つい先日、タイ・エアアジアXの破産申請が大きな話題となった。
日本とタイを結ぶLCCは窮地に陥っている。
他のLCC会社の動向について調べていると、さらに残念な告知を見つけた。
タイライオンエアの日本路線撤退である。
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タイライオンエアの日本路線撤退
タイライオンエアのホームページにて告知されている。
日本発着路線 運航情報 2022年4月28日更新
タイ ライオンエアはコロナの影響により運休しておりましたが、残念ながら日本路線撤退となりました。
長い間、ご利用いただきありがとうございました。
⇒https://www.thailionair.jp/information
払い戻し方法は詳しく掲載されているが、もう2年以上前のことなので、返金済みだと思われる。
日本路線撤退の発表は4月28日とあるが、まったく気づかなかった。
タイライオンエアはもともとはインドネシアのLCCで、タイライオンエアではタイ国内線とタイ発着の国際線と運航している。
バンコク・日本路線もその一つだった。
バンコク・関空路線もあり、パンデミック前夜ともいうべき3月上旬に利用した。
関連記事:バンコクから関空へ。タイライオンエアSL304便搭乗レポート
バンコクから関空へは、マスク姿の乗客が多かった。
ひりひりした雰囲気がちょうど出始めた頃だ。
でもLCCなのに機内食が出て、ちょっと嬉しかった。
運賃は驚異の7,800円。
これが最初で最後のタイライオンエア搭乗となった。
運航停止後は、日本路線再開に関する音沙汰がまったくなかった。
タイ・エアアジアXのように再開を匂わせてプロモーションするような素振りは皆無。
本当に静観状態だった。
そして、4月末に日本路線の撤退をひっそりと発表。
むしろ清々しいといえる。そう、タイ・エアアジアXと比較すると。
なお、タイライオンエアはタイ国内線はもとより、ドンムアン発ジャカルタ行きなどの国際路線をすでに運航再開済み。
会社自体はこれまで通りに事業継続している。あくまで日本路線から撤退したという話だ。
経営的にはまだまだ大丈夫そうだが、日本路線からの撤退は残念でならない。
やはり、日本がまともに観光開国しようとしない状況では、LCCの運航は難しいのだろう。
本当に残念だ。
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