タイライオンエアに初めて乗ってみた。
バンコク・ドンムアン空港発大阪関西空港行きSL304便だ。
チケットの購入は、タイライオンエアのホームページでの予約がうまくいかなかったため、Trip.com(トリップドットコム)にて。
関連記事:Trip.comを初めて使ってみた。タイライオンエア航空券購入。
バンコクと関空を結ぶLCCは、これまで、タイ・エアアジアXとスクートとノックスクートを利用経験あり。
また、他の路線では、ピーチ航空、香港エクスプレス航空、セブパシフィック航空、ジェットスター航空、タイガーエアなどを利用したことがある。
あとは、インドネシア国内線でライオンエアに乗った経験もある。
タイライオンエアの乗り心地やいかに?
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タイライオンエアSL304便
SL304便のタイムスケジュールは以下のとおり。
ドンムアン空港発 05:20
関空着 13:30
ドンムアン空港発が実に中途半端。
パタヤからは、最終バスでドンムアン空港へ。
関連記事:パタヤから最終バスでスワンナプーム空港・ドンムアン空港へ移動してみた
ドンムアン空港に着いたのが午前0時46分。
チェックイン
すでにタイライオンエアのチェックインカウンターはオープンしていた。
タイライオンエアの国際線チェックインカウンターは、3番ないし8番。
関空行きは8番が指定されていた。
新型コロナウイルスの影響でドンムアン空港の利用者は激減。カウンターには誰も並んでいなかった。
Eチケットの提示は必要なく、パスポートのみでチェックイン可能だった。
預け荷物なし。機内持ち込み荷物のみ。
タイライオンエアの機内持ち込み荷物は7kgまで。サイズが40センチ×30センチ×20センチ以内。
チェックインカウンターでは計量されなかった。
また、搭乗口でも検査されず。
はっきり断言はできないが、持ち込み手荷物については緩い印象を受けた。
搭乗
思いっきり暇を潰してから、搭乗口へ。
空港利用者は本当に少ない。
この時間帯のフライトは、半分ほどがキャンセルとなっている。
ゲートは14番だった。
搭乗待合室に入ったのが午前4時38分。
搭乗開始予定が4時35分で、実際に搭乗が始まったのが4時45分頃。
乗客の数はそれほど多くなく、特に並ぶこともなく、さっさと搭乗できた。
機内
機材は、エアバスのA330-900。
シート配列は、3×3×3というちょっと変わったもの。
エアアジアやスクートよりも少し小さい機体のようだ。
中央付近にトイレがなく、すっきりした作りとなっている。
柱がないので見晴らし良好だ。
シートはすごくシンプル。飾りっ気なし。
クッションは薄め。ヘッドセットは固定式。
座り心地は今ひとつ。
タイ・エアアジアXと同じか、少し劣る程度。
スクートとノックスクートのほうが座り心地はかなり良いと思う。
シートピッチは、横との間隔が少し狭く感じた。前後も少しだけ狭いかも。
総合的に判断すると、スクートとノックスクートが一番快適。その次がエアアジアで、最後がタイライオンエア。
でもLCCに慣れた体だと、別に不都合はなかった。
ちなみに、インドネシア国内路線のライオンエアのシートはとんでもなく狭かった覚えがある。
特に前後のシートピッチが短くて、普通に座っただけで前の座席に膝があたってしまい、若干オネエ座りする必要があったほど。
それに比べれば、国際線なんて広いもんである。
午前5時23分、ほぼ定刻通りに離陸。
機内放送では、フライト予定時間は、4時間40分。
日本時間の正午には着きそうだ。
機内食
タイライオンエアといえば、運行開始当初は、LCCなのにTVモニター付きが売りと言われていたような記憶があるが、この機材に関しては、モニターなし。
USB充電口やコンセントも見当たらなかった。
出発から約3時間後、タイ時間の午前8時半、日本時間の10時半に、機内食が配られた。
あまり期待していなかったので、なんだか得した気分。
水とサンドイッチのみだが、ありがたいものである。
ハムのサンドイッチで味はいたって普通。ちょっと小腹が空いていたタイミングだったので、おいしくいただいた。
有料となるが機内食メニューもある。
ご飯ものが140バーツ。
カップラーメンのママーが70バーツ。
コーラ70バーツ、水50バーツ、ビール150バーツ。
コーヒーと紅茶は70バーツ。
出入国カードと税関申告書
外国人には入国カードと税関申告書、日本人には税関申告書だけを配っていた。
が、途中で品切れとなったのか、税関申告書がもらえなかった。
こんなの初めてかも。
到着
関空にランディングしたのが、日本時間で午前11時56分。
実際のフライト時間は、4時間33分。
元々のタイムスケジュールよりも、1時間半も早く到着したことになる。
この時季のタイ発日本行きのフライトは早い。
あと、ドンムアンでも関空でも離着陸の待ち時間がほとんどなかったのも大きい。
やはりフライトキャンセルが多いため、空港はがらがらだ。
4時間半ほどのフライトだと、体はすごく楽。
少々狭いLCCのシートでも負担は少ない。
12時9分に機外へ。
ブリッジを通って、ターミナルビル内へ。
他に到着便がなかったようで、入国審査場は誰も並んでいない。
12時22分、バゲージクレームと税関へ。
機内で税関申告書がもらえなかったので、ここで記入。
税関審査も誰も並んでおらず、あっという間に通過。
12時24分、制限エリアを抜けて、外へ出る。
これにて無事帰国。
感想
機内食が付くのが珍しいくらいで、あとは可もなく不可もなく、普通のLCCである。
シートが他のバンコク・日本路線のLCCよりもしょぼく感じたが、今回は空港が空いておりすべての流れがスムーズだったので、特にストレスはなかった。
これが機内での待ち時間が長くなったり、フライト時間も長くなれば、ちょっとストレスが増すかも。
エアアジア、スクート、ノックスクート、ライオンエアから強いて選ぶとすると、ノックスクートがいいかな。
でも、最終的には料金とタイムスケジュール次第。
今回は日程と料金の関係でタイライオンエアを選んだ。
片道7,800円。
同じような日程では、他のLCCよりも安かった。
ただ、バンコク発午前5時20分は正直しんどい。
深夜便なのか早朝便なのかはっきりしてほしい。
パタヤから行くにしても、バンコク泊にするにしても、実に中途半端だ。
関空発バンコク行きのタイライオンエアは、わりと使いやすい時間帯。
14時半出発、19時10分着予定となっている。
飛行時間が6時間40分と想定されているので、実際には30分から1時間は早く着きそう。
バンコク市内への移動は楽だし、パタヤへは当日移動でなんとかなるだろう。
タイライオンエアをリピートするかは微妙だが、エアアジアやノックスクートより安ければまた使ってもいいと思う。
タイライオンエアの日程変更無料
なお、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、タイライオンエアでも予約変更が無料でできるようになっている。
2020年2月26日までに発券済みの日本発着路線が対象。
搭乗日は2月26日から4月30日のあいだ。
変更可能のは、7月31日までの日程。
一回のみ変更可。
出発地と目的地の変更は不可。
また、払い戻しは空港税のみ。
日本路線以外には、シンガポールと台湾路線も対象となる。
タイライオンエアで直接購入していた場合、予約変更はタイのコールセンターへ電話する必要がある。日本語不可で英語かタイ語で。
旅行会社で航空券を購入していた場合は、各旅行会社で変更依頼を。
この条件だと、日本からキャンセルしたいなら、日本国内の旅行会社で購入しておいたほうが便利。
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