タイの観光スポーツ省より2024年にタイを訪れた外国人旅行者数の総数が発表された。
2023年より20%以上の増加となった。
また、年末年始期間のスワンナプーム空港やドンムアン空港利用者の数も発表。こちらも大幅増加となっている。
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2024年タイ訪問外国人旅行者数
2024年1月1日から12月31日までにタイを訪れた外国人旅行者。
総合計:3,554万5,714人
(前年比26.67%増)
国籍別ランキング
1位中国 6,733,162人
2位マレーシア 4,952,078人
3位インド 2,129,149人
4位韓国 1,868,945人
5位ロシア 1,745,327人
6位ラオス、7位台湾、8位日本、9位アメリカ、10位シンガポール
日本人は第8位で100万人強となっている。
2024年の外国人旅行者は3554万人という結果となった。
昨年よりは26%増加したが、パンデミック前の2019年に記録した3990万人にはまだ及ばない。
タイ観光スポーツ省によれば、2025年の目標は4000万人。
以前の目標である3900万人より100万人増加。
タイ国政府観光庁(TAT)と協力して、「アメイジング・タイランド・グランド・ツリーリズム&スポーツ・イヤー2025」キャンペーンを打ち出した。
スワンナプーム空港とドンムアン空港の年末年始利用者数
AOT(タイ空港公社)が管理する主要6空港では、年末年始の利用者が昨年より19.7%アップ。航空便数は16.4%増加した。
スワンナプーム、ドンムアン、プーケット、チェンマイ、チェンライ、ハジャイの6空港だ。
12月27日から1月2日までの利用者合計は、297万人。うち国際線は184万人で23.8%増、国内線は113万人で13.5%増。
国際線フライトは9,792便で21.7%増、国内線フライトは7,593便で10.3%増。
スワンナプーム空港利用者143万人、ドンムアン空港利用者76万人、チェンマイ空港23万人、チェンライ空港4.6万人、プーケット空港44万人、ハジャイ空港6.6万人。
スワンナプーム空港利用者が最も多い。
スワンナプーム国際線利用者が手続きに要する時間は、到着時で平均22分、出発時で平均28分。
国内線利用だと到着時に12分、出発時に16分。
CUSSによるセルフチェックイン、CUBDによるセルフバッグドロップ、自動化ゲートによる出入国手続き、生体認証による自動ゲートなどのシステムで空港での所要時間短縮につながったとしている。
生体認証登録
生体認証自動ゲート
出国自動化ゲート
(画像出典:AOT)
AOTによれば、1月15日からは、タイ国民全員が生体認証システムを利用できるようにするとのこと。
使用期限のないタイ人のIDカードでも生体認証システムが利用可能となるそうだ。これでタイ人ならば誰でも生体認証システムを使えるようになる。
あくまでタイ人に向けた措置であり、外国人旅行者はのぞく。外国人はパスポートを使って、空港利用時に生体認証システムに登録しないといけない。
もちろん、生体認証システムを使わなくてもいい。生体認証システムを使えば、パスポートや搭乗券の提示をせずとも、保安検査場入口などのチェックポイントを顔パスで通過できるということなので。
セルフチェックインや生体認証システムは、スワンナプーム空港だけでなく、ドンムアン空港など他のAOT管理空港での利用可能だ。
タイ出国時にはセルフチェックインや生体認証を活用するのがいい。
ドンムアン空港からの発表。
ドンムアン空港が最も混み合う時間帯。
国際線第1ターミナル
出発07:00-07:59
到着17:00-17:59
国内線第2ターミナル
出発06:00-06:59、15:00-15:59
到着14:00-14:59
ドンムアン空港出発時には、国際線は3時間前、国内線は2時間前に到着しておくことを推奨。
生体認証システムは1時間あたり3000人まで利用可能とのこと。
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