日本の水際対策変更
日本の水際対策の変更が発表された。
4月28日付けの発表で、新たな水際対策措置と題している。
1 5月1日午前0時以降、以下の国・地域からの帰国者・入国者について、検疫所の宿泊施設での待機期間を、待機なしから3日間に変更することとします。
ブルガリア、南アフリカ共和国、ラオス2 4月29日午前0時以降、以下の国からの帰国者・入国者について、検疫所の宿泊施設での待機を求めないこととします。
スリランカ、トルコ、ベトナム
⇒https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C039.html
検疫所の宿泊施設での待機期間とは、要するに強制隔離期間ということ。
日本到着後に空港から自宅に戻ることはできず、検疫所が用意したホテルでの強制隔離を受けることになる。
ただし、ワクチンブースター接種済みであれば、強制隔離が免除され、自宅待機を選択することができる。
アジアではベトナムが待機なしへと緩和された。
その一方、ラオスは強制隔離対象へと強化された。
タイの隣国のラオスだが、たしかに新規感染者は増加傾向にあるようだが、タイやベトナムと比較すると感染者の数は断然少ない。人口あたりの感染水準もタイより低い。それでも感染指定国となった。このあたりの基準がよくわからない。
今回の決定で、日本入国時の強制隔離あり対象国は7カ国に。
エジプト、韓国、パキスタン、ブルガリア、南アフリカ共和国、ラオス、ロシア全土
これら以外の国からの帰国では、強制隔離は不要。原則7日間の自宅待機となり、3日目に自主検査を受けて、陰性結果を報告して承認されれば、4日目以降の待機は不要となる。
ブースター接種済みであれば、自宅待機そのものが不要。空港を出てすぐに自由行動ができる。
日本入国のための事前の陰性証明書取得義務はなくなっていない。
日本へのフライト出発前72時間以内に検査を受ける必要あり。PCR検査が基本で、ATK(迅速抗原検査)は不可となっている。
タイへ旅行した場合、タイ国内で陰性証明書を取得してから、日本へのフライトに搭乗する。陰性証明書がないと、フライト搭乗は拒否される。
日本到着時の検査も継続だ。
日本入国のためには、2回の検査が必要となる。
日本の観光開国はいつ?
日本が観光開国に向けて準備をしているとタイの旅行メディアで報道された。
これは27日に開催された岸田首相参加経済財政諮問会議において、水際対策の緩和が提案されたことを受けてのものだ。
段階的に観光客受け入れを進めていくよう民間議員が提案したとのことだ。
でもまだ何も決まっていない。
タイから日本へ観光に行きたいと考えているタイ人は多い。
でも現状では外国人の観光目的での日本入国は不可だ。
原則として、ビジネスや留学での日本新規入国しか認められていない。
観光ビザの発給もストップしたままだ。
憶測レベルでしかないが、7月の参議院選挙が終わるまでは観光開国はないと言われている。
現状では日本の観光開国はなかなか厳しそうな雰囲気だ。
また、陰性証明書と到着時検査もまだしばらくは続きそう。
5月1日からはタイ入国には、陰性証明書も検査も隔離も一切不要となるが、タイから日本への入国は厳しいまま。
しかもタイ人は観光目的で日本に入国できない。
日本とタイの自由な往来が実現するのはいつになることか。
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