パタヤにあるフィッシュ・アンド・チップスの有名店を紹介したい。
たぶん正式な店名は、「EVERYDAY IS FRYDAY」。
Fridayのフライと、揚げ物のフライ(Fry)の語呂合わせだ。
フィッシュ・アンド・チップスの店としては、パタヤでそこそこ有名。
パタヤのファラン向けテレビ番組では、しょっちゅうCMが流れている。
ファランのおやじが厨房で油と格闘している場面を見た人も多いのでは。
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EVERYDAY IS FRYDAY(エブリデイイズフライデイ)
場所は、ソイニュープラザ。
ソイニュープラザは、ビーチロードのソイ8からセカンドロードを渡った先にあるバービアメインのソイだ。
ソイニュープラザは二股に分かれているが、その北側(つまりパタヤカン寄り)にFRYDAYは位置する。
セカンドロードから入って数軒目くらい。
地図
店の外観
昼間は日差しが強烈のため、ひさしがしてあり、看板が見えない。
壁にメニュー一覧が貼ってある。
別途、きちんとメニューもあり。番号と写真入りなのでわかりやすい。
店内にテーブルが2つほど。表にもテーブルがあるが、店自体はそれほど広くない。
カウンター越しにすぐに厨房となっており、調理の模様はすべて見ることができる。
たまたまかもしれないが、厨房に立っていたのは、CMでおなじみのファランおやじではなくて、タイ人おやじだった。
今回は、もちろんフィッシュ・アンド・チップスをオーダー。テイクアウトすることに。
テイクアウトは、英語ではtake-awayと言うのが一般的なんで、お間違えなく。テイクアウトでも通じるはずだけど。タイ語では「ガップバーン」で通じます。
店の看板メニューであるFish & Chips。メニュー番号でも堂々の一番だ。
99バーツ。
まあ100バーツ札を渡しても、お釣りの1バーツは返ってこないのはお約束。ここで1バーツにこだわるのは野暮ってもの。
(注。その後値上げしており、現在は110バーツ。)
5分ちょっと待ったところで完成。
今回はお持ち帰りなので、大きめのポリ容器に入れてくれた。
近くのバービアに持ち込んで、いざ実食。
FRYDAYのフィッシュ&チップス
魚がでかい。
すごい迫力だ。
衣の色も堂々としている。黄金色の衣がまぶしい。
その大きな魚の下には、ざく切りのポテトフライが敷き詰められている。こちらもかなりのボリュームがある。
ビールの小瓶とグラスと魚の大きさを比較してみよう。
魚フライのサイズは、ざっと小瓶の高さくらいはありそうだ。少なくともグラスよりは上背がある。
まずは、魚を一切れ。
付属のプラスチックナイフでばりばりと衣に切れ目を入れる。
フライの端のほうは、高温のあまりか、魚が半分溶けかけているほど。
とろとろの魚だ。
衣は、ぱりぱりさくさくした食感。
とろとろ、さくさく、ぱりぱり、あつあつ、ほくほく、うまうま
ソースは、タルタルソース。
これが本格的な味で、魚によく合う。
しかもタルタルソースの量もたっぷりあって、タルタル好きにはうれしい。
タイのマヨネーズって、いまいちおいしくないんだよね。(キューピューがタイでも売り出しているけど、普通のレストランや食堂ではあまり見かけない。)
マナオ(ライム)も付いているんで、さっぱり食べたい時は、マナオをしぼればオッケー。
端のほうはとろとろだった魚も、中央部分は肉厚の白身で、食べごたえあり。
さすがに高級魚でもなく、おそらく元は冷凍モノなのだろう、そこまで身がしまっているわけではないが、99バーツなことを考えれば、充分すぎるほどの食べこたえだ。
ポテトは、長さや太さがばらばらで、ちょっと本場イギリスのポテトフライを思い起こさせる。こちらもカリっと揚がっており、実においしい。
塩味がきいており、特にケチャプなどは不要。タルタルソースをちょっと付けるだけでオッケーな味。
タイの揚げ物では、使用している油が安物で、そのうえ劣化していたりするものだが、FRYDAYの油は、決してしつこくない。この大きさの魚を揚げているので大量の油を吸い込んでいるはずだが、胸焼けはしなかった。
それでも、かなり量が多くて腹への負担はけっこうなものだ。胃もたれしている時はやめたほうがいいかも。
フィッシュフライは完食できた。ただ、ポテトフライは食べきれなかった。
まあ、フィッシュ&チップスなんて、そんなもの。
わたしは、ロンドンで何度かフィッシュ&チップスを食べた経験があるけど、毎回食べきれずにポテトを残している。
ロンドンの安い店でフィッシュ&チップスをテイクアウトすると、新聞紙に包んで渡される。魚はがぶりとかじりながら、ポテトをつまむスタイルだ。
ちなみに、ロンドンで実際に食べた、どのフィッシュ&チップスよりも、パタヤのFRYDAYのフィッシュ&チップスのほうがおいしい。
99バーツで、この味とこのボリューム。
うーん、すばらしい。
大満足だ。
他にも、FRYDAYには気になるメニューがちらほらと。
バーガー系もポテトとセットで99バーツから。
フィッシュバーガーを食べてみたい。
より上等な魚のフィッシュ&チップスが食べたければ、Cod&Chipsがいいかな。Codはタラのことだ。メニュー番号3番。
この店のFish&Chipsで、何の魚を使っているかは不明だけど、タラのほうが身が分厚くて食べごたえがありそうだ。
あと、イカ好きとしてはイカリング(Deep Fried Calamari)も食べたいなあ。メニュー番号5番。
他にも、ステーキ系が120バーツから。
店にやって来たファランは、追加でオニオンリングを注文していた。それもおいしそうだなあ。オニオンリングは5個入りで25バーツと良心的価格。
壁のメニューには載っていないが、ピザも扱っているようだ。170バーツから。
今回は店内で食べておらず、ドリンク系の値段は不明。メニューにも載っていなかった。
おそらくコーラが20バーツか30バーツってところだろうか。(追記:コーラが30バーツ)
ソースもきちんと付属しているんで、テイクアウトでも問題ない。実際にわたしの前後で注文しているファランも、全員テイクアウトだった。ケチャップは追加でもらうことが可能。
近所に持ち込みオッケーのバーが無数にあるんで、どうせドリンクを飲むなら、バーへ持ち込んで食べてもいいだろう。もちろん、ホテルの部屋で食べてもよし。でも、冷める前に食べることだ。フィッシュアンドチップスは冷めると、とたんにまずくなる。熱々のうちにどうぞ。
ソイ7とソイ8も至近なので、ちょっと足を伸ばして、買い出しに出かけるのもいいだろう。セントラルフェスティバルからでも歩いて5分くらいだ。
本場より安くておいしいフィッシュ&チップスは、パタヤでどうぞ。
営業時間ははっきり調べていないが、おおよそ午後2時から深夜1時か2時くらいまでと思われる。
なお、ファランだらけのパタヤの街には、他にもフィッシュ&チップスを扱う店は多数ある。
ロンドン&パタヤ&ジャンクフード&ポテト好きのわたしとしては、これからも予算と胃袋に余裕がある時に、新たな店探しに挑戦してみたいと思う。
(追記)最新情報とその他のメニュー
残念ながら、その後値上げしており、フィッシュアンドチップスが110バーツ。
それでも、食べる価値は大いにあります。
現在の壁メニュー
味と量は変わらず。
関連記事:FRYDAYのフィッシュアンドチップスが値上げ。110バーツへ。でもうまい。
また、フィッシュバーガーもおすすめだ(これも値上げして110バーツに)。むしろ、普通のフィッシュアンドチップスよりもバーガーのほうが好きかも。
関連記事:FRYDAYのフィッシュバーガー&チップス、99バーツ
さらに、ハンバーガーも巨大。味も良し。
関連記事::値上げしたマクドナルドよりも、FRYDAYのハンバーガーを食べよう
開店時間が午後2時。それに合わせて、ブレックファーストを提供し始めた。昼過ぎだが、朝食なのである。これまたボリューム満点でうまい。
関連記事:FRYDAYがブレックファーストを始めた。昼2時からなのに朝食とはこれいかに。
価格は少しだけ値上がりしてしまったが、味と量はまったくぶれないフライデイ。
ジャンク寄りの洋食が好きな人は、一度は訪れるべし。食べて損はまったくしない。満腹になりすぎて苦しくなるかもしれんけど。
(2019年3月追記)
その後、さらに値上げされている。
フィッシュアンドチップスが125バーツ、ハンバーガーが125バーツ、フィッシュバーガーが115バーツ。
内容は変わらず。
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