本日午前中にCCSA本会議が開催され、新しいタイ入国制限が決められた。
3月1日からは、Test&Goでのタイ入国では条件が緩和される。
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Test&Go入国要件緩和
CCSA本会議後の会見で明かされた内容は以下のとおり。
現在のTest&Goルールでは滞在5日目にPCR検査が必要となっているが、セルフATK(迅速抗原検査)に置き換える。これに伴い、滞在5日目のホテル予約も不要とする。
5日目の検査は自分でATK検査キットを用いて検査し、モーチャナというアプリを通じて報告すること。
また、現在最低5万USドル以上とされている医療保険補償額を2万ドルに引き下げる。
新しい入国規則は3月1日に実施となる予定と会見では発表された。
完全に最終決定したわけではないが、ほぼ決定といえる。
ただ、詳細にはついては追って発表となる。
TAT(タイ国政府観光庁)が追加情報を発表した。
⇒https://www.tatnews.org/2022/02/thailand-reopening-exemption-from-quarantine-test-go/
タイ渡航には事前にタイランドパスというシステムに登録して、入国許可を得る必要があるが、これは継続する。
3月1日に新しいTest&Go規則でのタイランドパス登録を開始するとのことだ。
実際に入国可能となるのは3月7日からとTATでは説明している。
これはタイランドパス承認までは7日かかるという原則があるためだと思われる。
もしも、3月1日から6日の間にTest&Goでタイ入国するために、2月中にタイランドパスを申請しても、現行の措置でしか登録できないことになる。つまり、滞在5日目のホテル予約とPCR検査が必要で、医療保険も5万ドル以上の補償額が必要。
3月1日以降の入国分ですでにタイランドパス承認済みの場合の措置については明らかにされていない。
すでに予約済み滞在5日目のホテル宿泊ならびにPCR検査がどうなるかは不明だ。
これまでのパターンだと、5日目のホテル宿泊とPCR検査は不要となると思われるが、まだはっきりしない。ホテル側が返金に応じてくれるかも不明。
3月以降の入国分のタイランドパスの取り直しをする必要はないはずだが、これもはっきりしない。
すでに承認済みのタイランドパス所有者は詳細規則が発表されるまで待っておいたほうがいい。
なお、医療保険の最低保証額2万ドルは、強制隔離あり入国でもサンドボックスでも適用される。
Test&Goは全世界の国と地域が対象のため、わざわざサンドボックスを利用する人はほとんどいないだろう。
完全なワクチン接種を終えていない人は、引き続き強制隔離ありでタイに入国するしかない。隔離期間は10日間のままだ。
新しいTest&Goで必要な書類と条件
3月1日からの新しいTest&Goの条件は以下のようになる。
タイランドパス申請に必要な書類
・パスポート
・ワクチン接種証明書
・到着初日のSHA++ホテル予約(PCR検査代と空港送迎代を含む必要あり)
・2万ドル以上を補償する医療保険加入書
出発前72時間以内のPCR検査陰性証明書
タイ到着後は、空港からホテルへ送迎車で移動して、まずPCR検査を受け、ホテルにチェックイン。
検査結果が出るまではホテルの部屋で待機し、外に出ることはできない。
陰性結果判明後は、ホテルをチェックアウトして、タイ国内をどこでも自由に旅行可能。
モーチャナという追跡用アプリをインストールしておく。
滞在5日目にATK検査キットを用いて、自分で検査を実施し、モーチャナアプリを通じて報告する。
あとの行動はすべて自由。
昨年11月1日に開始された最初のTest&Goと同様の流れなる。
タイ入国からの実際の流れは以下の記事を参照に。
関連記事:タイ隔離免除入国実践レポート(1)事前準備と関空からスワンナプームへのフライト
関連記事:タイ隔離免除入国実践レポート(2)タイランドパスで入国手続き、空港から病院経由隔離ホテルへ
関連記事:タイ隔離免除入国実践レポート(3)バンコクのAQホテルで1泊隔離滞在と検査結果通知
関連記事:タイ隔離免除入国実践レポート(4)2回目の検査はATKで
陸路と海路でもTest&Go利用可能に
また、これまで空路に限定されていたTest&Goが3月1日からは陸路と海路でも利用可能となる。
陸路チェックポイントは、ノンカイ、ウドンタニー、ソンクラーの3県のみとする。
空路でのTest&Go同様に、初日はSHA++ホテル予約とPCR検査が必須となる。
到着初日の滞在可能エリアは3県のみ。
申請はタイランドパスを通じて行う。
ウドンタニーには陸路国境はないはずだが、詳細は不明。おそらくはノンカイ国境から入国し、ウドンタニー内のSHA++ホテルが利用可能だという意味であろう。詳細発表を待つこと。
海路のTest&Goはヨットでの利用が認められる。
申請は、タイランドパスではなくて、COEシステムで行う。
初日のPCR検査後は海上に滞在して検査結果判明を待つ。
滞在5日目にセルフATK検査が必要なのは、陸路も海路も空路と同様。
まとめ
3月1日から、タイ入国のハードルが少し下がる。
5日目のホテル滞在とPCR検査が不要となるため、現行よりも3500バーツほど安くなるはずだ。
また医療保険加入額が減ることにより、クレジットカード付帯保険で事足りるケースも多そうだ。ゴールドカードの自動付帯海外旅行保険の補償額は300万円が一般的で、クレジットカード会社から英文での証書が交付されれれば、タイランドパス申請に使えることになる。
新しいTest&Go規則の詳細は、あと数日のうちには発表されるはずだ。
3月以降にタイ入国希望の人は、全容が明らかになるまで、もう少し待つ必要がある。
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