サードロードにあったホットポットとヤムとステーキの店、YUMZAB(ヤムセーブ)。
ステーキはおいしい、一人鍋でも満足できるレストランだった。
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が、いつのまにか営業をやめていた。
ずっと閉まったままだった。
先日通りかかると、店に明かりがついている。
しかもステーキの看板が新たに上がっているではないか。
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STAEK DEK NIAEW
以前のヤムセーブのメニュー写真がそのまま使われている。
内装も特に変わってない。
ただ調理台が表に出ている。
最初はよくわからなかったが、話を聞くと、別の店に変わったとのこと。
店名は、STEAK DEK NAEW。
あれ?
どこかで見た店名ロゴだぞ。
そうか、先日訪れたソイアルノタイの49バーツステーキ屋と同じだ。
メニューも同じ。
関連記事:ソイアルノタイの49バーツステーキ屋。リブアイが99バーツ。
どうやら、フランチャイズ店らしい。調べてみると、バンコクにも同名の店舗がいくつかある。
まあ、せっかくなんでいろいろ食べてみるか。
メニュー
チキンステーキは49バーツ。
鯖焼きは49バーツ。ご飯付きの鯖焼き定食59バーツ。
デカ盛りステーキも多数。
デカ盛りというか、複数のステーキを1プレートにのせたもの。
食えるものなら食ってみろ感ありあり。タイ人のSNS写真アップ好きを狙っている感ましまし。
ご飯付きメニューもあり。
ソイアルノタイのステーキ屋と比べると、一部メニューは高く設定されているみたい。
ハンバーガーもある。
さらに、以前のヤムセーブ時代のメニューも一部残っている。
パスタがあるなあ。
カオパットやヤムといったタイ料理もある。
壁には、ホットポッドの写真が残ったままだが、これはやっていないとのこと。
いろいろややこしい。
ペットボトルの水は10バーツ。
たぶん無料の水はない。
チキンステーキ
49バーツ。ソイアルノタイと同じ価格。
ソイアルノタイで食べたものと肉質は同じレベル。
柔らかい胸肉だ。少々ぱさぱさするが胸肉だけにしょうがない。
ソースはピリ辛系のタイスパイシーソース。
量はソイアルノタイのほうが多かったが、あれはたまたまのような気がする。
この内容で49バーツなら十分じゃないでしょうかね。
ポークステーキ
79バーツ。ソイアルノタイ店と同じ。
脂身のない肉で、質は悪くないもの、パンチ不足。
量も並。
ポテトとサラダの量は少なめ。
特に悪くはないれけど、このポークステーキに79バーツ出すのだったら、すぐ近くにあるガオライサイサームに行ったほうが断然いい。
ガオライは85バーツでおいしいポークチョップが食べられる。
関連記事:ローカルだけど本格派!サードロードのステーキ屋ガオライサイサーム。おすすめはポークチョップ。
フィッシュステーキ
89バーツ。
要するに白身魚のフライだ。
フライドポテト付きなんで、フィッシュアンドチップスといってもいい。
魚フライはでかい。迫力あり。
魚の身は薄めで、あぶらっぽい。
衣の付け方と揚げ加減はちょうどいいと思う。
ソースはタルタルではなく、スパイシーソース。
これが意外と魚フライに合うのだが、やっぱり、タルタルソースのほうがいい。
テーブルに置かれたマヨネーズは、タイ独特の甘い上に水っぽいやつ。
ケッチャプと混ぜたり、いろいろ味を変えてみると、これまた意外と楽しめた。
この量で89バーツはまずまず。
でもやっぱりフィッシュアンドチップスとして考えると、ソイニュープラザのFRYDAYが一番かなあ。
関連記事:フィッシュアンドチップスがボリューム満点でうまい店、FRYDAY。ソイニュープラザにあるよ。
チキンカツご飯
ご飯つきメニューも食べてみる。
とんかつのようなメニューが気になる。
が、このメニューはタイ語のみ。しかも文字が小さくて非常に読みづらい。
店員に話を聞くと、ガイトートだと言っていた。鶏肉を揚げたもの。
ガイトートは2種類。
いわゆるチキンカツと唐揚げだ。
どちらも69バーツ。
今回は店主おすすめのチキンカツご飯のほうで。
カツがでかい。なかなかの迫力だ。
チキンカツは、パン粉たっぷりではなく、唐揚げに近い衣の付け方。
カオマンガイ屋のガイトートに似ている。
衣がさくさくしていて食感よし。
肉も柔らかい。
このチキンカツはアタリ。
カツにかかっているのは、甘辛いタレ。
カオマンガイトートにつきものの甘ったるいタレに比べるとこっちのほうがいい。
日本人的には、とんかつソースかウスターソースがほしいところだけど、贅沢は言うまい。
米に色がついている。
でも白米だとタイ語で言われた。
白米だけどカオホームとも言っていたんで、香りつきご飯か。普通の白米に香り付けしてあるみたい。
これはこれでおいしいけれど、チキンカツとソースの味が濃い目なんで、普通の白ご飯のほうがいいと思う。
注文時にどちらか指定可能とのこと。
そこそこボリュームあり。
これで69バーツなら文句ないレベル。
まあでも、日本的なとんかつ定食が食べたいなら、素直にジャンボ寿司に行ったほうがいいよなあ。
ちゃんと日本の味だし、日本のとんかつソースもある。それで80バーツ。しかも無料のお茶もある。
関連記事:【大幅メニュー追加】パタヤのローカル日本食屋 JUMBO SUSHI(ジャンボスシ)。カツ丼が好き。
ちなみに、STEAK DEK NAEWのご飯物メニューは最初に訪れた数日後には一部値上げになっていた。
上書きしてある文字は不明瞭だが、チキンステーキご飯はおそらく89バーツへ、焼きサーモンご飯は159バーツへ。
なんとなくこの調子で他のメニューも値上げしていきそうな気がする。
地図
地図 (ヤムセーブ時代のものだが場所はまったく同じ)
ソイブッカオから徒歩圏内。
詳しい営業時間は不明。
夕方から深夜2時くらいまで。
まとめ
49バーツのチキンステーキのコスパの高さが光る。
チキンカツご飯もいい。
でも、率直な感想としては、たぶん、長続きしないと思う。
メニューもいきなり一部値上げしているようだし、安易にステーキ屋を始めたような印象強め。
しかも、すぐ近くにはガオライサイサームという強敵がいる。
店頭や店内では、家族や関係者らしきタイ人がごろごろしている。
広くて綺麗な店内なのに、下町のローカル食堂化している。
ただ家族経営の温かみの良さはある。小学生くらいの娘さんも英語で対応しようとしていて微笑ましい。
が、やはり、現在の状態では厳しいかと思う。
客入りはいつも寂しい。
ローカル客が集まるわけでもなく、外国人客もちょっと入りづらい。実際に入ってみるとすごくフレンドリーなのだが、入りづらいのも確か。
4回も通ったくせに言うのもなんだが、あまり期待はできないかと。
夜中にサクッとチキンステーキかチキンカツご飯が食べたくなったら訪れてもいいかなというレベルです。
あとは鯖焼きご飯くらいかなあ。
(2019年10月追記)
9月時点でずっと閉まったまま。調理器具なども撤去されており、おそらくは閉店済み。
やはり長持ちしなかった。
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