゲージクレームと税関を抜けて、空港到着ロビーへ。
検査も隔離もなく、タイ国内をどこでも自由に移動できる。

ちなみにタイ人の手順は異なる。

タイランドパスのQRコードチェックがないため、書類チェックを受ける。
もし書類に不備あったり、発熱などの症状があれば、専門家によるATK検査を受ける。陽性ならば医師の診察を受け、陰性ならば通常の入国へと至る。

陸路入国

陸路入国の場合でも、外国人はタイランドパス登録が必要。
空路での申請と条件はまったく同じ。
ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書、1万ドルの医療保険加入が必要だ。

空港でのチェックインカウンターでの書類チェックがないため、陸路国境のイミグレーションで各種チェックを受ける。

まず、ヘルスコントロールで、検温と健康質問票(T8)の記入。
カウンターでパスポートとQRコードを提示するだけでいい。QRコードはスマホ表示で問題ない。
T8は自動的に記入してもらえるため、最後にサインするだけ。

出入国カードを記入し、パスポートコントロールへ。
先ほどもらったT8と出入国カードとパスポートを提示すればいい。

6月上旬に実際にラオスからタイへ陸路入国した際の様子を参照に。

関連記事:ビエンチャンからノンカイへ タイ陸路入国実践レポート

タイから日本への帰国

6月1日より日本の水際対策が大きく緩和された。
各国を青・黃・赤の3グループに分けて、それぞれ異なる検査と隔離を求めるようになった。
タイは青色グループになっており、タイから日本への帰国の際には、ワクチン接種の有無にかかわらず、空港での検査と自宅待機は一切不要となっている。
タイからの日本入国時の検疫手続きはとても簡単になった。
(注:タイ入国にワクチン接種証明書を使うならば接種回数は2回必要。タイから日本入国ではワクチン接種の有無は問われないので2回でも3回でも同じことで、そもそもワクチン接種証明書の提示義務もない)

が、タイを出国する前72時間以内のPCR検査陰性証明書は必須のままだ。
PCR検査だけでなく定量抗原検査でもいいことになっているが、日本政府が定めた方式で検査も受けて陰性証明書を取得しないと日本入国ではできない。というか日本行きのフライトに搭乗できない。
タイでPCR検査を受けて陽性となれば、原則10日間の隔離治療が求められる。10日間は帰国できないことになる。

7月1日からのタイ入国方法

7月1日からは、外国人であってもタイランドパスの登録が不要となる。1万ドルの医療保険加入義務も撤廃される。
よって、タイランドパスのQRコード提示もなくなる。

ただし、ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書の提示義務は残る。

ワクチン接種証明書の条件は変わらない。
完全なワクチン接種を終えてから2週間経過している必要がある。

もしも条件を満たしたワクチン接種証明書がない場合やワクチン未接種の場合は、陰性証明書を提示する。
陰性証明書は、出発前72時間以内に受けたPCR検査もしくは専門家による抗原検査である必要がある。タイ渡航前に用意する。

タイランドパス登録は不要となったが、ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書が必要なことに変わりはない。
どちらかは必ず事前に用意しないとタイ渡航はできない。
パスポートないと渡航できないのと同じこと。

医療保険加入義務はなくなったが、タイ政府では旅行者に大して医療保険加入を強く推奨している。
もしタイ国内で感染が確認された場合は、10日間の隔離治療となり、費用は旅行者が負担する。
ホテル隔離や病院での入院治療によって価格は異なるが、症状が重い場合は数百万円かかることもある。
クレジットカードの付帯海外旅行保険があればまかなえるはずだ。
もしクレジットカード付帯保険がない場合は、独自に加入しておいたほうがいい。

空港チェックイン

タイランドパスが廃止されるため、QRコードの提示もなくなる。
タイ政府の発表では、タイへ向かうフライトのチェックイン時に航空会社が旅行者の書類をチェックすることになっている。
ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書だ。
タイ政府の説明では、証明書はデジタル媒体でも紙媒体でもどちらもいいことになっている。

手っ取り早いのやはり紙媒体だろう。
パスポートやEチケットとともに紙媒体のワクチン接種証明書をまとめて渡してしまえばいいだけ。
スマホでのワクチン接種証明書アプリでも問題ない。
もし書類に不備があれば、フライト搭乗は拒否される可能性がある。

医療保険加入義務はなくなるため、保険加入書のチェックはない。

タイ到着時

タイ到着時のタイランドパスカウンターはなくなる。
ただし、タイ到着空港での書類チェックは実施される。
実際の運用方法についてははっきりしないが、チェックはランダムで実施するという話になっている。
特に陰性証明書のチェックを行うようで、もし書類に問題があれば、空港内で専門家によるATK(迅速抗原検査)を受けることになる。陰性であればそのまま入国できるが、陽性となれば医師による検診を受けるなど検疫官の指示に従うこととなっている。
空港チェックイン時に書類チェックは実施されるが、なにかの間違いで航空会社のチェックをくぐり抜けて入国して来た場合への措置という感じだろうか。
これは6月1日からタイランドパスが不要となったタイ人の入国手順と同じといえる。

ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書がないとタイへのフライトには搭乗できない。
もしワクチン接種証明書がない場合は、必ず陰性証明書の事前取得が必要だ。タイ到着空港でATKを受ければ入国できると勘違いしてはいけない。

おそらくは、タイ到着時の空港ではほとんどチェックはないものと思われるが、実際に運用開始となってみないと判然としない。

空港内のでサーモスキャンによる検温は廃止となる。検温スクリーニング措置がなくなるため、もし発熱があっても、そのまま入国できることになる。

書類チェックのあるなしにかかわらず、あとの入国手順は変わらない。
出入国カード(TM6)については近々一時停止するとの発表がなされている。実際の開始日はまだ不明だが、7月1日までに実施されれば、出入国カードの記入と提出は不要となる。
パスポートコントロールとバゲージクレームと税関を抜けて、空港到着ロビーへ。
空港を出て、完全自由行動ができる。

陸路入国

陸路入国の手順は詳細が発表されていない。
外国人でもタイランドパス登録が不要になったため、QRコードの提示は不要となる。
ただ、ヘルスコントロールにてワクチン接種証明書あるいは陰性証明書のチェックは行われるだろう。
ひょっとしてパスポートコントールですべてまとめてチェックする形に変更される可能性もある。
(参考:一足早く完全開国したラオスでは、入国時イミグレーションでパスポートとワクチン接種証明書のチェックを同時に行っていた)

また、陸路入国でもランダムチェックによる陰性証明書の不備が見つかればATK検査を行うとのことだが、書類が揃っていないとその場で追い返されるだけかもしれない。
このあたりの具体的な運用方法は不明だ。

とはいえ、普通にワクチン接種証明書を用意しておけば、簡単に入国できるのは間違いない。
なお、出入国カード(TM6)が不要となるのは空路入国だけとされているため、陸路入国では引き続き必要となるはずだ。

タイから日本への帰国

7月1日以降の日本の水際対策についてはまだ発表されていない。
現行措置が7月1日以降も継続すると仮定する。

タイからの日本帰国では、ワクチン接種の有無にかかわらず、空港検査も自宅待機も不要だ。

もしタイが現行の青グループから黃グループに変更された場合は、ブースター接種済みの証明書がないと、空港検査と最低3日間の自宅待機が必要となる。ブースター接種済みであれば、空港検査と自宅待機は不要でいい。
タイが青から黃に変更になる可能性はかなり低そうだ。あまり考えなくてもよい。

ただ、日本行きフライトに搭乗する前72時間以内の陰性証明書取得義務は、おそらく7月1日以降も継続となりそうだ。
タイ国内で検査を行い、陰性証明書を取得しないと日本に帰国できない。

関連記事:バンコクとパタヤ 日本帰国用陰性証明書取得PCR検査場まとめ

タイでPCR検査陽性となれば隔離される。
7月1日以降のタイでの陽性者への隔離方法についてはまだ発表されていない。
現行措置が継続すると仮定する。
タイ国内で感染が確認された場合、タイ国内の施設で10日間の隔離治療となるだろう。タイに自宅のない旅行者の場合は、自宅隔離が難しいため、ホスピテル(隔離ホテル)ないし病院での隔離となる。
費用は旅行者負担となるため、保険加入はしておいたほうがいい。

実際に日本帰国のためのPCR検査で陽性となり、ホテルで10日間隔離を受けた日本人は決して少なくない。

関連記事:タイ・パタヤ旅行 日本帰国のためのPCR検査で陽性になったらどうなるのか詳細レポート

10日間は外に出られず、当然帰国もできない。
隔離があけて、回復したとみなされても、PCR検査では引き続き陽性反応が出る事が多く、やはり帰国できない。
その際にはタイ大使館に相談して、帰国のためのレターを発行してもらえば帰国便搭乗可能となる。

7月1日からはタイ旅行は完全自由化といえるような状況となるが、タイから日本への帰国での最大ネックである陰性証明書取得義務は残る可能性が高い。
タイ国内の感染状況はかなり改善されているが、まだ新規感染者は一日あたり2,000人前後は確認されている。
PCR検査をしていないだけで、実際にはもっと多いかもしれない。
帰国する日本人は全員検査必須のため、いくら無症状であっても、検査陽性となることは考えられる。
確率的にはかなり低いが、帰国不可となるリスクだけは考慮に入れておいて、旅行を決断したほうがいい。

手順まとめ

6月30日まで
・タイランドパス登録必須
パスポート
ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書
最低1万ドルの医療保険加入

7月1日から
・タイランドパス不要、医療保険加入不要
パスポート
ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書

6月30日までにタイ入国予定ならタイランドパス登録が必須。
面倒な作業ではあるが、やってみれば本当に簡単なので、さほど苦労しないはず。

7月1日からは、パスポートとワクチン接種証明書(or陰性証明書)さえあれば、事前登録もなしにさくっとタイへ渡航できる。
それこそ唐突に思い立ち、直近の航空券を購入して、その日のうちに即タイへ行くことができる。
タイは完全開国だ。

ただし、日本への帰国前PCR検査陰性証明書は継続するものとみられる。これが最大注意点だ。
陽性となってしまうと、10日間隔離が待っており、帰国不可。日本帰国後に予定していて仕事などのスケジュールは大きく変更となる。

広告

-タイ入国情報

Copyright© パタヤ千夜一夜 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.