当ブログで頻繁に登場するFRYDAY。
ソイニュープラザにあるフィッシュアンドチップスの名店である。
ハンバーガーもうまい。何を食べてうまい。そしてボリュームたっぷり。
そんなフライデイの店頭に新しく掲げられたブレックファーストの看板。
ついに朝食まで始めたか。
うん?
よく見ると、提供時間は午後2時から午後6時。っておい、朝食の時間じゃなかろうに。
まあ、開店が昼過ぎなんで、これはしょうがない。
いや、むしろ、これでこそ夜の街、パタヤである。
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フライデイのブレックファースト
昼過ぎに起床した宵っ張りのわたしは、午後3時、ぺこぺこのお腹を引きずるようにしてフライデイを訪問。
パタヤはかんかん照りだ。太陽がまぶしい。ドラキュラ型の生活を送っているわたしの肉体は今にも灰になりそうだ。
きつい陽光が差し込む店内で、一言、「ブレックファースト」とだけ告げた。
コーヒーorティーの質問には、コーヒーと答える。紅茶党に言わせると、コーヒーなんていう無粋な泥水を飲むようになってから人類は堕落し始めたそうだが、わたしはとっくに堕落しきっているので気にしない。
ふっ、昨晩も飲みすぎてしまったぜと、うなだれていると、コーヒーとオレンジジュースが運ばれてきた。
おそらくはMALEEか何かをパックから注いでいるだけだろうが、それでもオレンジジュースは疲れた体に効く。
コーヒーはミルクと砂糖だけ混ぜておき、食後にゆっくり飲むか。
続いて、トースト。
山切りカットの大きなトーストが2枚。バターとジャムも付いている。
微妙に焦げ具合がいかしている。どんなトースターを使っているのか。
本体が遅れてやって来た。
大きなベーコンが2枚。
ソーセージが2本。
卵2個。
ベイクドトマト1個分。
そして、ベイクドビーンたっぷり。
なかなかのボリューム感である。
これで120バーツなら文句なし。
ベーコンは薄いかりかりタイプではない。しっかりした肉厚があり、しかも柔らかい。今まで食べたブレックファーストのベーコンの中では一番マイルドな味。まるでハムステーキのようだ。実際には異なるだろうが、なぜかお歳暮の定番の丸大ハムを連想させた。
ソーセージもマイルドな味。しかも柔らかい。
しっかりと味はついているし、香ばしさもあるし、わずかに臭みもある。けれども、マイルドで食べやすい。独特の臭みと味の濃さを持ったイングリッシュソーセージと、蛋白な既製品ソーセージの中間くらいの味と表現すればいいだろうか。
ベーコンとソーセージは当たりだ。うまい。
豆とトマトと目玉焼きは至って普通。トマトはもっと熟々になったほうが好みではある。
とにかくベーコンとソーセージがトーストによく合う。
量が多い。なかなか減らない。
気合で完食した頃には、満腹を通り越して苦しいほどだった。
大満足である。
食後の優雅なコーヒータイムどころではない。いや、飲むけど。
これでこそフライデイだ。
フィッシュアンドチップスでもフィッシュバーガーでも一度完食すれば、腹がはち切れんばかりとなり、以降6時間以上空腹を感じなくなる。
この満腹感は、フライデイで食事をしたことがある人なら誰もが納得してもらえるはずだ。
そして、ブレックファーストも同様である。
やはり6時間以上、まったく空腹を感じなかった。いや6時間どころではない。ようやく空腹となり、晩飯を食べる気になったのは、日付の変わった深夜0時過ぎであった。午後3時にブレックファーストを食べてから、実に9時間を要した。
うむ。これでいい。
午後2時から6時の朝食。
これこそがパタヤの朝食の時間帯である。
そして、晩飯は深夜0時を越えてから食べるものなのだ。
パタヤには健康的とか健全とか規則正しいとか、そんな戯言は似合わない。
昼過ぎに二日酔いの頭を抱えながら、ふらふらと起き出して、3時にフライデイで山盛りのブレックファーストを食べる。
このスタイルをこそ、わたしは提唱したい。
人間到る処青山あり。
パタヤにフライデイあり。
日本のストレス社会で灰になって朽ち果てるよりかは、パタヤのフライデイで満腹になってから死んだほうがよっぽど人間らしいではないか。
なお、FRYDAYの看板には、Everyday is FRYDAYの文字が掲げられている。
でも、毎日食べ続けたら、たぶん本当に死んじゃいます。
死なない程度においしく食べましょう。
FRYDAY地図
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