2月1日からタイ全国ではじまる規制緩和。
1月29日にCCSA本会議にて承認され、その後、官報入り。
政府の定めた方針と規制措置基準に基づいて、各県が独自の規制内容を決めることになる。
チョンブリでは29日のうちに県の命令書が出されていたが、バンコクでは1日遅れの1月30日の夜に新しい命令書が公布された。
これにより、バンコク都での規制緩和の内容が正式決定となる。
明日2月1日より有効。
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バンコク規制措置緩和の詳細
バンコク都が公布した命令書とその補足は全部で32枚にも及ぶ長大なもの。
各業種ごとに細かい指定があるようだ。
命令の内容について、在タイ日本国大使館がお知らせを発表。
都の命令第18号の主要内容を翻訳している。
新型コロナウイルスに関するお知らせ(バンコク都告示第18号の発出)
ポイント
・1月30日、バンコク都は、政府対策本部による防疫措置の緩和(「非常事態令第9条に基づく決定事項(第18号)」及び「CCSA指令第2号(第 2/2564号)」)に則し、都内での措置に係るバンコク都告示第18号を発出しました。
・主要部分の日本語仮訳は以下のとおりです。
・今後の発表等により変更の可能性もありますので、最新の情報収集に努めて下さい。本文
【未だ使用を認めない施設・活動(告示第1項)】
・(都内全域が対象)サービス施設・類似施設、パブ、バー、カラオケ、入浴施設、個室付浴場、闘鶏場、闘牛場、闘魚場
・(バンクンティアン区、バンケー区、バンパラット区、ジョムトン区、タナブリ区のみ対象)託児所、育児施設【防疫措置を厳格に適用しつつ、使用可能とする主な施設・活動および各種条件(告示第2項)】
・飲食店、コンビニエンスストア、屋台、フードセンター等。但し、アルコール飲料の店内での消費は認めない。座席の隔離等を行う。23時以降は、食事のテイクアウトのみ認める。
・百貨店、ショッピングモール等。但し、大人数が参加する行事は不可。
・商品展示場等。但し、床面積1平方メートル当たり、入場者数が1名を超えないようにする。
・美容増進施設。但し、入場者数を制限する。
・市場、水上市場、定期市、託児所、高齢者施設、育児施設、就学前児童施設、ゴルフ場、ゴルフ練習場、運動場、公園、ペット用美容店、屋内運動施設、屋内外のプール、博物館、美術館、映画館、劇場、動物園、ボードゲーム場、インターネット店、ムエタイ・ジム、各種競技施設(観客を伴わない)、フィットネス、スパ、マッサージ、ボーリング場、スケート場、ダンス場、遊技場、学校、補習校、各種教育施設等。【行事ないし催事の実施に際しての留意事項(告示第3項)】
・会議、セミナー、宴会といった大人数の人が集まり感染が広がりやすい活動は、100名未満で実施する。
・出入域時にアプリケーション(タイチャナないしモーチャナ)を使用せしめる。
・各種防疫措置を厳格に適用する。○これまで発出されたバンコク都告示第15号、第16号および第17号の内容と重複する場合は、今次告示(第18号)の内容を優先する。
○本件告示内容は、2月1日から適用する。
引用元⇒https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=106231
役所用語ではあるが、簡潔にまとまっている。
1月29日のCCSAの定めた規制措置内容そのままといったところ。
バー、パブ、カラオケ、MPといった娯楽サービス施設は引き続き閉鎖。
マッサージやスパは再開可能だが、個室付きの特殊な浴場は禁止だ。
ナナプラザもソイカウボーイもパッポンもタニヤもほぼクローズしたままとなろう。個室付き日系スペシャルマッサージ屋も原則禁止となる。
レストランの店内での飲酒も引き続き禁止のまま。
ただし、店内飲食での営業時間は午後11時まで延長される。11時以降はテイクアウトのみで営業可。
またレストランから持ち帰りで酒類を購入することは可能。
バンコクでは、マッサージ屋やスパやフィットネスはすでに営業再開が認めらている。
関連記事:明日よりバンコクで規制緩和。マッサージ、フィットネスセンターなどが再開に。
これまでの規制措置との違いは、レストランの店内飲食営業時間が2時間延びたことと、学校の再開の2点くらいか。
学校によっては、教室での授業とオンライン授業を併用することになる。
セミナーや宴会やイベントは100人以下にかぎり認められるが、アルコールとダンスは禁止。
あとは特に変わらない。
バンコクとパタヤの違い
チョンブリ県の規制緩和はこちらから。
⇒2月1日よりチョンブリ(パタヤ、シラチャー)のナイトライフ再開決定
パタヤでは、2月1日より、パーもパブもカラオケもMPも営業再開可能だ。酒の提供もある。ただし営業は午後11時まで。
レストランの店内飲酒可能で、こちらも午後11時まで。
コンビニも11時まで。
パタヤは夜11時まではほぼすべての業種が通常通り営業できることになる。
11時までの少し早いシンデレラタイムだ。
実際にどれだけの店舗が営業再開するかは別問題だが、再開そのものは可能。
閉鎖が続くバンコクとは大きく異なる。
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