1月31日のタイ国内状況。
この1週間はほぼ同じ状況が続いている。サムットサコーンでの大規模積極調査で毎日多くの新規感染者が確認。
サムットサコーン以外でも数は少ないながら積極調査による感染者が見つかる。
いよいよ2月1日からは全国的な規制緩和が実施される。
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タイ全国の感染状況
1月31日発表、タイの新規感染確認者は829人
(累計18,782人)
外国からの入国:7人
国内感染:91人
積極調査:731人
死亡:0人(累計77人)
国内感染県別
サムットサコーン79
バンコク6
ナコンパトム、ノンタブリ、コンケーン、ラチャブリ、ロッブリ、サムットソンクラーム1
積極調査県別
サムットサコーン722
マハーサーラカーム4
バンコク1
チョンブリ1
など
国内で感染された感染者のほとんどがサムットサコーン。822人中801人。
1月の感染者数の推移
左から国内新規感染者、外国からの入国、積極調査と並ぶ。
全体としてみれば、毎日同じような状況が続いている。
サムットサコーンでの積極調査の結果は連日同じ程度の感染者が見つかっている。
サムットサコーンでは、3週間にわたり積極調査を継続する計画となっており、無症状の感染者を見つけ出していく。
チョンブリ感染状況
1月31日発表、チョンブリの新規感染確認は1人
(累計649人)
地区別累計
バンラムン(パタヤ)238
シラチャー307
シラチャー地区にて陽性者が一人確認された。
昨年12月末にシラチャーの90ブリュワリーで発生したクラスターに関連した感染と見られるが、わずかに残ったウイルスと遺伝物質が検出された。
この感染者は隔離され、同居する家族も検査したが陰性。
この1ヶ月ほぼ家にいたため、他への移す可能性は低いと見られる。
チョンブリ県内での新規感染者は10日ぶりとなる。
バンラムン(パタヤ含む)にかぎると、16日連続で新規感染者は見つかっていない。
チョンブリ・パタヤでは、明日2月1日からは、バーやMPを含むほとんどの業種が再開可能となっている。ただし、バーやレストランの店内飲食は午後11時まで。コンビニも午後11時で閉店となる。
政府ブリーフィング概要
毎日行われている政府ブリーフィングの概要。
・バンコクとサムットサコーンで現在の状況での学校再開について、保護者と生徒にアンケート調査を実施。教室で授業、オンライン授業、教室とオンラインの併用の3項目を設定したところ、教室とオンラインの併用する方法を選択するという答えが大多数だった。この方法が最適なシステムと考えられる。ただし、学校規模や県の状況によって、決定は異なる。
・パンガン島でナイトパーティに参加して多くの外国人が逮捕されたが、彼らはタイの規則を知らないと警察に告げた。が、タイに滞在しているすべての観光客が非常事態宣言法令による政府の規則を認識しておく必要がある。外国人観光客向けの警告や助言は、新聞や大使館などを通じて英語で提供され、さらにタイ政府PRのFacebookページなどのSNSで知ることができる。
・さらに、多くの政府機関が英語での情報発信を用意している。多くの現地メディや英語ニュースウェブサイトもある。
・CCSAでは、外務省の機関であるTICA(タイ国際協力機構)が提供するチャンネルを視聴することを推薦。英語で状況を説明している。https://tica-thaigov.mfa.go.th/
先日、パンガン島では100人ほどのタイ人と外国人が、非常事態宣言下にあって禁止されているパーティに参加しているとして逮捕された。日本人も一人含まれる。
中には、タイの法律や規則や非常事態宣言令を知らないと警察に言い訳して罪を逃れようとした外国人が多くいたという。
最終的に、パーティに参加した外国人もタイ人も罰金4000バーツと執行猶予付きの懲役1ヶ月が科されることになった。
さすがにこの状況でタイの非常事態宣言と規制内容を知らないという言い訳は通じないだろう。
英語での情報なんて、本当に溢れかえっている。いくらでも入手できる。
パンガン島ではタイ人向けのバーは朝まで営業しているのに外国人向けのバーだけ摘発するのは不公平だとか、バンコクではハイソのDJがパーティをやっても摘発されないとか、逮捕された欧米人の恨み節がSNSに掲載されたりもしたが、やはり無理がある。
2月1日より規制緩和スタート
いよいよ2月1日より全国的な規制緩和が始まる。
県によって規制措置の内容は異なる。
バンコク⇒バンコク2月1日からの規制緩和:バーとMPは閉鎖継続、レストランは夜11時まで、学校再開
チョンブリ(パタヤ)⇒2月1日よりチョンブリ(パタヤ、シラチャー)のナイトライフ再開決定
バンコクでは店内飲酒不可、バー閉鎖。
パタヤでは店内飲酒可、バー再開。
サムットサコーン以外の県では、学校が再開される。
一部学校ではオンライン授業も継続するようだ。
また、闘鶏場といった合法的な賭博施設は全国的にすべて閉鎖のまま。
違法賭博場の摘発も相次いでいる。
バンセーンビーチ再開
バンコクから近くてタイ人の間で人気の高いバンセーンビーチが2月1日よりフルオープンすることになった。
ホテル、レストラン、カフェ、ビーチチェアなどすべての営業を通常に戻すと市長が発表した。
ただし、毎週火曜日はビーチの休業日。ビーチチェアなどは出ない。ビーチそのものは利用可能で、食べ物の持ち込みもできる。アルコールと喫煙は不可。
参照:https://www.nationthailand.com/news/30402062
バンコク3つの施設に閉鎖命令
バンコク都は、バンコクの3つの施設に感染防止対策措置違反で閉鎖命令を出していると発表。
・スクンビットソイ3のTaj Cafe、1月17日から1月30日まで閉鎖
・スクンビットソイ11のInsanity、5年間閉鎖
・ミンブリーのラーンヌントー、1月25日から2月7日まで閉鎖
いずれも非常事態宣言法令に反して、違法営業していたことにより閉鎖された。
有名クラブのインサニティは、深夜まで営業していた。ドラッグも発見された。そもそもクラブとしての営業許可すら有していなかった。
これにより5年間の閉鎖命令が出された。
参照:https://www.nationthailand.com/news/30402058
閉鎖命令自体はすでに出されていたが、このタイミングであえて名指しで公表したのは、2月1日からの規制緩和を見据えてのものだろう。
規制緩和が実施されても、非常事態宣言下であるのは変わりなく、感染防止対策は厳守する必要がある。
違反すれば摘発し、法的措置を講じるという警告だ。
店側も客も規則は守りましょうということで。
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