ビザ・COE・入国手続き

タイの検疫隔離措置詳細:COE、サンドボックス、ファーストトラック制度

投稿日:

タイでは10月1日より入国制限が大きく緩和されている。
隔離期間の短縮、隔離免除となるサンドボックスの拡大など。
タイ国政府観光庁や在外タイ大使館では情報更新がなされていたが、在東京タイ大使館ではなかなか公式発表がなかった。
10月4日午後にようやく情報更新された。
これで、日本からタイへの渡航に関する日本語での公式情報が確認できることになった。

広告



2021年10月1日以降にタイ渡航予定のタイ国籍を有しない方に対する検疫隔離措置

在東京タイ大使館では、9月27日現在の情報を10月4日に発表している。
すごく長い内容につき、以下、要点をかいつまんで紹介。
基本的にはすでに発表になっていることばかり。
ただ、ファースト・トラック制度についての発表がなされているのが新しい。
また、10月1日以降にTATよりサンドボックス関連の新しい発表があったので、少し注釈を加えておく。

全文は、タイ大使館のホームページで確認のほどを。

http://site.thaiembassy.jp/jp/news/announcement/10509/

要件(2021年9月27日現在)

2021年10月1日より、渡航日の14日前までに、ワクチン接種を規定の回数終えているh人は検疫隔離期間が 7 日間に緩和される。また、ワクチン接種証明書(Certificate of Vaccination)の提示が必要となる。

ワクチン未接種、もしくは規定の回数終えていない人は検疫隔離期間が10 日間。

* 承認されたワクチン

** 隔離措置施設(AQ)予約確認書は、宿泊費等全額支払い済(Fully paidのスタンプ等)、もしくは30,000タイバーツ以上預り金を支払済みであることが明記された書面が必要。
入国許可書 (COE) の申請手順及び必要書類

必要書類

A : 隔離措置施設(Alternative Quarantine : AQ)の場合

1.パスポートのコピー

2.有効なタイビザまたは再入国許可証のコピー

(ビザ免除について)
タイへの入国が観光目的の場合に限り、一回の入国につき30日以内の滞在であれば査証(ビザ)取得を必要としない。
45日以内に出国することが確認できること(例:航空券、電車、バス、船のチケットなど)

3.新型コロナウィルス感染症及び関連疾患の治療費を含む10万USドル以上の治療補償がある医療保険証

4.ワクチン接種証明書(ある場合)

5.航空券

6.隔離措置施設(AQ)予約確認書

B : サンドボックス制度(Sandbox Programme) 利用の場合

* サンドボックス制度対象エリア

(注:10月時点ではプーケット、サムイ、パンガン、タオ、クラビの一部、パンガーの一部が対象)

1.パスポートのコピー

2.有効なタイビザまたは再入国許可証のコピー

3.新型コロナウィルス感染症及び関連疾患の治療費を含む10万USドル以上の治療補償がある医療保険証

4.ワクチン接種証明書

5.航空券

6.SHA+ホテル又はSamui Extra Plusホテルの支払済み予約確認書

* サンドボックス制度対象エリアにて7日間滞在後、他県への移動が可能に。

7.PCR検査予約確認書(ホテルまたは病院に直接依頼)

サンドボックス制度に関する注意事項

- タイ王国政府が定めた許可対象国・地域から出発に限る。
(注:10月1日のTAT発表では、対象国リスト制度は廃止され、全世界が対象に)

-位置情報追跡アプリをインストールし、滞在期間中はこのアプリを使用すること。違反者は他県への移動が禁止される。

-空港到着時RT-PCR検査を受ける必要がある。その後、事前に予約したSHA +ホテル又はSamui Extra Plusホテルに直接移動し、検査結果が出るまで待機。陰性結果が確認された後、対象エリア内の移動が可能となる。

C : 特別合意事項 (Special Arrangement) による入国

(この入国制度は今回の発表で初めて明らかにされた。以下、そのまま引用する。ファース・トラックは、ファースト・トラックの誤記であろう。)

** ファース・トラック制度 (Thailand’s Fast Track Procedure) **

1.利用条件

タイを本拠地とする企業もしくはタイ政府関係機関より招待を受けたビジネスパーソン、特定熟練労働者、または熟練技術者の方で、14日間以内の短期渡航者が対象となります。

2.申請手順

2.1 ファースト・トラック・パス (Fast Track Pass : FTP)申請

2.1.1 タイを本拠地とする企業より招待を受けた場合、その招待した企業が「スポンサー・エージェンシー」となり、渡航者に代わり以下のいずれかのタイ関係機関にファースト・トラック・パス(FTP)の代理申請を行います。

- タイ投資委員会(スポンサー・エージェンシーがBOIの認証を受けている場合)

- タイ工業省(スポンサー・エージェンシーがBOI認証を受けていない企業で、有効な工場許可証を所持している場合)

- タイ商務省(スポンサー・エージェンシーがBOI認証及び有効な工場許可証を所持しておらず、タイ商務省の規定に準じてタイ国内で会社登記している場合)

2.1.2 タイ政府関係機関(タイ政府の省庁または同等な組織)より招待を受けた場合、渡航者の所属企業が「スポンサー・エージェンシー」となり、渡航者に代わり招待したタイ政府関係機関にファースト・トラック・パス(FTP)の代理申請を行います。

2.1.3 ファースト・トラック・パス (FTP)申請の必要書類

(1)ファースト・トラック・パス申請書
(https://www.mfa.go.th/en/content/applicationform)

(2)パスポートのコピー
(3)会社登記簿のコピー

(4)委任状(第三者がスポンサー・エージェンシーに代わり申請書に署名する場合)、及び委任者・受任者両者のタイ国民身分証明書もしくはパスポートのコピー。
* 状況に応じて申請を受理する機関は追加書類を依頼する場合があります。

2.1.4 申請の承認完了後、発行されたファースト・トラック・パス (FTP) がスポンサー・エージェンシーに送付されます。

2.2 トラベル・プラン・パス (Travel Plan Pass : TPP) 申請

渡航者は会社または工場及び隔離措置施設(AQ)間のみ移動が認められます。また、公共交通機関の使用、公共の場所への訪問が禁止されます。(各隔離措置施設(AQ)の情報については、こちらよりご確認下さい。www.hsscovid.com)

2.2.1 スポンサー・エージェンシーはタイ国政府コンベンション&エキシビション・ビューロー (Thailand Convention and Exhibition Bureau : TCEB)と連携し、認証デスティネーション・マネジメント・カンパニー(Destination Management Company : DMC)を手配します。その後、DMCはスポンサー・エージェンシー及び渡航者に代わり滞在期間中の必要な手配を行います。

(1)滞在期間中の移動手段の手配

(2)疾病管理官と連携し、トラベル・プランに示された訪問先の適合性を調査する

(3)隔離措置施設(AQ)の手配(任意)

(4)航空券の手配(任意)

2.2.2 タイ保健省・疾病管理局の承認完了後、DMCよりスポンサー・エージェンシー、タイ関係機関、及びタイ外務省にトラベル・プラン・パス (TPP)及びファースト・トラック・パス (FTP) が送付されます。

2.3 入国許可証(COE)及びビザ(Non-Immigrant B)申請

スポンサー・エージェンシーより、受領したファースト・トラック・パス (FTP)及びトラベル・プラン・パス (TPP)を渡航者へ送付して頂き、タイ王国大使館または総領事館にて入国許可証(COE)及びビザ(Non-Immigrant B)申請の際に必要となります。  なお、有効な Non-Immigrant “B””B-A””IB”ビザを既に所持している場合は、新規ビザ申請をする必要はありません。

3.渡航前の措置

3.1 渡航日の 14 日前までの間、高リスクの公共の場所等を避け、健康状態を監視する必要があります。また渡航の際、チェックインカウンターでの搭乗手続き時、及びタイ到着時に疾病管理局・入国管理局に提示する以下の書類をご準備下さい。

(1)渡航前72時間以内に発行されたRT-PCR検査による新型コロナウィルス非感染証明書

(2)入国許可証 (COE)

(3)タイ滞在全期間を対象とした新型コロナウィルス感染症及び関連疾患の治療費を含む10万USドル以上の治療補償がある医療保険証

(4)有効なNon-Immigrant Bビザ

3.2 出発前の出国スクリーニング(Exit Screening)にて、呼吸器系症状及び発熱症状のスクリーニングを受け、定められた疾病予防措置を厳守する必要があります。

4.タイ到着時、滞在時、出発時の措置

- タイ入国スクリーニング(Entry Screening)にて、呼吸器系症状及び発熱症状のスクリーニングを受ける必要があります。現時点では、ファースト・トラック・パス (FTP)による渡航者はスワンナプーム国際空港及びドンムアン空港にてのみ入国が可能です。

- 到着空港にて疾病管理官及び入国管理官に全ての必要書類を提示して下さい。

- 滞在期間中に鼻咽頭スワブによるRT-PCR検査を実施する必要があります。検査回数に関しては、FTP/TPP申請時点で疾病管理局により決定されます。また、検査費用はスポンサー・エージェンシーの負担となります。

- 空港到着時RT-PCR検査を受ける必要があり、検査結果が出るまで待機しなければなりません。RT-PCR検査結果により新型コロナウィルス感染が確認された場合、タイの医療機関にて入院治療が必要になります。治療費用は医療保険またはスポンサー・エージェンシーの負担となります。

- RT-PCR検査結果により新型コロナウィルス非感染が確認された場合、DMCが予め手配した移動手段により隔離措置施設(AQ)に直接移動しなければなりません。

- タイ当局の規定により、タイ滞在全期間を通してDMCの同行が必須となります。DMCに関する費用はスポンサー・エージェンシーまたは渡航者の負担となります。

- 予め手配された移動手段のみ使用し、承認されたトラベル・プランを厳守して下さい。また、公共交通機関の使用、公共の場所への訪問が禁止されます。スポンサー・エージェンシーは渡航者が疾病予防措置を厳守することを保証し、管理する義務があります。違反した場合、スポンサー・エージェンシー及び渡航者に対して関連法令にて定められた罰則が課されます。

(注)文面から判断すると、日本からタイへの短期出張が可能となるようだ。
たとえばバンコクのAQ隔離ホテルに滞在し、隔離期間中でもあって会社や工場へ出向くことができる。
詳細はタイ大使館に問い合わせのほどを。

入国許可証 (COE) 申請に関する注意事項

渡航日の7日前までに、入国許可書(COE)オンライン申請システムより申請

1.事前承認:タイ王国大使館・総領事館は3営業日以内に書類審査し事前承認

2.COE発行: 事前承認完了後、航空券及び隔離措置施設(AQ)予約確認書をシステムにアップロード。渡航情報の提出後、タイ王国大使館・総領事館は3営業日以内にCOEを発行。

3.COEダウンロード: 申請者は「Check the result(結果を確認する)」により登録状況を確認可能。COE発行完了後、登録システムより直接 COE をダウンロードすることができる。

4.ThailandPlusアプリダウンロード:タイ入国前に位置情報追跡アプリ「ThailandPlus」をダウンロードし、COE Code及び Reference IDを使用し登録する。

渡航時の必要書類

1.パスポートのコピー

2.入国許可証 (COE)

3.10万USドル以上の治療補償がある医療保険証

4.ワクチン接種証明書(ある場合)

5.航空券

6.AQ / SHA+ホテル / Samui Extra Plusホテル予約確認書

7.渡航前72時間以内に発行された非感染証明書

8.T.8 Form(タイ王国健康質問書)

9.ThailandPlusアプリ

10.PCR検査予約確認書

まとめ

AQ隔離ホテルを使った隔離ありの入国手続きは、今までと変わらない。ワクチン接種証明書があれば隔離期間は7日間に短縮される。証明書がなければ10日間。
COE取得は必須のままだ。10万ドルの医療保険や陰性証明書も求められる。
COEの簡素化も検討中のようだが、とうぶんは現行システムを継続する。
サンドボックスでの入国手続き自体もこれまでと変わらない。サンドボックスエリア内での滞在日数が7日間に短縮された。
サンドボックスについては、10月1日情報がころころと更新されるため、最新情報を入手したほうがいい。
また11月1日からはバンコクやパタヤがサンドボックスに加わる予定となっているが、本当に実現するかは不明。

ノービザのタイ入国については、2021年9月30日までは隔離期間15日を足した45日がノービザでの滞在期限とされていた。10月1日からは30日となるもようだが、45日以内の出国なら認められるような書き方もされており、詳細はタイ大使館で確認のほどを。

ルール上は、日本からタイへの観光目的でのノービザ入国は問題ない。
サンドボックスを使えば短期滞在もできる。
新しいファースト・トラック制度では条件を満たせば短期出張も可能となった。

タイ入国制限は明確に緩和の方向にある。
あとは、この緩和がどこまで進んでいくかだ。国内感染状況が悪化すれば、今年4月のように、また隔離期間が14日に戻される可能性もある。

広告

-ビザ・COE・入国手続き

Copyright© パタヤ千夜一夜 , 2021 All Rights Reserved Powered by STINGER.