今年のロイクラトンは11月5日。つまり本日だ。
王太后崩御による服喪期間中ではあるものの、タイの伝統行事であるロイクラトンは開催される。
チェンマイやスコータイなどではすでにロイクラトンイベントが数日にわたり開催中だ。
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ロイクラトン・パタヤ・フェスティバル2025
パタヤでは、本日11月5日がロイクラトンのイベント開催日。
ただし、一部内容は調整されている。

今年のパタヤロイクラトンは、The Flow of Eternal Loyaltyをテーマに実施される。
イベントは会場は、ナックルアのランポー公園。これは例年通りだ。
ステージ上では、イベント開始に先立ち1分間の黙祷が捧げられる。
イベント内容は、タイ文化パフォーマンス、タイ音楽マーチングバンド演奏、タイ舞踏、自然由来素材を使ったクラトン作りコンテスト、衣装コンテスト、王室楽曲の歌唱など。
イベント参加費は無料。
参加者は、哀悼の印として、喪服着用か左腕に黒いリボンを着けるようパタヤ市からお願いが出ている。

パタヤ市による正式なロイクラトンイベントはナックルアで開催されるが、灯籠を流すロイクラトンはあちこちで自主的に行われる。
パタヤではパタヤビーチで灯籠を流すのが一番わかりやすい。これまでもずっとそうだった。

(以前の様子)
ただ、環境への配慮のため、海でクラトンを流す行為はやめるようにパタヤ市から要請が出ている。

パタヤ市では、海に流すのではなく、イベント会場内の指定プールでのみ可能としている。もしくはオンラインで流してくれとのこと。
ランポー公園内にはプールが設置されている。

(画像:パタヤ市広報より)
また、ワットチャイモンコンなどの寺院内にも専用のプールが設置してある。寺院内の小さな池でも灯籠を浮かべることがはずだ。
海への灯籠流しが絶対禁止というわけではないため、おそらくは流す人はたくさんいると思われる。
もし流す場合でもすぐに回収するよう市から要請が出ている。
完全に禁止されているのは、空にランタンを飛ばすことと花火だ。
パタヤでは火事を避けるため、火の付いたランタンを空に飛ばす行為は禁止されている。販売も禁止だ。毎年のことだが、パタヤビーチなどでランタンを販売する業者が摘発されている。
ランタンを飛ばした観光客が警察に捕まったという話は聞かないけれど、持っているところを見つかると没収される可能性が高い。
間違っても買わないようにしましょう。
服喪期間中ではあるものの、今年のロイクラトンは基本的には例年通りの開催だ。
パタヤを訪れている外国人観光客は、わざわざナックルアのランポー公園でのパタヤ市主催イベントには行かないかと。
パタヤビーチ、ジョムティエンビーチでロイクラトンの雰囲気を味わう人が多いはず。
また、レストランやバーの店員がタイの伝統衣装を着用していることが多い。街中を歩くだけでロイクラトンの雰囲気を味わうことができるだろう。
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