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タイ入国情報

タイ開国計画、強制隔離とシールドルートの廃止を検討に

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タイは10月の開国へ向けて急に動き出している。
10月1日にワクチン接種接種済み外国人観光客に向けて開放される予定となっているのが、バンコク、パタヤ、チェンマイ、ホアヒン、チャアムだ。
7月1日にはプーケット、7月15日にはサムイ、8月16日からはクラビとパンガンがすでに開放されている。
ただ、開放といっても、それぞれのエリアで採用されるルールやガイドラインはばらばらで、中には到着後数日間はホテルからの外出が禁止となっているものもある。
非常にややこしいし、また制限が強いエリアへの旅行者はかぎられる。
これを是正しようという提案がなされた。
One SOP,One System(OSOS)というポリシーを適用し、今年中に強制隔離とシールドルートの両方を撤廃し、滞在中の検査費用も半分に削減するという。

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タイ開国モデルを統一化

TAT(タイ国政府観光庁)総裁によれば、10月1日からのパタヤ、チェンマイ、ホアヒン、チャアム、バンコクの5県開放計画は、来週のCCSA会議に提出される。
また、すでに開放済みであるサムイ島のサムイプラスモデルは、10月1日から全面隔離免除に変更される予定だという。

現行のサムイプラスでは、到着後3日間はホテル内隔離で、滞在7日目まではシールドルートを使ったツアー旅行のみでホテル敷地外への旅行が許される。8日目以降は移動は自由となる。
これをプーケットサンドボックスと同様のモデルに変更しようという。つまりサムイのサンドボックス化だ。到着時の検査で陰性ならば、すぐにエリア内の移動は自由となる。

TATでは新しい計画を提案する。
開放対象となるすべての県において、同じSOP(Standard Operating Procedures 標準操作手順)が適用され、観光客は各県の指定エリア内を自由に移動できるようにするというものだ。
観光客は隔離状態に置かれたり、ツアー参加旅行の必要はない。モーチャナアプリを利用してGPS追跡をオンにしておき、SHA Plus ホテルのマネージャーによって毎日動きをチェックされるなどのガイドラインに従えばいいとしている。
この計画は今年中には実施したいという。

これは、現在のプーケットサンドボックスと同様のSOPとなりそうだ。
プーケット到着後にPCR検査を実施し、結果が判明するまではホテルの部屋で待機。陰性結果通知後は、ホテルを出て、プーケットエリア内であれば自由に行動できる。これがプーケットサンドボックスのルールとなっている。
現行のサムイプラスと大きな違いが、到着後ホテル内隔離が無く、すぐに自由に行動できることだ。
ただし、GPSはオンにしておかなければならず、また夜は必ずSHA+ホテルに戻ってくることが義務付けられている。

10月1日開放予定のパタヤやチェンマイでは、現在ガイドラインを策定してCCSAの承認へ向けて動いている段階だ。
SOPは最終決定していないが、現時点では、パタヤとチェンマイでは部分的隔離検疫とシールドルートを選択し準備を進めている。
パタヤ開放計画のパタヤムーブオンでは、到着後最初の数日間(まだ確定しておらず、3日から7日で検討中)はホテル内で待機する必要がある。外出はできない。
その後は、ホテルから外出できるが、シールドルートを使ったツアー旅行でのみ外出が許される。特定の観光施設(植物園や水上マーケット)だけ訪問可能とされている。

こういった部分隔離とシールドルートの対策は、OSOSによって排除されることになる。
このOSOSはいずれすべての開放県に適用され、同一の規則が課される。
非常にわかりやすい。

ただし、TATによれば、チェンマイとバンコクでは、特にバンコク都内の21地区とスワンナプーム空港のあるサムットプラカンのバンプリ地区についてはさらなる議論が必要としている。

バンコクも10月1日開放計画に含まれているが、詳細については不明だ。
パタヤやチェンマイやホアヒンと違い、まったく情報が出てこない。

チョンブリ県では、バンラムンとサタヒップの2地区が最初の開放エリアとなる。つまりパタヤだ。
チョンブリ観光評議会は、観光客が最初のPCR検査で陰性と判明すれば、すぐに2つのエリア内を旅行できるようにする計画を提案している。滞在先はSHA+ホテルで、2地区にはすでに21の認定ホテルがある。
バンラムンとサタヒップの住人のワクチン接種率は63%以上で、開放予定日までには70%の目標を達成する。

現行の開放プランでは、エリア内で14日間を過ごせば、15日目以降、タイ国内の移動は自由となる。
プーケットに14日間、サムイ島に14日間、7+7エクステンションモデルを使えば、プーケット7日間+パンガー7日間という組み合わせも可能で、とにかくエリア内での合計滞在日数が14日を過ぎれば、タイ国内移動が自由化される。
この14日間滞在期間中には、合計3回のPCR検査が求められている。これは旅行者が事前に検査代を支払っておかないと、タイ入国許可が出ない。
3回分の検査費用はおおよそ8,000バーツ。
この高い検査代が旅行者の大きな負担となっている。
そこで、TATでは、8000バーツを半額に下げられないかと保健当局と検討中とのことだ。
2回目と3回目の検査は抗原検査ユニットも使用できるようにする。
新しい検査パッケージ価格は10月からすべての開放エリアで適用されるべきだとしている。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2181243/country-to-rejig-reopening-model

隔離全面免除と行動自由化

タイ開国計画は進行しているが、ルールがとてもややこしい。
開放済みのプーケット、サムイ、パンガー、クラビでもルールはばらばら。
日々ニュースを追いかけているような人間でもないと、把握できないレベルになってきた。

まだ詳細は決定していないが、パタヤ開放のルールもややこしい。
パタヤでは、現行のサムイプラスと同じようなSOPとなる予定だ。
到着後数日間ホテル内待機、7日目までは外出の際にはシールドルートでのパッケージツアー参加のみで、自由外出は禁止。たとえ、ウォーキングストリートのバーが営業再開していても訪問不可となる。8日目以降はエリア内移動自由となるとしても、最初の7日間は実質隔離状態だ。

これでは、ほとんど観光客が来ないことは自明。
これはプーケットサンドボックスとサムイプラス利用者の数を見比べれば一目瞭然。
プーケットサンドボックスは7月1日から9月13日までの利用者が31,721人、サムイプラスは7月15日から9月13日までの利用者が698人だ。
2桁も違う結果となっている。

パタヤ開放がサムイプラスモデルを踏襲すれば、サムイよりは多いにしても、一般的な観光客はほとんどやって来ないだろう。7日間自由行動不可では短期旅行者はやって来る意味がない。
こんなことはタイ観光当局も当然わかっているはず。
だからこそ、新しい計画を立て、隔離とシールドルートの廃止を検討しているわけだ。
隔離全面免除、行動自由化しないと観光客は増えない。
でも、この計画が今年中に実現するかはわからない。

10月1日にパタヤやバンコクやチェンマイが開放されても、厳しい制限付きで実施されることになりそうだ。
本格的な開放は来年1月以降と考えるのが妥当ではないかと。
まずは10月1日、どのような形でパタヤやバンコクが開放されることになるのか。
まだ正式には何も決定していない。来週のCCSA会議で何らかの動きがあるだろう。

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