パタヤのホテル業界は壊滅的な状況となっている。
最大の稼ぎ時であった年末からの1ヶ月ロックダウンによるダメージが深甚だ。
営業しても宿泊客は来ない。
そんな状態でも少しでも従業員の職を守ろうと、A-Oneといった有名ホテルは独自の飲食店を出張営業している。
ホテル前など人目につきやすい場所でテント型店舗を出して、ローカルの人たちに安い価格でホテル飯を提供するというコンセプトだ。
広告
LKプレジデント前特設フードコート
サードロードで一際目を引く高層ホテルのLKプレジデント。
パタヤを代表するLKグループの巨大ホテルといえど、この状況では、客はほとんどいない。
ホテル前の敷地に急遽フードコートを設置した。
テントが4,5個並ぶだけの簡素なものだが、ローカルで話題となっているようで、意外と客がやって来ている。
ホテル直営店ばかりかどうかは不明だが、パンやカレーやブレックファーストなどのブースが並ぶ。カオマンガイもある。
クロワッサンが人気のようだ。
テント前に近づくと、オーダー取り係の人がすぐに寄ってくる。
人手は大量に余っているようだ。
それぞれのブースで好きなものをオーダーして、テーブルを指定すれば運んできてもらえるシステム。
会計は料理が揃ってからテーブルで払えばいい。
ホテル前にはテーブルが多い。どこでも好きなところへ。
高級感のある中庭でも食事が可能だ。
カレー屋でマッサマンカレーをオーダーしてみた。
ぶっかけ飯スタイルで、おかず1品とご飯で35バーツ。おかず2品なら45バーツ。
量は少ない。
が、ホテル系のぶっかけ飯だけあって、すごく上品な味。
辛さは控えめだがコクがある。
ドリンクはペットボトルの水がたしか10バーツ。
アイスカプチーノをオーダー。30バーツ。
ちょっと味は薄めだけど、ちゃんとしたアイスコーヒーだ。
これで30バーツはそこらへんのコーヒー屋台で飲むよりよっぽどお得。近くにあるAmazonカフェの半額だ。
コーヒーを包むナプキンはちゃんとLKグループのマーク入り。
ティッシュ箱もLKグループ。
おしゃれな雰囲気の中で食べるLKグループのマッサマンカレーとアイスカプチーノが合計65バーツ。
こんなロープライスは非常事態時ならでは。
価格も嬉しいが、少しでもホテルの従業員の人たちの助けになるなら、喜んで利用したい。
広告