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ビザ・タイランドパス・入国手続き

タイ入国に必須 タイランドパス(THAILAND PASS)申請方法[6月30日最終更新]

投稿日:2022年6月1日 更新日:

2022年6月1日より、タイ入国ルールが変更となった。
隔離制度が廃止され、すべての入国者は到着時の検査と隔離が不要となる。
タイ人はタイランドパスの事前登録義務がなくなる。
ただし、外国人は引き続きタイランドパスの登録が必須だ。
ワクチン接種済みと未接種では書類内容は異なるが、タイランドパス登録すればタイに完全自由入国ができる。
外国人旅行者に必須のタイランドパス申請方法について詳しく解説。

(6月30日最終アップデート)
7月1日より、外国人もタイランドパス登録が不要となる。最低1万ドルの医療保険加入義務もなくなる。
よって、タイ渡航に際してはタイランドパスの事前登録もQRコードも不要となる。
パスポートとワクチン接種証明書だけでタイに入国できる。ワクチン接種証明書がない場合は、出発前72時間以内の陰性証明書(PCR検査もしくは専門機関による抗原検査)が必要。
タイランドパス不要につき、以下の内容はすべて無意味となった。
タイは全面開国だ。

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THAILAND PASS(タイランドパス)

2020年のパンデミック発生以来、タイに入国するには事前の登録が必須となっている。
2022年6月1日からは外国人旅行者のみタイランドパスでの申請が必要。
承認済みQRコードを得てから、タイに入国するという流れだ。

タイランドパス(空路)
https://tp.consular.go.th/en/home

タイランドパスは空路と陸路で申請先が異なる。条件は空路も陸路も原則同じものだ。入国地点が違うだけ。
6月1日よりこのようなトップ画面に変更となった。

まず注意書きが表示される。

5月25日付けのアナウンスだ。
タイランドパス承認には最大48時間かかると書いてあるが、これはおそらく5月中の申請分に当てはまるものだと思われる。
6月1日以降はタイランドパス登録後1-2時間以内に自動的にQRコードが発行されることになっている。

2022年6月1日以降に、空路もしくは陸路でタイに到着するタイ国民(タイのパスポート所有者)は、タイランドパスの登録は不要となり、隔離も必須の検査も必要なしに入国できる。
タイ国民はワクチン接種証明書(もしあるのならば)を持参することが推奨される。また、発熱などの感染を示す症状が出ていることが判明した場合は、疾病管理官より検査を受けることを命じられることがある。

2022年6月1日以降に、空路もしくは陸路でタイに到着する外国人は以下に記載した詳細にてタイランドパスに登録することが要求される。

1.完全なワクチン接種済み者
-タイランドパス登録
-パスポートとワクチン接種証明書を添付
-タイ国内において最低1万ドルをカバーする医療保険加入書を添付

(タイ到着前およびタイ到着後の検査は不要)

2.ワクチン未接種および完全なワクチン接種を終えていない者
-タイランドパス登録
-パスポートと出発前72時間以内のRT-PCR/専門家によるATK(セルフATKは不可)検査結果証明書を添付(必ずタイランドパスに添付すること)
-タイ国内において最低1万ドルをカバーする医療保険加入書を添付

*2022年6月1日より、外国人は専門家によるATK(セルフATKは不許可)検査結果も利用可能となる。

*外国人はタイ社会保障制度あるいは雇用者/機関/企業からの証明書を医療保険の代わりに使うことができる

*2022年6月1日より、タイに入国するすべての外国人は、ワクチン接種証明書あるいは出発前72時間以内の陰性証明書のどちらが必要となる。これは、AQスキームによる強制隔離オプションが与えられなくなるため。

*2022年6月1日より、タイランドパスQRコードは、登録完了後に自動的に発行される。タイへの入国は、タイランドパスQRコードだけでなく、添付されている書類の有効性によっても決定されることに注意すること。

*隔離免除を希望するワクチン未接種者は、タイランドパスにて陰性証明書を添付する必要がある。ワクチン未接種の親と同行する、6-17歳のワクチン未接種者も含む。(6歳未満の子供は陰性証明書の添付は不要)
これは、ワクチン接種済みの両親と一緒に旅行する18歳未満の子供には適用されず、両親と同じ入国方式が付与される。

*申請者は承認済みタイランドパスQRコードを使用して、元の到着日の前後7日以内であれば、異なる日付で入国することができる。(タイランドパスの再申請や修正は不要)
申請者は、新しい旅行日程の全期間を補償する医療保険証明書を提示する必要があることに注意。
また、タイランドパスQRコードは1回のみ利用できることにも注意。

*タイランドパス申請は無料

あと、タイランドパスを偽装したスパムメールが送られてくることがあるので、注意してほしいとも警告している。
以上がタイランドパス公式の注意点。

タイ入国規則(タイ外務省発表)

6月1日以降の外国人のタイ入国には2パターンしかない。

ワクチン接種済み旅行者
・タイランドパス登録(パスポート、ワクチン接種証明書、医療保険)

ワクチン未接種旅行者
・タイランドパス登録(パスポート、陰性証明書、医療保険)

いずれもタイ到着時の検査も隔離も一切不要だ。
タイランドパス登録は必須。逆にいえば、タイランドパスに登録さえすれば、タイに自由入国できる。

タイランドパス申請方法

実際にタイランドパス申請を進めてみよう。

Begin Registration(登録開始)

以前はいくつかの制度に分かれていたが、6月1日からはシンプルに一種類のみ。
No Quarantine(隔離なし)だけだ。

条件
・すべての国と地域から出発する旅行者
・14日以前に完全なワクチン接種を受けていること
・もしワクチン接種を終えていない場合は出発前72時間以内のRT-PCR検査もしくは専門家による抗原検査の結果を提出すること

必要な書類
・パスポート
・ビザ(もし必要ならば)
・ワクチン接種証明書
・(ワクチン接種を終えていない人のみ)出発前72時間以内のRT-PCR検査もしくは専門家による抗原検査の陰性証明書
・最低1万ドルの医療保険(タイ国籍者は不要。タイ在住外国人は社会保障もしくは雇用者からの証明書を利用可能)

日本人はビザ免除対象なのでビザは不要。

選択の余地なくSelectを押す。

うんたらかんたらと条件がいろいろ書いてあるが、軽く一読して、コンファーム。

旅行計画

次にTravel Plan(旅行計画)を入力。

Departure from countryは、「Japan」
First Arrival Port in Thailand(City)は、「Suvarnabhumi Airport(スワンナプーム空港)」
フライトナンバーは、自分の搭乗するフライト番号(TG622など)
Date of Arrivalは、「到着日」

以上。
以前はあった出国予定日の項目がなくなっている。

さらに注意事項が表示されて、コンファーム。

ようやく本登録開始。

個人情報→ワクチン情報→医療保険→追加書類と進む。

個人情報

まず個人情報から。

てきとうなサンプルを入力しておいたので参照に。
会社員は、company employeeとでも入力しておけばいいかと。

パスポートは画像データをアップロードする。
アップロード可能なファイル形式は、jpg,jpeg,png,さらにpdfも可能となった。
簡単なのはスマホやデジカメでパスパートを撮影、スキャナーで取り込むなどして画像データにしておくこと。

もし18歳未満の子供連れの場合はここで追加情報を入力する。
次へ。

ワクチン接種証明書

次に最新のワクチン接種もしくはPCR/抗原検査結果もしくは回復証明書の情報を入力する。

Infomation欄の中に、抗原検査、PCR検査、回復証明書、ワクチンの種類が並ぶ。
該当するものを選択。
以前はすべてのワクチン接種記録を記入する必要があったが、今回からは一番最近のワクチン接種についてのみでいい。
日付を選択。
ワクチン接種証明書ないし陰性証明書をアップロードする。PDFでも可能だ。

タイでワクチン接種を受けたらなら病院発行のワクチン接種証明書、日本でワクチン接種を受けたなら自治体発行のワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)をアップロードすればいい。

在東京タイ大使館の最新情報では、氏名・生年月日・国籍・パスポート番号・ワクチン接種の詳細情報全てが記載されたものを使用してくださいとのこと。
自治体から発行されるワクチン接種証明書だけでなく、電子版ワクチン接種証明書も使用可能。この場合は、氏名・生年月日・国籍・パスポート番号・ワクチン接種の詳細情報を必ず「Certificate of Vaccination」欄に添付すること。
タイ大使館では紙版のワクチン接種証明書を推奨している。

QRコードは任意。
ワクチンパスポートに付いているQRコードだけ残るようトリミングしてアップロードする。QRコード以外の余計な部分は切り取るように。

タイでワクチン接種した場合、病院発行のワクチン接種証明書のQRコードはアップロード可能だった。
モープロム内のデジタルワクチン接種証明書のQRコードをスクリーンショットしたものはエラーとなった。(QR Code is not validの表示)

日本のワクチンパスポートは、在東京タイ大使館の情報では、ICAO VDS-NC(海外用)をアップロードすればいいことになっている。

ワクチン接種証明書のQRコードは必須ではないのでエラーが出るなら無理にアップロードしようとしなくてもいい。

これまでの例だと、このワクチン接種証明書のアップロードでつまずく人が多いようだ。
一番わかりやすいのは、日本でワクチン接種した人なら、自治体に申請して紙媒体のワクチン接種証明書をもらうこと。
紙のワクチン接種証明書を、デジカメやスマホで写真撮影ないしスキャナーで取り込んで、画像ファイルとしてアップロードするのが確実のようだ。
紙媒体だと日本出発時の空港チェックインやタイ入国時の書類チェックも素早いため、やはり紙媒体のほうがよさそうだ。

なお、ワクチン接種済み旅行者のタイランドパス申請に必要なのは、2回接種済みのワクチン接種証明書だ。

タイ政府承認ワクチンと必要回数

6月1日以降、タイからの日本入国ではワクチン接種の有無に関係なく、検査と待機が不要となっている。
よってワクチン接種証明書は不要だし、ブースター接種も関係ない。
タイ入国には2回接種済みのワクチン接種証明書があれば十分だ。

なお、Add more infomationの項目はあまり関係ないのでスルーで。

ワクチン接種ないし陰性証明書のデータをアップロードしたら、チェックに印を入れて、次へ。

宿泊先・連絡先

次に宿泊施設情報と医療保険情報をを入力する。

5月1日以降、ホテル予約確認書を登録する必要はなくなった。
ただし、タイでの宿泊先情報は登録しておく必要がある。

Address in Thailand かAgodaを選択。

Address in Thailandを選び、Province(県)を選択する。
ホテルを予約しているなら、ホテル名とホテルの住所を入力すればいい。
パタヤは、Chon Buriとなる。

Agodaでホテルを予約の場合は、県、予約番号、チェックイン日を入力する。

バウチャーの登録は必要ない。
アゴダの予約番号を入れて、Check my bookingを押せば、自動的に内容が表示されるとのこと。

よくわからない場合は、Address in Thailandにホテル名と住所を入力しておけばいいだろう。

タイ出入国カードに宿泊先を記入する項目があり、タイ入国時のパスポートコントロールでも宿泊先を聞かれることがある。最低でも1泊目のホテルだけは確保しておくこと。

Aogdaでバンコクのホテル検索

Agodaでパタヤのホテル検索

次に医療保険書の登録。

タイ滞在全期間、コロナ治療を含め最低1万ドルをカバーする医療保険加入が必要。

まだ購入していない人のために、タイランドパス推奨の医療保険加入先が掲載されている。

日本の保険会社のものでもかまわないが、英文での保険証書が必要で、コロナ対応の文言が入っていなければならない。
クレジットカードに付帯する旅行保険でも通用する。補償最低額が1万ドルなので、対応可能な付帯旅行保険(疾病治療費用200万円までカバー)は多いはずだ。クレジットカード会社に連絡して、英文での付与証明書を発行してもらう必要がある。補償額は米ドル表記が望ましい。

日本の保険会社では、エイチ・エス損保のたびともが便利だろう。
英文の付保証明書(英文・USドル表記)をすぐに発行可能となっている。

医療保険加入書をデータでアップロードする。
PDFをそのままアップできるようになっている。便利になった。
JPGの場合は、必要な部分をスクリーンショットしてアップすればいい。

保険証書番号(ポリシーナンバー)の入力は不要となった。

チェック欄に印を入れておき、次へ。

追加書類

最後にOther(その他)として、もし必要ならば追加書類を登録する。

登録証明書の名字変更のための追加書類、医療証明書、あるいはPDFフォーマットでの他の書類など、3つのファイルまで追加アップロードが可能となっている。
特に追加書類がない場合はこの欄はスルーでかまわない。

確認画面

次にこれまで入力した一覧が表示される。

すべての入力事項を確認したら、最後にSubmitを押す。
問題なければ、サクセス表示となるはず。
これで登録はおしまい。

QRコード発行

6月1日よりタイランドパスは登録後、1-2時間以内に自動的にQRコードが発行されることになっている。
ただ、場合によっては少し時間がかかるかもしれない。
すぐに届かない場合は少し待ったほうがいいだろう。

登録したメールアドレス宛のPDFファイルで送られてくる。
またアプリ上でも表示させることができる。

タイ渡航当日にはこのQRコードを印刷しておき持参するのがよい。
日本の空港でのチェックイン時に提示し、タイ到着時にも提示する。
紙で印刷しておいたほうが手っ取り早いし確実。

なお、有効ではないワクチン接種証明書や陰性証明書などをアップロードして、タイ到着時の書類チェックで不備が判明した場合は、保健担当官より検査するよう指示されることになる。もし陽性となれば隔離治療を受けることになる。
きちんと有効な書類をアップロードしておけば、そういう事態は避けられる。

まとめ

タイランドパスの申請がかなり簡素化された。
入力項目が大きく減少。
ただ、英語がまったくわからない人はちょっと悩むかもしれないし、細かい部分で引っかかることもある。
必要書類が揃っていれば、意外と簡単だ。
初めての人はなにかと大変で戸惑うことがあるかと思う。
でも、やってみれば本当に簡単。

これからタイ旅行を考えている人で、ワクチン接種済みであれば、まずワクチン接種証明書を入手することから始める。
それと医療保険加入書も必要となる。クレジットカード会社から付与証明書を送付して貰う場合は、7日ほど余裕を見ておこう。
ネットで新規保険加入するならすぐに証明書が交付される。

書類がばっちり揃っていて、慣れている人ならタイランドパスの登録は10分もかからないだろう。
そして自動的にQRコード発行。
タイランドパス登録はたしかに面倒ではあるが、今回の簡素化により本当に楽になった。
タイ旅行のハードルは大きく下がった。

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