カオソーイとは、タイ北部チェンマイの名物料理。
乾燥麵と太麺が入ったカレーラーメンのようなものだ。
ラーメンというより、カレーうどんに近いかな。
日本人の味覚にぴったりで、ファンも多い。
わたしもチェンマイを訪れた際は、必ずカオソーイを食べるようにしている。
前回食べたのは数年前で、旧市街地内のローカル食堂で一杯25バーツだった。
パタヤはチェンマイから遠く離れており、出稼ぎ労働者の多くがイサーン出身。
イサーン料理はあふれているが、チェンマイ料理はほとんど見かけない。
以前サードロードにチェンマイ料理屋があったが、あえなく閉店。
パタヤで働く数少ないタイ北部出身者にたずねてみるも、「ここはパタヤよ。そんなものないわ」と冷たい返事ばかり。
やっぱり、無理か。
ああ、いとしのカオソーイはパタヤでは食べられないのか。
と、グーグル先生にお伺いをたててみると、同じような考えのカオソーイ好きの方を発見。
パタヤでカオソーイ活動をされているお方です。
ちゃありぃのブログ @タイのパタヤ
⇒「パタヤでカオ活!」一覧
今回、ちゃありぃさんのブログを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
いやあ、やっぱりいるんですね、カオソーイファンは。
パタヤにもいくつかカオソーイの食べられる食堂があるとのこと。
今回はその中の一つを訪問してみた。
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目次
RUAN KHAO PUN(ルアンカオプン)
サードロードにある食堂というかレストランです。
地図
ブッカオやLKメトロからの簡単な行き方。
まず、ソイレンキー(Soi Lengkee)に入りましょう。そのままサードロードまで直進して道路を渡る。信号はないんで、車の往来には注意ね。
道路を渡ってから、右へ進みます。
左手に看板が見えてきます。
店構え
サードロード沿いだが、駐車場の中に入っていく感じですね。
LKメトロから歩いて5分ちょっと。
ヘンタイさん御用達の「THE CASTLE」やバッファローバーのすぐ近くといえば、わかる人にはすぐわかるかな。
サードロードの反対側真正面は、アクセスインというホテル。その向こうにはヴォーグパタヤホテル。
ソイレンキーからは、ヴォーグパタヤへの裏道を抜けていったほうが、わずかにショートカットできる。
(追記)
その後、日本語看板で立てられた。わかりやすいね。
店内の様子
ローカル食堂をちょっとオシャレにしたような内装。
木を基調にしており、田舎のレストランをイメージしているのか。
箸入れも木製だ。
メニュー
タイ語メニューと英語メニューが別々に用意されている。
テーブルの上に英語メニューが見当たらない時は、リクエストすれば持ってきてくれる。
(2016年12月時点では、日本語メニューが新調されていて、少し値上げしている。記事最後に詳しく追記。)
やはり一押しはカオソーイのようだ。
英語メニューのトップに掲載されている。
その次が、カオカイジアオ。オムレツご飯だ。
カオソーイが60バーツ。
カオカイジアオが65バーツ。
この二つは壁の看板メニューにも貼りだされている。
他にも、マッサマンカレー、春巻き、クイティアオなど多数。
クイティアオにしても、街角の屋台ではあまり見かけないような、ちょっと上品な料理が多いような気もする。
Cold rice noodleって冷やしラーメンなのか。
付け合わせ用の野菜の並べ方もちょっとオシャレ。
気になるメニューは多いが、まずはカオソーイを注文。
ドリンクは、フルーツジュースを勧められた。
ジュースは4種類。
おすすめは、Roselleとのこと。
タイ語で説明されたが、よくわからなかった。イサーンの果物とか何とか言っていたような。
せっかくなので、これも注文。
ペットボトルの水なら10バーツ。無料の水はないみたい。
まずフルーツジュースの到着。
ほどよい甘味と酸味がきいていて、普通においしい。量も多い。いかにもビタミン豊富な味わい。
これで25バーツなら納得。
あとで調べてみると、Roselleとは、ローゼルのことで、ハイビスカスティーとして使われるみたい。
カオソーイ
いよいよ、メインの登場。
待ってました。
数年ぶりのご対面、カオソーイ。
薬味は、マナオ(ライム)、酢漬けのキャベツみたいな野菜、紫たまねぎ、唐辛子。
わたしは、マナオを絞って、紫たまねぎを投入するようにしている。
酢漬け野菜は、カノムジンでも定番の漬物。酸味がきついんで、わたしはあまり好きではない。たまにつまむ程度。
唐辛子は少しだけ入れてみた。
表面には乾燥麵しか見えないが、スープの中に太麺が眠っている。
乾燥麵のかりかりした食感を味わいたいなら、あまりかき混ぜすぎないほうがいいかな。
まずは、スープを一口。
カレーはカレーなのだが、ココナッツミルクがきいている。
とってもマイルド。
でも、ぴりっとした辛味もしっかり出ている。薬味の唐辛子を入れ過ぎると、辛くなりすぎるかも。辛いのが苦手な人は控えめに。
なんとも深みのある味わい。
また、ほろほろになるまで煮こまれた鶏肉が最高。
柔らかいったらありゃしない。肉が骨から離れて、カレースープに溶けていくのだ。
スープとの相性バツグン。
麺も申し分なし。
これは、おいしいね。
いやあ、やっぱり、カオソーイはいいねえ。
ほんと、日本人向けの麺料理だと思う。
カレーうどんだよなあ、これは。
タイ料理の常として、やっぱり麺の量は少なめ。
これ1杯で腹一杯になるのは難しいが、パタヤでカオソーイを食べられる幸せを噛み締めましょう。
入店したのがちょうどお昼12時くらいで、先客は1組だけ。
その後、ぞくぞくとタイ人が来店。
中には、運転手付きのバンの乗ったハイソっぽいタイ人グループもいた。運転手は、片隅でぽつんと食べてましたね。
タイ人の間では有名店なのかも。
カオカイジアオやクイティアオを注文しているタイ人が多かった。
営業時間は午後6時までのようなので、お昼時にどうぞ。
屋台やローカル食堂に比べると多少割高だが、この雰囲気と味を考えると、問題ない価格設定。
クイティアオは45バーツだし、決して高くない。
カオソーイでのリピート確定だが、カオソーイ以外のメニューも試してみたい。
エビ春巻きとかおいしそうだし、冷やし麺も気になる。
豚肉ステーキ付きのカオカイジアオも、おいしそうだ。
次は何を注文しようか。
またパタヤ滞在の食の楽しみが増えた。
貴重なパタヤカオソーイ情報を参照させていただいた、ちゃありぃさんに改めて謝辞を。
おかげで、カオソーイにたどりつけました。
その他のメニュー(追記)
日本語併記のメニューに一新されている。英語とタイ語が苦手な人でも安心だ。
また、2016年12月現在、この記事時点の価格より、5バーツほど値上がりしています。カオソーイが65バーツです。
この記事のアップ時以降に食べたメニューを紹介。
カオカイジアオ
タイ風オムレツであるカイジアオとステーキがセットになっている。70バーツ。
これもおいしい。
詳しくは⇒カオソーイ食堂のカオカイジアオは、豚肉ステーキ付き。ナムプリックと一緒に食べるとうまい。
マッサマンカレー
これまた逸品。やはり、この店は何を食べてもおいしい。
詳しくは⇒サードロードのカオソーイ食堂「ルアンカオプン」に、日本語看板とメニューができていた。マッサマンカレーもおいしいよ。
ガパオライス
75バーツとやや高い価格ながら、味付けは抜群。しっかり辛いが、マイルドな味わい。
町中のローカル向けガパオが苦手な人も、ここなら大丈夫。
パタヤでカオソーイ他店情報
パタヤのカオソーイシリーズはその後も継続。店が増えていった。
⇒パタヤでカオソーイ1日2連発。COOL HOUSEとセンタンフードコート。
⇒パタヤのチェンマイ料理レストランでカオソーイを食べる。あと、深夜食堂とたこ焼き情報。【追記あり】(ここは閉店済み)
⇒セントラルマリーナ(ノースパタヤビッグC)のフードコートでカオソーイを食べる
⇒【パタヤでカオソーイ】トゥンチェンマイ2号店
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