3月1日に日本の水際対策は大幅に緩和された。
その後も感染指定国の変更など緩和が続く。
本日付けで、日本帰国に関する措置がいくつも発表になった。
まとめて紹介しておく。
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日本の水際対策措置変更
3月10日より、日本の水際措置が一部変更される。いわゆる感染指定国の解除だ。
これまで検疫所指定の宿泊施設での3日間待機が求められていた、ウズベキスタン、カンボジア、スイス、スウェーデン、バングラデシュ、ブラジル(パラナ州)、ペルー、メキシコ、モルディブは、3月10日より宿泊施設待機が不要となる。
宿泊施設での待機とは要するに強制隔離のことだ。主に政府指定ホテルの部屋に3日間強制的に隔離される。
指定国から解除されたことにより、3日間の強制隔離は不要となり、原則7日間の自宅待機となる。3日目に自主検査して陰性を報告すれば、以降の待機は不要だ。
ワクチンブースター接種済みであれば、自宅待機も不要で、空港を出て即自由行動が認められる。
今回の変更により、強制隔離対象は17の国と地域となった。
東南アジアでは、インドネシア、シンガポール、ベトナム、ミャンマーが強制隔離対象となっている。
タイは強制隔離の対象外である感染非指定国のままで、ブースター接種済みであれば日本帰国時の待機は一切不要。
タイはTest&Goで隔離なし入国できる。日本帰国時も待機不要。
ブースター接種済みであれば、日本とタイを隔離なしで往復できる。
成田空港でファストトラック利用開始に
日本到着時の検疫手続きの一部を事前登録できる制度がファストトラックだ。
空港での面倒な書類手続きをスルーできて、時間短縮が期待できる。
2月にまず関空から試験的に始まり、3月1日からは羽田、中部、福岡へ拡大した。
成田空港は後回しにされていたが、3月9日より成田空港でもファストトラックが開始されると発表になった。
成田空港に到着する入国者が一番多いだろう。
場合によっては、検疫を終えて空港を出るまでに、4時間や5時間かかることもあるらしい。
ほぼペーパーレスで手続きできるファストトラックなら、大幅な時間短縮が見込める。
ファストトラックを利用していない人たちを横目にすいすいと進んでいけるはずだ。
簡単な解説記事⇒書類の山よさらば、日本入国事前手続きファストトラック
ワクチンブースター接種済みなら、ワクチン接種証明書もファストトラックで登録可能。
タイから帰国する場合は、ファストトラックを利用して、検疫をなるべく早く抜け、ブースター接種済みならそのまま空港を出て、自由に行動できる。
成田空港利用者の人は特にファストトラックの価値が高いと思う。
海外在留邦人向けの日本一時帰国ワクチンブースター接種
昨年より一時的に実施されている、海外在留邦人向けの日本一時帰国ワクチン接種プログラム。
3月14日からは、ワクチンブースター接種も対象に実施されることになった。
従来どおりに1回目2回目の接種も可能だ。
対象者は、日本に住民票がない海外在住者。
ブースター接種のワクチンはファイザーとなる。3回目接種には、2回目までの接種ワクチンの種類ごとに間隔が定められている。
接種会場は、羽田空港1箇所、成田空港2箇所だ。
詳細ならびに予約⇒https://mar.s-kantan.jp/mofa-v-u/reserve/offerList_initDisplay.action
タイでブースター接種が日本より進んでおり、日本人でも簡単にファイザーが接種できる状況だ。
タイ在住者がわざわざ日本一時帰国でワクチン接種する意味はあまりなさそうだが。
まとめ
日本の水際対策は緩和は続く。
強制隔離対象国は減少中だ。
来週からは一日あたりの入国者上限が5,000人から7,000人に引き上げられる予定だ。留学生の来日も増えていく。
日本と外国の往来がいっそうしやすくなっていく。
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