情報が錯綜していた承認済みタイランドパスでのTest&Go入国のデッドラインだが、どうやら最終決定したようだ。
結論は、無期限で有効というもの。日付のカットオフはない。
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Test&Goの入国日期限は無しと日本大使館
在タイ日本大使館が、タイランドパスの運用方針について、官報とタイ政府への確認をもとにお知らせを発表している。
在日本タイ大使館はまだ公式発表を出している。
よって、現時点における日本語での情報として、これがもっとも信用性が高いものといえる。
以下、引用。
タイ入国のための「Thailand Pass」の運用方針の変更等について(1/9更新)
1月8日、タイ政府は、タイ入国のための許可申請システムである「Thailand Passシステム」の運用方針の変更に関する告示(CCSA指令第2/2565号)を発表しました。同告示に基づく運用方針の変更のポイントは下記のとおりです。
1 1月9日、在タイ日本国大使館がタイ保健省及び外務省に確認したところ、2021年12月22日より前にThailand Passで隔離免除入国(Test and Go)の入国許可を得た方は、QRコード画面に記載の入国日にタイへの入国が可能です。従って、報じられているような入国日の期限はありません。
2 同告示のポイントは以下のとおりです。タイ政府は、国内外の感染拡大状況を日々確認し、本件措置の見直しを行う旨表明しているところ、今後のタイ政府による措置の急な変更の可能性もあり得ますので、最新の情報収集に努めて下さい。
(1)昨年12月22日付で告示した隔離免除入国(Test and Go)及びサンドボックス・プログラムの新規受付の停止について、次の指示があるまで受付を行わない。
(2)Thailand Passシステムを通じたサンドボックス・プログラムでの入国については、現時点でプーケット・サンドボックスのみ新規申請が可能であるが、1月11日以降、プーケット県に加え、クラビー県、パンガー県、スラタニ県(タオ島、パガン島、サムイ島のみ)を対象とした申請の受付を行う。これらのサンドボックス・プログラムでの入国者に対する防疫措置を次のとおりとする。
(1)申請時、最低7泊の宿泊施設の予約及び2度のPCR検査について支払い済み予約確認書を提示するものとする。宿泊施設は、当局が定める防疫基準に則した施設に限り、自宅での滞在は認めない。
(2)入国直後のPCR検査に加え、二度目の検査を行うものとし、入国後5日目又は6日目、もしくは気管支系の症状が現れた場合は直ちに、PCR検査を受検する。
(3)政府指定隔離宿舎(AQ)経由での入国については、引き続きThailand Passシステムでの申請を認める(注)。
(注)入国時の健康観察期間の変更の有無を含め更に情報が得られ次第、お知らせします。
(官報原文 https://www.facebook.com/104752127576785/posts/704366387615353/ )
⇒https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20210109_00003.html
混乱の経緯
Test&Goで申請承認されたタイランドパスの入国期限については、情報がずっと混乱しっぱなしだった。
昨年末にタイランドパス停止が発表された際には、1月10日までを入国期限とするとの報道があった。でも、これは外務省の発表によって立ち消えとなった。
Test&Go見直しは1月4日に行うとのことだったが、1月4日は首相府から入国期限は1月10日にせよとの声明が出された。
次にタイ保健省が、期限は1月15日にするとの提案が発表された。
1月7日にCCSA本会議に開催され、その後のCCSA会見タイ語版では、やはり期限は1月15日にするとの発表があった。
が、タイ語版に続いて同じ場所で開かれた英語版の会見では、期限についての言及はなく、なおも討議中とのことだった。
タイ語版と英語版の会見では内容が異なっていた。
これにより大きな混乱が生じた。
その数時間後には、CCSAが公式フェイスブックにてインフォグラフィックを発表。
「Test&Goは事態を再評価するまで登録は延期。
Test&Go承認済みの旅行者は、命令に変更があるまで、事前に登録した条件と日程に従い入国することができる。」
この時点ではデッドラインの設定はないことがほぼ確定となった。
その後、1月8日夜の官報掲載により正式決定。
さらに1月9日の日本大使館の情報により日本語情報としては確かなものとなった。
以上が、Test&Go入国デッドラインに関する経緯だ。
さらに、在外のタイ大使館によっては、新しいタイ入国規則について発表がある。
これは在ベルリンタイ大使館の公式アナウンス(プーケットオフィシャル情報センターが紹介)
すでに承認済みのタイランドパスQRコードは引き続き有効。Test&Goは承認された条件・日程でそのまま入国できる、としている。
なお、AQ隔離での入国時の強制隔離期間は、ワクチン接種済みであれば7日間、ワクチン未接種であれば10日間としている。
また、TAT(タイ国政府観光庁)でも官報掲載情報をもとに、デッドラインがないことを伝えている。
「承認済みのTest&Goタイランドパスの入国デッドラインは設定せず」が最終公式決定となる。
ただし、いつ変更があるかはわからない、という注意が必要だが。
例によって、首相府、保健省、外務省、CCSAのいうことがばらばらで情報が錯綜した。
毎度のことながら旅行者をひっかきまわしてくれる。
同じ場所で連続して行うCCSA会見のタイ語版と英語版で内容が違うというのはいかがなものか。
今回は英語版が正解だった。というか、タイ語版は検討段階のものを決定したかのように報告したのが間違いというべきか。
最終的には首相が翻意したようで、デッドラインは消滅した。
まとめ
とりあえず、Test&Goの新規受付は無期限停止。
そして、承認済みTest&Goタイランドパスでの入国は無期限適用。
現時点でのこの情報は確かといえる。
Test&Go申請再開がいつになるかはまったく不明。
そして、承認済みTest&Goでの入国がいきなり停止となる可能性もあるが、当面は継続すると見てよさそうだ。
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