在東京大使館の発表によれば、タイ保健省が定める感染拡大国リストで日本は高度感染危険国に指定されている。
これにより、日本からの特別観光ビザでのタイ入国は不可となっている。
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日本から特別観光ビザでのタイ入国不可
在東京タイ王国大使館のお知らせ
日本からの特別観光ビザ(STV)所持者のタイ入国はできません(2021年6月1日現在)
07/06/2021
特別観光ビザ(STV)は、タイ保健省が定める新型コロナウィルス感染拡大国リストの「低度感染危険国」から入国する者のみ申請可能です。
2021年6月1日の段階では、日本は「高度感染危険国」にあり、特別観光ビザ(STV)所持者は入国できません。感染リスクのレベルに変更がでた場合は、大使館のホームページにて発表致します。
⇒http://site.thaiembassy.jp/jp/news/announcement/10219/
タイ大使館の発表は以上のとおり。
特別観光ビザ(STV)は、2021年9月30日まで実施の期間限定ビザとなっている。
STV開始当初は、日本は低リスク国であり、STV利用が可能だった。
リストは15日ごとに見直されるという話だ。
その後は、中リスク国リスト入りして、利用不可となっていた。
そして、6月1日には高リスク国入りした。
STV発給は不可でも、日本からタイへのノービザや通常観光ビザでの入国は可能だ。
おそらく、日本でSTVを取得した人はほとんどいないと思う。
必要書類があまりにも煩雑で誰も取得したがらない。
よって、STVでのタイ入国不可となっていても、影響はほぼゼロといえる。
プーケットサンドボックスへの影響は?
日本が高リスク国に指定されて影響が出そうなのが、7月1日から開始予定のプーケットサンドボックスだ。
ワクチン接種済み外国人観光客は隔離無しでプーケットに入国できるというもの。
このプーケットサンドボックスが利用できるのは、低リスク国と中リスク国からの旅行者にかぎるとされている。
最終的な規則はまだ決定していないが、現時点での発表されているルールではそうなっている。
このルールがそのまま適用され、また7月1日以降も日本が高リスク国リスト入りしたままであれば、日本からのプーケットサンドボックス利用は不可ということになる。
日本は感染者が減少しつつある状況だし、リストの見直しが行われて、日本は少なくとも中リスク国に変更されるとは思うが、まだわからない。
そもそも、日本からサンドボックスモデルでプーケットへ行く人はあまりいそうにない。
日本からプーケットへの直行便運航の予定もない。
中にはプーケットサンドボックスで隔離無し入国を考えている人もいるかもしれない。
サンドボックス計画の最終決定は今週末から来週には発表されると見られている。
日本の感染拡大国指定が変更になるかどうかと合わせて、もうしばらくは様子見が必要。
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